メキシコの観光・旅行オススメスポット!人気の見どころや魅力を紹介!
北アメリカ南部に位置するメキシコは、世界遺産保有数が世界第6位の国です。アメリカ大陸三大文明のうち「マヤ文明」の遺跡を多く持つメキシコ。雄大なマヤ遺跡を観光・旅行したら、その迫力と偉大なる歴史に圧倒されることでしょう。メキシコ旅行の観光スポットをご紹介します。
目次
メキシコのおすすめ観光・旅行スポットは?
アメリカ合衆国、グアテマラ、ベリーズと隣接し、西に太平洋、東にメキシコ湾とカリブ海を望むメキシコ。アメリカ大陸三大文明「アステカ文明」「マヤ文明」「インカ文明」のうち、「マヤ文明」の遺跡を多く保有する国です。マヤ遺跡を一度目にしたら、その迫力に圧倒され、古代の歴史に想いを馳せてしまうことでしょう。メキシコの見所をご紹介します。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット1:古代都市チチェン・イッツァ
「チチェン・イッツァ」は、マヤの最高神ククルカン(蛇の姿をした神)を祀るピラミッドです。1988年に世界文化遺産に登録。基底55.3メートル四方、高さ24メートル(頂上の神殿部分は6メートル)の巨大ピラミッドは、「カスティーヨ」、「ククルカンのピラミッド」、「ククルカンの神殿」とも呼ばれ、観光の見所になっています。
カスティーヨは9階層でできており、四方の面にそれぞれ91段の急な階段が造られています。これらの階段を合計すると364段で、最上階の1段を足すと365段。9段の階層は階段になっているので合計18段となり、これはマヤ暦の1年(18ヶ月5日)を表しています。この計算され尽くされた構造から、「暦のピラミッド」と呼ばれているのです。
ククルカン
— ネタ帳bot (@SashSuzuki) June 18, 2017
マヤ神話の至高神、創造神。
アステカでいうケツァルコアトルと同一。人に文明を授けたと伝えられる。ククルカンが祀られているチチェン・イッツァのピラミッド(カスティヨ)は、「ククルカンの神殿」という別名でも呼ばれている。 pic.twitter.com/pBBp0EjnSR
階段の最下段に配されているククルカンの頭部の彫刻は、春分の日、秋分の日には、沈む太陽に照らされ、階段の西側にククルカンの胴体が出現。「ククルカンの降臨」と呼ばれています。チチェン・イッツァ旅行の際には、ククルカンの頭部の彫刻を見ておきましょう。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット2:テオティワカン遺跡
メキシコシティの北東に位置する、ラテンアメリカ最大の都市遺跡「テオティワカン」は、いまだ多くの謎に包まれる遺跡。紀元前2世紀頃に巨大ピラミッドが造られ、紀元後350年から650年頃に最盛期を迎えた頃には、20万人を超える人々を有する巨大都市であったとされています。
しかし7世紀末頃に突如として滅亡。テオティワカンが滅亡した後には、廃墟となった偉大な遺跡をアステカ族が見つけ、神々が住む神聖な場所という意の「テオティワカン」と呼ぶようになりました。
テオティワカン遺跡は、その中央を「死者の大通り」が南北4キロメートルほどにわたって通っています。「死者の大通り」沿いには、「太陽のピラミッド」、「月のピラミッド」、「ケツァルコアトルの神殿」、「ジャガーの神殿」といったピラミッドや神殿が立ち並び、壮観です。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット3:オアハカ
歴史と文化に富んだ、この魅力的な観光地では古代文明と植民地時代の建築、そして伝統的な生活が共存している #オアハカ #メキシコ #旅行 #海外旅行 #行きたくなったらRT #世界遺産 #遺跡 #メキシコ料理 https://t.co/6t6KfEW2AR pic.twitter.com/xMQ6e0Oq65
— EmbMexJapón (@EmbMexJapon) May 29, 2017
人口の約4割が先住民族というオアハカは、メキシコの魅力を凝縮したような、民族文化が詰まった観光の街。木彫りの動物にカラフルな彩色が施された「アレブリヘス」、サン・バルトロル・コヨテペック村で作られる陶器「バロ・ネグロ」、テオティトラン・デル・バジェ村のラグマット「タペテ」ほか、手作りの民芸品が人気。
今すんごいモーレネグロ食べたい。
— Kent Yoshimoto よしもさん (@leftylesser) March 8, 2014
カレーとかデミグラスソースに見えますがこれチョコレートです。カカオです。
しかしうまいのです。 pic.twitter.com/tkt0xacUe8
オアハカには、美味しいものもたくさん。「モーレ・ネグロ」というオアハカの名産チョコレートを使って作られた人気の黒いソースをチキンにかけた料理や、裂けるチーズのような弾力ある「オアハカ・チーズ」が有名です。肉とトウモロコシの粉をトウモロコシの皮で包んで蒸した「タマル」という伝統料理も人気。
メキシコ・オアハカ、先住民最大のお祭り「ゲラゲッツァ」とオススメ観光スポット「トゥーレの樹」 | 旅行業界 最新情報 トラベルビジョン http://t.co/T65Fr921Bx pic.twitter.com/We1c6JiHTM
— カンクネーゼ【公式】 (@cancunese) July 27, 2015
屋台で食べる本場のタコスや、チーズやチリペッパー、ライムをかけた焼きとうもろこしも美味しいです。オアハカでぜひ訪れたいのが、「ゲラゲッツァ祭」。先住民族が多く住むオアハカでは、カラフルな民族衣装をまとった踊り子が、各民族の伝統舞踊を披露するお祭り「ゲラゲッツァ祭」が、毎年7月16日以降の2回の月曜日に行われています。
メイン会場はフォルティンの丘ですが、ゲラゲッツァ祭の開催時期には街中のいろいろな場所で踊り子たちが練り歩きますので、街はお祭りムードに包まれます。ゲラゲッツァの中でも一番盛り上がる人気の踊りが、アルト・パパロアパン地域の「パイナップルの花」。カラフルな刺繍を施した見事な衣装に身を包み、名産のパイナップルを持って踊ります。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット4:モンテ・アルバン
