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バッチャン焼き特集!ベトナムで人気の陶器の歴史や魅力もご紹介!

バッチャン焼き特集!ベトナムで人気の陶器の歴史や魅力もご紹介!
投稿日: 2017年12月21日最終更新日: 2020年10月8日

ベトナムの伝統工芸品の1つバッチャン焼きは陶磁器です。14世紀から15世紀ごろから陶磁器作りが始まり現在に至っていますが、日本とも深い関係があるので日本の陶磁器と同じような形が多くみられるバッチャン焼きの歴史や魅力を紹介しましょう。

バッチャン焼きとは見出し

ベトナム旅行に行った事がある人やベトナムレストランで食事をしたことがあるなら見たことがあると思いますが、現在ではベトナムの伝統工芸品でベトナムの伝統ある有名で人気の陶磁器です。日本人好みの形やトンボや菊、蓮等の絵柄が有名で身近な自然を描いた陶磁器です。バッチャン焼きの歴史や魅力を詳しく紹介しましょう。

バッチャン焼きの製造工程見出し

バンチャン焼きは流し鋳込という技法をもちいて粘土を石膏型に流しいれて成形しまが、この技法をする前に元の形になる原型を作りその形のものを量産したい時に石膏で型幾つか作ります。その時に石膏型を100個作れば一度に100個欲しい物が出来るということです。石膏型に流し込んだ粘土の余分な水分と粘土を取り乾けば次に移ります。

乾いてから紙やすり等できれいな地肌にしてから素焼きをします。そして絵付けですがこれが職人さんが手作業でトンボや菊の花などを書いて行くのですが機械で書いたの?と思うくらい同じ絵が柄が出来て行きます。釉薬を全体に塗って本焼成をして完成しますが、ここから又色を塗るときもあります。

すごいですね。陶器を作るときは初めに浮かぶのがロクロを回して作る姿ですが、これだと同じ商品にならない為に石膏型を使っています。現在の量産だと機械で自動的にろくろを回して同じ形を作ったりして機会によりスタンプみたいに絵柄を押して行ったりしていますがバッチャン焼き工場はほとんど手造り作業で陶磁器を製造しています。

バッチャン焼きのバッチャン村はどこにある見出し

バッチャン村で作られているからバッチャン焼きです。バッチャン村はベトナムの首都ハノイ市から13km行った紅河沿いにあるザラム県の村です。ハノイ市から村までは車で約25分くらいで行ける距離です。この村の人口が約5000人でその中の90%の約4500人がバッチャン焼きに携わるまさしく村総出で作っているバッチャン焼きの陶磁器です。

バッチャン村のバッチャン焼き工場見出し

先ほど約4500人もバッチャン村の人々がバッチャン焼きに携わっていると言いましたが、バッチャン村には現在約100軒ほどの工場があり、最近では海外からの観光客の増えてきたので工場でも販売するスペースを作り直接販売したり有料で工場見学ができたりする工場も増えてきています。流出が怖いのでオリジナル製品は頼めないでしょう。

バッチャン焼きの歴史見出し

歴史的にベトナムのハノイ地域くらいは中国の支配下であり10世紀ころには陶磁器は作られていたみたいですがバンチャン村で陶磁器が盛んになったのが14世紀から15世紀ごろだといわれています。バッチャン村は紅河沿いにあり海外との交流もできる地域にあったのでバッチャン焼きがアジアやヨーロッパに輸出されていました。

バッチャン焼きと日本との歴史見出し

バッチャン村と日本との歴史は16世紀にまでさかのぼり日本の安土桃山時代に交流が始まったとされています。安土桃山時代は、織田信長が日本統一をはかり豊臣秀吉が太閤になり死ぬまでの歴史的時代なのでそのころに海を渡ってベトナムまで誰かが行っていたことになります。行っていたのは舟ですがどこでベトナムを知ったのでしょう。

そのころ歴史的にポルトガルやオランダ船などの南蛮船との貿易が始まり豊臣秀吉発行の朱印状が発行され海外貿易をおこなえる朱印船として日本がベトナムに行きました。ポルトガルやオランダ船や東南アジア諸国とそのころ外交があったので朱印状を持っている舟は他の国の船と出くわしても戦いにならなかったのでしょう。

その当時日本と中国支配下のバッチャン村との交流があったのでしょう。バッチャン焼きは日本で安南焼と言われて細かいヒビが全体にあり釉薬の調合の不具合で生まれたにじみや絵柄が魅力で当時の茶人達の間で人気の器になっています。その当時はタイのアユタヤなどにも交流がありタイ語のトンブリがどんぶりと伝わったとされています。

バッチャン焼きの見分け方見出し

バッチャン焼きはバッチャン村で買うのが一番信用できます。なぜならバッチャン村以外で作ったものだけをバッチャン焼きと言いますのでその他のところで作られて物は偽物です。バッチャン村まで行かなくてもおすすめはベトナムの市場などでも安くバッチャン焼きは買うことが出来ます。

