パラオの絶景ジェリーフィッシュレイク
今回はマカオで絶景スポットであったジェリーフィッシュレイクについてご紹介していきたいと思います。ジェリーフィッシュレイクは、可愛い生物が大量に生息している湖として知られていましたが、現在はちょっと様子が違っています。数が減り、絶滅とも言われるようになってしまっています。そんなジェリーフィッシュレイクの2017年の現状はどうなのか?そんなところに迫っていきます。
ジェリーフィッシュレイクとは?
まずは、ジェリーフィッシュレイクを知らない方のためにジェリーフィッシュレイクとは何なのか?ということをご紹介していこうと思います。ジェリーフィッシュレイクはパラオの絶景観光スポットとして知られている湖です。このジェリーフィッシュレイクという湖は、ロックアイランドという島の中にあり、とても神秘的な光景が見られます。
3日目の写真☆ シュノーケリングとシーカヤックとジェリーフィッシュレイクとミルキーウェイに行く現地ツアーに参加〜 pic.twitter.com/Kk6S2h3bwv
— まなか→サマーカップ☆ (@s__manaka) March 23, 2015
どんな光景が見られるのかというと、そのジェリーフィッシュレイクには数万から数百万のクラゲが生息しており、その湖に入ると、水中ゴーグルの目の前には無数のクラゲたちが飛び込んできて、それは美しい光景だったそうです。ただ、現在はある問題から数が激減しており、絶滅の危機に陥っているという状況になっています。
ジェリーフィッシュはクラゲ!
ちなみにジェリーフィッシュレイクのジェリーフィッシュはクラゲという意味で、「クラゲの湖」といった感じになります。このジェリーフィッシュで無数にみられるのは、水族館でも見たことがあるかもしれませんが、タコクラゲという種類のクラゲがみられ、クラゲには毒がありますが、ここジェリーフィッシュレイクでは外敵がいないため、毒の機能は衰退しています。
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— 阪急交通社 (@hankyu_travel) March 7, 2017
そういったことから、パラオのジェリーフィッシュレイクは特別で、普通のタコクラゲじゃない特別なタコクラゲが見られると人気になっているんです。普通のタコクラゲは毒があるため、一緒に泳いだりすることはできませんが、ここジェリーフィッシュレイクに限って、それが可能になっているんです。そんなクラゲが絶滅の危機ということなので、かなり心配ですね。
ジェリーフィッシュレイクかつての姿!
ジェリーフィッシュレイクのかつての姿ですが、ご説明したようにかなり無数のクラゲが見られたことがわかります。かつてはこのようにたくさんのクラゲがみられたという状況で、かなりの人気ツアーだったようです。無数のクラゲたちは光の当たり方などで、色を変えたり、湖の中をゆらゆらしたりととても神秘的な状況が見られました。
ジェリーフィッシュレイクが激減
そんな無数のクラゲがみられたジェリーフィッシュレイクですが、それが突然激減してしまいました。理由は後ほどご紹介していきますが、かなり大幅な現状で、絶滅してしまうんじゃないかと言われたほどです。ただ、実際は絶滅の危機ではあったものの徐々に回復してきているので、もう少しで元通りのクラゲがみられるようになるのではないかと言われています。
ジェリーフィッシュレイクの原因は何?
それでは絶滅の危機になった原因は一体何なんでしょうか?観光客が多いからや、観光客のマナーが悪かったとかそういったことを思い浮かべてしまいがちですが、実は地球環境にあったのです。どんな環境の変化があったかというと、中学生の時に習った、エルニーニョ現象というものが起きてしまいました。これによってジェリーフィッシュレイクのクラゲたちは絶滅の危機になったんです。
原因はエルニーニョ現象
ジェリーフィッシュレイクのクラゲたちをそんな状況に陥れたのは「エルニーニョ現象」です。これは気象現象で、このジェリーフィッシュレイクに雨があまり降らなくなってしまったのです。ジェリーフィッシュレイクは海水湖なのですが、適切な塩分濃度と温度があったらしく、雨が降らないためにその塩分濃度と温度が上がってしまったというのが大きな原因のようです。
ジェリーフィッシュレイクはエルニーニョの影響(?)でクラゲ激減のため現在ツアー中止が多いので行かれる方はご注意ください。
— まさき (@masakimakishi) July 3, 2016
2年くらいしたらまたクラゲ達に会えると思います。
※こちらは2014年の年末の写真です pic.twitter.com/H21LWzpLmX
このエルニーニョ現象は2016年の頭に起こり、そこから急激にクラゲの現象が起こっていったということです。このジェリーフィッシュレイクのクラゲの減少にはいろいろなことが言われていたみたいですが、最終的にはエルニーニョ現象によるものとされており、過去にもそういった状況になったことで、ツアーなどがストップしたという事例もあったようです。
ジェリーフィッシュレイク観光はストップ!
