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カバランウイスキー!台湾の観光で外せない蒸留所見学!世界が認めた味とは?

カバランウイスキー!台湾の観光で外せない蒸留所見学!世界が認めた味とは?
投稿日: 2017年9月26日最終更新日: 2020年10月8日

台湾名産のカバランウイスキー。台湾と言えば小籠包やタピオカミルクティーなどが有名ですが、実はカバランウイスキーも重要な名産品のひとつです。このウイスキーは原料から製造までをすべて台湾国内で行っており、大変こだわり抜いた世界的ウイスキーと絶賛されています。

台湾のウイスキーKAVALAN(カバラン)とは見出し

Made in Taiwanであるウイスキーブランド「KAVALAN」(噶瑪蘭、以下カバラン)をご存知でしょうか。2008年に台湾の宜蘭(ぎらん)で生まれ、2010年にはウイスキーの世界的コンペティションにて優勝するなど、大きく話題になっている「台湾初」のシングルモルトウイスキーです。今回は世界で認められたカバランウイスキーについてご紹介します。

アイラ島の蒸留所へ行こう!ウイスキーの聖地巡りが人気!行き方も | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
アイラ島の蒸留所へ行こう!ウイスキーの聖地巡りが人気!行き方も | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
スコットランドの西部にあるアイラ島はウイスキーの聖地として知られ、島には8ヶ所のウイスキー蒸溜所があります。スモーキーなピートと潮の香りで人気が高いアイラ島のウイスキーが作られる蒸溜所はスコットランド旅行で是非訪れてみたいスポットです。

固定概念を覆したカバランウイスキー見出し

ウイスキーは寒い地方の蒸留所で造られるのが通常?

ウイスキーが好きな人の間では「美味しいウイスキー = 寒い地方で造られる」という事が当たり前の事でした。しかし台湾の環境は亜熱帯。お世辞でも寒い地方とは言えません。しかしその固定概念を覆したのがこのカバランウイスキー。亜熱帯である台湾では熟成が大変早く、通常の熟成期間よりも倍近いといわれる速さで成熟するのだそうです。

カバランウイスキーが美味しい理由見出し

亜熱帯地域の蒸留所だからこそのカバランクオリティー

寒い地方でしか造れないとされてきたウイスキー。どうやって克服したのか、それは「水」が大きなヒントでした。ウイスキーを作るには綺麗でおいしい水が必要とされています。しかしそれだけではありません、亜熱帯の蒸留所の環境でウイスキーを作るには「冷却水」が必要となるのです。

この地帯の平均気温は30度から夏には最高42度にまでなるそうで、膨大な冷却水を必要とします。しかし、水の質が大変良いとされている台湾の員山鄉、この周辺の山には豊富な地下水があります。さらに水温は14から15度。ウイスキーを冷却には最適な温度です。こうして寒い地方でなくともカバランウイスキーという名品が生み出されたのです。

世界が認めたカバランウイスキー見出し

製造からわずか2年

製造からわずか2年の2010年に、世界へ名を轟かせることとなったカバランウイスキー。ウイスキーの本場であるスコットランドで開催されたテイスティング大会にて「KAVALAN CLASSIC SINGLE MALT WHISKY」(カバラン・クラシック・シングルモルト・ウイスキー)が見事、まさかの優勝を収めたのでした。

世界で最も権威ある「World Whiskies Awards」での受賞

さらにはウイスキーの世界で名だたる名誉な賞と呼ばれる「World Whiskies Awards」にて、「KAVALAN SOLIST ex-BOURBON SINGLE CASK STRENGTH SINGLE MALT WHISKY」(カバラン・ソリスト・バーボン・シングルカスク・ストレングス)が続けて「ベスト・レスト・オブ・ザ・ワールド・シングルモルト・ウイスキー」を受賞しました。

さらには国際スピリッツ鑑評会で2年連続で金賞受賞

2017年7月には「International Spirits Challenge」の部門で最大の賞を受賞しました。上記同様「KAVALAN SOLIST ex-BOURBON SINGLE CASK STRENGTH SINGLE MALT WHISKY」で2年連続の受賞。さらに同年5月にもサンフランシスコの大会でもカバランはダブルゴールドを受賞しており、金メダル受賞数は220を超えています。

台湾唯一のカバランウイスキー蒸留所「金車威士忌酒廠」見出し

宜蘭にある員山郷に、台湾唯一の蒸溜所「金車噶瑪蘭威士忌酒廠」があります。2006年から操業を開始しました。スコットランドから輸入した蒸留釜やアメリカ・スペインなど、様々な地域から入手した貯蔵樽を使用し、2005年にカバラン蒸留所を設立しました。そうして台湾初のウイスキー製造メーカーとなることができました。

King Car Groupによる30年の飲料製造ノウハウ

実はこの蒸溜所は、台湾の有名カフェチェーン「MR.BROWN COFFEE」(伯朗珈琲)を経営している会社、「King Car Group」(金車集団)が設立したものです。MR.BROWN COFFEEは缶コーヒーやインスタントコーヒー、カフェを展開しており、ポカリスエットなど製造販売しています。カバランウイスキーは30年に及ぶノウハウによって支えられているのです。

