スロベニアの観光スポット厳選7！治安も良く旅行には最適な観光地！

スロベニアは主要産業に観光が入るほどの自然資源豊かな観光立国です。人口は2017年1月の時点でたったの206万人ほど。国中に広がるその雄大な自然は人に手を付けられておらず、持続可能を目指す取り組みが素晴らしい観光地、グリーン・デスティネーションに世界で初めて選ばれました。今回はそんなスロベニアの観光スポットをお伝えしていきます!

おすすめの観光地の紹介の前にまずは、スロベニアの雰囲気についてお伝えしたいと思います。旅先としてまだまだ日本では知名度が高くはないスロベニアは、ヨーロッパの中でも非常に治安がよく観光に適している国なのです。スロベニアの中心となっているのは首都のリュブリャナ。歴史的建造物が立ち並び、政治や文化が栄えている都市です。

ヨーロッパは観光地としても大変人気な地域ではありますが、かねてから治安が安定していない場所があることも事実。大都市では一本路地裏に入るとどんよりとした雰囲気であることも多く、治安の悪さがそこからにじみ出しているように感じます。観光で人気のロンドンやパリ、ローマなどの大都市でもその治安の不安定さに場所によって心配になりますよね。

世界平和ランキングにも上位にランクインしているスロベニアを街歩きしてみると、その治安の良さがわかるでしょう。牛乳の自販機が街中に設置してあるなど、平和でのどかな雰囲気が感じ取れます。唯一注意しておきたいのはスリや置き引きでしょう。治安がいいと言えど、日本で気を付けていることはスロベニアでも気を付けるようにしてください。

1986年にユネスコの世界遺産に登録されたシュコツィアン洞窟群は南部に位置するスロベニアを代表する観光地です。この南部の地域はクラス地方と呼ばれ、カルスト地形の語源ともなった場所です。日本ではあまり聞くことがないこの鍾乳洞ですが、世界遺産に選ばれるほどの理由がそこにはあります。

深さ約200ｍ、長さは約6㎞にも及ぶ巨大な洞窟群のその中には、地底湖や地価洞窟に加えて、ドリーネと呼ばれる陥没孔、滝などを見ることができます。レカ河と呼ばれる河が34㎞にわたって洞窟地下を流れ、アドリア海にティマヴ河の源流となって注がれるのです。その流れる河の様子は見る者を圧倒し、観光地の代表であることにも納得です。

考古学的にもここは出土品が多く出ている重要な場所で、先史の時代から人が住んでいたと言われています。その神秘的な姿は3000年ほど前には巡礼地の一つとされており、文化的な背景からもお勧めの観光地なのです。ガイド付きではないと洞窟内には入れないのでツアーに参加しましょう！

湖に浮かぶ教会が立つ島が特徴的なブレッド湖は間違いなくスロベニアのおすすめ観光地の一つです。針葉樹に囲まれた美しいエメラルドグリーンをしているその湖は見る者をおとぎの世界にいざないます。湖に浮かぶその小さな島は、その美しさからアルプスの瞳と例えられるほどなんです。

この教会で結婚式をあげることができるのも魅力のスポットです。15世紀にたてられたこの教会では、年間を通して多くのカップルが式を挙げにくるみたいです。ロマンチックな雰囲気漂うブレッド湖を将来の海外ウエディングの候補地にしてみてはいかがですか？

手漕ぎボートにのったり、島に浮かぶ教会と城の見学をしたり、その楽しみ方は様々です。またスロベニア式の水上ボートに乗ることもできます。ポストイナ鍾乳洞と合わせたツアーも多く開催されているので、ツアーに参加して効率よく回るのもいいかもしれません。

スロベニア国内最長と言われているこの鍾乳洞は、全長にして約24㎞、最大深度は115㎞にあります。豊富な種類の鍾乳石を一度に見ることができ、『鍾乳洞の女王』とも呼ばれる美しさを持つ観光客におすすめのスポットとなっているのです。その観光コースは約5㎞にもなり、そのうち3.7㎞ほどは洞窟内に観光電車が走っているというのだから驚きです。

