緑の街キエフ
ウクライナの首都、キエフは飛行機の上から見ても緑がたくさんある美しい街です。英語も大抵通じます。また、世界遺産のソフィア大聖堂は中世ヨーロッパの建築の中で最も大きい建物の一つで観光必見です!また、どの程度の物価の安さなのかや、キエフ旅行お役立ち情報まで併せてご紹介いたします!
ウクライナのキエフの治安について
気になる紛争などは?
「ウクライナ」と聞くと「紛争で危険な場所」とイメージされる方も多いでしょう。確かにロシアが占領しているクリミア半島や、情勢が不安定な東部地域(ルガンスク・ドネツク・ハリキフ)には行かないほうがいいでしょう。それ以外の地域は全く問題なく、普通に観光することができます。
キエフの治安は問題なし
ウクライナの治安は現在は東部も落ち着いていて普通に観光旅行するなら治安は問題ありません。キエフは近代的な建物も多く、キエフの治安も問題ありません。日本人はビザも要りません。他の海外の観光と同様に旅行で気を付けるべきことを注意することは必要です。置き引きやスリなどには注意しましょう。
治安で注意する点
キエフは思った以上に治安が良かったですね。道ばたにウオッカ飲んでるおっさんが溢れてるかと思いきや、老若男女問わず皆アイス食ってました。あとコーヒーも好きみたいで、やたらアイス屋とコーヒースタンドが多かったです。 pic.twitter.com/7Z0B5nuPlL
— 天野昂也 (@kouya_amano) August 18, 2017
夜も繁華街はにぎわっていて出歩く事ができます。この点からも治安は安定していると伺えますが、物乞いや客引きがターミナル付近等では多いため、気を付けましょう。タクシーも観光旅行客引きも少し強引な印象はありますが、気にするほどではありません。
ガイドブックにつきましてはキエフにある観光旅行案内はとても情報が少ないです。地球の歩き方などにもほんの数ページ載せられているだけです。英語版しかありませんが、LonelyPlanetという雑誌がおすすめです。
ウクライナの放射線量について
チェルノブイリから100kmの位置にあるキエフの放射線量
昨日つぶやいた恋のトンネルで有名なリウネ州を含む北ウクライナ一帯、ベラルーシ南部、ポーランド東部、ロシア西部の一部を含む地域はポレシエと呼ばれ、スラヴ人発祥の地ともいわれています。緑豊かな湿地帯でその景観は何百年も変わらぬままであるとも。 pic.twitter.com/CEiUMuSjAz
— Демьяша@Demitama (@Duke_Lepton) August 8, 2017
2017年9月現在、ウクライナキエフの放射線量は日本の神奈川県と同程度の放射線量と言われています。(東京と比較すると少ないという事になります。)ウクライナ東部の放射線量は東京と同じ程度と言われています。
キエフの放射線量は敏感に気にしなくていいでしょう
東部に行く際は少し放射線量が気になるかもしれませんが、現在の日本の状況を鑑みてもそう注意する必要はないでしょう。東京では何も気にせず人々が暮らしていますので。加えて数日間の観光旅行であれば尚、放射線量に敏感になる必要もなさそうです。
放射線量について
2011年ウクライナ報告書(環境影響より)
— t-mari (@kappel0208) September 29, 2016
空間ガンマ線線量のウクライナでの月平均値は、0.06~0.29μsv/hの範囲で変動。最大値は、コーロステニの0.29。キエフ市のガンマ線年平均値は、0.11。これは自然空間放射線量の範囲内。 pic.twitter.com/j29GKtgvkk
2017年08月30日時点で東京都新宿区の放射線量は0.038μSv/h (マイクロシーベルト/時間) 0.079μSv/h(0.5倍)となっています。この情報から東京よりキエフの方が放射線量で言うと少ないと判ります。地面から1mくらいの高さの空間線量で測って1μSv/hくらいが確実な安全を見込める限界と言われています。
ウクライナキエフの物価について
驚くべき安さの物価
ウクライナでは2014年に内戦が起こり、通貨グリブナが大きく下落しました。対ドルではかつての1/4に。その影響もあり、外国人は驚くほど安い物価で旅行をすることも可能となっています。世界最安とささやかれることもしばしば。
なんと朝食が100円以下!?
