海中鳥居が美しい!
佐賀県に位置している大魚神社には、海中鳥居と呼ばれる鳥居好きにはたまらないマニアックなスポットが存在しています。この海中鳥居がある多良は、満潮時と干潮時で推移が大きく変わるため、通称「月の引力が見える町」としても知られています。そんな場所にある海中鳥居について歴史などを踏まえて紹介します。
佐賀の大魚神社には海中鳥居がある!
佐賀県の有明海に浮かんでいる大魚神社にある海底鳥居は、佐賀県の人気絶景スポットとしても知られているおすすめの観光エリアになっています。この神秘的な景色に注目が集まっており、佐賀観光に行くときには多くの観光客が訪れたり、ふらりと地元の方が参拝している様子を確認することが出来るようになっています。
そんな海中鳥居には、海の守り神としての伝説が残されています。そのため古くなるころである30年おきに建て替えられており、長い間大切に扱われておりました。そのため、今も廃れることなく大切に伝統が引き継がれており、今なお佐賀県の太良町の観光客誘致にも役立っている地元の人にも愛されている絶景スポットです。
また、この鳥居のある太良町は、「月の引力が見える町」という愛称がついており、満潮時と干潮時の潮の満ち引きの差が他の地域に比べても大きくなっているとされています。満潮時は海に浮かんでいる海中鳥居ですが、干潮時になると、鳥居の下を実際に歩いて行けるほど、水位が低下するので違った絶景を味わうことが出来ます。
また有明海では竹崎カキや、竹崎カニといった海の幸に恵まれている地域となっていますので、太良町に訪れたときにはグルメに注目するのもポイントとなっています。海中鳥居の絶景を眺めながら食べる海の幸も絶品です。佐賀に言ったら、海中鳥居のある大魚神社にはぜひアクセスしてみることをおすすめいたします。
海中鳥居のある大魚神社の歴史は?
海中鳥居のある大魚神社の歴史について説明します。こちらの神社にはおよそ300年前から存在してる伝説があり、今なお語り継がれています。これは有明海の伝説としても知られており、海中鳥居のある大魚神社の近くにはその名残が現在も残されています。そのため、豊漁や安全を祈願する人たちが毎年訪れています。
では、この語り継がれている伝説について紹介します。およそ300年ほど前、太良町に住んでいる住民たちは、この町の悪代官に手を焼いており、ほとほと困っていました。そこである日、彼らは示し合わせて現在の大魚神社がある沖ノ島に誘い、酒盛りを行いました。そこでは悪代官もお酒をたらふく飲み大きく酔っぱらっいました。
そして、干潮時に酒盛りをしたあと、酔った悪代官をその場所に置き去りにしました。そのまま酔っ払った悪代官は周辺が満潮になるまで気づかず、気づいたころには自分がいた島が沈みかけているところでした。それに驚いた悪代官は、竜神様に助けを求めると、大魚が現れて、悪代官はその魚の上に乗って無事生還しました。
この大魚に歓迎した悪代官は、改心し、住民たちに今までの非礼を謝罪し、助けてくれた魚の名前を取って「大魚神社」を建造しました。そして岸から約200メートルの海中にも鳥居を立てました。その結果、海の安全や豊漁祈願が行われるようになり、多くの魚が取れ、地区民の暮らしも豊かになりました。これが大魚神社の歴史です。
海中鳥居の近くには道路がある!
また、この海中鳥居のそばには海中道路もあります。この道路は干潮の時だけ姿を現している有明海の沖に続いている道路になっています。この道路は、有明海の干潮と満潮の差が激しいという特徴帖、太良町の漁業に必要な荷揚げ用の作業用道路として知られています。そして町内には3か所の道路があります。
夏場や春先などは滅多に活動することがないのですが、冬場に海苔が養殖されるような時期になると海中道路が活躍します。海苔の輸送や搬送などにも使われるようになります。またこの道路は通念を通して干潮時に鳥居の近くまで車でアクセスするための経路として用いられます。そのため海中鳥居に近づくこともできます。
海中鳥居は満潮時と干潮時で違う!
