熱帯タンザニアへようこそ!
中央アフリカに位置するタンザニア。ここには世界的名峰キリマンジャロをはじめ、ここでしか体感できない数々の天然自然スポットが広がっています。海あり山ありサファリありのタンザニア。盛りだくさんのこの国を思いっきり満喫する為に、気になる治安情報や観光名所等々、早速ご紹介していきましょう。
タンザニアってどんな国?
タンザニアの概要をチェック!
赤道にほど近い、常夏地帯タンザニア。面積は大きく日本の約2.5倍にもなります。中央アフリカの東部に位置しており、広いインド洋に面しています。また、中央と北部には広い国立公園があり、そこでは希少価値の高い様々な野生動物を観察する事が出来ます。海や山の自然を堪能するも良し、活気ある都市部の市場を楽しむもよし。タンザニアは、田舎と都会が上手く融合されています。
人口約5000万人、国土の割に人口の少ないタンザニア。法律上の首都は、国会議事堂のあるドドマですが、経済の中心地、日本の東京のような役割を果たしているのはダルエスサラームです。ここは大きな市場があり、治安の不安な地域もありますが、常に活気のある賑やかな地域です。
タンザニア風土や言語は?
生活そのものを楽しむスタンスのタンザニア人、日本で生活している私達から見ると、少しマイペースに写るかもしれません。タンザニアには「PolePole(ゆっくりゆっくり)」という言葉があり、その言葉がまさに、タンザニアの方々の雰囲気を象徴しています。しかし、交通ルールはあってないようなモノだったり、急に横入りをしてきたりと、アフリカな雰囲気もあります。
タンザニアの公用語は、スワヒリ語。アフリカ地方で使用している地域の多い言語で、国の憲法もこのスワヒリ語で明記されています。一方第2言語は英語。公用語としてスワヒリ語同様に広く浸透しています。観光・旅行を楽しむ目的であれば、英語が話せれば大丈夫です。
気を付けて!タンザニアの治安あれこれ
要チェック!タンザニアの危険エリア
現在タンザニア内で最も治安の悪いとされている地域は、隣国ブルンジとの境界付近。ここは、2017年度現在、外務省の海外安全ホームページにおいて、レベル3渡航中止勧告が出されている程治安の怪しい地域です。感染症などの情報はありませんが、よっぽどの用事が無い限り、旅行・観光目的で近づく事は避けましょう。
また、タンザニアの都市部であるダルエスサラームも、人口の多さや犯罪率の高さ等から一部治安の怪しい危険エリアに指定されています。タンザニアに限らずアフリカ全土に当てはまる事ですが、世界トップクラスの治安を誇る日本とは違い、大抵の事は自己責任な文化です。泥棒やひったくりは日常茶飯事。悪目立ちする装いは避け、貴重品の扱いには十分な注意を払いましょう。
ところでビザってどうすればいいの?
結構大事なタンザニアのビザ情報
観光・旅行目的でタンザニアに入国する際には、他国同様ビザが必要になってきます。旅行・観光目的のビザは2種類、主にタンザニア国内で楽しむための渡航ビザと、他国に行く際にタンザニアを通る際に必要な通過ビザです。
タンザニア旅行・観光を楽しむ方向けの一般的なビザは、渡航ビザです。このビザは3ヶ月以内の滞在用のシングル入国ビザと、12ヶ月以内の滞在用のマルチプル入国ビザの2種類からなっています。それぞれパスポートの原本・証明写真・往復予約済航空券・ホテルの予約確認書を用意し大使館まで提出、また申請費用を所定の口座まで振り込みをすることでビザ申請が出来ます。
タンザニアどうやって行くの?
日本との時差は?日本からの行き方は?
15匹ものライオンが木に登る。タンザニア pic.twitter.com/MU3iekWXTB
— 美しい自然・絶景 (@sizen_zextukei) September 18, 2017
日本とタンザニアの気になる時差は6時間、日本の方が時間が進んでいます。日本が夜の18時、休日なら早めの夕食を楽しんでいる丁度その頃、現地タンザニアは昼の12時、人々はランチタイムを楽しんでいるような時間です。
【インパティエンス・ベクアールティ】
— 幸せになる花言葉 (@shiawase_hanak) September 18, 2017
タンザニアやモザンビークに咲く花。
女性が踊っているような姿から「ダンシングガール」という名称でも呼ばれる可愛らしい花です。 pic.twitter.com/MPBFJr4vFt
タンザニアへのアクセスは空の便が一般的です。成田国際空港・関西国際空港から飛び立ち、都市部ダルエスサラーム空港までが約20時間。キリマンジャロ空港まで向かうと約22時間で現地に到達できます。一日に約1便ですが、成田国際空港からは便利な直行便もあります。
現地を堪能タンザニアスポット
街の中心市場を覗いてみよう
タンザニア内で最も人口の多い地域、ダルエスサラーム。そこに暮らす人々の生活を直に感じる事が出来るスポットが市場です。カリアコーはタンザニア1大きな市場街。ダルエスサラームの中心部から少し外れた所にあり、ココに来れば食料品から衣料品・雑貨等々、生活に必要なモノは一通り揃える事が出来ます。
カリアコーで見つけたアフリカ大陸Tシャツ。15,000シリング(約750円)。アフリカンテキスタイルっぽいパッチワークの大陸が明るい緑に映えてる。タンザニア色のタグまでついてるのに、中国製なのだ。タンザニアでこのくらいのTシャツが作れればなあ。。 pic.twitter.com/reoXWwPLZS
— 金山麻美 kanayama asami (@asatanza) October 19, 2016
ダルエスサラーム最大の市場カリアコーでは、それぞれの商品によって取り扱っているエリアが決まっています。野菜なら野菜通り、洋服なら洋服通り等々。商品が雑然と積み上げられているように思えて、実はしっかりと整理されています。サービス精神旺盛な店主も多いので、運が良いとサービスしてもらえることも。カリアコーは現地の方々と自然に交流できる、おすすめなスポットです。
インド洋の恵みを頂くマーケット
観光で立ち寄りたい魚市場ならココ
カリアコーに立ち寄ったなら、ぜひこちらも覗いて欲しいスポットがあります。ココタンザニアはインド洋に面し、アフリカの都市でありながら実は豊かな海産物に恵まれた場所。海のすぐそばには、キブコニ・フィッシュマーケットという海産物が中心の市場があります。
タンザニア風アンチョビ?料理のアクセントに効果を発揮【タンザニア】 #グルメ https://t.co/jFV2fxPILn これは何だと思いますか?発酵させた魚の切り身です。硬く乾いているように見えますが、弾力が残っています。長期保存がきくだけに塩気も、発酵した独特の風味も強… pic.twitter.com/v9xn8Lu7sL
— グルメニュース (@GurumeNews__) August 4, 2017
キブコニ・フィッシュマーケット内は、魚の加工をする作業場、生魚の売り場、揚げ魚など調理された海産物の売り場に分かれています。売られている魚は多種多様、日本でおなじみのヒラメやアジなども売られています。一般に開かれた市場ですが、旅行で立ち寄る方はじめ、レストランの食材仕入れや仕入れた魚の転売など、訪れる方々の目的も様々です。
自然満喫の名所に行こう!
