喜多方市の桜の見頃は？おすすめの名所や日中線のしだれ桜でお花見を！

喜多方には桜の名所がたくさんあるため、地元の方々はもちろん観光客でも大いに賑わうお花見スポットです。中でも日中線跡地のしだれ桜並木は圧巻で、さくら祭りも開催されるため、多くの人が訪れています。喜多方の桜の名所はもちろん、見頃時期やさくら祭りの情報などもご紹介するので、お出掛けの参考になさってみてください。

喜多の郷は地産地消をモットーにした、喜多方にある道の駅です。レストランで喜多方ラーメンを味わえたり、売店で喜多方の名産品の販売なども行っています。日帰り温泉もあるので、休憩に訪れる方も多いです。そんな喜多の郷は桜の名所でもあり、多くの桜で囲まれています。休憩しながら、ゆっくり桜を眺めてみてください。

喜多の郷の八方堤周辺に、ソメイヨシノやヤマザクラなどおよそ200本の桜が植えられています。川の水面に桜が映り、非常に美しい景色を見ることができます。桜の見頃時期には数多くの花見客で賑わいます。喜多の郷で、喜多方ラーメンなど喜多方名物料理を買い込んで、桜並木の下でお花見ができたら喜多方を満喫できそうですね。

新宮熊野神社は、熊野三山を祀っている神社です。熊野神社長床と呼ばれる拝殿は、国の重要文化財にも指定されています。昭和初期に新宮熊野神社が県社に昇格した際に、記念として奉納された桜が、毎年見事に咲き誇っています。神社とのコントラストが日本ならではの景色で、非常に優雅な風景なので必見です。

新宮熊野神社は、桜だけでなく美しい大銀杏があることでも有名です。高さ30メートルの巨木で、樹齢は600年ともいわれています。喜多方市天然記念物にも指定されており、秋になるとイチョウの葉が一面に敷き詰められ、黄色いじゅうたんのように鮮やかです。見頃の時期は異なりますが、桜と共にチェックしてみてください。春はもちろん秋も楽しめそうなスポットですね。

御殿場公園は、歴代会津藩主達とその家族の行楽地として使用されていました。琵琶阿湖は野鳥と川魚に満ちているため遊び場としても最適で、以前は鷹狩りなども行われていました。1972年に都市公園として整備され、200本ものソメイヨシノが植えられたことから、現在では喜多方でも有数の桜の名所となりました。

見頃を迎える4月にはさくら祭りが開催され、桜並木がライトアップされるため夜桜も楽しむことができます。昼と夜では違った雰囲気の桜を見ることができるので、夕暮れからライトアップまでのんびりとお花見ができたら、御殿場公園の桜を全て堪能できそうですね。時間に余裕を持ってお出掛けすることをおすすめします。

北塩原桜峠にはオオヤマザクラが植樹されており、見頃の時期にはあたり一面が桜色に染まるほどの絶景を見ることができます。桜峠の桜は、2001年の敬宮愛子内親王殿下御生誕を記念して植樹されたもので、その際には2001本の木が植えられました。実際に桜並木の中に降りることもできるので、遠くから眺めるだけでなく近くからも見てみましょう。違った良さを見つけられるかもしれません。

見頃を迎えるゴールデンウィーク頃には、さくら祭りが開催されます。夜ライトアップもされるので、1日通して楽しむことができますね。さくら祭りは桜峠とラビスパ裏磐梯の施設内で開催され、様々なイベントが盛りだくさんです。ラビスパ裏磐梯では、天然温泉やプールなどレジャー施設も充実しているので、1日ゆっくり桜を見るにはぴったりですね。

沼ノ平は100万株もの福寿草の群生地としても有名で、非常に自然豊かな場所です。棚田に120本の桜が植えられていますが、最も見応えのある木は、池のほとりに植えてあるオオヤマザクラの大木です。池の水面に映ることから鏡桜と呼ばれ、桜の名所となっています。力強く鮮やかに咲く姿を見に、ぜひ訪れてみてください。

