喜多方の「朝ラー」おすすめ13選！実施店舗や時間・メニューもご紹介！

福島県の喜多方グルメといえば喜多方ラーメンですが、実は喜多方では朝からラーメンを食べる習慣があり、略して「朝ラー」と呼ばれています。一般的なラーメン店は昼前からの営業が多いですが喜多方では1割ほどのラーメン店が朝から営業して朝ラーを提供しているほど!この記事では、そんな喜多方の美味しい朝ラーをご紹介します。

喜多方ラーメンを提供しているお店は数多くありますので、喜多方に行ったらラーメンの食べ歩きという方も多いです。

そんな時に参考になるように、この記事では朝ラーを提供しているおすすめのラーメン店13店の人気メニューや店舗情報をまとめました。

朝ラーを提供している喜多方ラーメンのお店の紹介に入る前に、喜多方ラーメン自体について簡単にご紹介しておきましょう。

ラーメン文化が非常に根強い喜多方ですが、喜多方ラーメンの始まりは昭和初期です。現在も営業している「源来軒」というお店がスタートした「支那そば」というメニューが現在の喜多方ラーメンの起源とされています。

喜多方ラーメンの麺の特徴はなんといっても多加水麺です。そして麺のタイプは少し太目の平打ちで、ちぢれているのが特徴的です。

もっちもちでつるつるの麺ですからのど越しがよく、太麺なのでスープともよく絡むようになっています。

そして喜多方ラーメンのスープは、基本的にはあっさりした醤油味がベースとなっています。そこに店舗によって豚骨や鶏ガラ、魚介類が加わります。

最近では、新しいタイプの喜多方ラーメンを提供しているラーメン店も増えてきましたので、お店によって異なるスープを食べ比べるのもおすすめです。

喜多方ラーメンの具は非常にシンプルです。喜多方ラーメンに欠かせないと言われている具がチャーシュー。味付けなどは店舗によって異なりますが、どの喜多方ラーメンにも基本的にはチャーシューがのってきます。

ほかはシンプルにナルト、メンマ、ネギなどです。新しいタイプのお店には最後に背脂をたっぷり加えるところも多いです。

喜多方の朝ラーおすすめ店、まず最初にご紹介するのは醬油ラーメンが人気のお店です。今では札幌ラーメン、博多ラーメンと並んで日本三大ラーメンと言われるまでになった喜多方ラーメン。

はじめて食べてみるならば喜多方ラーメンの元祖と言われている醬油ラーメンがおすすめです。

まず最初にご紹介する醬油ラーメンのおすすめ店は「まこと食堂」です。1947年創業という歴史あるお店で、喜多方の醬油ラーメンなら絶対にここという熱狂的なファンが多いことでも知られています。

醬油ラーメンというと一般的にはあっさり系になりますが、この「まこと食堂」のラーメンはややこってり系の仕上がりになっているのが特徴的です。

「まこと食堂」のおすすめメニューは「中華そば」で値段は700円です。多加水麺の太縮れ麺で、煮干しの風味が効いたスープが人気です。チャーシューは豚バラと豚ももの2種類を楽しめます。

