フィリピンの首都マニラの治安を徹底調査！夜は危険なの？対策法を紹介！

旅行先として、日本人だけではなく世界中の人々から人気を誇るフィリピンですが、近年フィリピンの首都マニラの治安が良くないとの噂が広がっています。実際のところ、首都マニラの治安はどうなのでしょうか。今回は、フィリピン首都マニラの治安と、危険情報、またそれらに対する対策方法などをご紹介させていただきます。事前にしっかりと首都マニラの状況を確認し、安心安全にマニラへ向かいましょう!

フィリピン首都マニラの治安についてご紹介させていただきます。フィリピンの中でも、首都マニラの治安は決して良いとは言えません。日本の治安と比べると、圧倒的に悪いです。2016年6月にドゥテルテ大統領に代わってからというものの、以前と比べると治安は良い方向に向かってきているようですが、現在でも、スリや盗難、置き引きなどの被害に合う方が多いのが現状です。

マニラはフィリピンの首都というだけあり、人が多く、必然的にトラブルも多くなり、犯罪の発生率が高くなってきているとのこと。海外はどこでもそうですが、悲しいことに日本人はお金を持っている、油断しやすいというイメージが強い為、スリや詐欺の標的に遭いやすいです。ドゥテルテ大統領の時代になってからは、マニラの空港を始め、セキュリティが厳しくなってきてはいますが、自分の身はしっかりと自分で守りましょう。

フィリピンの首都マニラで2017年4月20日の夜、日本人男性が、フィリピン人に銃で撃たれて亡くなるという悲しい事件がありました。その日本人男性は48歳で、マニラに仕事で訪れていたそうです。夕食後、車でホテルに移動している最中にバイクに乗った二人組に銃で襲撃され、亡くなったとのこと。フィリピンで日本人が殺害されるという事件は大変珍しいそうです。突然の襲撃なんて、本当に気の毒として言いようがありません。

このような事件の場合、無差別に日本人を殺したわけではなく、何らかのトラブルがあった上での計画的な犯行だったとみられています。日本人男性はパチンコ関連のお仕事に携わっていたようですが、どのような理由で殺されなくてはいけなかったのか、現在でも犯人は捕まっておらず、謎のままのようです。フィリピンでは、安い賃金で人を雇って、指定された人を殺害するという危険な仕事もこともあるそうです。

フィリピンで2016年から大統領になったロドリゴ･ドゥテルテ氏の政権になってからというものの、麻薬に関する取り締まりがかなり強化され、政府の主導で殺人を繰り返しているという恐ろしい事実があります。ただの麻薬取締りであれば良い話なのですが、就任後、わずか半年足らずで政府や自警団によって約3500人の一般市民を殺害したと言われています。

つまり麻薬に関して政府が容赦ないということです。その影響で、殺害されることを恐れた約60万人以上もの人々が、警察に自首をしているそうです。それだけの数の人々が、刑務所に入りきれるのでしょうか。それだけフィリピンでは麻薬が問題になっているのですね。日本人の私達も、他人事と思わないよう、麻薬の取引が行われているような危険な場所には近づかないよう気を付けましょう。

フィリピンで美しいビーチリゾートとして知られていたミンダナオ島の多くの地域で、現在イスラム過激派組織ISが占領し、300人以上の民間人が殺害されてしまいました。現在首都マニラでISのテロ被害はないですが、安心とは言い切れません。同じフィリピン内でテロが起きていることは間違いのない事実なので、心配な方は、少し情勢が落ち着いてから渡航することをおすすめします。

またテロに関しては、注目を集めるために行っていることが多いため、人気の観光スポットや、人が多く集まるイベントの時などにテロが起きやすいと言われています。せっかく観光へ行って人気の観光スポットに行かないわけにはいかないかとは思いますが、危険を少しでも避けるため、周囲を確認し、できるだけ人混みは避けた方が賢明です。

