絶景スポット・トロルの舌とは?
一生に一度は訪れたいノルウェーの絶景スポット・トロルの舌(Troll Tunga)とは、ハダンゲンフィヨルド地帯の山頂にある岩場で、水平に長く突き出している様子が、北欧神話に登場するトロルの長い舌に似ていることから、そう呼ばれてます。日本からノルウェーのトロルの舌への行き方やおすすめ時期について、ご紹介します。
絶景スポット・トロルの舌はどこにあるの?
トロルの舌は、ノルウェーの南西部にある女性的なフィヨルドと言われているハダンゲンフィヨルド地帯のオッダ(Odda)近郊に位置しています。オッダは、1800年代中旬頃からフィヨルドクルーズで栄え、1906年頃からは製錬業で発展しました。2014年頃から人気が高まってきたトロルの舌への最寄りの町として大勢の観光客が訪れてます。
トロルの舌の登山口は、オッダから約13km離れているシェッゲダル(Skjerredal)になります。トロルの舌登山には、半日程度かかるので前泊する必要があります。シェッゲダルにはホテルなどないので、オッダや周辺のティッセダル(Tyssedal)などのホテルを利用することになりますが、ホテルが少ないので必ず事前予約をしてくださいね。
トロルの舌など絶景スポットには登山が要されるのに、準備不足で来る観光客が多すぎるとか。世界的な観光客増加でこういう問題今後も増えていきそう。日本ではどうなんでしょう。/普段着で山を登らないで!ノルウェーが観光客に必死のPR開始 https://t.co/GuidD4kj0L pic.twitter.com/caK3pVvvXC
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) July 23, 2017
トロルの舌へ向かう途中、登山口にしか売店はないので、前日までに道中の飲み物や食べ物を用意しておいてください。夏と言えども緯度の高いノルウェーの大自然の中を歩いて向かうので、登山靴、防寒具、サングラス、帽子、日焼け止め、タオル、杖、薬、ゴミ袋、トイレットペーパーなどもカメラや携帯と同じように必需品ですよ。
絶景スポット・トロルの舌のおすすめ時期は?
【トロルの舌/ノルウェー】
— きままな旅人たけのり (@takenori0429) September 3, 2017
シーズンは7月~9月。それ以外の時期は雪が積もって危険性が高くなる。
徒歩で往復8~10時間。午前9時までには登山を開始したほうが良い。
前日は周辺のホテルに一泊する必要がある。 pic.twitter.com/ZeU80pIA4o
トロルの舌の登山のおすすめ時期は、7月から9月になります。7月15日から9月15日までは、ハイシーズンの時期と言われており、観光客で混みますが、シェッゲダルまでのアクセスが簡単にできます。10月までは、どうにかトロルの舌へ行けますが、ハイシーズンの時期が終わるとシェッゲタルまでのアクセスが悪くなるので、ご注意ください。
絶景スポット・トロルの舌の所要時間は?
絶景スポット・トロルの舌の登山にかかる所要時間は、8時間から約12時間になります。トロルの舌までは約11kmの距離、途中起伏のきつい獣道や岩場をガイドなしで自己責任で歩いていきます。トロルの舌へ辿り着くまでの風景も素晴らしいので、休憩しながら写真を撮るのもおすすめです。
#ノルウェー #トロルの舌
— StarFish (@KyoTo21) July 21, 2015
7/20現在 4km-9km まで雪道 pic.twitter.com/5ghE25P21f
ハイシーズンの時期と言えども、途中雪が残っていることもあり雪山登山になることもあります。トロルの舌まで4時間から5時間、トロルの舌で記念撮影や食事をしたりで1時間から2時間、下山するのに3時間から4時間程度かかります。登山になれており、体力に自信があれば8時間程度の所要時間になりますよ。
絶景スポット・トロルの舌の登山口への行き方は?
オッダやティッセルダからトロルの舌の登山口であるシェッゲダルへの行き方は、バスかタクシーを利用することになります。ベルゲンでレンタカーを借りている場合は、オッダから登山口の駐車場まで車で約30分かかります。ハイシーズン中は、オッダからティッセルダを経由してシェッゲダルまでシャトルバスが運行しています。
可愛いお家がいっぱい!ついつい写真撮影に夢中になってしまいました。ノルウェーの絶景「トロルの舌」へアクセスが簡単なオッダ町/ノルウェー [ノルウェー]【動画付き】 All About http://t.co/8Lb6r8SF8d pic.twitter.com/XxUKIL9D7w
— Asaki Abumi 鐙麻樹ノルウェー (@Asakikiki) May 13, 2015
ハイシーズン中は、世界中からトロルの舌を目指す観光客で賑わうので、事前にシャトルバスやタクシーの予約をしておくことをおすすめします。ノルウェーへ物価は高く、タクシーを一人で利用した場合、片道料金の目安は、300から350NOKです。相乗りの場合の目安料金は100NOKになります。
登山口から絶景スポット・トロルの舌への行き方は?
