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一生に一度は見たいザ・ウェーブはアメリカの絶景スポット!
アメリカの秘境に潜むザ・ウェーブはメディアで紹介されたこともあり、一生に一度は見たい絶景スポットとしても有名な場所になってます。しかし、行き方が複雑な事等の理由から、まだ日本人ビジターは多くありません。そこで、ザ・ウェーブへの行き方、場所、保護区への入場許可書入手の為の抽選方法等、ザ・ウェーブを訪れる時にも役立つザ・ウェーブの様々な情報をご紹介します。
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブとは?
特にフォトグラファーであれば絶対にカメラに収めたい素晴らしい光景で溢れている絶景スポットのザ・ウェーブは、フォトグラファーでなくても一生に一度は目にしたい絶景のスポットです。砂漠にできたU字の形をした細長い海底盆地で、砂岩が幾重にも重なり合う層で滑らかな波のように流れている幻想的なグラデーションを生み出しています。
ただし、ザ・ウェーブは、アメリカの秘境にあるので行き方は複雑で、最寄りの場所まで車で行ったとしても入口ゲートからもかなりの距離を歩くことや、温度変化が激しい砂漠の場所の厳しい自然環境の中に存在していること、そして、ザ・ウェーブへの入場には許可書がいること等もあり、実際に訪れる前に予備知識をつけたり準備をしてから訪れる必要があります。
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブがある場所とは?
ザ・ウェーブは、アメリカ合衆国のユタ州のバーミリオン・クリフ国定公園という場所の中にありますが、地理的に場所を表すと、ユタ州のカナブとアリゾナ州のページという場所の中間付近の場所にあります。この中間付近の場所には、ビュートと呼ばれる浸食地形でできたコヨーテ・ビュート(Coyote Buttes)という場所があります。
このコヨーテ・ビュートという場所の北側にあるコヨーテ・ビュート・ノース(Coyote Buttes Wilderness North)という場所にザ・ウェーブは実際に位置しています。この場所は、アメリカ連邦政府の環境保護区の中にあります。ザ・ウェーブはもろい性質を持つので、アメリカ連邦政府によって保護されています。
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブへの行き方とは?
ザ・ウェーブへの行き方は、車と徒歩の両方でようやく到着できます。どちらも長時間かかり決して楽ではなく、車での道中には悪路もあります。まず、車での一般的な行き方は、アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブの街としても有名なユタ州カナブから舗装道路を30分から1時間程、ユタ州にある州道路の89番を走り続けます。
ザ・ウェーブはアリゾナ州とユタ州の中間にあるので、アリゾナ州からのザ・ウェーブへの行き方もあるだろうと思いがちですが、ザ・ウェーブへ踏み入ることができるトレイルヘッドの場所がユタ州にあるので、ユタ州にある州道路の89番からの行き方が一般的で、途中からHouse Rock Valley Roadという名の舗装されていない砂がむき出しの道へ入ります。
このHouse Rock Valley Roadは、雨などが降ると酷いぬかるみになるので運転するのが非常に大変です。この道がぬかっていなければを30分程ですが、ぬかっていれば1時間以上走り続けてCoyote Buttes Wilderness Northに到着することになります。ここで車を停めてゲートへ向かい、更に1時間半から2時間歩いて到着です。
ザ・ウェーブのある保護区への入場に必須のものとは?
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブのある保護区への入場見に無くてはならない必須のものとは、許可証です。ザ・ウェーブは、アメリカ連邦政府の環境保護区の中にあるので、この地へ踏み入るためには許可書が必要となります。更に、ザ・ウェーブの美しい地形を守るために、1日に入場できるのは20人限りなので、当然許可書も1日に20枚しか発行されません。
それでは、20名以上の許可証の発行を希望する人々がいた場合はどうなるのでしょうか。それは、くじによる抽選で当たった人に許可証が発行されます。日本以上に本国アメリカではザ・ウェーブは大人気ですし、ザ・ウェーブへは世界中から様々な人々が訪れる為にやってきますから、許可書を入手するだけでも至難の業で大変です。
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブを訪問できる人とは?
許可書を持っていることは言うまでもありませんが、それ以外に大切なことは、健康上に問題がない人であり、それなりの体力がある人であるということも外せません。ザ・ウェーブへの入場ゲートからの行き方は、徒歩のみになります。しかも最低2時間以上も起伏の多い中をトレッキングし続けないと到着できない場所にあり、厳しい気候条件の下にもあります。
また、ザ・ウェーブまでの行き方は、トレッキングコースなどの道があるわけではないので、地図を片手に所々にまばら立ってる指示看板を追いながら目的地を目指すことになるので、すぐに行き方がわからなくなる様な地図の読めない方は危険にさらされるので、目的地迄の行き方をしっかり導いてくれる方やガイドを必ずを連れていく必要があります。
ザ・ウェーブがある保護区への入場許可書を得る方法とは?
ザ・ウェーブがある保護区への入場する為の許可書は、20名以上の許可証発行希望者がいた場合は、くじによる抽選で当たった人に許可証が発行されますが、このくじによる抽選には、インターネットによるオンライン抽選と現地での抽選の2種類があります。それぞれの抽選から1日あたり10名ずつ当選者が選ばれて、合計20人分の許可証が1日あたり発行されます。
現地でくじに外れ続ければ許可証が発行されないので、せっかく苦労してやって来てもザ・ウェーブへの保護区への入場はできません。しかし、インターネット抽選の場合は訪問予定日の4ヶ月前から申し込めるので、抽選くじに当たった日程に合わせて訪れることができるのであれば、事前に確実に許可証を入手できるインターネット抽選での申し込みがおすすめです。
ザ・ウェーブがある保護区への入場許可書取得の為のインターネット抽選とは?
ザ・ウェーブがある保護区への入場許可書取得の為のインターネット抽選は、訪問希望日の4ヶ月前から申し込めます。抽選に申し込むには5ドルの費用がかかり、当選した場合は許可証の発行費用として、更に1人当たり7ドルの費用もかかります。当選した日に合わせて柔軟に旅程を組めるのであれば、事前に確実に許可証入手できるこの抽選方法がおすすめです。
このインターネット抽選で、それぞれの希望日当たりに発行される許可証の数は10枚です。当然時期によって、希望者の殺到状況も大きく異なるので、なかなか当たらない場合は、当選した場合の事前対策がしっかりできるのであれば、気候条件があまり良くない穴場な時期を希望日にして抽選の申し込みをするのもおすすめです。
ザ・ウェーブがある保護区への入場許可書取得の為の現地抽選とは?
ザ・ウェーブがある保護区への入場許可書取得の為の現地抽選は、カナブ・ビジターセンターで行われるので、まずは申込書に記入します。抽選は訪問日の前日に申し込め、抽選にかかる費用は無料ですが、当選した場合は許可証の発行費用として1人当たり7ドルの費用がかかります。抽選の申し込みはグループ単位ででき、1グループは6人迄です。抽選は午前9時から始まります。
抽選は、ビンゴマシンを使用して行われます。10名の定員に達するまで抽選は行われますか、1グループ最大6人までのグループごとでエントリーできるので、残りの当選枠が2名になった時、次に当選したグループが6名のグループだった場合は、そのグループの中の2名しか許可証発行してもらえませんので、この点には注意が必要です。
この場合は、2名分の許可証発行してもらうこともできますが、当選自体を辞退することもできます。辞退した場合は、次の当選者へ2名の当選枠が移ります。
当選後は、その場で1人当たり7ドルを現金で支払います。それと引き換えに、許可証とマップが手渡されます。外れてしまった場合は、また次の日に再チャレンジしましょう。
住所 | 745 E. Highway 89, Kanab, UT, 84741 |
電話番号 | 435-644-1300 |
ザ・ウェーブがある保護区への入場許可書抽選の当選確率とは?
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブがある保護区への入場許可書を入手するの為の抽選の当選確率は、シーズンや月によって大きく変動するようです。やはり気候の良い5月や10月は人気があるので、殺到している日には30倍以上の当選倍率ということもあります。また、夏休みのシーズンも世界中から観光客も訪れますので当選確率は、かなり低くなります。
逆に、一部の場所で雪が積もることもある非常に寒い冬のシーズンの1月や2月は、穴場のシーズンなので、当選確率がぐんと跳ね上がります。しかし、ザ・ウェーブまでの道中は起伏の激しい場所が多いので、雪が沢山積もっていれば滑落等の命の危険もありますが、ザ・ウェーブに雪が積もってしまえば、ザ・ウェーブの美しさを見ることもできません。
ザ・ウェーブがある保護区への入場許可書抽選に外れた場合のオプションとは?
せっかく遠くから訪れるのですから、アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブがある保護区への入場許可書の現地抽選に外れた場合に無駄な時間を過ごさないようにする為にも、現地抽選に外れた場合のオプションも用意しておくことをおすすめします。抽選の会場がビジターズセンターでもあるので、抽選に外れた場合は近場の観光スポットも案内してもらえます。
このビジターズセンターの現地抽選で外れた方の多くが行く場所として、美しい奇岩が溢れるブライスキャニオンもおすすめで、カナブビジターセンターから車で1時間半程の距離にあります。この他にもビジターズセンターから車で30分程のザイオン国立公園、コーラルピンク砂丘州立公園、トードスツール等も人気があるのでおすすめです。
ザ・ウェーブがある保護区へ入場許可書無しに入った場合起こる事とは?
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブのある保護区へがある保護区への入場許可書無しに入った場合、見つかると、5000ドル以上の高額な罰金と前科までもついてしまうので要注意です。そのようなことすれば、こうした刑罰も待っていますが、それ以上に遭難した場合は誰にも発見されず命を落とす危険も非常に大きいので絶対に許可証無しの入場は行わないでください。
ザ・ウェーブを訪れる際に気を付けることとは?
まず、ザ・ウェーブがあるアメリカ連邦政府の環境保護区へは、現地でレンタカーなどを借りるなどして車で行きますか、道中には舗装されてない悪路等もあるので、4WDの車をビジターズセンターは推奨しています。4WDの車を用意できない場合は2WDの車でもどうにか乗り切ってしまう方もいますが、泥にはまっても脱出できるパワーのある車をおすすめします。
また、現地はトレッキング用に舗装された道も無く、命の危険にもさらされることも少なくない自然環境の厳しい秘境にあり、ザ・ウェーブへの行き方は複雑なので、現地ガイドをつけることもおすすめしています。信頼できる現地ガイドの相場は1人につき100ドル以上かかりますが、命の価値に比べれば安いものですし、安全と安心もついてきます。
ザ・ウェーブがある保護区への入場におすすめの時間帯とは?
ザ・ウェーブは砂漠の中にあることもあり、朝夕と日中の温度の寒暖差が激しいことでも知られています。日中はかなり気温も上がり、乾燥しているので体内の水分もかなり奪われて体力も衰弱しやすくなります。日の出の直後は、朝日に染まったザ・ウェーブの姿も非常に美しいですし、何よりも気温が低いので涼しい中を歩けるというメリットがあります。
しかし、絶景を見るという点から考えると、日の出や日没あたりの時間帯は、太陽の位置が低いのでザ・ウェーブの所々に影がかかって、ザ・ウェーブ本来の美しさが発揮されません。でも、正午くらいを迎える時間になると、太陽も非常に高い位置に上がっているので、ザ・ウェーブにかかる影もなくなり、砂岩の層のウェーブが非常に美しく見えます。
ザ・ウェーブを訪ねる際に適した服装とは?
服装は、まず、日焼け対策ができる服装を最優先に考えるべきです。気温も高く暑いからといって、半袖や短パンなどの肌の露出の高い服装を選びがちですが、これは逆効果で日焼けにより体温を上昇させて体を脱水症状にさせやすくなるのでとても危険です。トップスは、汗を早く乾かして体の湿度の吸出性が高い長袖がおすすめです。
また、UVカットの機能もついている素材のものであれば尚良いです。また、下は、夏等の気温が高い季節であれば夏用の登山用タイツやスパッツを履いた上に半ズボンがおすすめで、寒い季節であれば冬用の登山用タイツやスパッツの上にズボンを履く等の防寒対策の工夫も必要です。登山用タイツやスパッツはサポート系のものを履くと疲労感も緩和されます。
この他には、頭部を守り日除けがしっかりできる帽子や、強烈な紫外線や有害な光線から目をしっかり守れるサングラスも必要です。靴はトレッキングシューズがおすすめですが、道中はアップダウンが激しい場所も多く、急な斜面を登る時等はローカットの靴だと踵から脱げてしまうこともあるので、ハイカットのものが特におすすめです。
ザ・ウェーブを訪ねる際に持っていくべきものとは?
登山やトレッキングなどアウトドアライフを既に満喫している方であれば、すぐに頭に浮かぶ品物の数々でしょうが、アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブを保護区ゲートから歩いて訪れる際に持っていくべきものとは何でしょうか。ビジターズセンターが推奨しているものも含めて以下必要な持ち物を説明と一緒にご紹介していきます。
最低一人当たり4リットルの水
保護区内のゲートから徒歩でザ・ウェーブへ行くのに持っていくべきもので、最重要なものは、まず水と食料です。砂漠地帯にあることもあり、水は最低一人当たり4リットルが必要とビジターズセンターでは推奨しています。また、道中は駐車場のトイレを除けばトイレは一切ありませんので、必要であれば携帯用トイレも持っていくと安心です。
軽量で栄養価が高く暑さで傷まない食料や塩分補給できる物
食料は、登山やトレッキング用に販売されている軽量で栄養価も高く、万が一の遭難も想定してコンパクトで日持ちするものがおすすめです。高い気温の中で傷んでしまう様な食べ物は食あたりの原因にもなりますので、持っていく食料の工夫を事前にする必要があります。また、特に夏の季節は非常に気温が高いので、塩分補給ができるものも必要です。
命を守る雑貨類
次に忘れていけないのは日焼け止めです。日に焼けすぎると脱水症状の危険性も高まるので、道中もこまめに塗ることをおすすめめします。この他の持ち物としては、 GPS 付のスマホやコンパス、突然の雨から荷物を守る防水カバー、遭難した場合にサーチライトを反射して見つけやすくしてもらう為の鏡も必要です。
できるだけコンパクトで性能の良いカメラ
そして、これは命に関わるほど絶対的に必要なものではありませんが、せっかくの絶景へ行くのですから、心の記憶に絶景の光景を鮮やかに永遠に留めておくのも良いですが、できるだけコンパクトで性能の良いカメラを持って行くこともおすすめめします。言うまでもありませんが、あと、もちろん許可書と地図もお忘れなく。
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブの訪問方法とは?
保護区駐車場からは徒歩で入場ゲートまで向かい、その先も目的地まで徒歩で行きます。現地ガイドを雇わないのであるのならば、ザ・ウェーブまで行き方が複雑なので、地図をもって所々にある看板で現在地を確認しながら、自分(申し込んだグループメンバー全員)だけで歩いていく事になります。
入場ゲートの場所には署名をする場所があります。これは非常に大切なことで、ここに書かれた署名を元に保護区内に現在誰がいて、全員無事帰還したか等を確認するので、署名が無いと遭難しても気付いてもらえず探してももらえません。道中は、途中の警告等の看板にも注意が必要です。
ザ・ウェーブへ向かう道中の撮影スポットとは?
入口から歩いて20分から30分程にあるSlickrockを更に歩き続けていくとTwin Buttesに出会えます。ここも人気の撮影スポットで、Twin Buttesを登り終えるとその裏側にはDouble Hoodooがあり、ここも人気の撮影スポットです。そして、そこからは茶褐色のティピーの様な奇岩の群れを眺められるので、ここも撮影におすすめです。
その先をどんどん進んでいくとだんだん砂岩の層のウェーブが大地の上に所々現れてきます。そのウェーブがだんだん大きく広がっていくと、突然目の前に目的地のザ・ウェーブがドーンと現れます。ここは、様々なメディアでも紹介された有名な光景が広がるメインのザ・ウェーブで、ここはSecret Passageとも呼ばれています。
その先をもっと行くとSecond Waveと呼ばれる2番目のザ・ウェーブがあり、その道中には、Top Rock Archと呼ばれるハンバーガーのような奇岩もあり、ここも人気の撮影スポットです。そしてその先に現れるSecond Waveも美しく、メインのザ・ウェーブよりは褐色系が薄く色白ですが、こちらも息をのむ程の絶景です。
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブの見どころとは?
ザ・ウェーブの見どころは、道中の数々の奇岩等も見どころですが、何よりも砂岩の層からなる美しいザ・ウェーブの筋がはっきり見える時間帯に、ザ・ウェーブの絶景を眺めることです。冬は部分的に雪で覆われてしまうこともあるらしいので、雪の無い季節で、時間は太陽が高い正午頃のザ・ウェーブが最も美しく、ザ・ウェーブの醍醐味を味わえます。
アメリカの絶景スポットのザ・ウェーブで魔法のような時間を!
ザ・ウェーブを訪れる時にも役立つザ・ウェーブに関する様々な情報のご紹介はいかがでしたか。ザ・ウェーブはアメリカの秘境にあるので、安易な気持ちで訪れることができる場所では無く、行き方も楽ではありませんが、それでも実際にザ・ウェーブの上に足をつけることができた時は、魔法のような時間が流れ始めます。あなたもザ・ウェーブを訪れてみませんか。
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