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大館曲げわっぱとは?弁当箱が人気!制作体験もできる?手入れ法も紹介!

大館曲げわっぱとは?弁当箱が人気!制作体験もできる?手入れ法も紹介!
投稿日: 2017年3月6日最終更新日: 2020年10月7日

『大館曲げわっぱ』とは一体何でしょう?聞いた事が無いという方もおられるのではないでしょうか。でも写真を見れば「ああこれの事ね。」と思います。何だかナチュラルな感じでお弁当箱にも良さげな感じがします。今回は秋田の伝統工芸『大館曲げわっぱ』を紹介したいと思います。

大館曲げわっぱについて知りたい見出し

Photo by sota-k

古くから秋田の伝統工芸として作られて来た『大館曲げわっぱ』は、一時その需要は減少していました。プラスチックの出現によって便利で軽く、手入れも簡単な製品の方へ人々の趣向が変わって行ったのです。でも又近年『大館曲げわっぱ』の人気が復活しているとの情報があります。どう言ったきっかけがあったのでしょう。

大館曲げわっぱの歴史見出し

『大館曲げわっぱ』は、杉が豊富な秋田のきこりが杉の木を使って木の器を作ったのが元々の始まりだそうです。そして藩政時代大館城主佐竹西家が、領内の豊富な秋田杉に目を付け、武士の内職代わりとして作らせたのが本格的に曲げわっぱを作るきっかけとなりました。それが今では秋田県大館の伝統工芸品となっているのです。

秋田大館の歴史的伝統工芸品『曲げわっぱ』は、楕円形や円形のお弁当箱に便利な形から四角や長四角そしてちょっと変形した形の物まで豊富な形の曲げわっぱがあります。二段重ねになっている物やマグカップまであるのです。本物志向が強くなった昨今では、又天然杉の木製品が見直されて来ています。

大館曲げわっぱ人気衰退見出し

昭和55年に『大館曲げわっぱ』は伝統工芸品に指定され好調な売れ行きでしたが、昭和60年頃からプラスティック製品が主流となり段々衰退し行ったのです。プラスティック製品の方が、軽くて持ち運びに便利な事や洗って乾かすのも簡単と言う事で、そちらの方に人気が集まったのですね。

そう言えば手編みやニットの製品から、軽くて洗濯も簡単なフリース素材の物に人気が集まりました。記事を書きながらちょっとそんな事を思い出したりしました。

人はどうしても歴史的に貴重な物よりも、利便性や価格の安い物を求めがちになってしまいます。そんな中で、天然素材の持つ特性や素晴らしさを見失いがちです。それに気づき歴史のある物を再度見直したり、多くの人に知って貰える様に伝えて行く時期なのではないでしょうか。

大館曲げわっぱの人気復活見出し

今では全盛期程ではないと言っても『大館曲げわっぱ』の人気は復活して来ています。弁当箱に使うと見た目にも一層美味しそうに見えますし、特に和食にはとっても合う様です。どうやって復活して来たのでしょうか。それは、便利ではあるけど人口素材を使った物より自然の素材を好んだり、少々値段が張っても本物が見直される時代がやって来た事もあるでしょう。

和食だけでなく、洋食にもとっても良く合いますね。やっぱり人間は、人口の物より自然の物をどこかで求めているのかも知れませんね。蓋を開けた瞬間に、いい香りがほのかに香りそうです。こんなお弁当箱でお弁当を作って貰った体験は、子供にとって一生の宝の思い出となるでしょう。

こんなに可愛いデザインの『大館曲げわっぱ』もあるんですね。子供さんのお弁当箱にもぴったりです。ミニのお重箱にも見えますね。ママもお弁当作りが楽しくなりそうです。私自身も4人の娘に毎朝お弁当を15年間作って来た体験があります。こんな可愛い素敵なお弁当箱でお弁当を作ってあげたかったなって思います。

『大館曲げわっぱ』が復活して来たのには、他にもそれなりの理由があると思います。メディアで『大館曲げわっぱ』の良さや魅力が紹介されたり、大館曲げわっぱ協同組合が『大館曲げわっぱ体験工房』を開催して人々にその魅力を伝えているいる事が、大館曲げわっぱの復活に一役買っている事は間違いありません。

大館曲げわっぱバラエティー見出し

カラフルな手作り弁当を、曲げわっぱが一層美味しそうに引き立てていますね。この形はお弁当箱として最もよく使われるポピュラーな楕円形の曲げわっぱです。こういうお弁当箱をみんなの前で広げる時は、優越感を感じてしまいそうですね。お母さんのポイントもぐっと上がりそうです。

