舞鶴自衛隊を見学！イベント・一般公開はいつ？護衛艦ひゅうがを見たい！

舞鶴にある海上自衛隊舞鶴基地にはヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」やミサイル護衛艦「みょうこう」など多くの護衛艦が在籍しており、土日には桟橋が解放され間近で見学することが出来ます。今回は桟橋での見学の他、「海軍記念館」や「東郷邸」、「第23航空隊」など舞鶴自衛隊の見学スポットをご紹介します。

舞鶴基地は日本海沿岸を管轄とする海上自衛隊の基地で「ひゅうが」「みょうこう」「ふゆづき」等第3護衛群の艦艇をはじめ、「すがしま」「のとじま」からなる第44掃海隊、「はやぶさ」「うみたか」からなる第2ミサイル艇部隊、補給艦「ましゅう」など様々な艦艇が在籍しています。まさに北の海を守る要衝である基地です。

また、艦艇だけでなく新しく自衛隊に入隊した隊員を教育する「舞鶴教育隊」や自衛隊の行事やイベントでの演奏で活躍している「舞鶴音楽隊」なども所属しています。舞鶴音楽隊の演奏は「サマーフェスタ」等のイベントや演奏会で聴くことが出来ます。演奏情報については音楽隊のHPをご覧下さい。

舞鶴基地では第3護衛隊に所属する「ひゅうが」「ふゆづき」「みょうこう」「あたご」、第14護衛隊に所属する「まつゆき」「せんだい」「あさぎり」、第1海上補給隊に所属する「ましゅう」、第44掃海隊に所属する「すがしま」「のとじま」、舞鶴警備隊に所属する「ひうち」「はやぶさ」「うみたか」等を見ることが出来ます。

舞鶴基地の「顔」とも言える護衛艦「ひゅうが」は対潜哨戒ヘリコプター「SH-60J」等を運用するヘリコプター搭載護衛艦で、全通甲板を所有する大型護衛艦として大変人気です。また、イージスシステムを搭載したミサイル護衛艦「みょうこう」や海上自衛隊で2番目に大きい補給艦「ましゅう」など多様な艦船が所属しています。

また、これらの護衛艦以外にも護衛艦を曳航するための「タグボート」や停泊している艦艇への給油を主な任務としている油船等の補助艦艇も多く在籍しています。護衛艦と比べると小型の補助艦艇ですが、護衛艦を運用するためには必要不可欠な縁の下の力持ちのような存在です。

舞鶴基地では毎週土曜日と日曜日に護衛艦が停泊する「北吸桟橋」を開放しており、どなたでも間近で護衛艦を見学することが出来ます。護衛艦の見学は岸壁からのみで乗艦することはできませんが、大型艦船を近くで見ることが出来るので必見です。その日に停泊している艦船は入口の掲示板で確認出来ます。

見学時間は10時から15時までで、見学の可否は舞鶴地方隊のHPで確認することが出来ます(予約不要)。在泊している艦船は日によって異なりますが、運が良ければ「ひゅうが」や「ましゅう」のような大型艦船が並ぶ姿を見学出来ます。近くで見る護衛艦は迫力満点ですので必見です。

「東郷邸」は日露戦争でバルチック艦隊を撃破したことで有名な東郷平八郎元帥が1901年から2年間生活した邸宅で、毎月第1日曜日の10時から15時まで見学することが出来ます。現在は海上自衛隊が管理しており、第1日曜日の他、サマーフェスタなどのイベントの際にも開放しています。

東郷邸の特徴は「和洋折衷」の建築である所で、豪華絢爛な洋式住宅と昔ながらの日本家屋の両方を楽しむことが出来ます。窓からは美しい日本庭園を眺めることができ、東郷元帥が使っていた机からは当時の眺めを偲ぶことが出来ます。「坂の上の雲」のロケにも使用された東郷邸に足を運んでみてはいかがでしょうか。

「海軍記念館」は舞鶴地方隊総監部内にある旧海軍ゆかりの品々を展示した記念館です。毎週土曜日と日曜日の10時から15時まで見学可能で、詳しいスケジュールについては舞鶴地方隊のHPで確認することが出来ます。是非日露戦争や東郷平八郎ゆかりの品を見学してみてはいかがでしょうか。

