地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

澎湖諸島観光を楽しむ!吉貝嶼など台湾屈指リゾートの歴史や独特地形などを紹介

澎湖諸島観光を楽しむ!吉貝嶼など台湾屈指リゾートの歴史や独特地形などを紹介
投稿日: 2017年8月6日最終更新日: 2020年10月7日

日本ではあまり馴染みのない澎湖諸島は、大小合わせたおよそ90の島からなる台湾屈指のリゾート地です。緯度がハワイと同じで美しい海と砂浜から、「台湾のハワイ」と呼ばれています。そんな澎湖諸島の歴史や独特な地形・おすすめ観光スポットなどを紹介します!

澎湖諸島に行ってみよう!見出し

澎湖諸島は、台湾の西方にある島々です。海が大変美しく、台湾ではリゾート地として有名ですが、澎湖諸島の魅力はそれだけではありません。島の成り立ちから来る独特な地形や歴史的建造物など、見どころは盛りだくさんです!そんな魅力がたくさん詰まった澎湖諸島について、紹介していきたいと思います。

澎湖諸島の歴史は日本と深い関係があった!見出し

日清戦争に勝利した日本は、清(現在の中国)から台湾と澎湖諸島を譲渡されました。それからおよそ50年間に渡り、台湾と澎湖諸島は日本の統治下にあったのです。日本はその間インフラ整備などを積極的に行い、その名残が現在でもあちこちに残っています。

不思議な色の郵便局

これは、馬公市の馬公港にある日本統治時代に建てられた郵便局です。緑色の外壁が目を惹きますね。日本ですと赤色のイメージがありますが、台湾の郵便局は緑色のためこのような外観になっているのです。この郵便局は現在も事務所として使用されており、歴史的建造物として保存されています。

今もなお気品漂う迎賓館

こちらも郵便局同様、馬公市にある日本統治時代の迎賓館です。皇族や軍の高級幹部などの宿泊用に建てられました。入口には第一賓館という看板が掲げられており、とても上品な佇まいです。戦後も使われていたのですが老朽化が激しく、一度修復工事が行われています。裏には地下へ続く防空壕があります。

日本統治時代が終わり澎湖諸島は中華民国へ見出し

日本は第二次世界大戦で敗戦し、台湾と澎湖諸島の領有権を放棄しました。その後、台湾と澎湖諸島は中華民国が領有したのです。中華民国はその後澎湖縣を設置し、翌年には澎湖縣政府を成立させました。近年では観光資源または歴史的観点から、建物の保存が行われております。

台湾初の伝統聚落保存区になった二崁傳統聚落

西嶼にある「二崁傳統聚落」は、台湾で初めて伝統聚落保存区に認定されました。伝統的な珊瑚で作られた家屋が立ち並んでいます。遠くから見ると石のように見えますが、近くで見てみると小さな穴がたくさん空いています。澎湖諸島は珊瑚が豊富にあり、軽くて丈夫な珊瑚を家屋の材料として使ったそうです。家や塀が日本の家屋と比べて低いのは、澎湖諸島の風が強いためです。

澎湖諸島は海底火山によりできた島見出し

澎湖諸島は大昔に起こった海底火山の噴火によりできました。溶岩は温度や成分で粘度が異なるのですが、この海底火山から吹き出した溶岩は粘度が低かったようで、広範囲に広がりました。その後、長い間に海風にさらされて削られていき、現在のような平らな地形になりました。

澎湖諸島の独特な成り立ちからなる珍しい景観見出し

花嶼という島を除き、澎湖諸島は玄武岩で構成されています。この玄武岩が大変珍しく、高い柱状になっています。柱状の玄武岩は澎湖諸島の各地で見られます。ぜひ見ておきたいですね。また、澎湖諸島は土壌が痩せています。そのため木々が生い茂る台湾本島とは地形と景観が違うのも大きな特徴です。

スケールの大きさに圧巻される大菓葉玄武岩

西嶼にある「大菓葉玄武岩」は、澎湖諸島で一番有名な玄武岩です。高さがおよそ8m・長さは100mほどあり、とても大きいです。かなり貴重で世界遺産レベルのなのですが、台湾は国際連合に加盟しておりません。世界遺産を管理するユネスコは国連の機関なので、世界遺産には認定されないのです。現在は澎湖縣政府が管理をしています。