ですが、市場などにバッチャン焼きと同じような陶磁器が売っていて売り子がバッチャン焼きあるよとか行ってきても確認するのを忘れないでください。バッチャン焼きの外側の下に「BATTRANG」と刻印が打ってあるのを確認してください。似たような種類にベトナムで作っている台湾とかのメーカーもありますので注意してください。

バッチャン焼きの絵柄見出し

バッチャン焼きの絵柄は現在は沢山ありますが、統的な絵柄はトンボや菊の花、蓮の花、竹、金魚、芋などの身近な自然をモチーフにした物が絵柄として多くおすすめですが、トンボの絵柄の歴史は日本がバッチャンを買いに来ていた最初の時にオーダーした絵柄という歴史がありその時から現在に至っています。

また、ベトナムではトンボの絵柄と菊の花の絵柄、蓮の花の絵柄は意味合いがありトンボは幸運で菊の花は金運、蓮の花は純粋といわれています。元々のバッチャン焼きには絵柄があまり描かれていなかったようで菊の花も日本人がオーダーしてから根付いた絵柄なんじゃないかと思ってしまいのは私だけでしょう。おすすめは金魚の絵柄です。

バッチャン焼きの種類見出し

バッチャン焼きの絵付けの種類は青い絵柄が特徴の染付と薄緑色で無地の器セラドングリーンそして赤い絵柄の赤絵の3種類あります。昔の日本人の茶人が好んだのは薄い青色の染付の種類だったそうでいかにも日本人が好む心静かになり穏やかなで茶を楽しめそうな色合いでしょう。セルドングリーンと言えばタイのセルドン焼きもそうです。

バッチャン焼きにはどんな種類の食器があるのでしょう。茶碗に皿、レンゲ、箸置き、薬味入れ、ティーポット、ティーカップ、急須と湯呑のセット、編んだ藤と組み合わせたコースター、壺や花瓶など色々な種類があります。おすすめの種類はティーカップとティーポットのセットか急須と湯呑のセットはおすすめで外せないでしょう。

ハノイのおすすめバッチャン焼き販売店見出し

ベトナム旅行でハノイを選択人の為のバッチャン焼きが買えるお店を紹介しましょう。ハノイに来たのでおすすめはバッチャン村まで行ってみてはどうでしょう。午前中のバスツアーがあり一人US$30位からありますが2人以上だとかなり高くなってしまいます。他の種類は時間があれは路線バスで時間が無ければタクシーはいかがでしょう。

ロンビエンのバスターミナルから47番の路線バスで終点まで約45分で片道7000ドン日本円で約40円で行けますがハノイのロンビエンバスターミナルまで行く時間とバス待ち時間が合わないと時間ばっかり掛かってしまいますので旅行に余裕の方にはおすすめです。後はタクシーを往復でチャーターする方法です。

タクシーだとホテル前から乗れるので非常に便利で往復チャーター料は小型から中型でUS$25から$35くらいで往復2時間から3時間で行ってこれます。これなら2人から4人まで行ってこれますので非常におすすめです。そんな移動できないという人の為にハノイ市内でバッチャン焼きを買える所も紹介いたしましょう。

ハノイおすすめ1「バッチャン村の陶器市場」見出し

本当にバッチャン焼きを求めるならここに来ないと始まりません。市場には約100軒?路地とか入るとまだあるので100以上ありますね。バッチャン焼き工場自体が約100軒ですのでバッチャン焼き工場でも直接販売しているので本当のところ何件あるかわかりかねます。ここでは小物から巨大な置物用の花瓶まであります。

バッチャン焼きを目的に来た人にはたまらないくらい種類があり昔ながらの絵柄のものから最新の若者に好まれる種類のものまで必ずほしいものが見つかると思います。言っておきますが後で紹介するお店もこのバッチャンむらから仕入れていますのでここで買うのが一番のおすすめです、ハノイのお土産屋で価格を確認して安く買いましょう。

ハノイおすすめ2「Hanoimoment」見出し

ハノイで有名なドンスアン市場から歩いて近くのホアンキエム湖近くを通るハンガイ通りにハノイモーメントはあります。このハンガイ通りはちょっとオシャレな雑貨屋さんやベトナムの刺繍を扱った服やカバンのお店などが並んでいるハノイのファッション発信地としてハノイの若者や外国からの観光客でいつも賑わっています。

オシャレなハンガイ通りにあるハノイモーメントはオシャレな雑化を扱っているお店です。この店に置いてあるバッチャン焼きはシックでシンプルなバッチャン焼きで昔からのスタイルでなく最新なニューバッチャンと呼ばれている電子レンジ対応できる商品で外側がマット仕上げで内側が光沢仕上げのカラフルな色合いの物もあります。