先述した通り、海中鳥居は満潮時と干潮時で姿を変えてしまいます。しかしながらどちらの景色も絶景となっていますのでいつ行っても楽しむことが出来るようになっています。月の引力が見えるようで、満潮時と干潮時で違った表情を見せる海中鳥居は、いつみても飽きることなく、写真家も魅了するような撮影スポットとなっています。
また、その干潮時と満潮時の差は最大で6メートルを超えるとも言われています。一般的には1メートルから2メートル程度となることが多いですが、それでも干潮時には完全に干潟が見えており、満潮時になると海にしっかりと沈むようになっています。そのため「月の引力が見える町」として知られているスポットとなっています。
干潮時の海中鳥居は?
干潮時の海中鳥居の状態について紹介します。干潮になる時期についてですが、もちろん日によって異なっていますが基本的には、朝の5:30前後から夕方の17:30ごろまでとなることが多いです。午前中から日の入りの時間まではおおよそ干潮となっていますので、観光の途中に訪れる場合は干潮になっていることが多いので注意です。
干潮時には大魚神社の海中鳥居の近くまで干潟となっており、実際に歩いて鳥居の近くまでアクセスすることが出来ます。またその干潟には珍しい生き物がたくさん生息していますので、アクセスするときには生き物の情報を調べておくことをおすすめします。いる生き物はムツゴロウやワラスボ、ハゼクチやシオマネキなどがいます。
干潮時に見れる海中道路は細い!
そして先述した通り海中道路が鳥居に並走するように存在しています。これも満潮時には沈んでしまうので干潮時のみに見ることが出来る場所となっています。そして來間で通行することもできますので、車で鳥居の近くまで進んでみることもおすすめしています。本来海の場所を通れるのは日本でもあまりありません。
しかし調子に乗ってくるまで先まで進んでしまうと、潮が満ちてきて戻らなければならないことになるので用心する必要もあります。戻る時にはUターンできるような幅はなくい、バックで戻らなければならないほどの狭い幅となっていますので、車で海中神社にアクセスするときには心に留めておく必要がございます。
満潮時の海中鳥居は?
満潮時の海中鳥居の様子について説明します。満潮時の海中鳥居ですが、海中鳥居の名前の通り、海に浮かんでいるような美しい鳥居の姿を確認することが出来ます。満潮となる時間はおおよそ夜の20:00から翌朝の8:00頃までとなります。こちらも変わることがあるため、詳しい時刻については海上保安庁のサイトを確認しましょう。
このような海に浮かんでいる鳥居にも人気ランキングというものが存在しており、最も有名な海中鳥居は、広島県の宮島に位置している厳島神社にある鳥居となっています。世界遺産にも指定されている厳島神社と比べるとどうしても物足りないと感じますが、観光地化されておらず気軽に訪れることが出来るようになっています。
満潮時には、海中鳥居の姿がしっかりと確認することができますので、その全貌をじっくりと眺めてみることをおすすめします。沖へと続いていく三つの赤い鳥居と、一本の道。ここにある海中鳥居と海中道路は、潮の満ち引きによってさまざま表情を生み出しており、季節の変化や月の満ち欠けを感じることが出来ます。
海中鳥居がある大魚神社での祭りは?
また海中鳥居がある嵯峨野大魚神社には、毎年8月中旬になると祭りが開催されています。明海の夏の風物詩である「千乃灯篭(せんのとうろう)まつり」は、町内の子供たちの夢が描かれた、手作りの灯篭などが500基ほど火がともされ、海中鳥居の海を彩り、幻想的な絶景を楽しむことが出来ます。
また、地元俳句愛好会の方々による「俳句灯篭」や子供たちが作り上げた「ゆめあかり」など趣向を凝らした手作りの灯篭が数多く浮かべられますので、見ごたえたっぷりの祭りとなっています。出店などは少なく、雨の日になると順延することもありますので、訪れたい場合は公式サイトなどでチェックしておきましょう。
海中鳥居がある大魚神社のアクセスは?
