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酸ヶ湯に行こう!周囲の絶景と温泉が嬉しい!アクセス方法も紹介!

酸ヶ湯に行こう!周囲の絶景と温泉が嬉しい!アクセス方法も紹介!
投稿日: 2017年11月2日最終更新日: 2020年10月8日

酸ヶ湯といえば混浴の硫黄温泉を思い浮かぶであろうか?それとも四季折々の絶景を見せる八甲田の大自然を思い浮かぶであろうか?ここでは酸ヶ湯の温泉から周囲の絶景まであらゆる角度で酸ヶ湯の魅力を紹介するものである。酸ヶ湯にたっぷり浸かってくれれば幸いだ。

酸ヶ湯とは見出し

青森県の八甲田山にあるのが酸ヶ湯(すかゆ)だ。発見されたのが江戸中期というから300年もの歴史がある。湯に鹿が浸かって傷を治していたので「鹿湯」が名の由来らしい。そうして強い酸性ということで「酢ヶ湯」から「酸ヶ湯」となったということだ。これから「酸ヶ湯」の魅力を周囲の見どころも含めてじっくりと探索してみる。

酸ヶ湯へのアクセス方法見出し

青森駅から酸ヶ湯へ

地図で見ると青森の中央に位置する「酸ヶ湯」へのアクセスで定番は青森駅からのJRバスであろう。十和田湖行きに乗り「酸ヶ湯温泉」で下車。1時間10分の乗車だ。春先は両側に雪の壁が迫り、新緑の季節や紅葉の季節と四季折々絶景を楽しませてくれる。途中「ロープウェイ駅前」で下車して八甲田山に登ってから酸ヶ湯へ来るのもよい。

マイカーでのアクセス

「酸ヶ湯」周辺には地図を見ればわかるが、八甲田山を始め十和田湖や奥入瀬渓流など絶景の観光地もたくさんある。車のカーナビの地図を頼りに周辺の観光地を回って「酸ヶ湯」に着くのも楽しい。「酸ヶ湯温泉」に泊まって拠点にするのもいい。ちなみに車でのアクセスは東北自動車道「黒石IC」から30分、青森ICから50分というところだ。

ただし、これから冬(雪)の季節になると「酸ヶ湯」は八甲田山という山間部(標高925m)にあるためかなりな積雪が予想されアクセスが悪くなりえる。スタッドレスなどの雪用タイヤの準備をして「酸ヶ湯」に向かわなければならない。吹雪で視界が不良になったり積雪など気象条件によっては通行止めになることもあるので注意が必要だ。

徒歩(登山)でのアクセス

八甲田山ロープウェー山頂駅から「田茂萢湿原」「無毛岱」を経て徒歩で「酸ヶ湯」につくのも自然を感じておすすめである。冬(雪)の季節は樹氷も捨てがたいが雪で八甲田遭難ともなれば大変なので、地図を見ながら春から秋の季節が安全だろう。時間としては2時間半というところである。「酸ヶ湯」は八甲田登山にも重要な拠点なのだ。

酸ヶ湯温泉の効能見出し

酸ヶ湯は湯治で有名

昔から「酸ヶ湯」は湯治で有名で全国から湯治客が訪れる。今でこそ道路整備がなされて便はいいが、昔は冬の間アクセスが悪いため雪が解けるまで湯治に専念した湯治客も多くいたそうだ。筋肉痛や関節痛、神経痛、冷え症などの体の不調に効果があるとされる療養に適した温泉として「国民保養温泉地」に指定された。硫黄は効くのである。

酸ヶ湯の源泉は複数?

「酸ヶ湯」の源泉は5つあるという。それぞれの浴槽で源泉が異なるそうだ。成分は酸性硫黄泉(含石膏、酸性硫化水素泉)で神経痛やリュマチ、冷え症、胃腸病、婦人病、痛風、糖尿病、皮膚病、貧血症、便秘、痔、喘息、夜尿症など様々な症状に効果があるという。飲泉すれば慢性消化器病や慢性便秘、痛風などに効果的であるようだ。

酸ヶ湯温泉は混浴見出し

ヒバ千人風呂は混浴

酸ヶ湯温泉の名物は何といっても「ヒバ千人風呂」で、混浴としても有名である。300㎡(160畳)という広さにピンとこない方はテニスコート1面分と思ってほしい。ここは中に柱が1本もない青森産の総ヒバ造りの大空間である。2つの湯船の左側が男性で右側が女性という基本的ルールがある。それぞれのスペースを守って温泉を楽しむことだ。