Puzata Hataというセルフ式レストランでは、軽食代わりのボルシチとパンが21.5グリブナで、わずか85円という驚きの物価。スターバックスやタリーズのようなイメージです。格安で味も良く、キエフや地方都市でチェーン展開されているお店です。かなりオススメです。
味も本格的!
また、安かろう悪かろうでうはなく、街中のカフェでランチをしても300円以下で食べられるにも関わらず、味も量も抜群です!コスパの良さには驚かされます。キエフの中心、独立広場近くのカフェでハムとチーズのパニーニとコーヒーで68グリブナ(約270円)。Wi-Fiも利用できます。日本やタイで探しても、なかなか食べれないレベル。
ディナーでも一人1000円以下!
寿司バーでたくさんのお寿司、スープうどん、天ぷらなどしっかり食べても3人で650グリブナ(約1,950円)程度です。ビールなども雰囲気のあるレストランで中ジョッキが30グリブナ(120円)前後~。ワインやウォッカなど総じてアルコールも安価です。物価のコスパで言うと確かに世界一かもしれません。
ウクライナの交通について
キエフのバスやタクシーについて
公共バスの料金は3グリブナ(約12円)。タクシーは近距離なら30グリブナ(120円)前後~という安さ。(UBER使用)時間短縮にはタクシーを使用するのも良いでしょう。ただ、目的地の伝達が困難な事もありますのでWiFiを持っていく方はスマホでナビを出しておくと便利です。
ウクライナ都市間移動も激安
ウクライナの国内航空は、モーター・シッチ航空とウクライナ航空の2社があります。南のリゾート地オデッサなどへは往復3,000グリブナ(1.2万円)前後から行けます。キエフにいると国鉄利用を勧められますが飛行機がお勧めです。料金は470グリブニャ(1,900円ほど)
ウクライナの通貨
通過
ウクライナ紙幣も結構集めた(あと200と500だけ)んだけど、1ウクライナグリブナって4.122円だからこの1グリブナ紙幣って4.122円しか価値ないのに紙幣として使われてるんだよね、普通数十円から100円あたりが硬貨と紙幣の最低境界線みたいなところあるのに pic.twitter.com/bF5saF7dS5
— 指笛奏者#核ミサイル避けに北朝鮮行くマン (@univ0) April 1, 2017
通貨はグリブナ(UAH)。1円=0.23677ウクライナグリブナ(2017/09/05時点)。紙幣は1、2、5、10、20、50、100、200グリブナ、硬貨は50、20、10、5、2、1コピーカがあります。
両替
日本円の両替はできません!ユーロやアメリカドルを持参する事をおすすめします。ユーロやアメリカドルはそのまま支払いができる場所もあります。トラベラーズチェックは、取り扱い窓口がごくわずかな銀行に限られていますのでおすすめしません。
クレジットカードとATMについて
キエフには、国際キャッシュカードに対応したATMが設置されており、現地通貨で現金を引き出すことができます。この方法が為替レートも良く安全でしょう。カード裏にPLUSやCirrusのマークがあれば、クレジットカードからグリブナを現金で引き出すことも可能です。カードにロックがかかって使えない場合がありますので注意が必要です。
ホテルやレストランも確認しておきましょう
渡航前に契約しているカード会社に、ウクライナで使用可能かどうかを確認しておくことをお薦めします。大きなホテルやレストランでは、クレジットカードでの支払いも可能ですが、現金での支払いが主体です。
チップについて
旧ソ連時代はチップの習慣がありませんでしたが、独立してからはキエフでもヨーロッパ式のサービスが増えてきました。高級レストランでは10%程度のチップ、ローカルなお店では1ドル(アメリカドル)程度が望ましいです。
時差や通信について
時差
日本より7時間遅れています(日本が正午の時、ウクライナは午前5時)。サマータイム実施中の時差は6時間になります。(サマータイムは3月最終日曜日の深夜2時から10月最終日曜の深夜2時まで)。国内の時差はありません。