ちょっと変わった長方形と長楕円のお弁当箱で個性を演出出来そうです。長いお魚の切り身がすっぽり収まるのもいいですね。いつもと違ったおかずの詰め方が出来て楽しいと思います。男性用のお弁当としても渋くてカッコいいのでお勧めだと思います。

こちらは可愛いコロンって丸いお弁当箱です。子供さんや若い女の子が嬉しくなる様な形ですね。丸って安心感を感じます。「丸く収まるとか」「人格が丸くなる」とかいい意味で使いますね。一人用の散らし寿司にもぴったりですね。お客様へのおもてなしにも一役かってくれそうです。

そしてこれはまた変わった形です。気分を変えてこういう個性的なお弁当箱でお弁当を頂くのもいいですね。バラエティーに飛んだ『大館まげわっぱ』は、形だけでなく大きさにもバラエティーがありますので用途によって色々と揃えるのも楽しいと思います。

大館曲げわっぱ制作体験見出し

秋田県大館の歴史的伝統工芸「大館曲げわっぱ」を、あなたも自分の手で作ってみませんか?『大館曲げわっぱ協同組合』では「大館まげわっぱ体験工房」を開催しています。インストラクターが付いて、最後まで親切に指導してくれますので安心して制作体験に参加する事が出来ます。

自分の手で作った『大館曲げわっぱ』で、自分や家族のお弁当を作って入れるなんて何だかワクワクしますね。『大館曲げわっぱ』ぜひ手作り体験に参加してみたいものですね。

素人でもキットが有りますし、職人さんの丁寧な指導で「歴史的伝統工芸品」をこんなに綺麗に仕上げる事が出来ます。お気に入りの宝物になりそうですね。お手入れ法もちゃんと教えて頂けます。

〔住所〕秋田県大館市字馬喰町17 〔TEL〕0186-49-5221

大館曲げわっぱのお手入れ法見出し

プラスティック製品と違って、天然杉の製品はお手入れが難しいと思われていませんか?思っている程難しくはありません。お弁当に使った場合ご飯がこびりついて中々落ちにくいので、水やお湯を溜めて少し置いた後タワシで軽く洗い落とします。研磨入りの洗剤(クレンザー)で木の表面を磨く様に洗います。

洗った後水分が速く乾く様に伏せて置きます。完全に乾かない内に再び使用すると、黒く変色する原因になるので完全に乾かしてから次使用して下さい。ウレタン加工の製品はクレンザーやタワシは使わず水やお湯で優しく洗い布で拭き取って乾かして下さい。

直射日光は変色するので避けて保存して下さい。双方、レンジや食器洗い機は使用出来ませんので気を付けて下さい。

曲げわっぱの魅力見出し

プラスティックにはプラスティックの良さがあると思います。軽いですし、洗って乾かす手間もあまりかからず手入れも簡単です。でもこうやって比べてみると伝統工芸品の曲げわっぱの魅力が分かります。両方を持ってその時々で使い分けるのもいいかも知れませんね。

一つは欲しくなる『大館曲げわっぱ』は、見た目が良いだけではありません。プラスティック製品と違って天然杉で作られている為香りも良く、吸湿性にも優れています。そして殺菌効果まであるのです。多少お手入れに手間がかかってもそれに代わる優れた点が沢山あります。

『大館曲げわっぱ』はプラスティックによってその需要が衰退した時、製造元のご主人は苦肉の策で天然杉の表面にウレタンを施しました。洗いやすく乾かし易く加工したのです。でもある日、お弁当箱を開いて食べようとした時に天然杉とは違う人口の匂いを感じてしまいました。やはり天然杉のみの製品はその良さが確実にあると再認識されたそうです。

大館曲げわっぱ購入法見出し

秋田県の『柴田慶信商店』製造元で直接購入する事も出来ますし、全国の多くの小売店でも購入する事が出来ます。青森県から沖縄県まで約23軒の店舗で『大館曲げわっぱ』製品を取り扱っています。大館曲げわっぱをオンラインで半販売している『(株)大館工芸社』もあります。家に居ながらオンラインで購入出来るのでとても便利ですね。

〔住所〕秋田県大館市御成町2丁目15-28 〔TEL〕0186-42-6123

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大館曲げわっぱを是非お手元に一つ見出し

古くから歴史的に伝わる秋田の伝統工芸品『大館曲げわっぱ』について如何でしたか?興味が沸いて来た方もおられると思います。お手入れ法も思っていた程難しくなかったのではないでしょうか。歴史を重ねながら一度は衰退しかかった『大館曲げわっぱ』、秋田を誇る伝統工芸品、これからも守って行きたいですね。秋田へ行かれた際には、ぜひ工房での手作り体験に参加してみて下さい。

投稿日: 2017年3月6日最終更新日: 2020年10月7日

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