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ウクライナの治安情勢の現在は?キエフ周辺は日本人には危険な地域?

ウクライナの治安情勢の現在は?キエフ周辺は日本人には危険な地域?
投稿日: 2017年9月1日最終更新日: 2020年10月7日

東欧の国ウクライナは現在観光に力を入れており、以前よりぐっと簡単に行けるようになりました。ウクライナの治安や物価等、旅行を考える際に気になる情報をまとめました。見どころ満載の観光スポットとその地域の治安情報も併せてお届けします。

ウクライナってどんな国?治安は?物価は?見出し

ウクライナはクリア紛争などのニュースで耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。そのため、危険なイメージがあるかも知れません。しかし、実際にどんな国か詳しく知っている人はあまりいないのでは?治安や物価等、旅行の際に気になる情報をお届けします。

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ウクライナ・キエフを観光するのに注意すべき点!物価は安い?放射線量は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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ウクライナ基本情報ー治安情報の前に見出し

ウクライナは東ヨーロッパにある、人口4,260万人の共和制国家です。東はロシア、北はベルラーシ、西はポーランド、南西はスロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバと接しています。また、南は黒海、アゾフ海に面しています。

住民の 77.8%がウクライナ人,17.3%がロシア人、0.6%がベラルーシ人で、他はモルドバ人、クリミア・タタール人、ユダヤ人等です。公用語はウクライナ語で、ロシア語等も話されています。(外務省より)

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ウクライナの歴史ー治安情報の前に見出し

9世紀にキエフを首都とするキエフ大公国が出現したのがウクライナの始まりとされています。11~12世紀に栄えましたが、13世紀タタール人の侵入により滅亡しました。16世紀にははポーランド領となりましたが、17世紀にウクライナ民族は分離運動を起こし1654年にロシアと合併しました。

1991年に独立を宣言し、国名もそれまでのウクライナ・ソビエト社会主義共和国から現在のウクライナへ変更しました。2014年、ロシアが南部のクリミア半島の「併合」を宣言しました。ウクライナはこれを認めておらず、また日本を含め多くの国が承認していません。

ロシアとの関係ー治安への影響は?見出し

ロシアとの情勢が危険なのではないか気になりますね。ウクライナはこれまで欧米とロシアとのバランス政策をとってきました。2014年の新政府発足及びポロシェンコ大統領就任以降は、欧州統合路線を推進しています。

一方、2014年のクリミア「併合」等を巡りロシアとの関係は急激に悪化し、現在も不安定な状態が続いています。ウクライナ政府は、NATOとの関係を強化し、軍や国家警護隊や国境警備隊の順軍隊を増員しています。

クリミア半島は、第二次世界大戦以前はクリミア・タタール人の自治共和国がありましたが解体されクリミア・タタール人は国外へ追放されました。1954年にロシアからウクライナへ帰属替えされましたが、そのためにクリミアにはロシア人が多く住んでいます。

しかしながら、例えクリミア情勢が悪化しクリミア半島の治安が危険になったとしても、キエフ等の地域の治安への影響はあまりないことが考えられます。ウクライナは地域によって特徴があり、住民の民族構成も異なります。

東部のドネツクなどの地域はロシア人が多く、小ロシアと呼ばれている地域もあります。南のオデッサなどの地域はロシア人、ウクライナ人、ユダヤ人が植民した地域です。北西にはオーストリアに属していたガリツィアがあり、南にはハンガリー領であった地域があります。

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ロシアの治安は?旅行ツアーの事前準備まとめ!持ち物や注意点をチェック! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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ウクライナの渡航安全情報ー治安について見出し

2017年9月現在、外務省の海外安全ホームページではでは、クリミア自治共和国と東部のドネツク州及びルハンスク州以外、渡航中止勧告はでていません。つまり、それ以外の地域には特別な危険はないと判断されています。

さて、一部の地域を除けば危険はなく安全に旅行できることが確認いただけましたでしょうか。ここからはウクライナ旅行に関する情報をお届けします。もちろん情勢は変わるものですので、渡航の際は、事前に最新の情報を確認するようにしましょう。

ウクライナ観光情報ー治安情報を確認したら見出し

ウクライナは対ロシア政策を改めてから観光に力を入れています。日本国籍だと90日以内の滞在にはビサも不要になりました。ヨーロッパの中では物価がかなり安いです。古都や遺跡、山、川、海と観光資源がたくさんあり、まさに今ヨーロッパ観光の穴場と言えるでしょう。

現在、ウクライナへ日本からの直行便はなく、モスクワやイスタンブール経由で行くのが一般的です。また、隣国のポーランド、ハンガリー、ルーマニアから列車、近隣のトルコやジョージア(グルジア)からフェリーで入る方法もあります。

