ベルゲンの観光おすすめ情報！世界遺産や魚市場など見どころを紹介！

ベルゲンはノルウェー西部にある港町です。人口はオスロに次ぐノルウェー第2の都市として栄えています。フィヨルド観光の拠点として有名な場所ですが、世界遺産や魚市場など見どころがたくさんある街です。そこでベルゲンに来たら是非訪れたい観光名所をまとめました。

ベルゲンへの直行便は出ていないので、飛行機での乗り継ぎが必要になります。コペンハーゲンやアムステルダムまで日本から11時間ほどで行き、その後乗り継いでベルゲンまで1時間半程で着きます。また、ベルゲンはフィヨルド周遊観光の拠点にもなっています。景勝鉄道で人気のベルゲン鉄道に乗車して、オスロからベルゲンまでノルウェーの見どころを経由して行くルートもあります。

ブリッゲンはハンザ同盟時代、ドイツ人居住地区に建てられたカラフルな三角屋根の建物が続く街並みです。当時は倉庫として利用されていましたが、現在はカフェやレストラン、工房やお土産店になっています。1979年にユネスコの世界遺産に登録され、ベルゲンの欠かせない見どころの1つになっています。建物の間から奥へ行くことができ、複雑に建てられた建物の様子は昔の雰囲気のままのベルゲンを感じられます。

ベルゲン駅からは1キロ程の場所ですが、近くに魚市場やフロイエン山もあり観光中心地になっています。ブリッゲンのお店の営業時間は、店舗によって異なります。世界遺産として人気のブリッゲンですが、冬の間は営業しているお店が少なめなのでご注意ください。冬はその分観光客も少なく、世界遺産をのんびりと楽しむ事が出来る魅力があります。

港町ベルゲンの魚市場は、700年以上の歴史があります。新鮮なノルウェーサーモンやタラ、エビやザリガニの甲殻類が店頭に並べられ、店員さんの元気な掛け声が飛び交います。試食の出来るお店もあるので、見てまわるだけでも楽しい時間が過ごせます。港に面した場所にあり、周辺には多くのレストランやカフェがあります。

魚市場は冬場は観光案内所の1階部分のみですが、夏になると屋外まで場所が広がります。営業時間も冬は昼間のみで日曜日はお休みですが、夏は朝から晩まで無休で営業します。作りたてのパエリアやフィッシュアンドチップスの香りが食欲をそそります。お土産にちょうどいい魚介の缶詰や瓶詰めも売られています。

フロイエン山はノルウェー語でFløyenと言われる標高320メートルの山です。頂上の展望台からはベルゲンの街と海、フィヨルドを見渡せます。歩いて登ると1時間ほどかかりますが、ケーブルカーを利用すれば10分以内で展望台まで到着します。ケーブルカーは往復大人90NOK、子供45NOKです。

展望台はガラスのフェンスがあり、視界を遮るものが少なく壮大な景色を眺められます。天気が悪くても是非訪れたいベルゲンの見どころの1つです。ケーブルカーの山頂乗り場付近にはノルウェーで人気のお土産品を扱うお店かあります。少し歩くと大きなトロール人形のある公園があり、地元の子供たちの憩いの場所にもなっています。

ブリッゲン近くにあるこの博物館は、ハンザ商人が住居兼倉庫として使っていた建物です。中に入ると、ベルゲンを豊かにした干しタラのにおいが、当時の雰囲気を感じさせてくれます。300年以上前に作られた本物の干しタラや小さな狭いベッドなど、ハンザ商人の仕事や生活の様子を展示していています。

魚市場を背に、ブリッゲンを進んだ先にある石造りの建物。ホーコン王の館は1247年から1261年、当時ベルゲンがノルウェー首都だった頃に建てられ、隣接するローセンクランツの塔は1560年代に防備用の要塞として作られました。ローセンクランツの塔は上に登ることができ、フロイエン山とは違った角度でベルゲンの街を眺めることができます。

