ボリビアはどんな国?
面積の約3分の1をアンデス山脈が占め、6000m級の高峰が数多くあり、主要都市の半分近くが標高2000から4000mに位置しています。南米のなかでも特に先住民の人口が多く、民族衣装に身を包んだ人々の姿を多く見かけます。そんなボリビアを旅行するなら、ぜひ訪れてほしい人気の観光名所や、おすすめの世界遺産をご紹介します。
ボリビアの観光名所1:ウユニ塩湖
世界で最も平らな場所、ウユニ塩湖。ボリビア pic.twitter.com/0FTdCf8RKw
— セレクト絶景集 (@serezekke) July 18, 2017
ウユニ塩湖へ旅行するには、まずラパスへ行き、ラパスから約1時間のフライトでウユニへ向かいます(バスは約10時間から12時間)。ウユニから車で1時間ほどでウユニ塩湖に到着です。ウユニ塩湖では、降った雨が流れることなく大地に薄く膜を張ることで空を湖面に映し出す、天空の鏡と言われる神秘的な絶景が現れます。空と陸の境目がわからなくなるような幻想的な光景に出合うには、雨季の1月から3月がおすすめです。
乾季には一面真っ白な塩の大地の景色が広がり、こちらも非常に美しいので、外国人に人気です。あまりの広大さに遠近感が無くなる景色をうまく使ったトリック写真を撮るのもおすすめ!ところで、標高約3700mに、南北100km東西約250kmに広がる見渡す限りの大地は、なぜ出来たのでしょう?それは遥か昔、アンデス山脈が海底から隆起した際に大量の海水が山上に残ったためといわれています。地球の悠久の時を感じます。
インカワシ島からウユニ塩湖を眺めよう!
ウユニ塩湖にて。ボリビアの素晴らしい景色に圧倒されっぱなしです。#salardeuyuni #uyuni #incahuasi #ウユニ塩湖 #インカワシ島 #amazingvi… https://t.co/LKkEQmFz9T pic.twitter.com/XlmMB01Vlg
— mari kayama (@kayamaryan) August 18, 2016
ウユニ塩湖を旅行するなら、塩湖の中心部にあるインカワシ島もおすすめです!インカワシとは、ケチュア族の言葉でインカの家を意味します。島は1時間ほどで周れる広さで、頂上からはウユニ塩湖全体を眺めることができます。また島には数千本の巨大なサボテンが生えていて圧巻!1年に1cmしか伸びないと言われてるサボテンですが、島には5mを超えるサボテンが多くみられます。日差しが強いので、帽子や水分補給を忘れずに。
ボリビアの観光名所2:太陽の島
チチカカ湖のボリビア領内に浮かぶ島で、コパカバーナから船で約1時間30分で到着します。インカ帝国の発祥の地として有名で、インカ時代は聖地として巡礼地になっていたとも言われ、現在ではキリスト教の聖地になっているようです。おすすめは、ティワナク期やインカ時代の遺跡やテラスという段々畑です。島では、色鮮やかな伝統衣装をまとった先住民が生活し、伝統的な農業や漁をして暮らしています。
ボリビアの観光名所3:ワイナポトシ山
ボリビアのワイナポトシ山(6088m)に登頂したときが人生でTop3に入るレベルにしんどかったのだが、あまりのさむさにiPhoneが落ちて写真は3枚しか撮れなかった。そのうちの1枚。
— ミギー (@migimagari) February 23, 2016
山はいいよね。頂上があるから、終わりがあって。 pic.twitter.com/UwjiMeakLc
世界で最も挑戦しやすい6000m級の山として知られており、市内からのアクセスのしやすさ、道中に技術を必要とする場所が少ないこと、最短1泊2日から登頂可能であることから、そう言われています。車で4500m地点まで行くことができ、そこから登り始めることになります。観光で訪れる人は、基本的にはガイド付きのツアーを利用することになります。
ボリビアの観光名所4:ラグナ・べルデ
ボリビアの南西部にある、神秘的な景観が人気の塩湖です。その最大の魅力は、銅を含む沈殿物によってエメラルドに輝く湖!また湖の色はもちろん、湖の近くにある山とのコントラストが美しく、野生のフラミンゴを見ることもできます。チリとの国境近くにありアクセスは良いとは言えませんが、大自然がつくり出す幻想的でカラフルな世界を見に、旅行におすすめの観光スポットです。
ボリビアの観光名所5:サン・フランシスコ教会
ラパスのメインストリート、サガルナガ通りの坂を下りきった左手にある建物です。スペインの影響が感じられる歴史ある美しい教会で、地元の人が気軽に訪れて祈りを捧げています。内部の写真撮影は禁止されています。教会の前は広場になっていて人でとても賑わっています。観光しながら町歩きの目印としても便利です。
ボリビアの世界遺産も巡ろう!