熱湯(ねつゆ)は浴槽の底から源泉がわき生の温泉を直接体感できて感激することだろう。温度は41、42度程で長く浸かることができ体が温まる。奥の四分六分(しぶろく)の湯は熱湯と別の源泉2つを混ぜ合わせて43度くらいとちょっと高温である。熱湯に対して温まり具合が4割から6割ということらしい。女性用の衝立が設置されている。

酸ヶ湯温泉入浴方法見出し

まずはかぶり湯「冷の湯」から

どこの温泉でも湯船に浸かる前に、体を軽く洗い流し温度に体を慣らすためにかぶり湯(かけ湯)を念入りにすることだ。足から腰、肩、胸と順にかけることが大切だ。「酸ヶ湯」にはかぶり湯の「冷の湯」がある。これまた他の浴槽とは違う源泉が「冷の湯」だけに使われている。湯の温度は38度と低めでかぶり湯にちょうどいいのだ。

熱の湯と四分六分の湯の入り方

「冷の湯」でしっかりとかぶり湯をしたら「熱の湯」に5分ほど浸ろう。次に「四分六分の湯」で3分ほど浸たり血管の循環を良くするのだ。また「熱の湯」に入って額がほんのり汗ばむころに出ればベターだ。「酸ヶ湯」は強い酸性硫黄泉なので長湯すると熱疲労を起こしやすいとされる。入浴時間は短めにすることだ。打たせ湯「湯瀧」もある。

酸ヶ湯温泉混浴に抵抗のある方へ見出し

酸ヶ湯の混浴攻略方法

男性は絶景と喜ぶかもしれないが、女性は混浴に抵抗があるだろう。直前で心折れた女性も数多くいたに違いない。「ヒバ仙人風呂」には女性専用時間というものがある。8時から9時と20時から21時の時間帯だ。どちらも宿泊客しか入れないような時間だがその時間帯を狙うのも一つの混浴攻略方法である。とっておきのアイテムもあるようだ。

湯浴み着を着用

売店で販売している「湯浴み着」は値段が1000円するが、これを着れば女性でも「ヒバ千人風呂」に時間を気にせずに堂々と安心して混浴を楽しめるのだ。ただし、一度酸ヶ湯に浸かってしまった「湯浴み着」は硫黄の匂いがしばらく取れないようなので心得ておくように。それでも抵抗ある方は混浴をあきらめて男女別の内湯に浸ることだ。

酸ヶ湯温泉の「玉の湯」とは見出し

酸ヶ湯の内湯「玉の湯」

「ヒバ千人風呂」にはせっかくの薬効成分を流さないようにシャワーなどの設備はない。男女別にある内湯「玉の湯」には洗い場やシャワーの設備があり「ヒバ千人風呂」に抵抗のある方はこちらがおすすめだ。ここの湯の源泉も「ヒバ千人風呂」とは異なるものだ。混浴を楽しんだ後にも入るといい。どこまでも酸ヶ湯は源泉に贅沢な温泉だ。

酸ヶ湯グルメとは見出し

酸ヶ湯そばは鬼面庵で食せ

酸ヶ湯温泉の「鬼面庵」でご当地グルメが楽しめる。まずは「酸ヶ湯そば」だ。そば粉だけで作られる純粋な日本そばは美味しくておすすめ。それもそのはず、工場は酸ヶ湯温泉にあるというのだからバツグンの自然条件のなせる技だ。だしも陸奥湾のいわし焼干を使用し、青森100%のそばである。根まがり竹が入っているのが特徴だ。

B級グルメ「生姜味噌筍おでん」

青森市に伝わるB級グルメ「生姜味噌おでん」も「鬼面庵」にある。元々は青函連絡船を待つ客におでんに生姜味噌だれをかけて出したのが始まりという青森のソウルフードだ。昔酸ヶ湯にはJRの駅があったからいち早く取り入れたのである。根がまり竹入りの素朴なおでんをつまみに一杯キュッとやればもう酸ヶ湯は忘れられくなることだろう。