ベルゲンは見どころが近くに集まった街なので徒歩で観光客もできますが、街を循環する観光バスもおすすめ。赤い2階建てのバスは約45分でベルゲンを1周し、日本語を含む8ヵ国語の音声ガイドがベルゲンの街を案内してくれます。バスではwifiが使い放題なのも、観光に嬉しいポイント。

バスの循環ルートには魚市場やブリッゲン、ベルゲン水族館など13ヶ所の停留場がありチケットを買えば24時間乗り降り自由。目的の場所までの移動手段とするのもよいですし、1周乗ってベルゲン巡りをするのもどちらも楽しめる観光バスです。チケットはクレジットカード払いで大人260NOK(現金275NOK)、子供130NOK(現金135NOK)です。

ベルゲン出身の著名な作曲家、グリークが晩年まで22年間住んだ家が、博物館として公開されています。家の周りは豊かな緑に囲まれた庭園で、博物館の建物の他にコンサートホールや作曲小屋、グリーク夫妻の墓があります。フィヨルドに沿った場所なので、美しい景観が望めます。クラシックにあまり詳しくなくても、ノルウェーらしいゆったりとした雰囲気を楽しめる博物館です。

ベルゲンはフィヨルド観光の拠点になっていて、毎日さまざまなルートの観光ツアーが出発しています。特に人気のコースは世界遺産のネーロイフィヨルドを通る船旅や、美しい景色で有名なフロム鉄道を含むルートです。ベルゲン発着の日帰りや、ベルゲン朝発オスロ夜着のツアーにもこのコースが含まれています。

これらのフィヨルドツアーは周遊券ノルウェーナットシェル(Norway In A Nutshell)が販売されています。観光シーズンには完売するルートも多いので、事前に予約してベルゲン駅での引換がおすすめです。電車でベルゲン駅を出発する場合、ハイシーズンの駅は出発時刻には長蛇の列。窓側の席やグループ席を確保したい場合は早めに並びましょう。

ベルゲンから船で30分程の場所にある人気シーフードレストラン。ランチは11時30分、ディナーは18時にブリッゲンまで船が迎えに来てくれます。海を眺めながら頂くシーフードは、雰囲気も味も最高のものを楽しめます。コース料理でランチ5000円から、ディナー10000円以上の価格ですが値段以上の価値があるとリピーターも多いレストランです。

魚市場の近くのフィッシュケーキのお店。フィッシュケーキとは、白身魚のすり身を焼いたはんぺんのような、さつま揚げのような食べ物です。ハートの形のフィッシュケーキや、フィッシュハンバーガーがおすすめ。フィッシュスープも地元や観光客に大人気。物価の高いノルウェーでは、リーズナブルな値段なのも嬉しいポイント。

ノルウェー国内に16店舗構える人気のパン屋GodtBrødは、ベルゲンが創業の地。パンはもちろん、コーヒーなど店内の食品ほとんどがオーガニックの商品です。バニラクリームの乗った甘いおやつパンは柔らかくて時間が経ってもふわふわ。ハード系の全粒粉パンでは、注文後にカウンターでサンドウィッチを作ってくれます。店内で食べるのもいいですが、観光のお弁当用にも人気のパンです。

ブリッゲンとフロイエン山ケーブルカー乗り場の間ほどにあるカジュアルレストラン。クジラステーキやトナカイ肉バーガーなどのノルウェー料理がディナーでも2000円台で楽しめます。その他のメニューもリーズナブルと好評のお店。定番のハンバーガーやフィッシュアンドチップスのメニューもあり、テイクアウトでの利用もできます。

ベルゲンのおすすめ観光情報を紹介しました。海に面した街ですが山もあり、自然の雄大さとノルウェー第2の都市としての賑わいを感じられるベルゲン。世界遺産や美味しいシーフードを食べに訪れてみてください。他の北欧諸国も周遊して観光するのもおすすめです。