澎湖柱状玄武岩の魅力に迫る!自然の神秘感じる台湾屈指の奇岩を観光しよう | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
澎湖柱状玄武岩の魅力に迫る!自然の神秘感じる台湾屈指の奇岩を観光しよう | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
澎湖諸島は緯度がハワイとほぼ同じであることから「台湾のハワイ」とも呼ばれ、台湾本島から西方へ約50km離れた台湾海峡上にあり、90の島々から成る自然の神秘「柱状玄武岩」の魅力に迫り世界遺産の候補にもなっている澎湖・玄武岩の奇岩群を観光することにしましょう。

澎湖諸島に行ったらここに行こう!見出し

澎湖諸島は歴史があり独特な地形をしている島ですが、それだけではありません。美しい海を楽しめるリゾート地や、ワクワクするような観光スポットなど、見どころは盛りだくさんです!そんな澎湖諸島にある、おすすめ観光スポットを澎湖本島から順に紹介していきます。

澎湖観光!台湾屈指のリゾート島へのアクセスやおすすめスポットを網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
澎湖観光!台湾屈指のリゾート島へのアクセスやおすすめスポットを網羅! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
台北から飛行機で50分ほどで行ける澎湖という離島をご存知ですか?台湾のハワイと言われている美しい海のあるビーチリゾートです。澎湖へのアクセスと魅力、おすすめスポットをご紹介します。ぜひ参考にされて、台湾のハワイ澎湖に行ってみてください。

澎湖諸島の馬公市に行ったらこれ!見出し

中央街シンボルの四眼井

澎湖本島の西に位置する馬公市で、まず始めに見ておきたい観光スポットは、中央街にある「四眼井」です。中央街は澎湖で最も歴史があり、狭い路地にお店がたくさん並んでいる味わい深い街です。そんな街のシンボルである四眼井もまた、歴史のある井戸なのです。元々はひとつの大きな井戸でしたが、澎湖で水は貴重な資源であったため、水を汲む際に争いが起きないように4つに分けたと言われています。

台湾最古の廟である澎湖天后宮

こちらは馬公市中心部にある「澎湖天后宮」という台湾最古の歴史ある廟で、媽祖という海の神様を祭っています。澎湖天后宮はいつ建てられたものなのか、はっきりとは分かっていないそうです。その長い歴史の中で、何度も破壊・再建を繰り返しています。屋根がとても特徴的ですね。

サーフィンが有名な山水ビーチ

南にある「山水ビーチ」は、澎湖諸島でも有名なビーチのひとつです。このビーチは波が高く、他のビーチとは違いサーフィンが楽しめるのが特徴です。このエリアは、特徴的なリゾートホテルがあるので、海だけじゃなくてお宿も楽しみたいという方にはおすすめです。

澎湖諸島の湖西に行ったらこれ!見出し

不思議な現象に出会える奎壁山赤嶼地質公園

澎湖本島の北東にある湖西でおすすめなのは、何といっても「奎壁山赤嶼地質公園」です。海の美しい澎湖諸島に来てどうして地質公園?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。しかし、奎壁山赤嶼地質公園では、世界的にもとても珍しい自然現象に出会えるのです。

世界的にも珍しいトンボロ現象

これは、「トンボロ現象」という干潮時に離れていた陸地と島が繋がる珍しい現象です。台湾以外の観光地ですと、フランスのモン・サン=ミッシェルや香川県小豆島のエンゼルロードが有名です。台湾では「摩西分海(モーセの海割り)」と呼ばれているそうです。潮が引き始めると波の動きが変わり、20分ほどで道が現れます。

砂浜の長さが澎湖諸島一番の隘門ビーチ

「隘門ビーチ」は澎湖諸島で最も砂浜が長いビーチです。砂浜が長いため、たくさん人がいてもあまり気にならないので、ゆったりとしたリゾート気分を味わいたい方にはおすすめのビーチです。マリンスポーツも盛んですが、併設されたBBQ場があったりビーチバレーもできるので、海に入らなくてもリゾート地の雰囲気を楽しめます。