酸ヶ湯温泉宿泊見出し

酸ヶ湯温泉旅館部

酸ヶ湯温泉旅館部は「イ棟」と「7号館」に分かれている。6畳から8畳の床の間と縁側がついた和室である。タオル・バスタオル・浴衣はあり。冷蔵庫はない。共同の洗面所とトイレというのが設備の内容だ。1泊2食付きで10000円から宿泊できる。山菜や地元の食材を使った素朴な味わいの夕食を堪能あれ。満室の場合は湯治棟になることも。

住所:青森県青森市大字荒川字南荒川山国有林小字酸湯沢50番地 電話番号:017-738-6400

八甲田ホテル

酸ヶ湯で洋式(ベッド)で宿泊したい方は近くの「八甲田ホテル」がおすすめ。経営は酸ヶ湯温泉と同じなのでホテルから酸ヶ湯温泉まで送迎してくれて混浴も楽しめる。外観は自然に溶けこむような洋風ログ木造建築で、中には棟方志功の作品が多数展示。夕食は本格的フランス料理と和食から選べる。1泊2食付きで24000円からである。

住所:青森県青森市大字荒川字南荒川山1-1 電話番号:017-728-2000

現代の酸ヶ湯温泉湯治見出し

現代版酸ヶ湯温泉湯治とは

昔は冬(雪)の農閑期などに米を持参して酸ヶ湯に1か月以上もの湯治をした模様。現代はさすがに忙しく1か月も湯治をする人も少なくなったようである。10日位が湯治には効果がよく出るようだが、せめて3日は湯治してほしいところだ。酸ヶ湯には「温泉療養アドバイザー」が常駐していて相談に乗ってくれるようである。

湯治部では旅館部と違って部屋にテレビ・冷蔵庫・浴衣・タオルなどが備付けられている。共同の洗面所とトイレは同じである。布団の上げ下ろしはセルフサービスだ。自炊は近くの共同炊事場で料理することになる。自炊の宿泊料金は人数によるが1人3000円から。1泊の場合は1000円増し、3日以上は500円の割引になる。食事付きも可能だ。

酸ヶ湯周辺観光:地獄沼・まんじゅうふかし見出し

地獄沼

八甲田山は火山である。酸ヶ湯の周囲には火山独特の絶景が広がる。その一つが酸ヶ湯からすぐ近く、地図上南側にある「地獄沼」である。ここは火口湖で沼底から亜硫酸ガスや熱湯が今でも噴き出ている。後方の八甲田山大岳との景観は素晴らしく、特に紅葉時は水面にも映る色合いと共に絶景である。

まんじゅうふかし

地図上「地獄沼」から西へ2分も歩くとまんじゅうふかし(ふかし湯)もぜひ立寄ってほしい。95度という温泉の蒸気を通した箱形のベンチに腰掛ければおしりから温まるのだ。まんじゅうとはおしりのことを言うらしい。婦人病や冷え症、腰痛などに効果があるということだ。特に子宝に恵まれるというからお心当たりの方にはおすすめである。

酸ヶ湯周辺観光:十和田湖見出し

神秘的な十和田湖

酸ヶ湯から地図上南側に位置する十和田湖もおすすめ。標高400mにある二重式カルデラ湖は四季折々の絶景を見せてくれる。発荷峠からの十和田湖の絶景を始め、周囲5ヶ所ある展望台からはどれも素晴らしいから地図で確認のこと。休屋(やすみや)から「十和田湖遊覧船」の湖上から十和田湖を眺めればその独特の絶景にも感嘆するだろう。

十和田湖観光の拠点はビジターセンターや宿泊、飲食店、お土産屋が集まる「休屋」とバスターミナルや食堂がある子ノ口(ねのくち)。それぞれの食堂で十和田湖名産のヒメマス料理や山菜など地元の素材を使った料理を堪能するのもおすすめだ。「子ノ口」は十和田湖の北側に続くこれまた絶景続きの奥入瀬渓流散策の入り口でもある。

十和田湖観光のおすすめの楽しみ方!自然の魅力たっぷり!遊覧船も! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
十和田湖観光のおすすめの楽しみ方!自然の魅力たっぷり!遊覧船も! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
東北地方青森県にある十和田湖は、定番の人気観光地です。広大なパノラマや自然を満喫できる十和田湖は、老若男女問わず人気のある観光地となっています。また四季折々の魅力あふれる自然を楽しめるので、リピータも多い観光地となっています。