小皿やお椀やマグカップ等扱う種類が増えてきてます。昔からの伝統的なバッチャン焼きの商品に見えるが絵柄や光沢などに変化を加えて新しいバッチャン焼きの商品も扱っています。他の商品はベトナム各地で作られたベトナム茶や真鍮や銅でつくられた雑貨ものやランプなどオシャレな雑貨がそろっています。

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ベトナム北部の人気都市ハノイは、多くの観光客が訪れる都市です。ハノイ旧市街を巡る観光や、ハロン湾まで足を延ばす人も多くいます。ハノイを観光するなら、外せない世界遺産や名所があるハロン湾や旧市街などのスポットをご紹介します。

ハノイおすすめ3「HangDaGalleria」見出し

セント ジョセフ教会というハノイで有名なハノイ大教会の近くにショッピングコンプレックスのハンザギャラリアがあります。結婚式場やフィットネスクラブがあり少し高級感がある外見をしていて高級な茶器や家具などが売っています。2階の奥の方にバッチャン焼きの店がありますが、他の雑貨と一緒に販売しているので種類が少ないです。

そこを紹介したいのではなくそのハンザギャラリアの地下にハンザ市場があり昔この辺でハンザ市場を開いていたのがショッピングコンプレックスの地下で営業し続けています。ハンザ市場には衣料品から食料品、雑貨などベトナムの市場のラインナップがここで営業しています。上の階と地下のフロアの仕様の落差に驚きます。

手前からレジがあり食料品エリアを抜けたところにバッチャン焼きと他のベトナムの陶磁器や他の国の陶磁器が一緒に売っている店舗が5,6軒あります。どこも食器などが山積みされていますので安く買えるかな感が満載です。期待を胸に良いものがあれば交渉しましょう。出来れば一個1個聞くのでなく良いものがあればまとめて聞きましょう。

ベトナムに行くとデパートでも交渉しますので買い物をするときはどこでも交渉しましょう。だんだん交渉が楽しくなっていきます。さすがに飛行場は無理ですけど、チャレンジです。まとめた方がいっぱい買ってくれると喜ぶので出来るだけまとめて交渉しましょう。後は会社によって刻印が違いますが「BATTRANG」文字を確認してください。

ホーチミンのおすすめバッチャン焼き販売店見出し

ハノイの近くのバッチャン村まではベトナムの上と下なので細長いベトナムじゃ飛行機を使わないと短時間で行ってこれません。ですがせっかくベトナムに来たのだからバッチャン焼きが欲しいでしょう。そんな方の為にホーチミンでバッチャン焼きを買える場所を紹介していきましょう。日本で買うより断然安くって良いものが買えます。

ホーチミンおすすめ1「AUTHENTIQUE」見出し

前はサイゴン大教会近くのロータリーからサイゴン川にかけて走っている道路のドンコイ通りは高級ブランド店やデパートにオシャレなレストランやカフェ、雑貨店が並ぶ通りでその通りの一か所にありましたが最近移転してドンコイ通りとマックティブォイ通りの路地裏にあった2店舗目と一緒になった大型雑貨店のオーセンティックです。

バッチャン焼きはバッチャン村で作ってないのでバッチャン焼きと言っていいのかわからないですがホーチミンに自社工場がありバッチャン村と同じ製法で独自の陶磁器を作って売っていますのでオーセンティックオリジナルです。品質も良いですが値段もいい値が付いています。その他にベトナム南部のソンべ焼きなどベトナム雑貨が買えます。

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ベトナムには雑貨などのおもしろいもの、優れたものが多くあり、お土産にしたいものが多くあります。またオーダーメイドをリーズナブルにしてくれる所があるので、楽しいショッピングができる国でもあります。そんなベトナムでの旅行のおすすめのお土産をご紹介します。

ホーチミンおすすめ2「KITO」見出し

ドンコイ通りの入れ替えが激しいお店の中では歴史がある老舗のキトは日本人オーナーのバッチャン焼き中心の雑貨店でバッチャン焼きの種類は豊富です。お店のスタッフも日本語が話せるので安心して買い物ができます。その他の商品はベトナムのベトナムの刺繍入り巾着袋や服などが置いてあります。巾着袋お土産に買ったことがあります。

ベトナムにバッチャン焼きを買いに行こう!見出し

歴史的にも日本とのつながりがこんなにあったとは思わなかったバッチャン焼きですが、欲しくなったのじゃないでしょうか?バッチャン村に行ってお茶会用の茶碗を探しに行こうかなと思いました。いいのが見つかったら高く売れそうです。皆様もうずうずしてきたなら今すぐハノイに飛んでバッチャン村でバッチャン焼きを買いましょう。

投稿日: 2017年12月21日最終更新日: 2020年10月8日

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