ポストイナ鍾乳洞には首都のリュブリャナから電車やバスなどを利用し行くことも可能です。しかし最寄りの駅等からの交通手段も考えなくてはいけないのでツアーを取るのが望ましいでしょう。洞窟内は年間を通して約10度ほどの気温になるので防寒具をお忘れなく！

プレジャマ城ともいわれるこの城は、ポストイナ鍾乳洞から9㎞ほど離れた場所にある崖に沿うようにして建てられた、不思議な城です。自然の洞窟を利用したつくりから敵から攻められにくく、『難攻不落の城』として知られ、現在は観光地としてその姿を残しています。そのため城の裏側には鍾乳洞があり、自然と人工の融合を楽しむことができます。

お城の中は実際に人が住んでいた様子が再現されています。いくつかの部屋やキッチンを見て回ると当時の生活様式がどんなものかわかるでしょう。それだけではなく牢獄や拷問部屋もみることができます。また、見て回るだけでは物足りない方には、入り口で日本語のオーディオガイドを借りることもできます。

ガイドブックにはあまり記載がなく、日本人旅行者は見落としがちなスポットでもあるそうです。そんなプレッドヤマ城に行くにはポストイナ鍾乳洞との組み合わせられたツアーでの旅行がお勧めです。そのミステリアスでファンタジーな雰囲気はいくつかの映画の撮影地になったことにもうなずけますよね。

本格的なハイキングや山登りをしたい旅行者におすすめなのはこのトリグラウ山です。スロベニアの象徴でもあるこの山は、スロベニアの国旗のデザインや国内発行のユーロの効果のデザインとしても使われました。スロベニアを訪れた際は、見ておきたい大自然を味わう観光スポットです。

登山の際は、ヘルメットやハーネスなど専門的な器具が必要となります。現地からのガイドツアーのみならず日本からのツアーも旅行会社各社より催行されています。山登りの経験がある人のみなど限定ので、申し込みの際には注意してください。

スロベニアで有名な湖の一つ、ボーヒン湖は透明な水とアルプスの山々のバックグランドが印象的な観光地です。ブレッド湖ほど観光地化されておらず、旅行者も比較的少ないためゆったり観光したい方におすすめのスポットです。秋にはオレンジ色の紅葉とのコントラストを楽しむことができる観光地となっています。

ブレッド湖よりもマイナーな場所ではありますが、大きさはその約3倍。とても見ごたえがある湖です。周りにはハイキングコースやサイクリングコースもあり、山が連なる綺麗な景色を見ながらお散歩するのもいいでしょう。ウカンツ地区と呼ばれる場所にはキャンプ場があり、キャンプを楽しむことも出きます。

ハイキングコースをぐんぐんと進んでいくとサヴィッツァという滝への入り口にたどり着きます。入り口から20分ほど山道に沿い、歩いていくことで展望所から迫力のある滝が見えてくるでしょう。澄み切ったエメラルドグリーンが特徴の滝つぼを眺めその滝の流れる音がハイキングからくる疲れを癒してくれます。

リュブリャナ城はスロベニアの首都、リュブリャナの市街を見下ろすことができる丘に立っています。城から見える綺麗に並んだ市街の建物の様子は多くの旅行者を魅了しています。展望台だけでなくリュブリャナの歴史がわかる博物館もあることも人気の観光スポットとなった理由でしょう。市街からはケーブルカーを利用し、訪れることができます。

12世紀に建築されたこの城は、王族などの住居として建てられたヨーロッパの城とは異なり、街を守る役割をしていたものでした。第二次世界大戦中には捕虜の収容所として利用されていたそうです。1905年にリュブリャナ市によって買収されたこの城はその後、市民のアパートとして利用され、住宅不足を解消するのに役立てていたそうです。

その安定した治安からもおすすめの観光地であると言える、スロベニア。街歩きをするにも、登山をするにも、鍾乳洞を探検するにもおすすめの国です。一度訪れたらロマンチックでメルヘンなその世界の虜になってしまうでしょう。大自然をはらんだその数々の観光地で最高の思い出をつくってみてはいかがでしょうか？