「まこと食堂」のラーメンどんぶりの底には、「ラッキー!大当り」と書いたものがあり、これが出てくるとお土産用のラーメンが貰えます。

「まこと食堂」の営業時間は午前7時から午後3時ですが、スープがなくなり次第営業が終了します。定休日は月曜日。

JR喜多方駅から行く場合は徒歩で15分ほど、タクシーだと5分ほどになります。ちなみにお店の看板の表記は「満古登」です。

次にご紹介する醬油ラーメンのおすすめ店は「あべ食堂」です。先ほどご紹介した「まこと食堂」の実の姉妹が経営しているお店で、従業員にも女性スタッフが多いです。

創業40年以上の歴史あるラーメン店で、多加水麺、豚骨や煮干しを使ったスープといったこれぞ王道といった美味しい喜多方ラーメンを楽しむことができます。

「あべ食堂」のおすすめメニューは「中華そば」で値段は700円です。醬油ラーメンにしてはやや脂がしっかりしているタイプで、太目の麺によく合います。

そしてトッピングは豚バラのチャーシューが豪快に4枚!チャーシューの味付けはあっさり目ですので、濃いめのスープとの相性もぴったりと評判です。

「あべ食堂」の営業時間は午前7時30分から午後3時まで。スープがなくなり次第営業は終了となります。定休日は水曜日。

お店があるのはJR喜多方駅から徒歩20分ほどのところ。店舗には座席があるほか、駐車場も完備されています。

次にご紹介する醬油ラーメンのおすすめ店は「うめ八」です。この記事でも後の項目でご紹介する「坂内食堂」で15年以上修行した人がオープンしたラーメン店です。

ラーメン店には珍しくカフェのようなおしゃれな内装でも注目を集めているお店で、外までスープのよい香りが漂ってきます。

「うめ八」のおすすめメニューは「しょうゆラーメン」で値段は650円です。醬油がベースとなっていますが、塩の風味も強いしっかりとしたスープが特徴的。

ぷりぷりの麺と厚めのチャーシューでボリュームもたっぷりです。「塩ラーメン」も人気で、こちらの値段も650円となっています。

「うめ八」の営業時間は午前7時から午後3時まで。定休日は月曜日です。お店があるのはJR喜多方駅から徒歩20分ほどのところ。

20席ほどの店内は完全禁煙となっています。また、お店には駐車場も完備されていますので、車でのアクセスも安心です。

次にご紹介する醬油ラーメンのおすすめ店は「桜井食堂」です。JR喜多方駅から歩いてすぐというところにあるので、朝ラーの食べ歩きにもぴったりのお店。

地元の人の利用が多く、座敷もあるのでゆっくりと美味しい喜多方ラーメンを楽しむことができます。

「桜井食堂」のおすすめメニューは「支那そば」で値段は550円です。豚骨ベースですが、きらきらとした鶏の脂が浮いているのにさっぱり食べられると朝ラーにも人気です。

具はチャーシュー、ナルト、メンマ、そしてネギという喜多方ラーメンの王道。生姜入りの「蔵ラーメン」も人気です。

「桜井食堂」の営業時間は午前8時から午後7時まで。定休日は不定休ですので、お店に行く前には念のために電話で開いているか確認するのがおすすめです。

お店があるのはJR喜多方駅から徒歩3分のところ。2階席のみ予約を受け付けてもらえます。

最後にご紹介する醬油ラーメンのおすすめ店は「香福」です。この記事でも次の項目でご紹介する喜多方ラーメンの名店「坂内食堂」で修業をした店主が2012年にオープンをしました。

ベースは豚骨となりますが、まったくしつこくないスープが美味しいと評判で、朝ラーの食べ歩きにもぴったりです。

「香福」のおすすめメニューは「お肉ラーメン」で値段は800円です。名前のとおりお肉が山ほどのったラーメンで、ボリュームたっぷり!

ジューシーでとろとろのチャーシューですので朝からでも問題なく食べられてしまいます。スープの濃さや麺の固さは選ぶことができます。

「香福」の営業時間は午前7時30分から午後4時まで。定休日は火曜日となっています。お店があるのはJR喜多方駅から800メートルほどのところです。

今回ご紹介したおすすめラーメンのほかにも白髪ねぎの入った「告白ラーメン」や万能ねぎの入った「青春ラーメン」といったユニークな名前のラーメンも美味しいと評判です。

現在では、ラーメン技術や味の保存などを目的とした「蔵のまち喜多方 老麺会」といった会も立ち上がっている喜多方ラーメン。

次にご紹介するのは、塩ラーメンや味噌ラーメンが美味しいと評判のお店です。中には全国にチェーン展開をしているお店もあります。

まず最初にご紹介する塩/味噌ラーメンのおすすめ店は「坂内食堂」です。全国にチェーン展開をしているほどの有名店で、喜多方では「塩の坂内、醬油のまこと」と呼ばれているほどです。

朝から行列が出来ているのは当たり前ですので、「坂内食堂」で美味しいラーメンが食べたかったらかなり計画的な来店がおすすめです。

「坂内食堂」のおすすめメニューは「肉そば」で値段は1000円です。醬油でとろっとろになるほどまでに煮込まれたチャーシューがなんと10枚ほどのってくる迫力満点のメニュー。