インターネット(WiFi)
キエフでは、モスクワではあまり見なくなったロシア製の車をよく見ます。それもピカピカ。これは、1956年から2006年まで製造されたGAZ製のボルガの最終モデル。タクシーですが、ドライバーの愛情が伝わるような綺麗さです。 pic.twitter.com/sMAIeTiQuP
— 中川仁樹 Hitoki NAKAGAWA (@HitokiNAKAGAWA) June 8, 2014
各主要都市にWiFiは設置してあります。ホテルやカフェ等でも無料WiFiが設置されている場所も多くあります。ただ、前項にも記載させて頂いたようにタクシーはロシア語若しくは英語に自信がない場合はWiFiの持参で解決しますので移動が多い方は日本からレンタルしていくことをお勧めします。(英語が話せない運転手もいます)
旅のベストシーズンや服装
キエフベストシーズン
キエフ観光旅行のベストシーズンは4月~9月となります。10月~3月は分厚いコートが必要です。夏は暑いですが、カラッとしている為過ごしやすく観光に適していると言えます。年間平均気温は20度となっています。冬場はマイナス20度まで下がります。
キエフでの服装
The winter of Kiev
— hide Ⓝ 1926 (@papocchio) August 26, 2016
L'inverno di Kiev
冬のキエフ pic.twitter.com/GJeF8uqHu7
夏のシーズンに行くのであれば半そでで大丈夫です。9月から急激に冷え込む事がある為8月末から旅行を考える方は上着を持っていきましょう。冬は極寒の地に行く覚悟で防寒していく事をおすすめします。
ウクライナキエフでの言語
ロシア語と英語
高校の時から1番やりたかったロシア語の本と辞書買っちゃった:innocent::innocent::innocent:ふふふふふ
— Ayaka Takao:sushi:( ¨̮ :tea: (@SHAMONSTER0328) July 5, 2017
スペイン語のときスペイン語⇔英語のほうがわかりやすく感じるから
ロシア語⇔英語の辞書にしてみた:no_mouth:
わっはは楽しみ:innocent::innocent::innocent: pic.twitter.com/BEdLmaaFjV
キエフではロシア語80%、ウクライナ語20%程度となります。キエフより西に行けば行くほどウクライナ語しか通じなくなります。しっかりと教育を受けている人は英語が話せます。ホテルやレストランは特に英語で問題ないと思いますが、タクシーで英語が通じなくて少し困る事があるかもしれない程度です。
キエフは安全で緑豊かな美しい街
皆様キエフの情報は如何でしたでしょうか。物価も安く、とてもきれいな街という印象を持たれたのではないでしょうか。放射線濃度の問題や治安の問題、言語は英語が話せればそんなに心配になる必要はなさそうですね。旅行に行かれる方は是非緑美しいヨーロッパ調のキエフの街を観光してきて下さい。
RELATED
関連記事
RELATED
- ウクライナの治安情勢の現在は?キエフ周辺は日本人には危険な地域?
東欧の国ウクライナは現在観光に力を入れており、以前よりぐっと簡単に行けるようになりました。ウクライナの治安や物価等、旅行を...
Kozuki
- コサックダンス発祥の国はどこ?気になる歴史や踊り方を紹介!
軽やかで複雑な動きのイメージのコサックダンスはロシア舞踊のイメージがありますが、実際はどこに国が発祥か知っていますか?コサ...
akak123
- ウクライナ語で挨拶!旅行で使える基本の会話をまとめてご紹介!
「ウクライナ語」は、世界的に見てもマイナーとされている言語のひとつ。それでもやっぱり、旅行に行く際には少しは知っておきたい...
rikorea
- オデッサのおすすめ観光スポットは?黒海の真珠と呼ばれる美しい港町を紹介!
オデッサの階段で有名なウクライナのオデッサには、オデッサの階段の他にも、おすすめの人気観光スポットが色々とあります。このペ...
TabiNeco