台湾のカフェチェーンの中では一番おいしいと評判です。日本でいえばドトールやサンマルクカフェのようなイメージですが、意外と食べ物が充実して用意されています。サンドイッチだけでなく、スパゲッティーやカドリアから、ケーキなどの甘いものまで網羅されているカフェです。台湾を観光する際にはぜひこちらも訪れて欲しい場所です。

カバラン蒸留所に見学・観光へ!見出し

ここまで世界から認められているカバランウイスキー。ぜひ見学してみたいと思いませんか?実は2008年12月より工場見学のツアーが始まっています。実際にウイスキーが造られる工程を見学でき、さらには展示施設や売店、カフェにまさかのシアターが併設されたビジターセンターなどもあるため、一日中観光を満喫することが可能です。

1階にはお土産ショップや試飲コーナーがあります。ここでは様々な種類のカバランウイスキーはもちろん、試験管ボトル、ポロシャツや名刺入れ、小さい樽まで販売されているので、面白いお土産を買いたい方にもおすすめです。2階には「MR.BROWN COFFEE」があり美味しい食事も可能です。台湾ではすっかり定番の観光スポットとなっています!

早速カバランウイスキーの工場見学してみよう見出し

壁にかかったパネルや展示物などを見たりと自由に中を見学する事ができます。ウイスキーの歴史や製法についてや、熟成による変化など詳細に説明されています。中は自由に見学可能ですが、無料の解説ツアーもあるのでそちらに参加するとより深くウイスキーについて知ることができますよ。約70分ほどで、20人未満は予約不要なのでぜひお試しください。

カバラン蒸留所で無料テイスティング見出し

見学を終えると「ウイスキーを今すぐに飲みたくなった」と思う方も多いかもしれません。実は工場を見学したあと、すぐにその願いを叶えてくれるのがここ金車噶瑪蘭威士忌酒廠なのです!嬉しいことに無料で何種類ものカバランウイスキーのテイスティングを楽しむ事ができますよ。

むしろこのテイスティングが最大の目玉と言っても過言ではないでしょう。無料試飲はビジターセンターにて約30分毎に行われており、係りの方が試飲用のウイスキーを配ってくれます。テーブルの真ん中には香りの比較用に小瓶も用意されています。友人や恋人同士でどれがどのウイスキーか当ててみましょう!

気になる味はどんな味?

カバランウイスキーは全般にフルーティな味わいや風味がするといわれています。その甘さからフルーツ以外にもチョコレートの香りがするという人もいるほどです。甘さも手伝い、女性からも飲みやすいと評判です。ただし日本のウイスキーとは違い味に強さがあるので、「少し後味が渋い?」と思う方もいるようです。

多くの種類があるカバランウイスキーですが、やはり人気は世界から最も評価されている「クラシック」と「ソリスト」シリーズのようです。クラシックシリーズはよりスタンダードな味わいで作られており、ソリストシリーズはカバランの特徴であるフルーティさが強いシリーズです。最初はストレートで味わうのがおすすめされています。

オリジナルのカバランウイスキーが造れる

そのほかにもカバラン蒸留所では3種類の原酒から自分好みにアレンジできる「DIYブレンディング体験」ができます。ブレンドしたウイスキーは持ち帰る事ができるので、観光の素敵なお土産になりますね!ただしこちらのDIYブレンディングは予約が必要となります。事前にHPから予約を入れて見学へ行くようにしましょう。

カバラン蒸留所への行き方見出し

カバラン蒸留所への行き方はタクシーがおすすめ

行き方はバスかタクシーでの方法がありますが、バスはあまり本数がないのでタクシーの方がおすすめです。「宜蘭駅」からタクシーに乗り、「金車噶瑪蘭威士忌酒廠」と伝えましょう。言葉が分からないという方は事前に紙に書いたりスマホなどで場所を見せるようにすれば行き方は伝わりますよ! 所要時間は15から20分、運賃は270元ほど。

バスでの行き方は?

行き方の一つとして、もしバスでいきたいのであれば「宜蘭轉運站」というバス乗り場から乗りましょう。行きは「員山農會成功分部」で降り、帰りは「金車酒廠」から乗ります。運賃は20元ほどですが、所要時間が約35分前後かかります。バスでも行けるのですが上記の通り本数が少なく時間もかかってしまうため、あまりお勧めできる行き方ではありません。

台湾観光へ行くならぜひ「カバランウイスキー」を楽しもう見出し

誰しもが「まさか台湾で美味しいウイスキーが出来上がるなんて」と思っていた事でしょう。しかしカバランは奇跡を起こした最高のウイスキーとなりました。蒸留所への行き方は少し難しいかもしれませんが、現地で台湾のカバランと日本のウイスキーを飲み比べてみるという事はとても素敵な思い出になるかと思います。ぜひ一度足を運んではいかがでしょうか。

住所:宜蘭県員山郷員山路2段326号 電話番号:03-922-9000#1104

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