たっぷりのお肉ですが、スープはさっぱりの塩味ですのでバランスの取れたラーメンに仕上がっています。店内には座敷も完備されています。

「坂内食堂」の営業時間は午前7時から午後6時までですが、スープがなくなり次第閉店となります。定休日は木曜日と元日です。

お店があるのはJR喜多方駅から徒歩10分ほどのところ。入店したらまず注文をし、その時に会計も済ませるスタイルになっています。

次にご紹介する塩/味噌ラーメンのおすすめ店は「喜一」です。一見、ラーメン屋さんっぽくはない外見で落ち着いた和食店か料亭のように見えます。

もともとフランス料理のシェフとしていたという店長が作るラーメンは喜多方の新しいスタイルと評判を呼んでいます。

「喜一」のおすすめメニューは「Sioラーメン」で値段は500円です。動物系の旨味と野菜の旨味がしっかりと組み合わさったスープが大評判!

塩のまろやかさが際立つので朝ラーにもぴったりの一品となっています。ほかのメニューも大人気で午前中でスープがなくなり閉店になることもありますので来店するなら朝一番がおすすめです。

「喜一」の営業時間は午前9時から午後2時までとなっていますが、スープがなくなり次第閉店となります。

定休日は日曜日。お店はJR喜多方駅から徒歩13分ほどのところにあります。駐車場も完備されています。

最後にご紹介する塩/味噌ラーメンのおすすめ店は「大三元」です。昭和45年創業の歴史あるお店で、お店の前には大きな駐車場も完備されています。

こちらのお店で朝ラーが食べられるのは日曜日のみ。曜日が限られているとあって、朝ラーの穴場的な存在です。

「大三元」のおすすめメニューは「みそラーメン」で値段は850円です。喜多方ラーメンには珍しい味噌タイプで、素朴な味わいが人気です。

具は白菜やニラ、モヤシなどで味噌ベースのスープとよく絡みます。ボリュームが欲しいときには「みそチャーシューメン」も人気です。こちらは1150円です。

「大三元」の営業時間は午前10時から午後7時まで。定休日は月曜日です。朝ラーが食べられるのは日曜日のみで、営業時間は午前7時からとなっています。

お店があるのはJR喜多方駅から4キロほどのところ。車での来店がおすすめです。店内にはゆっくりくつろげる座敷もあります。

福島県喜多方は厳しい冬の寒さでも知られています。そんな寒い朝に食べる朝ラーはこってり系でエネルギーチャージをしたいという方も多く、美味しいこってり系ラーメンが食べられる店も人気があります。ここからはそんなこってり系の喜多方ラーメン店を4つご紹介しましょう。

まず最初にご紹介するこってり系ラーメンのおすすめ店は「らーめん一平」です。喜多方の中心部からは少し離れたところに店舗がありますが、開店前から行列の出来ている人気店です。

生げんこつ、昆布といったしっかりとした出汁に背脂をたっぷりのせたこれぞこってり系のラーメンが食べられます。

「らーめん一平」のおすすめメニューは「じとじとラーメン」で値段は700円です。ユニークな名前も評判の一品は、スープの表面が背脂で覆いつくされたタイプ。

ただ、食べてみるとしつこくなく、上質で美味しい脂を楽しめると人気です。麺は背脂にも負けない中太ちぢれ麺が使用されています。

「らーめん一平」の営業時間は午前7時から午後6時30分までで、ランチタイムは午前11時30分から午後2時までです。

定休日は水曜日。お店はJR喜多方駅から車で約8分のところ、国道459号沿いにあります。駐車場も完備されています。

続いてご紹介するこってり系ラーメンのおすすめ店は「ウリナム食堂」です。店名からも分かるように美味しい韓国料理も提供するお店で、昭和風の喫茶店のような外観です。

お店も決して大きくはないので少人数での来店がおすすめ。喜多方駅から徒歩10分以内で行けるアクセスの良さも人気です。

「ウリナム食堂」のおすすめメニューは「ノムノムこってり醬油ラーメン」で値段は710円です。背脂のこってりとしたラーメンで、さらにこってりにしたい人には背脂2倍までは無料でサービスしてもらえます。

