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鞠智城で歴史体験!アクセスは?キャラクターもいる公園へ家族で観光!

鞠智城で歴史体験!アクセスは?キャラクターもいる公園へ家族で観光!
投稿日: 2017年3月31日最終更新日: 2020年10月7日

約1300年前に建てられた熊本県山鹿市にある、鞠智城。歴史的な観点からの見学を楽しむことはもちろん、イメージキャラクターのさきもりころう君がいたり、子供用パンフレットが充実していたりと、鞠智城は家族での観光にもおすすめのスポットです。

家族で観光するなら、熊本県山鹿市の鞠智城がおすすめ!見出し

鞠智城(きくちじょう・くくちじょう)は熊本県の山城のひとつで、現在はその広い敷地を生かし公園として解放されているレジャー施設です。非常に歴史的な価値のある城跡のため、公園内に研究施設や展示館が設置されておりと硬いイメージをお持ちの方もいるかと思います

しかし、イメージキャラクターのさきもりころう君が巡回していたり、子供向けのイベントで古代のコスプレができたりと、家族観光にぴったりのスポットであることをご存知でしたか?この記事では、そんな鞠智城を楽しむポイントをご紹介します!

鞠智城へのアクセス 見出し

鞠智城は敷地自体が広いこともあり、アクセス方法も多岐にわたります。車で行く場合は熊本市内より国道3号線を山鹿方面へ道なりに進み、約60分で到着します。九州自動車道 菊水I.C、植木I.C.からはそれぞれ山鹿方面へ進むと約15分で到着します。公園の専用駐車場は50台となっており、車をお持ちの方であれば比較的アクセスしやすい立地です。

車をお持ちでない方はバスを利用したアクセスも可能です。各停留所から1時間前後で鞠智城へいくことができます。熊本交通センターバスで熊本駅から「菊池プラザ」下車で到着します。新玉名駅からは「県立装飾古墳館入口」下車となります。バスでのアクセスは比較的本数が多く、どちらの路線も降車後、鞠智城まで20分程度歩くので、途中の景色を楽しみながらゆっくり観光するのもおすすめです。

鞠智城の入園料と利用可能時間見出し

鞠智城へは現在無料で入場できます。以前は有料でしたが、熊本震災後、地域興のためより多くの人を受け入れられるよう、無料にて公園として解放されるようになりました。鞠智城内では、資料館などの展示に関しては一部有料の施設もありますが、ほとんどの施設やサービスを無料で楽しむことができます。公園内がとても広いので、無料で入れる敷地内だけでも十分に見応えがあります。

鞠智城の開園時間は9:30~17:00となります。ただし、入館は16:30までとなるため、ゆっくり観光するためにも、余裕をもって入園しましょう。休園日は月曜日となり、月曜日が祝祭日にあたる場合は翌日が振替休園日となります。年末年始にあたる12月25日~1月4日は休みとなりますのでご注意ください。また、年末年始は休園日を避けても、交通渋滞によりアクセスが不便になる可能性があります。

鞠智城のイメージキャラクター見出し

鞠智城では県内外にもっと鞠智城を知ってもらうことを目的としたイメージキャラクター、いわゆるゆるキャラとしてころう君が防人(さきもり)として就任しています。特技は絵を描くこと。全体的に丸みがあり、可愛らしい顔立ちと城のシンボル、八角形鼓楼(ころう)のモチーフを頭の上に乗せているキャラクターデザインが特徴です。

鞠智城では、このイメージキャラクターのころう君が定期的に公園内を巡回をしています。「ころう君のテーマ」にあわせて踊る、「ころう君体操」は地元の幼稚園や保育園でも大人気。家族で観光に行く際は、ぜひころう君体操もあわせて楽しんでください。ころう君は県内外で活動を行っています。鞠智城での出演時間は、さきもりころう隊オフィシャルHPから確認してください。

また、毎年行われる「鞠智城の日」イベントでは、鞠智城のメインキャラクターともいえる、ころう君のお誕生日祝いも行っています。鞠智城の巡回や観桜PRに日々尽力しているころう君。ころう君ファン、ゆるキャラファンの方はこの期に日々鞠智城の公園巡回や観光PRを頑張っているころう君をいっしょにお祝いしましょう。

鞠智城の歴史を楽しむ、温故創生館 見出し

鞠智城の歴史をもっと知りたい方は、温故創生館の見学もおすすめです。温故創生館では鞠智城の建築時代やその役割、城の構造について、展示と映像で学ぶことができます。各テーマごとに、パネルや写真などの解説があります。また、出土遺物や復元模型なども展示があるのでわかりやすく、ご家族で観光するのもおすすめのスポットです。

温故創生館の開館時間は9:30~17:15までとなっています。入館は16:45までとなります。鞠智城内施設なので、休館日は鞠智城の休園日に準じます。入館料は無料で、公園全体を一望できる休憩スペースもあるため、広い城内を歩いて疲れた時は温故創生館で休憩するのもおすすめです。また、2週間前までに予約をすると、ボランティア職員の方に案内してもらうことも可能です。

