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ポーランドの通貨やお得な両替方法をご紹介!
ポーランド旅行のご予定がおありでしょうか。ご旅行の準備として現地通貨が必要ですが、ポーランドの通貨や紙幣・コインの種類などについて知らないという方も多いと思います。今回は、旅行の為替レートや日本円からポーランド通貨へのお得な両替方法もご紹介いたします。
ポーランドの通貨とレート1:「ズロチとは?」
ちょっとしたユーロとポーランド通貨(*´ω`*) pic.twitter.com/vGNjM2k4Cz
— JUDASまつもと (@JUDAS08261992) August 2, 2017
ポーランドの通貨はユーロではなく、自国通貨のズウォティ(zloty)です。そして、表記はzlやPLNとなるようですが、最近はPLNが主流になっています。日本語ではズロチやズオチ、ズローチーとも呼ばれています。ただ、ポーランと人にはズロチでは通じません。現地では「ズウォトゥフカ」とくだけた言い方もあるようです。2017年9月現在、1zlは約30.57円です。
紙幣に描かれた音楽家
— 外国紙幣コレクション (@banknote_alb) August 27, 2017
イグナツィ・パデレフスキ。ポーランドのピアニスト・作曲家、ポーランドの首相も務める。
ポーランド200万ズロチ(1993)
#日曜貨幣博物館 pic.twitter.com/xfE6IRtfhl
ポーランドでは、1995年度に通貨の切り下げ(デノミネーション)が施行され、それまでの旧10,000ズロ―チが1グロシュ、1ズゥオーティが100グロシュとなりました。以後、徐々に対円、ドル、ユーロレートが値上がりしています。そのため、お得感がなくなり、ドイツ人がポーランドに買い物に行くのではなく、ポーランド人がドイツに買い物に訪れているそうです。
ポーランドの通貨とレート2:「紙幣の種類は?」
ポーランド通貨 ズロチ!! pic.twitter.com/2eeeZAFJpM
— もげら (@KJ_TARO_Z6_IO) June 21, 2017
通貨の内、紙幣の種類は、10zl、20zl、50zl、100zl、200zl、500zlです。近年、次々と新デザインの紙幣が発行されています。紙幣のの肖像画の人物は、ミェシュコ1世、ボレスワフ1世、カジミェシュ3世、ヴワディスワフ2世、ムント1世、ヤン3世などです。格好良いと評判ですので、お土産にしてみてはいかがでしょうか。
ポーランドの通貨とレート3:「コインの種類は?」
補助通貨としてグロシュ(grosz)がございます。硬貨の種類は、1gr、2gr、5gr、10gr、20gr、50gr、1zl、2zl、5zlです。様々なコインが見られますが、戦争中には、「GETTO」と星の刻まれたゲットー専用コインも発行されたりしました。このような、コレクターにとって垂涎の希少価値の高いコインもあります。
ポーランドの通貨にお得に両替するコツ1:「日本国内の両替所は避ける」
日本で両替できる場所
日本では、両替所の一部でポーランド通貨が両替できます。羽田空港にも3階に両替所がございますが、為替レートと手数料が悪くなるといわれています。空港などでは数千円から1万円も手数料だけでかかってしまう場合もあります。通貨にもよりますが、宅配やインターネットでも両替ができるため、手数料が数十円といったところもあるんです。
恐ろしスプレッド。・゚・(ノД`)・゚・。 10000円をポーランド通貨に両替して、すぐ10000円に逆両替するには、13333円が必要。・゚・(ノД`)・゚・。日本円て、そんなにダメ通貨なのん? pic.twitter.com/lbOjG1IzSd
— Pastelcolor (@bkk_zakki) April 12, 2017
その際、タクシーなど、ポーランド国内での使い勝手を考えて、小額紙幣も混ぜてもらうと便利です。さらに、一般的に現金の必要性のみを考えるとするならば、現金はほとんど必要がないといえそうです。そのうえで、両替手数料やレートをお得にしようとすれば、クレジットカードが高すぎず、使い勝手も良いといえます。