お店は韓国料理も出しているということで、ラーメンに加えてビビンバなどを一緒に注文する人も多いです。

「ウリナム食堂」の営業時間は午前7時から午後3時まで。定休日は月曜日となっています。お店があるのはJR喜多方駅から徒歩8分ほどのところですので、朝ラーの食べ歩きにもおすすめ。お店は完全禁煙となっていますので、子供さんと一緒のラーメン巡りにもぴったりです。

続いてご紹介するこってり系ラーメンのおすすめ店は「麺や 玄」です。カジュアルで非常に洗練された店内も特徴的な人気店。

喜多方では珍しく長崎産のアゴを中心としたスープの構成で、そこに豚骨や鶏ガラなどを組み合わせています。

「麺や 玄」のおすすめメニューは「ショッテリ」で値段は750円です。たっぷりの背脂と一緒に豚バラチャーシューなどがのってきます。

珍しいのは玉ねぎのみじん切りがのってくる点。玉ねぎのしっかりとした辛味が背脂とよく合って美味しいと人気を博しています。

「麺や 玄」の営業時間は午前7時から午後3時まで。定休日は火曜日となっています。お店があるのはJR喜多方駅から徒歩で20分ほどのところです。

お店には駐車場がありませんので、公共の交通機関での来店がおすすめです。店内は完全禁煙となっています。

最後にご紹介するこってり系ラーメンのおすすめ店は「喜多方 満喜」です。すでにご紹介した人気店「喜一」の息子さんがオープンしたラーメン屋。

お店入ってすぐのところに券売機がありますので、そこでまず食券を購入するというシステムになっています。

「喜多方 満喜」のおすすめメニューは「しょうゆラーメン」で値段は660円です。濃いめの醬油ベースのスープとしっかりこってりの背脂が調和し、ほどよくバランスの取れた美味しいラーメンになっています。麺はやや薄め。

スパイシーな喜多方ラーメンが食べたい方には「火華」という人気メニューもあります。こちらの値段は750円です。

「喜多方 満喜」の営業時間は午前7時から午後2時までとなっていますが、スープが売り切れし次第閉店となります。

定休日は金曜日。お店があるのはJR喜多方駅から車で約5分ほどのところです。駐車場も完備されています。

一般的にラーメンはあまり健康に良くないというイメージがありますが、少しでも体にやさしいラーメンを食べたいときに注目されているのが無化調ラーメン、つまりアミノ化合酸などの化学調味料を使用していないラーメンです。特に朝ラーには無化調ラーメンを食べたいというときにおすすめのお店をご紹介します。

喜多方の朝ラーで無化調ラーメンが美味しいと評判のお店が「壱席参頂」です。2016年の夏にオープンした新しいお店ですが、ぐんぐんと知名度を上げてきています。

店舗として使用されているのは100年以上の歴史を持つ蔵!無化調でも深みのある美味しいラーメンが食べられると人気です。

「壱席参頂」のおすすめメニューは「醬油ラーメン」で値段は650円です。豚骨や鶏ガラを中心としたあっさりした味に、国産の豚を使ったチャーシューがよく合います。

午前10時までの限定メニューには「朝の丸得ラーメン」があり、こちらはなんと500円というお得な値段で食べることができると大人気です。

「壱席参頂」の営業時間は火曜日から金曜日が午前10時から午後2時まで、土日と祝日は午前7時から午後2時までとなっています。

定休日は月曜日。お店があるのはJR喜多方駅から歩いて20分ほどのところです。駐車場も完備されています。

朝ラーは実施していないので残念ながら今回のおすすめ13選には入りませんでしたが、喜多方に行ったら外せないお店が喜多方ラーメンの発祥と言われている「源来軒」です。

昔ながらのレシピを守り続けており、これぞ喜多方ラーメンという王道のスタイルを楽しむことができます。JR喜多方駅からは徒歩8分というアクセスの便利な場所にありますので、朝ラーの後にぜひ立ち寄ってみてください。

人口一人当たりのラーメン店の数が日本一多いとされている福島県の喜多方。美味しいラーメン屋が多いだけでなく、朝ラーの習慣があるので食べ歩きも効率よく楽しむことができます。また、ラーメン一杯の値段も700円かそれ以下のお店が多いのも嬉しい点。ぜひ喜多方で美味しい朝ラーを味わってきてください。