海中鳥居がある大魚神社のアクセス方法について説明します。基本的には車か電車を利用してアクセスする方法が一般的になっています。周辺にはほかの施設などもありませんので、せっかくアクセスするのであれば、來間でアクセスすることをおすすめします。そのため、電車も良いですが、車でアクセスすることをおすすめします。
海中鳥居に電車でアクセスする方法
海中鳥居の大魚神社の最寄り駅は、多良駅となっています。JR多良駅にまずはアクセスすることを目標に進むことをおすすめします。そしてその最寄駅からは徒歩10分程度となっています。しかし、上下ともに1時間に1本程度しかありませんので、アクセスするときには注意が必要になります。それよりも少なくなる時間帯もあります。
この駅には、佐賀県方向からと、長崎方面の諫早からアクセスすることが出来ます。どちらからでもアクセスすることが出来ますし、どちらから見ても有明海を横目に眺めながら乗車するため、景色も良く絶景を味わいながら海中鳥居がある大魚神社にアクセスすることが出来ますので、併せて確認しておきましょう。
海中鳥居に車でアクセスする方法
また車でアクセスする場合、近くの見どころとしては、道の駅「太良」があります。そこには大宰府インターチェンジからおおよそ1時間30分、そして武雄北方インターチェンジからはおよそ40分となっています。こちらの方が利便性も優れています。ドライブ中には海沿いを渡るので有明海の絶景を見ることが出来ます。
海中鳥居の周辺の見どころスポット
海中鳥居はその周辺に何もないと言われて敬遠されがちではございますが、実際は周辺には数多くの見どころが用意されています。地元の食材をたっぷり使った料理を楽しめるところや、有明海の景色を一望できる絶景スポット、そして佐賀のパワースポットとして最も有名と言って過言ではない神社などがありますので紹介します。
海中鳥居付近の見どころ1「道の駅 太良」
海中鳥居付近の見どころの1つ目は「道の駅 太良」です。こちらは海中鳥居から車で10分以内の場所に位置しているため、アクセスも容易になっています。道の駅太良にあるたらふく館には、多良の名物である「たらみかん」や有明海で水揚げされた魚介類などの地元の特産品や農産物などが多彩に揃っているのが特徴です。
また、隣接している「漁師の館」では、バーベキューやカキ焼きなども期間限定で楽しめるようになっています。そのため、海中鳥居を楽しんだ後は、バーベキューで地元の食べ物を満喫しながら、絶景をドライブしたり遊ぶこともできるので、特に夏に楽しめるようなスポットとなっています。
海中鳥居付近の見どころ2「太良観光ホテル」
海中鳥居付近の見どころその2は、「太良観光ホテル」です。こちらはホテルと名前がついているように宿泊施設となっています。このホテルの最大の魅力は、オーシャンビューの絶景を満喫できる露天風呂となっています。ここにある露天風呂「灯火」は、海につきだしている湯船から水平線を見渡すことが出来る絶景です。
特に昼間の景色も絶景ですが、夜の景色も素晴らしく、海面を照らす月明かりは幻想的で美しくなっています。また日帰り用のプランも存在しています。日帰りプランでも、竹崎かに料理や部屋で休憩付きであったりしますのでお得です。また立ち寄り湯などもありますので、ぜひ足を運んでほしいスポットです。
海中鳥居付近の見どころ3「祐徳稲荷神社」
海中鳥居付近の見どころ3つ目は「祐徳稲荷神社」です。こちらは年間300万人もの人々が訪れる日本三大稲荷の1つとして知られています。この日本三大稲荷の中でも特に知名度が高い、京都の伏見稲荷大社に並んでいるような、九州で圧倒的な存在感を誇っています。毎年多くの観光客や参拝客が訪問してご利益を頂きに来ています。
鷹さ18メートルのところに建っている本殿は朱色に装飾されており、柱の隋書には金箔が塗られており、荘厳さが感じられる本殿となっています。また商売繁盛や縁結びの神様としても知られており、参道には飲食店やお土産屋さんなどが数多く並んでおり、それらをぶらぶらと散策してみるのも楽しいスポットとなっています。
佐賀県の海中鳥居に行こう!
今回は佐賀県にある大魚神社というところの名物スポットである海中鳥居についての情報を紹介しました。見どころや満潮時の様子や干潮時の様子、アクセス方法、そして海中鳥居が出来たとされる伝説などさまざまな内容がありました。この佐賀県の海中鳥居に行くときには、この記事を参考に大魚神社の海中鳥居を満喫してください。
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