舞鶴にある自衛隊の基地で見学できるのは艦船だけではありません。対潜哨戒ヘリコプターが所属する「第23航空隊」を擁する海上自衛隊の航空基地も見学することが出来ます。「海軍記念館」や「東郷邸」に比べると遠い場所にありますが、是非足を運んで頂きたい基地です。

見学の内容は主に第23航空隊の主要装備である対潜哨戒ヘリコプター「SH-60K」の見学と化学消防車の見学となっています。「SH-60K」は対潜哨戒と対水上戦の両方をこなすことの出来る哨戒機です。格納庫の内部で間近で見ることが出来ますので、この機会に是非ご覧下さい。

見学に予約は必要ありませんが、「北吸桟橋」や「海軍記念館」「東郷邸」と見学時間が異なるので注意が必要です。見学時間は14時から15時の1時間で基本的に毎週土曜日と日曜日に見学が可能ですが、詳しいスケジュールは第23航空隊のHPに掲載されています。現地へ足を運ぶ前に確認することをお勧めします。

舞鶴基地では通常艦艇の外側からのみ見学可能ですが、年に一度だけ確実に護衛艦に乗艦することが出来るイベントがあります。毎年7月末頃に行われる「舞鶴地方隊サマーフェスタ」では護衛艦の一般公開が行われ、どなたでも護衛艦の内部を見学することが出来ます。

舞鶴地方隊サマーフェスタでは毎年数隻の護衛艦や補給艦、ミサイル艇の一般公開が行われます。任務の関係上公開艦艇は約1週間前から当日まで分かりませんが、毎年大勢の見学者で賑わいます。2017年度のサマーフェスタでは「ひゅうが」の一般公開も行われ、好評を博しました。

「ひゅうが」のような大型艦船のみではなく、普段あまり一般公開しないミサイル艇等の小型艦艇も必見です。一般公開では艦艇に乗艦している隊員の解説がある場合が多く、小型艦艇ではより密度の濃い展示解説を体験することが出来ます。小型艦艇と侮るなかれ、是非見学して下さい。

また、2017年度のサマーフェスタから「まいづる海自カレーフェスティバル」が併催されることとなりました。「まいづる海自カレーフェスティバル」では舞鶴地方隊に所属する艦艇や部隊のカレーを食べることが出来るイベントで、様々な海自カレーを一気に楽しむことが出来るおすすめのイベントです。

「舞鶴地方隊サマーフェスタ」以外に護衛艦の内部を見学することができる一般公開はあるのでしょうか。ごく稀ですが、他の基地に所属している艦船や外国の艦船が寄港をした際などに一般公開が開催されることがあります。日程が決まると舞鶴地方隊のHPに掲載されるので気になる方はチェックが必要です。

護衛艦を見学したあとは見学の記念に護衛艦グッズなどいかがでしょうか。舞鶴基地の見学者入口の側にある売店では海上自衛隊や所属艦艇に関するグッズを購入することが出来ます。売店でのみ販売しているものも多く、自衛隊見学の記念になること間違いありません。

お土産として人気が高いのが「部隊識別帽」です。部隊や艦艇のロゴマークがあしらわれたアポロキャップで、それぞれ個性がありコレクションアイテムとしても人気です。舞鶴基地の売店には所属艦艇の部隊識別帽子が充実しており、お手頃な値段であることもありお土産として人気を博しています。

また、京都府ならではのお土産として護衛艦「ひゅうが」をあしらったパッケージの「八つ橋」も人気です。京都のお土産と言えば「八つ橋」ですが、その八つ橋とのコラボ商品として舞鶴基地の顔ともいえる「ひゅうが」の艦影をあしらった物が販売されています。自衛隊土産として購入してみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか。舞鶴基地にはイベントの時以外にも見学出来るスポットが沢山あります。予約は不要なので気軽に見学することが出来るのも嬉しいポイントです。普段なかなか近くで見ることが出来ない護衛艦も、北吸桟橋ではぐっと間近で見学することができます。その他のスポットも徒歩圏内なので散歩にもおすすめです。