スタート地点
登山口にはインフォメーションセンターがあり無料で利用できます。早朝は開いていないこともありますが、登山の経験豊富なスタッフが山の天気や服装などのアドバイスをしてくれます。小さな売店もあり、山で必要な服装や飲食物を用意できる最後の砦になります。携帯の電波が届くのも、この付近までです。
登山口からトロルの舌までは、一般的にはガイドなしで自己責任のもとに登山することになります。休憩しながら、水分とエネルギー補給をこまめに取ってください。道中には、湧き水が出ている箇所があるので、水がなくなったら補給しましょう。もちろんトイレはありませんので、岩場の陰で用を足してくださいね。
スタート地点から旧ケーブルカー駅
スタート地点は、インフォメーションセンターと旧ケーブルカー駅の間にある細い山道からになります。旧ケーブルカーの道もありますが、危険と判断されており、現在は使用禁止とアナウンスされています。急な坂道が続く山道ですが、休憩しながら1時間から2時間程度歩くと、旧ケーブルカーの頂上駅に到着します。
旧カーブルカー頂上駅からダム湖
旧ケーブルカー頂上駅に着くと、比較的なだらなか斜面を歩いていきます。トロルの舌の道標である赤文字の「T」に沿って、進んでいきます。登山口から4kmの地点には看板があり、トロルの舌まで残り7kmを頑張って歩きましょう。更に1時間程度歩くと美しいダム湖が見えてきます。これまでの疲れが少し和らぎますよ。
ダム湖からトロルの舌へ
ダム湖から道しるべにそって歩いて行くと再び岩の道が現れます。ここからトロルの舌までは1kmです。もう少しなので、頑張って岩道を進みましょう。岩道を登りきると標高1100mのトロルの舌に到着です。自然が創り出したした迫力ある岩場、あまりの絶景に感動すること間違いないですよ。
緊急小屋
トラブル続出「トロルの舌」で警備員が初待機 登山者は過去最高を記録、ノルウェー絶景(鐙麻樹) - Y!ニュース https://t.co/dIkS99dxXf
— Asaki Abumi 鐙麻樹ノルウェー (@Asakikiki) July 21, 2017
年々増加するトロルの舌へ向かう登山者の中には、十分な準備をせずに登山をする観光客もいます。トロルの舌までの道中に2つの緊急小屋が設置されています。1つは無人で疲れた時に休憩が取れるようになっています。もう1つは2017年からハイシーズンの時期だけ、警備員が配置されています。
絶景スポット・トロルの舌の醍醐味は?
Après 4h de marche, comptez 1h30 de queue pour sa photo sur #trolltunga ! Succès de la #norvege et de la société de l'image! #lenversdudecor pic.twitter.com/qLoQJyBnzV
— Olivier (@OlivierAbbadini) August 24, 2017
トロルの舌で絶景写真を撮影するには、順番待ちになります。自分の写真は後ろに並んでいる観光客に撮ってもらえます。ハイシーズンの時期だと絶景スポットへ行くまでに1時間以上並ぶこともあります。トロルの舌の岩場の上に立つと、あまり恐怖を感じませんが、岩の先端に立ち、下を見ると標高の高さに身震いがしますよ。
【ノルウェー】トロルの舌(Trolltunga)。ノルウェーの南部、オッダという町にある名所で、ファンタジー映画でお馴染みのトロールの舌のように板状の岩が水平にせり出していることから、この名が付けられました。 pic.twitter.com/piiqfw02gX
— 素敵な画像集 (@surusareru767) September 4, 2017
トロルの舌で記念撮影をする以外には、トロルの舌を眺めつつ大自然の中でランチをするのがおすすめです。登山口からトロルの舌まで4時間から5時間程度かかりますので、朝早めにスタートすることをおすすめします。トロルの舌で1時間から2時間過ごしたら来た道を戻ります。足に疲労が溜まってますので、下り坂にはご注意ください。
残念なことに2015年9月には、トロルの舌で初めて転落事故が起きてしましました。「みんなの自然」というノルウェーの考え方に基づいて、トロルの舌には専門スタッフはおりません。トロルの舌で危険を伴う撮影ポーズも自己責任になりますので、十分に注意してくださいね。
日本からノルウェーへの行き方は?