家族観光におすすめの鞠智城イベント〜その1〜 見出し

鞠智城では様々なイベントを行っており、その数の多さもさることながら親子で楽しめる内容のイベントが多いのもオススメのポイントです。その中の一つ、毎年10月に行われる「鞠智城の日」のイベントは古代衣装を着て、記念撮影ができる、古代衣装コスプレ体験や弓矢体験など、体験型のものが多く、家族で観光するのにおすすめのイベントの1つです。

体験型イベントの他にも、鞠智城のイメージキャラクター、ころう君率いる、さきもりころう隊がステージ出演する「お楽しみステージ」や赤米のおにぎりや猪肉など、古代食のお弁当が食べられる古代食販売など楽しいイベントがたくさんあります。ちなみにこちらの古代食は1食300園ととてもお買い得なお値段ですが、限定100食となっているため、興味がある方は早めの購入をおすすめします。

家族観光におすすめの鞠智城イベント〜その2〜 見出し

「鞠智城の日」イベントの他にも、夏休みイベントも開催している鞠智城。こちらも体験型の催しが多く、古代建築の鞠智城ならではの楽しいイベントです。こちらは子供向けのイベントですが、歴史的な側面もあり大人でも十分に楽しめるイベントです。人気キャラクターころう君もちろん参加するので、家族で楽しんでみてはいかがでしょうか。

弓矢づくり体験では、割り箸などの身近な道具を使って弓矢を作る体験ができます。こちらのイベントはカッターやはさみなど、刃物を使うため、対象は小学生以上、小学生未満は保護者同伴が必要です。その他にも、本物の土器に触れ土器の重さを予想する、重さ当てクイズや解くまでの最高タイムをきそう、ころう君パズルなど、夏休みイベント限定の様々な出し物があります。

鞠智城の目玉、八角形建物 見出し

鞠智城に入ってすぐに目につく建物は、八角形の部屋が三層になった塔です。この塔は八角形鼓楼と呼ばれています。この八角形鼓楼は内部の柱の数が約16本と、非常に数が多く中に入りづらい構造となっています。研究や発掘の結果、この塔は各階に鼓などを設置し、時刻を伝える時計塔としての役割や、火災や敵襲などの緊急の際の連絡手段などとして使われていたのではないかと推測されています。

鞠智城が建てられたとされる、640年代ではこの八角形の建物は非常に珍しい様式のものでした。同時代に同じような建築様式の建物は国内にはなく、中国や韓国にしか存在しません。そのため、当時の日本と大陸との繋がりを表す建物として歴史的観点からも非常に重要視されています。また、現在の八角形鼓楼は研究結果をもとに、1999年に復元されたものとなります。

鞠智城の歴史 見出し

鞠智城が初めて書物に出てくるのは、「続日本紀」への記載です。文武天皇が698年に鞠智城を修復した記事が書かれています。修復の記事が残存書類としてはもっとも古いものであるため、いつ頃造られたのかははっきりしていません。しかし、発掘調査では少なくとも7世紀後半~10世紀中頃まで約300年、城として存続したこと分かっています。

発掘結果や、続日本紀に記されている修繕の内容から、日本が白村江の戦いで、唐・新羅に大敗した後、大和朝廷が日本の防衛のために築いた他の城(水城・大野城など)とほぼ同時期に建てられたのではないかと考えられています。また、八角形建物跡の他にも、銅造菩薩立像が出土品として発掘されており、これは百済からの亡命者が関与したと推察され、いまだに研究が進んでいます。

さきもりころう君と一緒に家族で鞠智城を楽しもう!見出し

以上、鞠智城について色々と調べてみました!ものづくりやコスプレなどの体験型のイベントが多く、子供向けのパンフレットや案内などの充実していて親子で楽しめる公園でした。ゆるキャラのころう君が城内を巡回していたり、ステージ上でさきもりころう隊によるころう君体操が見られたりと家族観光にはおすすめのスポットです。車でのアクセスも便利なので、ぜひ観光してみてはいかがでしょうか。

東京ドーム12個分の広さを持つ、広大な敷地の鞠智城。古代に建設されたこともあり、まだ解明されていないこともたくさんありますが、そこもまた魅力の一つではないでしょうか。現代ではバス路線の開通によりアクセスの利便性もあがり、2016年にその歴史的価値から、国指定史跡としても認められました。この城跡公園で、古代の人の想いに馳せながらゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

もっと山鹿市を知りたいアナタに!

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山鹿は熊本県、福岡県の県境に近い地域です。山と菊地川流域に広がる平野に囲まれ、自然も豊かな山鹿。温泉の湧出量は熊本県1位と温泉街としても観光地としても知られています。江戸時代には参勤交代の宿場町として栄え、今もその面影がある、そんな山鹿へ観光に行きませんか。

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投稿日: 2017年3月31日最終更新日: 2020年10月7日

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