Travelexという両替所
日本でどうしても両替したい場合、Travelexという両替所ではズウォティも扱っているそうです。関東圏に多いので、お近くに寄られる際にはご利用できますが、レートが悪く、手数料も高くなますので、ポーランド国内で両替するほうがおすすめです。後ほどご紹介いたしますが、ポーランド国内ではクレジットカードが便利です。
ポーランドではユーロやトラベラーズチェックはあまり使えない
ポーランドでは、一部のレストランやタクシーでユーロで支払うことができます。ただ、割高にとられることもあるようです。また、後ほどご紹介いたします」が、トラベラーズチェックもほとんど使用されていません。両替するならば、ズウォチーを2万から3万円ほど両替してもらいましょう。
ポーランドの通貨にお得に両替するコツ2:「ショパン空港で両替する」
ワルシャワ・ショパン空港なう:airplane:️ポーランドズロチ持っていないけど大体のお店はユーロも使える様です。Wi-Fiもしっかりあってネット環境も快適:sparkles: pic.twitter.com/SCE0TbQulf
— Sakuya Watabe (@3939saku10) July 8, 2017
ショパン空港の手荷物受取場所に両替所があります。羽田空港とほとんど変わらず、レートも手数料もお得とは程遠い感覚です。無理して空港で両替しなくても、ポーランド国内では、後ほどご紹介いたしますクレジットカードで事足ります。タクシーやレストランでも使えます。クレジットカードが苦手な方は、前払いのキャッシングという方法もあり、下記でご紹介いたします。
ポーランドの通貨にお得に両替するコツ3:「ポーランド国内で両替する」
お役立ち情報。ポーランドではズロチ("zł"と表記されます)が通貨として使用されており、ユーロは限られた場所でしか使えません。成田など空港で換金できますが、現地でさらに換金したい場合、クラクフはこちらの換金所がオススメ。駅すぐです。 pic.twitter.com/AflTIrlvlM
— クラクフ歩き。 (@kkkkrakow_pol) July 28, 2013
空港や駅のコンコースの両替所はレートがやや悪いため、ポーランドの街中の「カントー」と呼ばれる両替所がおすすめです。店舗数も、そこら中に多数あるんです。手数料は、日本の両替所で両替するよりも1złあたり5円もお得な場合がありますので、慣れない外国でのやりとりには少々不安もあるかもしれませんが、両替のコツとしてはおすすめです。
紙幣に描かれたノーベル賞メダル
— 外国紙幣コレクション (@banknote_alb) August 9, 2017
メダル表面にはノーベルの横顔がデザインされ、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞で共通になっているが、平和賞と経済学賞ではデザインが若干異なる。
メダル表面を描くポーランド20ズロチ紙幣(2011年、マリー・キュリー化学賞受賞100年記念紙幣) pic.twitter.com/k4cOE9Us0D
ちなみにですが、ポーランド人はかなりの親日家で、日本人に違和感を感じないといいます。ただ、ポーランド人は基本的に英語を話せない人が多いので、ここでは両替商とのやり取りに便利なポーランド語のフレーズをご紹介いたします。「ジンドーブレ」は、『こんにちは』や「フツェ ヴィミェニチ ヴァルテ」は、『両替お願いします』などで大丈夫です。
ポーランドの通貨にお得に両替するコツ4:「ATMの海外キャッシングで両替」
ポーランドではクレジットカードが普及しており、ATMも普通に使えます。キャッシングの海外利用は両替手数料がカード会社により異なりますが、お得な場合はぜひおすすめです。マイルや楽天ポイントなども貯まることを考えると、お得な会社のカードを準備して、ポーランド国内のATMでポーランド通貨をキャッシングするのが一番お得に両替するコツといえます。