「モンテ・アルバン」は、オアハカより約10キロメートル西に位置する、中央アメリカ最古の遺跡。1987年に世界遺産に登録されました。モンテ・アルバンは、紀元前500年頃から紀元800年頃まで、サポテカ文化の中心地として繁栄した場所。6世紀から8世紀の最盛期には2万5000人もの人々が生活していました。最盛期の頃の建造物が、遺跡として残っています。
承前:モンテアルバンの「踊る人」と呼ばれるレリーフ。かつて捕虜の像ではないかと言われていたが、今はどうなのか。https://t.co/fPQ2cikmwD pic.twitter.com/MtEfw4yESv
— 山田英春 Hideharu YAMADA (@lithosgraphics) August 22, 2016
壁面には、約300枚の石のレリーフが並び、それぞれの石に、踊っているような人物が彫られています。「踊る人々のピラミッド」と呼ばれているものですが、実際には、殺害された人や拷問にかけられて苦しむ人のレリーフであり、支配者たちが権力を誇示するためのものであったのではないかと考えられています。観光の見所です。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット5:カンクン
カンクンには、リゾートホテルが密集するホテルゾーンと、地元の人々の生活の場であるダウンタウン(セントロ)の2つのエリアがあります。ホテルゾーンにある、長さ20キロメートルにもおよぶ真っ白なビーチは「カンクン・ビーチ」。豪華なレストランやショッピングモール、ナイトクラブなどが集まり、リゾート旅行の地として人気です。
【メキシコ】カンクン。メキシコ南東部のカリブ海沿岸、ユカタン半島の先端に位置する観光都市。年間300万人以上の観光客やセレブが訪れる、世界的に知名度が高いリゾート地です。カンクンとはマヤ語で「蛇の巣」という意味があります。 pic.twitter.com/Z6ZEWjSwu9
— 一度は行ってみたい世界の絶景 (@WonderSightTW) June 30, 2017
一方で、ダウンタウン(セントロ)は、地元の人々の生活圏。民芸市場や、地元の人々が通うメキシコ料理の屋台などもあり、おすすめです。またカンクン周辺には、コスメル島やイスラ・ムヘーレス、プラヤ・デル・カルメンなどのリゾートアイランドが点在しており、真っ白な砂浜と透きとおるような海を独り占めした気分になれる人気の見所です。

メキシコ旅行のおすすめ観光スポット6:トゥルム遺跡
トゥルム遺跡は、マヤ文明末期、紀元後1000年から1400年頃に栄えた城塞都市。スペイン人が最初に出逢ったマヤ文明が、トゥルム遺跡と言われています。トゥルム遺跡は、カリブ海を望む絶壁の上に建造されており、ビーチに出て海水浴をすることが可能。欧米人に大人気の旅行の見所になっています。遺跡自体は比較的小さめです。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット7:古代都市ウシュマル
「ウシュマル」は、ユカタン半島にある古典期後期から後古典期のマヤ文明の遺跡。ウシュマルは、ユカタン半島西部でもっとも強い勢力を持ち、チチェン・イッツァと同盟を結んでユカタン半島全域を支配していました。マヤの美しい壁面装飾「プウク様式」が施された建造物は、一度は見ておきたい旅行の見所です。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット8:メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂
「メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂」は、アメリカ大陸で最大級のカトリック教会の大聖堂です。元々は、アステカの戦争の神ウィツィロポチトリの神殿があった場所ですが、16世紀にスペインのエルナン・コルテスがアステカ帝国を滅亡に追い込み、神殿の基礎の上に建造させたものが、「メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂」です。
エルナン・コルテスによってアステカ帝国の首都であったテノチティトランは破壊されました。スペインから招聘された建築家によって、1573年より建設が進められた「メキシコシティ・メトロポリタン大聖堂」は、完成まで250年もの歳月を要したことから、ゴシック、ルネサンス、メキシコ風バロック、新古典主義などの様式が混在する大聖堂となっています。
メキシコ旅行のおすすめ観光スポット9:プエブラ
プエブラ歴史地区は、メキシコシティから120キロメートルほど東に位置する、世界遺産(文化遺産)の街。スペイン中部の陶器の産地「タラベラ」の技法で作られた陶器が有名で、多くの建造物はタラベラ焼きのタイルで飾られています。メキシコ料理の故郷とも呼ばれるほど、メキシコグルメが発達している場所。
モーレポブラーノ。 pic.twitter.com/IWKS5lXJPO
— たけのこ (@ngkngk) January 29, 2015
プエブラの名物料理は、「モーレ・ポブラーノ」や「ペピアン・ベルデ」、「チレス・エン・ノガダ」など。「モーレ・ポブラーノ」は、数種類の唐辛子、ナッツや種子、香辛料、メキシコ産チョコレート、塩、焼いたアボカドの葉、たまねぎ、にんにくなどでソースを作り、鶏肉や七面鳥を入れて煮込んだもの。プエブラ旅行でぜひ味わいたい一品です。

メキシコには観光・旅行スポットがいっぱい
メキシコ観光・旅行のおすすめスポットや見所をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。温かい人々、世界遺産である多数のマヤ遺跡、手仕事による見事な民芸品、美味しい料理や美しいビーチ。メキシコは、たくさんの魅力と見所があふれる国です。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。