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テオティワカンへの行き方紹介!不思議な魅力の神秘的な遺跡を観光!

テオティワカンへの行き方紹介!不思議な魅力の神秘的な遺跡を観光!
投稿日: 2017年7月10日最終更新日: 2020年10月7日

テオティワカンは、メキシコ北東部に位置する都市遺跡。紀元前より繁栄し、350年から650年頃の最盛期には約20万人以上の人々を有する巨大都市でしたが、7世紀末頃に突如衰退してしまいます。いまだ多くの謎に包まれるテオティワカン。行き方や観光の魅力をご紹介します。

テオティワカン遺跡とは?見出し

Photo by archer10 (Dennis)

テオティワカンは、メキシコ北東部に位置するラテンアメリカ最大の都市遺跡。紀元前より繁栄し、紀元後350年から650年頃の最盛期には約20万人以上の人々を有する巨大都市でしたが、7世紀末頃に突如として滅亡。その理由も年代もいまだ多くの謎に包まれています。テオティワカン観光の魅力と不思議、行き方をご紹介しましょう。

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テオティワカン遺跡への行き方見出し

テオティワカン遺跡は、メキシコシティから北東約50キロメートルの場所にあるので、メキシコシティからのアクセスが便利です。行き方は、自力で行く場合は公共交通機関の直行バスを利用します。旅行会社主催のガイド付き観光ツアーを利用した行き方も可能です。

直行バスでの行き方は、まずは路面バスか小型バス、メトロ(地下鉄)、タクシーなどで「北バスターミナル(Autobuses del Norte)」へ。メトロを使う場合、5号線「アウトブス・デル・ノルテ(Autobuses del Norte)」で下車。駅の目の前にある「北バスターミナル(Autobuses del Norte)」に向かいます。

「北バスターミナル(Autobuses del Norte)」で、「AUTOBUSES TEOTIHUACAN」と書かれたチケット売り場を探します。片道か往復か聞かれるので、往復を購入すると良いでしょう。バスは日中約15分毎に出ています。チケットを購入したら、いよいよテオティワカン遺跡行きのバスに乗車です。

約1時間ほどでテオティワカン遺跡前に到着します。降車駅は「ロス・ピラミデス」。ロス・ピラミデスの前に、テオティワカンの町を通るので、間違えて降りてしまわないように、運転手にテオティワカン遺跡に行きたい旨伝えておくと良いでしょう。

住所:Municipio de Teotihuacan, Estado de Mexico 電話番号:52-5-956-0052

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テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議1:死者の大通り見出し

テオティワカン遺跡は、中央を「死者の大通り」がほぼ南北4キロメートルほどにわたって通っています。「死者の大通り」とは、アステカ族がテオティワカンを訪れた際、通り沿いに建ち並ぶ基壇を王の墓と間違えたこと、また道から無数の遺体が発見されたことから、アステカ族によって名付けられたそうです。

「死者の大通り」の北端には「月のピラミッド」があり、「月のピラミッド」前の「月の広場」から死者の大通りを南方向に進んでいくと、3.2キロほど先に「シウデダーラ(城塞)」、その中には「ケツァルコアトルの神殿」があります。「月の広場」から「シウデダーラ(城塞)」までの「死者の大通り」沿いには、無数の神殿や基壇が並び、壮観です。

「月のピラミッド」と「シウデダーラ(城塞)」の中間辺りには「太陽のピラミッド」があります。「太陽のピラミッド」は夏至の日に太陽が正面に沈むように造られているため、「死者の大通り」は、北から15度25分ほど東側に傾いています。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議2:太陽のピラミッド見出し

「太陽のピラミッド」は、高さ65メートル、底辺222メートル×225メートル。頂上まで248段もの階段がある、テオティワカン最大のピラミッドです。大きさでは世界第3位。頂上は平坦になっており、かつては神殿があったと言われています。

夏至の日に太陽がピラミッドの真上を通り、正面に沈む「太陽のピラミッド」は、太陽の動きを計算し尽くして造られたピラミッドです。地下には、長さ120メートル以上もある洞窟が存在。地下世界への入口として崇拝されていた「洞窟」の上にピラミッドが建てられたものなのか、ピラミッドの下に洞窟を掘ったものなのか、いまだ解明されていません。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議3:月のピラミッド見出し

「月のピラミッド」は、「死者の大通り」の北端に位置しており、高さ46メートル、底辺150メートル×140メートル。テオティワカンでは「太陽のピラミッド」に次いで大きなピラミッドです。ピラミッドの前は、タルー・タブレロ様式の基壇が建ち並ぶ広場になっており、宗教的行事のほとんどは「月のピラミッド」で行われていたと言われています。