野生動物に会えるタンザニアの名所
タンザニア旅行で外せない名所といえばココ、セレンゲティ国立公園です。地球上でもっとも多くの野生動物が暮らすといわれているセレンディティは、ユネスコ世界自然遺産に指定されています。どこまでも広がる果てしない草原、豊かな水量の沼地、そして連なる青々とした木々。世界のフォトグラファーから愛されたこの名所には、現地でしか味わえない世界感が広がっています。
ユネスコ世界自然遺産にも登録されているタンザニアの名所、セレンゲティ国立公園。タンザニアで初めて国立公園に登録されたこの名所には、草原の所々にコピエと呼ばれる岩場が点在しています。コピエは何万年も昔から存在しており、時代を超えた現在でも動物達の休息の場としてそこに佇み続けています。
世界に誇るタンザニアの名所
世界が変わる登山をしよう
キリマンジャロ(タンザニア北東部に標高5,895mの山。)
— ☆幻の絶景☆ (@sekai_travel) September 16, 2017
アフリカ大陸の最高峰!! pic.twitter.com/DHWeP9zzc7
セレンゲティ国立公園から望める雪色の大山が、世界中の登山家の憧れキリマンジャロです。標高も高くアフリカ大陸最高峰といわれるこの名峰、道中はハードな場所も多々あり登山難易度はかなり高めです。キリマンジャロにアタックする際は、一週間から10日程長期でスケジュールを組み、登山計画は5日から7日で余裕をもって組むのが一般的なんだとか。
キリマンジャロには主に5つの登山口があり、その中でも一番整備されているのがマラングルート。キリマンジャロ唯一の山小屋完備ルートであり、歩きやすく、登山客の約半数が利用するポピュラーなルートです。道中は単調な道が多いルートなので、体力に自信のある方なら難しい技術を持ち合わせていなくても登頂が目指せる、手の届くルートです。
タンザニアといえばコレ
日本人に人気キリマンジャロコーヒー
キリマンジャロゴマタスジコーヒーレポート https://t.co/FV6HJ2OyMq#コーヒー豆 #珈琲 #キリマンジャロ #コーヒー #タンザニア #カフェ https://t.co/T2Q60uIXnJ pic.twitter.com/RuquoBwLi1
— 風のバンビーナ (@coffemametisiki) September 18, 2017
日本でもよく聞くコーヒー豆の名称キリマンジャロ。実はこの豆、ただ地名の由来だけでなく、現地でしか作れない最高級品だったのです。キリマンジャロコーヒーの豆の栽培場所はキリマンジャロのふもと、標高約1500mから2500m辺りの高山地帯です。またタンザニアでのコーヒーの歴史は古く、その始まりは今から約300年も遡ると言われています。
キリマンジャロコーヒーの特徴は強い酸味。苦味やえぐみが少なく、それでいて甘い香りと強めのコクもあり、後味のスッキリとしたコーヒーです。このスッキリ感の秘密こそ、キリマンジャロの厳しい栽培環境にあります。昼と夜の寒暖差の激しいこの地域だからこそ、身の引き締まった美味しいコーヒー豆ができます。山のミネラル豊富な土壌も、コーヒー豆を上質に仕上げます。
粗々しい野生ならココ
保護区で野生動物に出会おう
タンザニアにはユネスコ世界自然遺産が他にも。ンゴロンゴロ保護区もその内の一つです。スワヒリ語で巨大な穴という名がつけられたこの保護区の見どころは、数百年目に出来たとされている巨大なクレーター。火山のカルデラや湖などが広がり、ここでもまた、多くの動物達がのびのびと生活している様を観察する事が出来ます。
タンザニアで遊ぼう!
豊かなインド洋と賑やかな市場、そしてアフリカ最高峰の山とその恵みがたっぷりのコーヒー豆。日本では見る事の出来ない野生動物や自然には、きっとアナタの世界を変えてくれる神秘さが秘められています。そんな素敵なタンザニア観光に、ぜひ出掛けてみてはいかがでしょうか?
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