そういった原因から、かつての美しかったジェリーフィッシュレイクのクラゲたちが急激に減少したため、ジェリーフィッシュレイクは閉鎖になってしまいました。その状況になってからはパラオで人気出会ったツアーも一時停止という形になって、観光ツアーも停止になりました。復帰は未定で、ツアー観光ができるようになってからということになっています。
ジェリーフィッシュレイクの2017年現状は?
続いてはジェリーフィッシュレイクの現在の状況ですが、ジェリーフィッシュレイクにいるクラゲたちはこのままどんどん減っていくのではなく、その強い生命力で現在は復活の方向にあるそうです。以前にもこういった事例があったということで、クラゲは成長過程であるポリプという状態に姿を変えて、岩などに張り付いて生きているそうです。
3/19は、ロックアイランド&ミルキーウェイツアーに参加。数年前までこのツアーのもう1つの目玉だった、無数のクラゲと戯れれるジェリーフィッシュレイクへの立入ができなくなってたのが残念。数年前、エルニーニョの影響で全滅したらい… pic.twitter.com/NZBAZKa2lj
— たく (@BooTaku) March 22, 2017
ただ、まだ観光ツアーができるまでの個体数がないことなどから、パラオ政府が許可がでるまではツアーは再開していません。また、こういった減少によって、もともとタコクラゲは毒のある触手をもった生物なので、それが復活するという懸念もあるそうです。もし、これが現実になったら、さらに当分はツアーが再開されないので心配ですね。
ということで、2017年現在の状況ですが、まだツアーの再開にはなっていないということです。まだ、現在の状況なのでどうなるかはわかりませんが、徐々にクラゲの戸数は増えてきているようなので、クラゲの生命力を信じましょう。やはり生物ということで、いつかはなくなってしまうものでもあるということを頭に入れておきましょう。
2017年観光ツアーはないが?
ここまで、2017年現在のジェリーフィッシュレイクの観光ツアーがないとご紹介してきましたが、いろいろと現在の状況を調べているうちに、ジェリーフィッシュレイクに行っている人がいる!ということを発見しました。現在は閉鎖中のはずなのにどうしてなんだろう?と調べていたら、現在のジェリーフィッシュレイクに行く方法があったようです。
画像一枚目は海から見た宿泊先のホテル。
— 七夕日記☆織り姫と彦星のはなし (@HuranaTanabata) May 31, 2017
この美しい海に入るにはパーミット(許可証)が必要。
もちろん、船に乗るだけでも必要だ。
世界遺産の海・島を守るためと思えばお値段は気にならないかな。
ちなみに六日間有効で50ドル。
他に、ジェリーフィッシュレイクの許可証100ドル有り。 pic.twitter.com/Me4b2TuAB2
その方法ですが、パラオの観光局からの情報では許可証があれば、入れるようです。ジェリーフィッシュレイクがあるロックアイランドに入るには許可証50ドルが必要で、さらにその中のジェリーフィッシュレイクに行くためにはプラスで50ドル支払えば、入ることができるようです。日本円だと6000円くらいなのでなかなか高額なのでこれらを支払えば、観光することができるようです。
また、ロックアイランドに入るにはいろいろな禁止事項があり、それらを守る必要があります。火を起こさないことや、植物や魚など生物に触ってはいけません。また、魚に餌を与えてはいけない、など様々な禁止事項があります。それらを守れる方はジェリーフィッシュレイクに行くことができます。ただ、見られるのは数匹なのでもう少し待ってからの方がおすすめです。
ジェリーフィッシュレイクの今後は?
今後ジェリーフィッシュレイクはどうなってしまうのかということですが、現在、ジェリーフィッシュレイクに行ったという情報によると1時間から5時間の間に10体から50体ほど見つけるのが限界のようです。湖の底の岩に、クラゲの小さな個体がたくさんいるようで、それらが成長して、大きな個体になることを祈っている必要があります。
行ってみたい(^^♪パラオ、マカラカル島 ジェリーフィッシュレイク:sparkles:
— うすいさや:six_pointed_star:Saya Usui:six_pointed_star: (@usui_saya) July 7, 2017
塩湖だそうです:sparkles: pic.twitter.com/Oluu2Gn9VZ
今後もパラオでは保護や調査を進めて、ジェリーフィッシュレイクが再び無数のクラゲたちが生息できるようにするようなので、それらを待つのが適切かなと思います。やはり自然には敵いませんが、クラゲたちが強く生きてくれれば、半年から1年後には元の姿に戻るだろうと言われているようです。もし、行く方はクラゲを大切に扱うようにしましょう。
早めにジェリーフィッシュレイクに行こう!
以上で、ジェリーフィッシュレイクの現状でしたが、いかがでしたでしょうか?絶滅の危機と言われながらも、ジェリーフィッシュは強く生きているので、近々元通りになると思います。もし、パラオの旅行に行くという方は現在でも数は少ないですが、一応ジェリーフィッシュを見ることはできるので、環境を大事にしつつ、観光に行ってみるといいと思います。以上で現在のジェリーフィッシュレイクの情報でした!
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