中央アフリカ共和国のおすすめ観光スポットをご紹介
中央アフリカ共和国のおすすめ観光スポットをご紹介します。首都バンギの観光スポットや楽しみ方、中央アフリカを代表する国立公園でのサファリ体験や大迫力の滝など、様々な楽しみ方をご紹介します。治安が不安定な場所も多いため、防犯対策や安全管理は必須ですが魅力的な部分はたくさんあります。
中央アフリカ共和国はどこにある国
Central African Republic - European republic of Africa - African Union of the European Union = France pic.twitter.com/QwPEHXlTME
— Damian_197 (@Damian_197) September 6, 2017
中央アフリカ共和国はアフリカ大陸にある国で、周囲は北東にスーダン、東に南スーダン、南にコンゴ民主共和国、南西にコンゴ共和国、西にカメルーン、北にチャドなどの国々と接しています。かつてはフランスの植民地であったことから公用語はフランス語となっています。
Muslims Facing Genocide in Central African Republic https://t.co/ITgQmJj63m#UN #MINUSCA #CentralAfricanRepublic #Muslims pic.twitter.com/AQ086fxdby
— Alwaght (@EnglishAlwaght) August 24, 2017
1960年8月にフランスから独立を果たした後はクーデターが頻発しており、治安の安定しない状況が継続しています。そのため、中央アフリカへの渡航を考えている方は安全に十分注意し、自己管理に努める必要があります。また、渡航直前まで外務省のホームページから治安情報などの情報収集をしておくことをおすすめします。
しかし、中央アフリカはたくさんの魅力的な物や場所があります。四季を有する日本とは異なり、ここには雨季と乾季という2つの季節があり、その名の通り雨季はスコールなどの豪雨が頻発した季節で乾季は雨が少なく湿度も下がり、過ごしやすい気候となっています。農作物もたくさん採れ、それで生計をたてている住民達もたくさんいます。
中央アフリカの首都バンギをたっぷり観光
自身の安全管理が最も重要
中央アフリカ共和国
— 世界の国旗bot (@iro2_kokkibot) August 17, 2017
人口 450万人 首都 バンギpic.twitter.com/cStqQWZ511
首都バンギは中央アフリカ共和国の南部に位置しており、バンギムポコ国際空港やバンギ大学などがあり、中心都市として人々が集う街となっています。しかし、数年前にはクーデターや教会襲撃事件などがあり、それらの治安安定化のために軍隊が駐留していたりと、安全面に関しては不安が大きい街でもあります。
La République Centrafricaine accueillera une nouvelle table ronde des donateurs d’ici la fin de l’année - ... #ce... pic.twitter.com/lot2bIWZAw
— centrafiqueactu (@centrafiqueactu) August 31, 2017
昔は在中央アフリカ共和国大使館がこちらの首都、バンギにありましたが現在は廃止となり、在カメルーン大使館が兼轄している状態です。困ったことが起きたときのために国際電話通話が可能な状態にしておくことをおすすめします。また、在カメルーン大使館の電話番号も控えておくようにしてください。
Centrafrique : Certaines avenues de Bangui dans le noir - https://t.co/y2q2zKcLrd #centrafique pic.twitter.com/cfOQm2TvsC
— centrafiqueactu (@centrafiqueactu) September 6, 2017
どの国でも首都は多くの人が集まる場所です。中央アフリカ共和国もそれは同じで、市民をはじめ、出稼ぎにきている地方の人々や外国人も集まっています。そのため犯罪リスクは高くなる傾向にあります。アフリカの地では日本人などの黄色人種はそれだけで目立ってしまうので街を歩く際は貴重品は肌身離さず持つようにし、夜間の外出は控えてください。また、なるだけ単独行動も控えることをおすすめします。
現地の人々の暮らしに触れられる魅力
治安面の心配から注意喚起の情報が多いですが、魅力もたくさんあります。街を歩けばマルシェと呼ばれる大きな市場では現地の人々の等身大の暮らしに触れることができます。マルシェとはフランス語で市場という意味を持っており、フランス語圏アフリカ諸国ではマルシェは現地の人々の生活に欠かせない場所です。子供を背負って野菜や果物を売るマダムの姿や井戸端会議をしているマダムなど、日本では見られなくなった光景がそこにはあります。
路上で物を売る人の姿もよく目にします。写真のように商品を広げて売っている人から、頭上に大きなお盆を載せ、その上に商品を載せて売っている人の姿まで様々な物売りの人々を見ることができます。頭上にお盆を載せて移動するのは女性のみで、アフリカでは割と一般的な光景です。
こちらもアフリカ諸国ではよく見る光景、この車はタクシーです。車内にも多くの人が乗っていますが、車の上にも荷物をたくさん載せ、さらにその上に人が乗る場合もあるようです。未舗装道路が多いことや、猛スピードで運転する運転手が多いことなどから横転の危険や、車内ではスリなどの被害も懸念されるため利用はおすすめしませんが、こういった光景が日常的に見られアフリカらしさを感じ取ることができます。
赤土の道を笑顔で走る子供たちの姿はまた、アフリカの地を感じさせられます。首都といえども他の西、中央アフリカ諸国ほどの発展を遂げられていないため、素朴な姿を見ることができます。街を歩きながら人々の暮らしに目を向けつつ、日本とは大きく違うその生活を全身で感じてみるもの中央アフリカ旅行の醍醐味です。
バンギで赤レンガのノートルダム大聖堂を