澎湖諸島の西嶼に行ったらこれ!見出し

白と青のコントラストが美しい西嶼塔燈

澎湖本島の西に位置する西嶼の最南端には、「西嶼塔燈」という灯台があります。西嶼塔燈は澎湖諸島で最も歴史のある灯台で、真っ白な塀に囲まれています。灯台と塀の白と空と海の青のコントラストが大変美しいです。夕日も美しく写真の撮影スポットとしておすすめですが、軍事施設が灯台入口にあります。そちらは撮影禁止なので、撮影の際には十分に気を付けて下さい。

関羽が祀られている澎湖竹湾大義宮

「澎湖竹湾大義宮」は三国志でお馴染みの関羽が祀られている廟です。外観だけではなく内部までも細かい装飾が施されています。入口付近には、狛犬と赤兎馬に乗った関羽の大きな像が飾られており、訪れる人々の目を奪います。しかし、澎湖竹湾大義宮一番のおすすめは地下にあります。

澎湖竹湾大義宮の地下にある珊瑚蓮花洞

澎湖竹湾大義宮の地下には「珊瑚蓮花洞」という、まるで竜宮城のような不思議な空間があるのです。壁から天井まで珊瑚で飾られた地下は圧巻です。しかも、地下中央にある池にはウミガメがいます。このウミガメに当たらないように池にコインを投げ、願い事をすると願いが叶うそうです。

澎湖諸島の吉貝嶼に行ったらこれ!見出し

リゾート地の吉貝嶼は水上アクティビティが有名

吉貝嶼は澎湖諸島北にある島で、有名なリゾート地のひとつです。他のリゾート地と比べ、ボートやジェットスキーなどの水上アクティビティが楽しめるのが特徴です。美しいリゾート地で水上アクティビティをとことん楽しみたい!という人におすすめです。

珊瑚と貝殻でできた吉貝沙尾

吉貝嶼には「吉貝沙尾」という、細かく砕けた珊瑚と貝殻でできた白く美しいビーチがあります。島から細長くせり出た形をしているため、まるで海の上にいるような感覚に陥ります。そのような地形のため、形は波の影響を受けて一定ではなく少しずつ変わっていくそうです。

澎湖諸島の白沙嶼に行ったらこれ!見出し

通樑保安宮はガジュマルに覆われたパワースポット

澎湖本島北西にある白沙嶼で最も有名な観光スポットは、「通樑保安宮」です。300年以上前、王爺という名の神様を乗せた船が中国大陸から流れ着いたことがきっかけで建造されました。パワースポットとして知られており、樹齢300年以上と言われる1本のガジュマルの樹に覆われています。ガジュマルの樹の下にできる木漏れ日は大変美しいですね。

澎湖諸島の望安嶼に行ったらこれ!見出し

色鮮やかな中社古厝

澎湖諸島の南にある望安嶼では、「中社古厝」という澎湖諸島内でも保存状態がかなり良い、伝統的な住宅がたくさんあります。元々は周辺の地形が蓮の花びらのようでその中心に集落を作ったことから「花弁古厝」と呼ばれていました。後に、望安にある集落の中心であったことから名前を中社に変更され、現在に至ります。

澎湖諸島の七美嶼に行ったらこれ!見出し

先人の知恵が美しく残る双心石滬

七美嶼は澎湖諸島最南端の島で、「双心石滬」が有名です。石滬というのは地形ではなく、潮の満ち引きを利用して魚を採る歴史のある漁法のために造られたものです。台湾本土や澎湖諸島の他の島にも存在しますが、七美島の石滬はふたつのハートが繋がった形をしています。先人が生きていく知恵として作ったものが、このような美しい形で今もなお残っているのは面白いですね。歴史と造形の美しさを感じることができます。

澎湖諸島には魅力が盛りだくさん!見出し

澎湖諸島は歴史的建造物だけではなく、美しいビーチや日本ではお目に掛かれないような独特な地形など、魅力が盛りだくさんです!日本ではあまり馴染みのない澎湖諸島ですが、知れば知るほど行きたくなります。ぜひ台湾旅行を考えられている方は、澎湖諸島へ足を運んでみてください!

投稿日: 2017年8月6日最終更新日: 2020年10月7日

アイコン

RELATED

関連記事

アイコン

人気記事ランキング

記事はありません。

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote