モンゴルってどんな国?
草原と遊牧の国モンゴルは朝青龍や白鳳など多くの力士を輩出する日本にもなじみの深い国です。
日本ではなかなか見られないような広大な景色が多くの人々を引き付ける観光資源を持つ国でもあります。現在は豊富な地下資源を持つ国としてインフラの整備が進み、首都ウランバートルなどは大きく姿を変えようとしています。
経済の発展に伴いモンゴルに住む人々の生活も変わってきています。このモンゴルで使われている通貨はトゥグルグになります。日本ではあまりなじみのない通貨かもしれません。今回はこのように力強く変貌を遂げるモンゴルで使われている通貨トゥグルグをご紹介します。
モンゴルの地理
経済発展が進むモンゴルは中央アジアに位置する国です。海に面さない内陸国で魚を食べる習慣があまり発達していませんでした。
魚があまり食べられないので大型の淡水魚が多く生息していて、世界中の釣り愛好家にも人気の国です。ロシアと中国の二つの大国に挟まれた国です。この二つの国からの影響を強く受けています。
しかし、第二次世界大戦後の近代はロシアとの関係を深めて、ロシアの影響を比較的強く受けていました。ヨーロッパとの地理的な距離は遠いのですが、ロシアを通して東欧などのヨーロッパ諸国とのかかわりが強い国でもあります。冷戦当時は旧ソ連との関連が強い国として日本との関係はあまり強くありませんでした。
現在はロシアからの独立性を強めて日本との関係性も強くなってきたモンゴルですが、モンゴルは草原の国というイメージがあると思います。
しかし、ステップ気候の草原が広がる部分だけではなく乾燥気候の砂漠の地域をも持っています。広大なゴビ砂漠などを見ると草原の国というイメージとは違う感想を抱きます。砂漠地域では馬だけではなくラクダの姿も見られます。
この砂漠や砂漠化が進むステップ地域では日本からの植林団も活動していて砂漠の緑化を進めています。日本の鳥取砂丘で得た鳥取大学の植林技術などもモンゴルのステップ地域で活かされています。モンゴルの国土の一部は針葉樹林が広がるタイガ地帯になっています。このように草原だけではなく様々な顔を持つのがモンゴルになります。
モンゴルの歴史
モンゴルの歴史は遊牧の歴史です。農耕地域のように明確な農地というものではありませんが遊牧地という概念は存在します。
当然自分たちが遊牧する地域に、他の人が来て先に家畜に草を食べさせてしまったら困ってしまいます。遊牧地の管理というところから争いが生まれたり、集団が成立したりしてきました。モンゴル社会が大きくまとまり世界史に登場してきたのはチンギスハンの功績です。
争いの絶えない場所であったモンゴルを様々な方法で統一してしまいました。チンギスハンの死後もその国土を広げてだんだんと広がっていき今のロシアや中国をもその支配地に治めていきました。当然当時も国際的に活動するモンゴルで他国と通貨の両替が行われていました。モンゴル帝国は軍事力だけではなく両替などにも秀でた制度を持っていました。
その後ヨーロッパや西アジアまでをも支配地に治めたモンゴル帝国は最終的に瓦解していきました。モンゴル帝国が崩壊した後もモンゴル人は中央アジアに勢力を保ち続けています。
モンゴルなどの騎馬民族を防ぐために作られた万里の長城の建設は中国の清王朝の時代まで続いていました。その後近代になりロシアや中国との関係の中で現在の国土が確定していきました。
ロシアのブリヤート地域や中国の内モンゴル地域などは軍事的、もしくは政治的にモンゴルが失ってしまった地域になります。近代以降ロシアとの繋がりが強かったモンゴルですが、次第に独立性を強めて中国との関係性も強まってきました。現在ではロシア、中国や日本、韓国の企業など様々な国がモンゴルで活動しています。
モンゴルの人種構成
草原の国モンゴルの民族は大きく3つの系統に分かれています。モンゴル系、テュルク系とツングース系の3つになります。
その中でもモンゴル系の民族がモンゴル国の多数派になります。モンゴル系の最大の民族はハルハ族です。ハルハ族のハルハというのはモンゴル高原北東部を流れるハルハ川に由来しています。
ハルハ川はモンゴルと中国を隔てる国境の川になります。大陸では大きな川は国境とされやすいですが、遊牧国家モンゴルの場合家畜が国境を越えてしまう問題が発生しやすいので国境が家畜の足を止めてくれる河川だというのは都合がいいのです。モンゴル国には300万人ほどの人口がいますがモンゴル系ハルハ族が総人口の大半を占めるといわれています。
モンゴル系の中にはハルハ族以外にもブリヤート民族やオイラート族がいます。ブリヤート民族はロシアや中国でも暮らしています。
特にロシアではブリヤート共和国としてロシア連邦を構成する共和国の一つになっています。バイカル湖を包むように広がるブリヤート共和国は中国に住むブリヤート民族にも民族の故郷として認識されています。
モンゴル系以外ではテュルク系にイスラム教を信仰するカザフ族がいます。チベット仏教信仰が多数派を占めるモンゴルでは少数派になります。テュルク系では他にツァータンとも呼ばれるトゥバ民族がいます。針葉樹林帯のタイガに住むツァータンは馬ではなくトナカイを飼い、狩猟採集を主な生活の糧にしています。
モンゴルの言語
モンゴルでは国民の多数派を占めるモンゴル系ハルハ族の使うモンゴル語を国民の95%が話します。モンゴル語にも方言があります。
ブリヤート族の使うブリヤート方言や中国のモンゴル族が使う方言があります。ハルハモンゴル語と中国のモンゴル族の使う方言とでは会話が成立しないほどではありませんが、大きな違いがあります。
特に中国に住むモンゴル族の単語には中国語の影響が見られるためより会話を困難にしています。対してハルハモンゴル語はロシア語の影響を受けています。そのためお互い会話する際にはある意味外国語を学習するように学ぶ必要があります。特に文字に至っては使用文字が違うので意思の疎通を難しくしています。
モンゴル語以外ではカザフ族の使うカザフ語が一部の場所、地域ではモンゴル語とともに社会言語として使われています。
学校教育でもモンゴル語とカザフ語がともに使われてます。モンゴルの北西部フブスグル県ではトゥバ族のトゥバ語を話す話者が少数います。トゥバ族は日常生活の中ではモンゴル語を使う生活をしているようです。
旅行者としてモンゴルへ行くのならモンゴル語を学ぶことになるかと思います。日本円をトゥグルグに両替するときでも多少のモンゴル語が話せると便利です。モンゴル語を学ぶ方法としてはあいさつや数字など使用頻度が高い言葉を場所を選ばず練習していくことをおすすめします。
モンゴルへ行くには
遊牧の国モンゴルへ行くにはいくつか方法があります。成田空港に近い場所に住んでいるなら便利です。
MIAT、モンゴリアンエアラインズでは成田国際空港からウランバートル行きの直行便が出ています。成田に行くならば上野や新宿からもシャトルバスが出ています。ウランバートル行きの発着本数は多くないので成田へ向かうときには時間の調整が必要になります。
モンゴリアンエアラインズはモンゴルの国際的な関係性の強い国や地域にフライトがあります。アジアだと日本、中国や韓国、インドやシンガポールやタイなどです。オーストラリアにも飛んでいます。そしてロシア、ドイツに行っています。これはそのままモンゴルの貿易量の多い国にもなります。もちろんダントツは中国で2番目がロシアです。
もし、時間があるならば中国経由で行くこともできます。まず、飛行機かフェリーに乗って中国に行きます。北京からウランバートル行きの国際列車が出ています。
北京から中国側の国境の町エレンホトまでの景色も変化に富んで素晴らしいです。モンゴルに入ってからはステップや砂漠などの乾燥気候地帯を通っていきます。日本では見ることのできない壮大な景色を見ることができます。
列車に乗って国境を越える大陸ならではの体験ができます。国境の町では出入国審査などの停車時間があります。外に出ることもできますが、乗り遅れないように気をつけましょう。モンゴル側国境の町ザミンウードからサインシャンドを通って首都ウランバートルまで行きます。食堂車もついていて、車内販売とともに旅の楽しみの一つです。
モンゴルの通貨はトゥグルグ
地下資源開発で経済発展が進むモンゴルの通貨はトゥグルグです。国際通貨コードはMNTです。現実的にはほどんど使用されないですが補助通貨としてムングがあります。モンゴルでは1911年の独立以降も外国の通貨が流通していました。1925年からようやく自国通貨トゥグルグが流通するようになりました。
紙幣の種類
モンゴルの通貨トゥグルグで市中で通常流通しているのが10トゥグルグ、20トゥグルグ、50トゥグルグ、100トゥグルグ、500トゥグルグ、1000トゥグルグ、5000トゥグルグ、10000トゥグルグ、20000トゥグルグになります。日本円の紙幣よりも種類が多いです。ムングや1トゥグルグ、5トゥグルグなどはほとんど流通していません。
紙幣の肖像
通貨トゥグルグの肖像は10トゥグルグ、20トゥグルグ、50トゥグルグ、100トゥグルグがモンゴルの革命家ダムディンスフバートルになっています。500トゥグルグ、1000トゥグルグ、5000トゥグルグ、10000トゥグルグ、20000トゥグルグはチンギスハンの肖像になっています。
日本円からモンゴルの通貨へ両替する方法
モンゴルの通貨はトゥグルグです。トゥグルグの印刷は以前ロシアで行われていましたが、現在は場所を移しイギリスで行われています。以前はソ連の民族主義否定政策でモンゴル文字は使われていませんでしたが、ソ連の崩壊で現在は表面にモンゴル文字が裏面にキリル文字が使われています。
日本国内でモンゴルの通貨の両替はできない
日本国内で外貨へ両替する方法としては銀行や外貨両替サービス会社を使って両替するのですが、現在のところ日本円をトゥグルグに交換できる場所や方法はありません。ですのでトゥグルグへの両替はモンゴルに着いてからの両替となります。モンゴルに着いてからならば両替の場所もありますし十分間に合います。
日本円からモンゴルの通貨へ直接両替できる?
モンゴルの通貨トゥグルグに両替する際には日本円から直接両替できるので、わざわざ日本で米ドルに換えて持っていく必要はありません。今のモンゴルは日本との交流も多く観光客もたくさん日本から行っているので日本円からトゥグルグに両替できる場所や方法は豊富にあります。
モンゴルの通貨の為替レート
海外に旅行に行くときに避けれないのが通貨の問題です。日本で生活するならば両替の必要はありませんが海外に行くとなると話は変わります。クレジットカードで何でも買えてしまうわけでもありません。小さなお土産屋で可愛らしい小物を見つけた時などは現金が必要になってくるでしょう。そんな時に覚えておきたいのが為替レートです。
日本円とモンゴルの通貨の両替レート
日本円とモンゴル国の通貨トゥグルグの両替レートは2019年5月8日現在、1円が23.91トゥグルグになります。実際の両替の時にはここに銀行や両替商の手数料がかかるので両替する場所や方法によって金額が変わってきます。できるだけお得に両替できる場所を探していきましょう。
日本円以外でモンゴルの通貨へ両替できる外貨
私たちの使っている日本円はもちろんモンゴル国の通貨トゥグルグに両替することができます。トゥグルグに両替できる通貨は日本円以外にもあります。例えば歴史的に付き合いの長いロシアのルーブル、貿易量の多い中国の人民元、当たり前かもしれませんが世界の基軸通貨アメリカドル、それに近年モンゴル進出が増えている韓国のウォンなどが両替できます。
日本円からモンゴルの通貨へ両替できる場所
モンゴルでは相撲などを通じて日本との友好関係が進んでいます。日本人も多く日本円を両替できる場所もたくさんあります。日本で両替して準備していくことができないのは不安ですがモンゴルに着いてしまえば日本円を両替する場所に困ることはありません。個人で旅行に行くならば空港で少し両替しておくとバスやタクシーに乗る時に便利です。
銀行
モンゴルの通貨トゥグルグを両替する場所の一つで、外貨両替の代表的なところだと思います。とても安全で信頼できる方法ですが、どうしても手数料が高くなってしまいます。しかし、初めての海外旅行で不安が多いときには安心して両替できる場所としてはおすすめです。モンゴルでの生活に慣れてきたら他の方法にチャレンジしてみましょう。
空港
日本から飛行機でモンゴルに行くのならば最初の両替所になります。ツアーで行くのならば空港で急いで両替する必要はないかもしれません。ホテルまでは送迎があるのでホテルに着いてから、どこで両替するのか考えてもいいと思います。しかし、少額だけでも空港で両替しておくとパッと目についたものを買えますのでその点ではおすすめです。
高級ホテル
日本からモンゴルにツアーで行くならば利用する機会はあるのが高級ホテルの両替所です。海外旅行に不慣れでもホテル内で両替できるのは心強いです。毎日宿泊していることで安心感もあります。ホテルの外で両替すればお得になるかもしれませんが両替所を探すのにも時間が必要ですし、不安もあります。高級ホテルでの両替は意外とおすすめです。
街中の両替所
モンゴルでは銀行や高級ホテル以外にも両替できる場所があります。それが街中の両替所です。日本ではあまり見ないので不安はあるかもしれませんがこの方法が旅慣れた人にはおすすめです。海外旅行経験者で多少の困難も大丈夫という方なら街中の両替所で両替できます。言葉に不安があっても両替所の人なら最低限の英語は通じることが多いです。
レートが一番良いのは街中の両替所!