タルー・タブレロ様式とは、「タルー」と呼ばれる斜面の基壇と、「タブレロ」という平坦な基壇を合わせた建築様式のこと。この基壇の上で神官が儀式を行ったと考えられています。

この基壇には、グアテマラのティカルや、メキシコオアハカ州のモンテアルバンのものもあり、メソアメリカのさまざまな都市が儀式に参加していたと推定されます。マヤ人と思われる生贄も見つかっており、テオティワカンがいかに影響力のある偉大な都市国家であったかが分かります。

ピラミッドの上に築かれた神殿では、宗教的な儀式が行われていました。太陽に対する畏怖の念があり、太陽の恵みを得るために必要と考えられていた人間の心臓や血。人間にとってもっとも大切な身体を切り取って、生贄として捧げていたのです。歴史的な情報も知りながら観光してみましょう。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議4:シウダデーラ(城塞)見出し

「シウダデーラ(城塞)」は1辺約400メートルの正方形をしており、その4辺に建物が並んでいます。真ん中は広場になっており、「死者の大通り」がある西側から入ることが可能。その正面にケツァルコアトルの神殿があり、神官の住居跡も発見されています。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議5:ケツァルコアトルの神殿見出し

「シウダデーラ(城塞)」内の東側には「ケツァルコアトルの神殿」があります。テオティワカンでは3番目に大きなピラミッドですが、高さ20メートル、底辺は60メートルほどの小さな神殿です。この神殿から150体を超える生贄の遺体が発見。このピラミッドは200年頃に完成していたものの、その後覆い隠されてしまったとされています。

まず「ケツァルコアトルの神殿」を覆った建物に登り、そこから下りて「ケツァルコアトルの神殿」に近付きます。ケツァルコアトルとは、羽毛が生えた蛇をモチーフとした豊穣の神。神殿の壁や基壇の下には、「ケツァルコアトル」と雨の神「トラロック」(諸説あり)のレリーフが無数に施されており、太陽のピラミッドや月のピラミッドとは異なる外観。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議6:ジャガーの宮殿見出し

「月の広場」の西側には、ジャガー神を崇拝する場所だったと言われる「ジャガーの宮殿」があり、壁画が残されています。羽根の頭飾りをつけたジャガーが、羽毛のある貝のラッパを吹いている壁画などを見ることが可能です。ほら貝を吹くと雨が降ると言われていたそう。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議7:羽毛のある貝の神殿(地下神殿)見出し

「ジャガーの宮殿」から、地下神殿「羽毛のある貝の神殿」に入ることができます。「羽毛のある貝の神殿」は、「ケツァルパパロトルの宮殿」の基壇の下から発見された神殿。つまり「ケツァルパパロトルの宮殿」の真下にあります。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議8:ケツァルパパロトルの宮殿見出し

「ケツァルパパロトルの宮殿」は、「月のピラミッド」の西側に位置し、神官の住まいであったのではないかと言われています。この宮殿は、破壊されていたものを発掘調査し、丁寧に復元したもの。

中庭の柱には、美しい羽を持つケツァルとパパロトル(蝶)を合わせた聖獣「ケツァルパパロトル」のレリーフが無数に彫られています。「ケツァルパパロトル」の目には、黒曜石が埋め込まれていますが、宮殿には、黒曜石のほか雲母なども使われていたそうです。

ほとんどの遺跡は、大きめの石を漆喰で繋ぐという造りになっていますが、漆喰の部分に黒い小石をはめ込んであるのは、復元をしたという証だそうです。一見してすぐ分かるので、探してみてください。

テオティワカン遺跡・神秘の魅力と不思議9:テオティワカン衰退の謎見出し

メソアメリカで偉大な勢力を誇ったテオティワカンですが、7世紀頃から衰退し、100年ほどで廃墟と化してしまいます。他の民族による侵略や、伝染病、飢饉、神官と貴族の対立など諸説があり、いまだ確定には至っていません。遺跡には、組織的な放火によると推定される大火災の痕跡が発見されているものの、年代や理由は謎に包まれたままです。

テオティワカン遺跡に行ってみよう見出し

テオティワカン遺跡の観光の魅力と不思議、行き方などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。いまだ多くの謎に包まれる、ラテンアメリカ最大の都市遺跡。実際に遺跡を目にしてみると、そのスケールの大きさに感動を覚えるはず。メキシコ観光の際には、ぜひ足を運んでみたい観光スポットになっています。

投稿日: 2017年7月10日最終更新日: 2020年10月7日

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