日本からノルウェーへの行き方は、日本からノルウェーへの直行便はないので、オランダ・アムステルダム、デンマーク・コペンハーゲン、フィンランド・ヘルシンキで乗り換え、ノルウェーの首都オスロか第2の都市ベルゲンへアクセスします。日本の出発地により、ノルウェーの到着空港が異なります。
スカンジナビア航空での行き方
スカンジナビア航空は、成田空港からコペンハーゲン経由ベルゲン行とオスロ行の便が毎日運航しています。成田からコペンハーゲンまでは約11時間から約11時間30分、コペンハーゲンからベルゲンかオスロまでは約1時間30分になります。トロルの舌へ行くには、ベルゲンからオッダへ向かうので、ベルゲン行きが往路はおすすめです。
KLMオランダ航空での行き方
KLMオランダ航空は、成田・関西空港からアムステルダム経由オスロ行の便が毎日運航しています。日本の空港からアムステルダムまでは約11時間から約11間30分、アムステルダムからベルゲンかオスロまでは約1時間30分になります。乗継の待ち時間を考慮して、ベルゲン行かオスロ行を選ばれると良いですよ。
フィンランド航空での行き方
フィンランド航空は、成田・関西・中部空港からヘルシンキ経由オスロ行が毎日運行しています。日本の空港からヘルシンキまでは約9時間30分から約10時間30分、ヘルシンキからオスロまでは約1時間30分です。ベルゲンへ行く場合は、オスロでスカンジナビア航空に乗換えてベルゲンへ向かいます。
オスロ・ベルゲンからオッダへの行き方は?
オスロからオッダへの行き方
オスロから長距離バスで6時間、オッダという町に向かいます。お天気は雨模様。#ノルウェー #バス #旅 #雨 https://t.co/HWhhmSyFxC pic.twitter.com/oOZoOvyvhC
— 北欧生活 (@ayating_norway) September 4, 2016
オスロからオッダへの行き方は3通りあります。1つ目はレンタカー利用で、海外での運転に慣れていれば、これが一番便利です。2つ目はオスロからノルウェー・ブス・エキスプレス社の長距離バスを利用する方法です。片道7時間はかかりますが、一番安くオッダへ行く方法になります。チケットはオンライン購入がおすすめです。
3つ目は鉄道とバスを利用します。ノルウェー鉄道のオスロ駅(Oslo)からヴォス駅(Voss)へ行き、No.990のバスでオッダまで向かいます。ノルウェー鉄道は日本から予約でき、クレジットカードの支払いができますが、No.990のバスは予約はできず、現金のみの支払いになりますので、ご注意ください。
オスロからベルゲンへの行き方
オスロとベルゲンへの行き方は2通りになります。1つ目は国内線を利用します。オスロからベルゲンまでは約50分程度です。2つ目はノルウェー鉄道を利用します。オスロからベルゲンまでは約6時間30分から約7時間30分、1日に4便運行されてます。時間はかかりますが、車窓からの風景を楽しみながらベルゲンへ行けますよ。
ベルゲンからオッダへの行き方
ベルゲンからオッダへの行き方は3通りになります。1つ目はレンタカー利用で、海外の運転に慣れていれば、一番便利です。ベルゲンとオッダ間はルートにもよりますが、途中フェリーを利用すると約135kmの距離で約2時間45分、森とフィヨルドに囲まれた道路で約190kmの距離で約3時間程度かかります。
#ノルウェー 日本語サイトで #トロルの舌 に関する情報が少ない。
— StarFish (@KyoTo21) July 22, 2015
ベルゲンからフェリー(750NOK)でローゼンダール:arrow_right:︎ローカルバス(120NOK)でオッダ Oddaへ行った。
ベルゲンからオッダは930番で直接いける。 pic.twitter.com/rhzLbMtpxS
2つ目はバスを利用してオッダまで向かいます。ベルゲンバスターミナルからNo.930のバスに乗りオッダまで行けます。バスは平日1日4便で、早朝、昼頃、午後、夕方、夜便になります。出発時間については、事前にご確認ください。また、1度乗換えてオッダへ向かうNo.740, No.760のバスも運行されています。
3つ目は、鉄道とバスを利用する方法です。ベルゲン駅からヴォス駅へ行き、No.990のバスでオッダへ向かいます。ベルゲン発オッダ行のバスの出発時間により、ヴォス駅からバスを利用する方が便利な場合もあります。ベルゲンからオッダまで交通費の目安は、5000円程度とお考えください。
絶景スポット・トロルの舌で大自然を堪能しよう!
日本からアクセスが大変なノルウェーのトロルの舌ですが、一生に一度は訪れたい絶景スポットで、世界中の人々を魅了しています。自己責任による登山でトロルの舌へ到着することになるので、万全な準備をして訪れてください。絶景スポット・トロルの舌で、雄大な大自然を堪能してくださいね。
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