海外旅行に慣れた人で、時間にも多少の余裕があるならば街中の両替所を利用してみてください。この方法が一番レートが良いのでおすすめです。しばらくモンゴルに滞在するならば両替レートは大きな問題です。それに海外旅行の中で両替というのは一つのイベントです。両替のやり取りが記憶に残って海外旅行の良い思い出になったりもします。
両替所で両替する時の注意点
街中の両替所にはEXCHAGEなどと書かれています。フラワーセンター2Fやテディセンター周辺に両替所があります。両替ができたらその場で枚数を確認してください。お札が極端に汚れていたり、破れていた場合はすぐに交換してもらってください。お札の状態が悪いと買い物をするときお金を受けっとってくれないこともあります。
モンゴルに旅行で行ったときにはある程度の金額を持っていきます。両替の時にも数日生活できる分の金額を持っていくと思います。
日本でも同じですが銀行や両替所に出入りする際には気を付けてください。ポケットからはみ出してしまう長財布よりは貴重品ポーチなどを利用して外から見た目ではわからないようにすることをおすすめします。
海外で自分の身を守るのは自分になります。ツアーで旅行に行くならば何人かで行動するので安全ですが、個人旅行の場合では両替の際は特に気を付けたほうが良いです。できるならば何人かで一緒に両替に行きましょう。あと両替に行く時間帯にも気を配りましょう。特に両替した後は暗くなる前に宿泊しているところに戻れるようにしましょう。
モンゴルの物価事情
日本の物価は高いとよく言われますがどうなのでしょうか。モンゴルに行くとわかりますが、モンゴルはやはり物価が安いです。生活に必要なものを買うにも割安感をもって買い物ができます。短期で旅行に行くならば、食事は衛生を保っているお店を使うようにしましょう。少し高そうな店構えでも、日本で食事することを考えれば決して高くありません。
モンゴルの物価が安い理由
日本から行くと安く感じるモンゴルの物価ですが、モンゴルでは収入自体が日本よりも低いので物価が安く感じるだけのようです。モンゴルで生活する現地の人にしてみると物価が安いわけではないようです。なのでせっかく日本円を持っていくので余裕を持った旅行をしましょう。特に食べものと飲むものに注意して体調を崩さずに旅を楽しみましょう。
モンゴルで物価が高いもの
モンゴルの物価が安いといっても割高なものもあります。物価の高いものの代表は新鮮な野菜や果物です。モンゴルは気候が寒いので野菜の栽培が大変です。南方系野菜や果物の栽培は困難を極めます。ですので割高になってしまいます。中国資本で栽培施設が作られているようですが、まだ手軽に新鮮な野菜が買えるようにはなっていないようです。
モンゴルで生鮮野菜や果物以外で高いものといえば輸入品が挙げられると思います。モンゴルでもウランバートルならば日本の輸入食材も買えます。
とても便利ですがやはり割高になります。海がないモンゴルでは輸送は鉄道が主流になっています。人が乗る車両よりも貨物車両のほうが多いくらいです。生鮮野菜や果物も輸入されてくるものが多いです。
工業生産が発展途中のモンゴルでは多くの工業製品も輸入されています。街中では輸入された日本車なども見ることができますが、日本で買う金額よりもだいぶ高額で販売されています。資源開発などで経済発展が進むモンゴルですが、富裕層と貧困層の格差も開いており大きな社会問題となっています。
モンゴルで物価が安いもの
物価の安いモンゴルの中でも乳製品やお肉はさらに割安感をもって買うことができます。旅行で短期滞在の場合はあまり買う機会がないかもしれませんが、長期滞在する場合はとても安く手に入るので助かります。お土産として考えるならばウールやカシミヤの商品が日本で買うよりも安い金額で売られています。
モンゴルの通貨は街中の両替所でお得に両替しよう!
今回はモンゴルで使われている通貨トゥグルグの両替方法や両替できる場所をご紹介しました。日本では両替する方法がないトゥグルグですが、モンゴルに着いてしまえば両替する場所はたくさんあります。モンゴルでの滞在に慣れてきたら、ぜひレートの安い街中の両替所での両替にトライしてみてください。
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