また、手数料は、ポーランド国内の両替所よりもお得ですが、引き出す時点では確認ができませんので、帰国後、明細で確認できます。通常、キャッシングで現金を引き出した時点での為替レートが適用されます。さらに、1回で引き出せる最高金額や、海外利用手数料は低くなっており、安心して使いやすいといわれています。
クレジットカード会社に先払いでお得に両替
クレジットカード会社の規定にもよりますが、前もってクレジットカード利用分の手数料をお得に支払う事ができるようですので、ご紹介いたします。まず、渡航前に、クレジットカード会社のお客様センターに電話して、先払いする旨伝えます。すると、その日の為替レートで計算してくれます。前払いの場合、日本の両替所でよりも1złあたり6円ほどもお得です。
そして、キャッシングではないため利息が減り、結果としてお得に両替ができる仕組みです。ポーランド国内でそのまま現金を引き出して、2か月ほどして利息を足して支払う、という通常のキャッシング利用ではない分、為替の急激な変動や使いすぎの心配もいりません。また、最低限度額などもないようですので、事前にクレジットカード会社に相談してみてはいかがでしょうか。
ポーランドの通貨にお得に両替するコツ5:「トラベラーズチェックは準備しない」
ポーランドでは、トラベラーズチェックは基本的には使えないという感覚で良いようです。そもそもポーランドに浸透しておらず、店員さんも不慣れで、処理に時間がかかります。パスポートの提示も必要になるため、時間がない旅行者向きではありません。最初から、ポーランド国内での両替か、クレジットカードの海外キャッシングで準備されることがおすすめです。
ポーランドの物価
食品スーパー利用でお得に過ごす
外食費は日本と変わりませんが、Biedronkaなどの大手スーパーで買い物してみられるとお分かりになると思いますが、手作りパンなど、1個15円から50円ほどで手に入ります。ドーナツもバラ売りで山積みされていて、バラのジャムが入ったデコレーションドーナツでも30円ほどです。また、ケーキは量り売りも良く見られますがホールでも500円ほどで買えます。
このように小麦製品がお得ですが、お寿司屋サンドイッチもパックで売られています。1人分、50円から300円ほどだそうです。食事代をあまり気にせず、好きなものを手に取ってお腹いっぱい食べられます。業務用のようなケチャップは100円以下で、缶詰や野菜も100円以下、インスタントのスープは2人分で30円ほどとなっています。
業務用のようなケチャップは100円以下で、缶詰や野菜も100円以下、インスタントのスープは2人分で30円ほどとなっています。さらに、肉は500gで150円から200円ほどです。ホテルなどで自炊すれば、食事代をかなりお得に済ませることができ、かつ、健康的な生活が送れそうです。なお、食品だけではなく、生活用品もとても安いんです。
マクドナルド、宿泊、交通費
ドミトリータイプであれば、1泊600円ほどで泊まれます。また、バスでワルシャワからクラフクに移動すると、450円ほどです。いずれも安いです。SIMカードが1ヶ月分で5GBまでなら、1000円ほどです。ハンバーガーとコーヒーのセットは150円で、かなり安いです。
ポーランド旅行の通貨準備をお得にしよう
今、ポーランドズロチと交換してきた
— ハッピー・ヴルスト! (@surume_japan) August 11, 2017
すげー!本物だー!
ポーランドに入国する条件として、一日滞在ごとに100ズロチを持参する必要があるとのこと。
ちなみに今のレートで、1ズロチ=35円でした。 pic.twitter.com/Bak2iL8SEX
ポーランドの通貨と物価はいかがですか。事前に用意すべき通貨といっても、少額の現金とクレジットカードがあれば、ほぼ事足りそうです。さらに、キャッシングで前払いにすれば、さらにお得です。コツをつかめば、楽に両替できそうなポーランドの事情でしたが、韓国など他の国でも、活用できます。ぜひ、お得に旅行してください。

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