一時多く被害があったのが、マニラの空港で、空港職員によって鞄の中に銃を入れられ、口止め料を要求されるという空港職員の悪質な恐喝事件があり、日本人の被害もありました。ドゥテルテ大統領が就任してからは、その被害は少なくなったようです。あとは定番のタクシーのぼったくり被害、スリ、盗難の被害は後を絶ちません。対策方法に関しては、また後程ご紹介します。

マニラでありがちな被害としては、ストリートチルドレンです。集団でやってきて、ベタベタと触られているうちに、いつのまにか貴重品を盗まれていたということも。可哀想と思っても、無視して避けましょう。あとは気さくに日本語で話しかけてきて親しくなり、結局は詐欺でお金を騙されたという被害もあるので、十分注意してください。

どこの海外でも共通して言えることですが、首都マニラでも、夜は危険が多く潜んでいます。そのため特に夜は一人で歩くことは避けていただきたいです。一人旅で避けようがないという時は仕方ないですが、その際は、なるべく明るく人通りの多いところを歩くようにしましょう。

スリや詐欺などの犯人は、やはり目立ち難い夜を狙うことが多いです。特に1人の場合はターゲットにしやすく危険なので、1人でマニラに行く方は、極力夜の一人歩きは避けるように心掛けるようにしましょう。

夜遊びの定番とも言えるカジノ。首都マニラにも勿論カジノは数多く点在しています。日本人に安全にカジノを楽しんでもらうためにおすすめしたいのが、5つ星のホテルの中に入っているカジノです。危険な地域などにあるカジノは、治安が悪く、おすすめができません。観光客が多く、セキュリティもしっかりしているところをおすすめします。

例えば、ハイアットホテルやリゾートワールド、ソレアなどのホテルの中のカジノが一押しです。観光客向けで、規模も大きく、豪華さもあり、危険な目に合うことは殆どないでしょう。カジノへ行くなら、なるべく2人以上で行動することがおすすめです。

フィリピンの首都マニラで安全に過ごすための注意事項をご紹介をさせていただきます。定番のタクシーでのぼったくり詐欺に関しては、流しのタクシーに乗らないことが基本です。信頼のできるタクシー会社を調べた上で乗車するか、宿泊しているホテルでタクシーを呼んでもらった方が安心です。またタクシーに乗る前に、料金をきちんと確認してから出発してもらいましょう。

また、街中を歩いていると、親切に何かを教えてくれたり、日本語で話しかけてきたりきたりする人がいますが、あまり相手にせず、絶対に付いていかないように注意してください。どんな詐欺に合うか分かりません。また日本人は目立ちやすく、カモにされやすいです。高価な服装、アクセサリーは避け、現地の人と馴染みやすいような格好を心掛けましょう。

混雑している場所ではスリにあわないよう、周囲に気を付けて、ポケットなどに貴重品を入れるのは避け、ウエストポーチなどに入れてしっかりとガードしましょう。また夜の一人歩きは避け、治安が悪いと言われている場所には近づかないことが基本です。マニラで被害に遭う方は、やはり油断して危機管理能力が乏しかった方が多いと言えるでしょう。油断をせず、最低限のことを守れば、マニラで楽しく過ごせます!

フィリピンの首都マニラというと、上記で散々述べた通り、治安が悪いというイメージが先行しやすいですが、最低限のことを気を付けて過ごしていれば、そこまで怖がる必要はありません。しかしながらフィリピンは国柄貧しい家庭が多く、観光客を見てお金があることが分かると、やはりターゲットにされてしまいます。しっかりと自分の身は自分で守りつつ、マニラの街を歩きましょう。

いかがでしか?フィリピンの首都マニラは、決して治安が良いとは言えませんが、上記で述べた注意事項をしっかりと守り、最低限、自分自身の身を守るよう気を付けていただければ、被害に遭うこともなく、充実したマニラの旅行を満喫できるでしょう。マニラの人々は、優しく親しみやすい人が多いので、あまり怖がりすぎず、楽しくマニラの時間を過ごしてください。