公用語はウクライナ語。ロシア語も地域によって話されています。英語は高級ホテルやレストラン等で通じます。基本的にチップは不要です。水道水は念のため飲まない方がよいでしょう。

物価が安いこともあり、料理は安くて美味しいと評判です。赤カブ等の野菜を煮込んだシチュー、ボルシチはウクライナ発祥です。他に、肉・野菜・キノコ・果物が入ったウクライナ風餃子ヴァレーニキ、キエフ風カツレツ、お米も入ったウクライナ風ロールキャベツ等。

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ブカレスト観光スポット11選&治安情報!東欧の小パリは見所豊富! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
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ウクライナの首都:キエフ見出し

ウクライナの首都はキエフです。人口約300万人の大都市です。東スラブ随一の歴史ある古都で、キエフ大公国の面影が残っています。メトロ、路面電車、トロリーもあり移動に便利です。基本的には、ロシア情勢の影響を受けて暴動等が起きる危険がある地域ではありません。

聖ソフィア大聖堂は、キエフ全盛期の11世紀に建築されたキエフ最古の協会です。当時はキエフ・ルーシ公国内の正教を統括した府主教の座がありました。この聖ソフィア大聖堂と関連する修道院建築物群、ペチェールシク大修道院は世界文化遺産に登録されています。

ペチェールシク大修道院は11世紀に創建されました。ロシア正教「大修道院」の称号を持ち、ウクライナ支部の総本山となっています。元々はヤロスラフ賢公が戦勝を記念して建てたもので、17世紀に現在のウクライナ・バロック様式に再建されました。

キエフには、他にも1744年に創建されたイタリアの建築家ラストレッリの設計による聖アンドレイ教会、12世紀に建てられた聖ミハイル黄金ドーム修道院、11世紀にヤロスラフ賢公によって建てられた黄金の門、キエフ要塞等々、見どころがたくさんあります。

ウクライナ国立歴史博物館、ウクライナ国立美術館、大祖国戦争博物館、国立ウクライナ民俗装飾美術博物館、国立オペラ・バレエ劇場、チェルノブイリ博物館等もあります。公園や緑も多く、四季折々の景色が楽しめます。

ウクライナ西部:リヴィウ歴史地区見出し

リヴィウはウクライナ西部の中世の面影が残る街で、世界文化遺産にも登録されています。「最もウクライナらしい都市」「ヨーロッパの真珠」と呼ばれています。ウクライナ・カトリック(ユニエイト)の総本山があります。何もかもが美しい街です。

旧市街は石畳で、あちこちに花が飾られており、ゴシック、バロックの聖堂がたくさんあります。かつてハプスブルグ帝国の支配の下栄え、西ウクライナ地方の中心都市となりました。プラハ等と比べると観光客も少なくまだあまり知られていないので、来てみたら新しい発見があるかも知れません。

ウクライナ南部:オデッサ見出し

オデッサはウクライナ南部の黒海に面した都市です。緑が多く、石畳の街並み。ビーチリゾートもあります。古くからトルコやルーマニア、ブルガリア、イタリア、ギリシャ、ジョージアからの船も行き来し、貿易が盛んで多民族が暮らす国際色豊かな都市でした。

街の創設は古代ギリシャに始まりました。街は活気に溢れ、自由な気風が満ちています。第二次世界大戦時にナチス・ドイツ軍に占領されましたが、地下都市に立てこもり抵抗を続けました。現在はその地下都市は博物館となっており、訪れることができます。

クリミア半島:ヤルタ見出し

2017年9月現在、残念ながら外務省の渡航勧告が出ている地域です。しかし、従来は黒海沿岸で一番人気のリゾート地です。チェーホフの『子犬を連れた奥さん』にも描かれました。19~20世紀には、皇帝や貴族の別荘地として栄え、その後は旧ソ連やヨーロッパの国々からバカンスに来る観光客でにぎわっていました。

メインストリートは綺麗な並木道になっています。海沿いは黒海の波が美しく押し寄せます。かつての皇帝や貴族の別荘を巡るのもおすすめ。近郊もまたギリシア文明やタタール時代の繁栄の跡があり、見て回るのも楽しいでしょう。

ウクライナ旅行を楽しもうー治安は事前に調べれば安心見出し

なによりもウクライナには素晴らしい観光資源があります。日本からの観光客がまだ比較的少ないからこそ、今行くなら穴場です。西ヨーロッパやロシア、トルコの文化の影響と、それらが交差した歴史を感じることができます。

事前に調査をしてウクライナに行こう見出し

治安は?物価は?ロシアとの情勢は危険じゃないの?等々不安に感じることも多いかも知れないウクライナ。しかし、事前に調べて、治安のよい地域を選択すれば十分安全に旅行できることが伝わりましたでしょうか。ぜひ、今、ウクライナ旅行を満喫してきてください。

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