酸ヶ湯周辺観光:奥入瀬渓流見出し

奥入瀬渓流散策

十和田湖から奥入瀬渓流に入って最初の絶景が「調子大滝」だ。幅20m・高さ7mのダイナミックさに圧倒される。ここから渓流沿いに沿って「玉簾の滝」や「九段の滝」、「白糸の滝」などを車を停めながら眺めて奥入瀬渓流を焼山に向かって進もう。ドライブでの想定をしたが、徒歩でのアクセスは逆に下流の焼山からが迫力感でおすすめ。

渓流沿いを走ったら奥入瀬渓流で唯一の休憩所石ヶ戸(いしげど)にも寄ってみよう。地図で確認のこと。観光バスでごった返しているかもしれないので駐車に気を付けることだ。近くに女盗賊が住みかとしたという伝説がある石の家というところが「石ヶ戸」の由来。休憩所では地元の人もおすすめの美味しいソフトクリームを堪能してみよう。

奥入瀬渓流を散策!おすすめの温泉やランチ情報あり!美しい景色が最高! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
奥入瀬渓流を散策!おすすめの温泉やランチ情報あり!美しい景色が最高! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
十和田湖の湖畔にある奥入瀬渓流は、新緑に紅葉に雪と、季節を問わず人気の散策スポットです。一度は散策してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。今回はそんな奥入瀬渓流の散策スポットや温泉、ランチ情報など楽しめるスポットについて調べてみました。

酸ヶ湯周辺観光:八甲田見出し

八甲田ゴールドライン

奥入瀬渓流の終点「焼山」を過ぎ、国道103号線を八甲田(酸ヶ湯)へ向かうルートが「八甲田ゴールドライン」だ。いつ来ても木々が美しいが特に紅葉時は色彩鮮やかなトンネルに入ったようで感激する。八甲田へ向かう山道でカーブが多いので絶景によそ見をしないで安全運転のことを心掛けたし。

城ヶ倉大橋

「酸ヶ湯」から地図上西側の近くに位置する城ヶ倉大橋(じょうがくらおおはし)がある。長さ360mの上路式アーチ橋だ。高さ122mから眺める切り立った渓谷や八甲田連峰、岩木山なども望める。特にブナやナラ、カエデなどが奏でる紅葉時期は絶景だ。黒石へのアクセスルートでもあるのだが冬期は夜間通行止めになるので注意することだ。

八甲田ロープウェイと散策

「酸ヶ湯」から青森方面に向かうと途中に「ロープウェイ駅前」がある。ここからロープウェイで山頂に向かおう。紅葉時は眼下に広がる絶景にカメラのシャッターを押さずにはいられないだろう。「ロープウェー山頂公園駅」には展望室や食事処、売店などの設備がありゆっくり休憩もできる。時間に余裕があれば散策コースを歩いてほしい。

八甲田山ハイキング

「八甲田ロープウェー山頂公園駅」からは散策コースがあって、田茂萢岳湿原や無毛岱湿原を散策するのがおすすめだ。もっとハイキングをしたい方は地図を確認だ。「赤倉岳」「井戸岳」を経由して八甲田最高峰の大岳(1585m)の山頂に立てる。3時間くらいのコースだ。下山は「上毛無岳」を経て「酸ヶ湯」に着くというのがベスト。

八甲田の冬(雪)の楽しみ方

冬は雪の芸術である樹氷が広がる一帯をスキーツアーまたはスノーシュートレッキングをするのが人気である。冬は地図は当てにならないのでガイドをつけて安全に楽しむことだ。また、八甲田ロープウェイの隣りには「八甲田スキー場」もあることから、「酸ヶ湯温泉」の冬はスキー客でも賑わうとのことだ。

酸ヶ湯へ足を運ぼう見出し

「酸ヶ湯」をこうして観てくると、湯治の温泉として全国的にも有名であることはもちろんのこと、地図上でも青森の中心であり青森観光の中心ともいえる。青森市からのアクセスも良く、秋田との県境の十和田湖からのアクセスも良い。「酸ヶ湯」は周辺観光の拠点となりえるのだ。四季折々の魅力を持つ「酸ヶ湯」はアナタを待っている。

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