首都バンギにある赤レンガ造りのノートルダム大聖堂もおすすめ観光スポットです。中央アフリカ旅行に来た観光客の多くはこちらの大聖堂を訪れ、その美しさに魅了されます。熱帯雨林の街にある大聖堂はアフリカならではの光景です。旅行の合間にゆっくり、穏やかな時間を過ごしたいときにおすすめです。
中央アフリカ共和国の歴史を知るならボガンダ博物館
訪れた国の歴史を知るのも海外旅行の醍醐味のひとつで、博物館や資料館を訪れる方も多くいると思います。中央アフリカ共和国の歴史について学びたいならこちらの博物館をおすすめします。しかしガイドも説明もすべてフランス語となるので、辞書を持参するか翻訳アプリをダウンロードしてから訪れることをおすすめします。
De la naissance de l’Association des Amis du Musée Bogandahttps://t.co/hARpm77NOQ pic.twitter.com/t5CDLTesra
— OUAPURE ZEZE Georges (@ouapure) July 3, 2017
アフリカの大河コンゴ川へと続くウバンギ川
アフリカ中部に位置するウバンギ川は、アフリカを代表する大河コンゴ川へと続く河川です。中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国を跨いでいることから、その大きさを感じられます。こちらのウバンギ川は市民や商人たちの重要な交通網ともなっています。周辺の道路環境や整備が行き届いてないことからこちらのウバンギ川を利用した交通が現地の人々の重要な足となっているのです。
中央アフリカ共和国は熱帯雨林気候であることから、ウバンギ川はマングローブが続いており景観や様々な動植物を見て楽しむことができます。フランス語で小舟を意味するピローグという船に乗って観光するのがおすすめです。川の様子を見ていると、そこで暮らす人たちの生活が見えてきます。こちらの川で採れた魚を中心に漁業産業なども行われています。
中央アフリカ共和国は内陸部に位置しており、海を持たないその地理環境から、ウバンギ川は大切な水資源となっています。その景観の美しさから観光スポットとしても知られており、旅行者がよく訪れる地となっています。バンギ市内から訪れることも可能なので、是非立ち寄ってみることをおすすめします。
中央アフリカで大迫力の滝を見るならボアリ小瀑布へ
大きな滝を間近で見られる場所
中央アフリカ共和国の代表的な観光スポットのひとつがこちら、ボアリ小瀑布です。その大きな迫力満点の滝が間近で見られることが人気の理由です。特に雨季に訪れると水量が増加することで落下水量も増加し、さらに迫力が増した光景となります。中央アフリカ共和国に訪れた際は是非立ち寄ってみてはいかがですか。
この滝へのアクセスは首都バンギから車で2時間ほど走ると行くことができます。現地ツアーの有無や車の確保は現地での情報収集や交渉が必要となります。こちらの滝は観光スポットとして有名な場所ではありますが、日本のようにきちんと管理されていない点がアフリカを感じさせます。かなり間近で大迫力の滝が見られるのですが、安全管理はご自身できっちり行うようにお願いします。
Boali waterfalls feed Bangui's electricity network #CARcrisis pic.twitter.com/oMOOm2Ur6R
— Santiago Quiñones (@Donkeynones) July 24, 2016
中央アフリカに来たなら必ず訪れたいのはザンガンドキ国立公園
マルミミゾウの暮らしが間近で見られる場所
アフリカといえば広大な地でたくましく生きる動物達の雄々しい姿を想像する人が多いでしょう。中央アフリカには箇所もの国立公園を有しており、こちらのザンガンドキ国立公園でもアフリカでしか見ることができない動物達の生活する様子を見ることができます。中央アフリカ共和国の南西部に位置しており、2012年には世界遺産に登録されました。
ザンガンドキ国立公園で出逢える動物はマルミミゾウ、ニシドーランドゴリラ、チンパンジー、アカスイギュウなど日本ではあまり馴染みのない動物たちです。こちらの国立公園は特にニシローランドゴリラの生息数が多いことが有名であり、野生のゴリラに会えることから人気の国立公園でもあります。
中央アフリカ共和国のマノヴォ-グンダ・サン・フローリス国立公園
中央アフリカ共和国の北部に位置する、国内でも有数の壮大なスケールを持った国立公園がマノヴォ-グンダ・サン・フローリス国立公園です。こちらの国立公園はその動物の多様性から1988年にユネスコの世界遺産に登録されました。しかし、動物達の密猟や難民の流入から危機に瀕した国立公園としても有名となっています。
Manovo-Gounda St Floris National Park #CentralAfricanRepublic #HeritageInDanger pic.twitter.com/WBB3nORZzX
— La France à l'UNESCO (@France_UNESCO) August 22, 2014
観光スポットとしてはとてもおすすめの場所ではありますが、アクセスの便が非常に悪く、一般的なツアーが開催されているわけでもありません。ここを訪れることができるのは旅行上級者です。こちらの国立公園の観光を考えているなら、近郊都市のワッダ空港へ飛行機で向かい、そこから車をチャーターして移動する方法がおすすめです。また、国立公園内でも車は必須です。
中央アフリカ旅行のお土産はアフリカ布製品を首都バンギで
可愛いアフリカ布を用いたグッズがたくさん
最近は日本でも流行りつつあるアフリカ布、こちらを使用したブックカバーやマットなどをお土産にするのもおすすめです。首都バンギのマルシェなどを回ると布を専門に売っているお店や、布を活かした小物を売っているお店があるので是非立ち寄ってみてはいかがですか。
治安に注意して楽しい素敵な中央アフリカ旅行を
中央アフリカ共和国に関する治安面から観光スポット情報、おすすめの楽しみ方までご紹介いたしました。自身の安全管理に努めつつ、楽しく素敵なアフリカ旅行を楽しんでください。日本とかけ離れた文化や環境、人々の暮らしに触れることで自身の生き方や、今後の人生について考えるきっかけにもなるかもしれません。中央アフリカ共和国はそんな魅力を秘めている国です。
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