ボリビアには、文化遺産のポトシ市街(1987年)、チキトスのイエズス会伝道所群(1990年)、古都スクレ(1991年)、サマイパタの砦(1998年)、ティワナク(2000年)、アンデスの道路網カパック・ニャン(2014年)、自然遺産のノエル・ケンプ・メルカード国立公園(2000年)と世界遺産が7つあります。その中でも人気の世界遺産をご紹介します。
ボリビアの観光名所6:ポトシ市街
ポトシはすり鉢状の小さな盆地にあり、カテドラルや市庁舎など見どころは徒歩圏です。1545年に世界最大級の銀鉱脈が発見され、銀鉱山では数えきれないほどのインディオが劣悪な環境の中で強制労働させられ、犠牲になりました。そのため、セロ・リコ(富の山の意味)鉱山は人を喰う山と呼ばれました。そんなセロ・リコ鉱山は、町の歴史的な建造物と共にユネスコの世界遺産にポトシ市街として登録されました。
負の世界遺産に分類されているセロ・リコ鉱山を見てみたいという方は、鉱山見学ツアーがあります。町なかの旅行会社で申し込むことができます。長靴やヘルメット、専用の作業着を身につけて鉱山の中に入るという本格的なもので4時間のツアーになります。最盛期には人口が約20万人でアメリカ大陸最大の町でしたが、銀が枯渇すると多くの人々が去り、今はかつての繁栄の名残をとどめる古い街並が残っています。
ボリビアの観光名所7:ティワナク遺跡
ボリビアのティワナク遺跡。
— tacchy ブレないウソつかない (@tacchyal) June 12, 2014
このH型の石ブロック、同規格がごろごろ大量にある。
現在の地球上の技術でも、こんなものを大量生産できない。
一個100トン、表面を顕微鏡でみるとレーザーカットより精巧でダイヤモンドで研磨するしかない。 pic.twitter.com/hwggpy5ZJR
ティワナク遺跡は、ペルーとボリビアの国境にあるチチカカ湖のほど近くにあります。マチュピチュ遺跡よりもはるかに古いプレインカ時代の遺跡で、歴史的に非常に価値が高く、人気の観光スポットです。侵略したスペイン人により破壊されたピラミッドや、排水溝、半地下式の巨大な神殿跡が発見されています。神殿跡には、当時の壁装飾や石造などの美術作品も見ることができ、その歴史や趣を感じることができます。
ボリビアの観光名所8:古都スクレ
スクレはボリビアの首都で、標高2600mの高地に位置しています。町中の建物は白い壁に赤い屋根で統一され、そのきれいな街並みが人気です。建物の壁が白く美しいことから、白の街とも呼ばれています。歴史ある建物や近隣の民族の伝統的な織物が展示されている織物博物館があり、散策を楽しめます。またチョコレートが名物なので、ぜひ食べてみてはいかがでしょう?1mもある恐竜の足跡の化石も発見されています。
ボリビアの観光名所9:ルレナバケのアマゾン川ツアー
ボリビア北部はアマゾン川の支流が通う熱帯地域が広がっています。ルレナバケからスタートするツアーは、世界で一番安くアマゾンに行けることで知られています。ワニやカラフルな美しい鳥たち、手のひらサイズのサルなど多くの動物に出会うことができ、川で泳いでいると、好奇心の強いピンクイルカが体を寄せてきて一緒に遊泳できたりもします。とても楽しく、人気のおすすめツアーです!
ボリビアの観光名所10:オルーロのカーニバル
(日本語/ English)
— Mayra Llanos (@myringa) May 20, 2016
ボリビアの伝統的音楽です!
楽団のお祭り
毎年, みんなはカーニバルの前にオルーロで集めて, 色々な楽器が演奏します!
みんなは6000人です!
ボリビアの色々なグループに参加します。例えば... https://t.co/SfvnvYDaaN
リオのカーニバル、クスコのインティ・ライミ祭りと並んで南米3大カーニバルに数えられ、毎年2月末頃に開催されます。2009年に世界無形文化遺産に登録されました。先住民の文化やスペイン植民地時代の記憶に基づく伝統的な踊りが多く、踊りや音楽の種類が多いので、見飽きません。
大きな目玉と角の付いた仮面をかぶり、腿を大きく振り上げたステップを踏むディアブロ(悪魔)の踊り、アフリカから奴隷として連れてこられた人たちから伝わったもの、白人が奴隷を支配する様子を表したものなど、カーニバルの踊りにはひとつひとつ深い意味が込められ、パレードは朝から深夜まで続きます。旅行先の一つに、カーニバルで盛り上がってみてはいかがでしょう?
ボリビアの観光名所11:おばちゃんプロレス
ボリビアで有名なおばちゃんプロレス笑 pic.twitter.com/wXsjvwrQRx
— くりりんこ (@KuriKuririnko) August 11, 2014
毎週日曜日にラパス郊外のエル・アルトという場所で行われ、正式にはチョリータス・レスリングといい、地元でも有名です。チョリータとは、ボリビアやペルーで先住民の血を引く女性が身に着ける伝統衣装で、カラフルな色の組み合わせと帽子、そして髪の毛は三つ編みに編んでいる女性の事を言います。会場が中心地から少し遠いので、ホテルでツアーを申し込むほうがおすすめです。
ツアーに申し込むとチケットがもらえ、チケットには帰りのバスチケット、ジュース、ポップコーン、トイレに2回行けるチケット、選べるお土産チケットがついています。最後におばちゃんたちと記念撮影もでき、旅行の思い出になること間違いなし!です。大爆笑し気分爽快なローカルプロレスを味わってみませんか?
ボリビアの基本情報
言語はスペイン語で、英語は都市部などで多少通じるぐらいです。通貨は1ボリビアーノが約17円です。水2Lが3ボリビアーノ、屋台ランチ2ボリビアーノ、安いドミトリが30ボリビアーノほどから。フライトは直通がなく、リマ経由だと24時間 。ビザは30日以内の観光なら不要です(延長は90日まで可能)。ボリビアはそこまで治安が悪い訳ではありませんが、荷物や夜の外出、制服を着たニセの警官など気をつけましょう。
ボリビアを旅しよう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。いかがでしたか?ボリビア観光といえばウユニ塩湖があまりに有名ですが、世界遺産をはじめ、日本では見られない自然風景、カーニバルと、日常では味わえない数多くの魅力的な名所がボリビアにはあります。他国と組み合わせて南米にどっぷりはまってみてはいかがでしょう?
もっとボリビアの情報を知りたいあなたへ!
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