東日本大震災後、復興のために東北へ桜を見に来てほしいとの思いで始まった試みが、東北･夢の桜街道です。東北各県から厳選された桜の札所が88ヶ所選定されており、沼ノ平の鏡桜は14番に選定されています。その後被災地を中心に20ヵ所が追加され、現在は108ヶ所に増えました。東北復興への思いを込めながら、桜を眺めてみてくださいね。

旧岩月中学校の木造校舎がそのまま現存しており、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。現在は生涯学習施設として利用されており、校庭に植えられている見事な桜を見ながら、学生時代にタイムスリップした気分になれるのではないでしょうか。入学式のことを思い出して、懐かしい気持ちに浸れるかもしれませんね。

岩月夢想館は校舎内の見学も可能です。隣接しているコミュニティーセンターでお願いすれば校内に入れるので、校舎内から桜を眺めてみてもいいですね。現在も使用されているのではないかと思うほど、学校の空気感を残しているので、学生気分に戻って童心にかえってみてください。心があらわれることでしょう。

喜多方で最も桜の名所として人気なのが、日中線記念自転車歩行者道のしだれ桜並木です。喜多方駅と熱塩駅を結んでいた日中線の路線跡地の一部が遊歩道となり、その際に1000本ものしだれ桜が植えられました。約3キロメートルに渡って桜並木を楽しむことができるので、ゆっくり散歩を楽しんでみてください。

遊歩道の両脇に植えられたしだれ桜並木は、桜のトンネルとも呼ばれています。見頃の時期にはさくら祭りが開催され、多くの人で賑わいます。いつまでも通っていたくなるような桜のトンネルの中で、優雅な時間を過ごしてみてください。空を見上げても桜色に染まるほどの桜並木の美しさに、癒されること間違いなしです。

日中線記念自転車歩行者道の途中には、SLが展示されています。見頃を迎えた桜並木とSLとのコントラストは、絶好の撮影スポットと言えますね。多くの人がカメラ片手に撮影を楽しんでいます。鉄道ファンならずとも見逃せません。満開の桜並木と、SLとのベストショットを狙ってみてください!桜の美しさとSLの迫力に圧倒されることでしょう。

桜の見頃を迎える4月下旬には、桜ウォークというウォーキングイベントも開催されます。コースも2キロ、5キロ、10キロと体力に合わせて選択できるので、満開の桜並木の下を元気に歩いてみてはいかがでしょうか。ウォーキングイベント後には、抽選会や喜多方ラーメンが振る舞われるなど、おもてなしイベントも盛りだくさんなので、ぜひ参加してみてください。

喜多方では桜が見頃になる時期に合わせて、さくら祭りが開催されます。参加店舗を訪れると、桜に関連した食事メニューが食べられたり、割引を受けられる店舗もあります。休憩しながら桜スイーツなど味わえたら大満足ですね。体験教室や美術館などさくら祭りに合わせて開催しているイベントもあるので、ぜひ参加してみてください。

喜多方さくら祭りでは、喜多方市内宿泊施設の宿泊券や、豪華商品が当たるスタンプラリーを開催しています。集めたスタンプの数で、応募できる商品が変わりますので、たくさんスタンプを集めて応募してみてくださいね。様々な場所で桜を見たり、食事をしたりしてスタンプを集めたら、あっという間に集まりそうです。

喜多方の桜の見頃は、場所によって若干異なりますが、例年4月中旬に開花し、満開の見頃を迎えるのが4月下旬頃です。ですのでゴールデンウィーク期間中までは、めいっぱい桜が楽しめそうですね。さくら祭りも見頃の期間に開催されるので、十分に堪能できそうです。喜多方の春を身体で感じてみてください。

喜多方には桜の名所がたくさんあるので、どこに行こうか迷ってしまいそうですね。日中線のしだれ桜並木を中心に、桜の名所を何ヶ所もめぐってみてください。場所によって趣が違うので、きっと楽しめることでしょう。お花見で英気を養って、しっかりリフレッシュして帰ってくださいね。