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五色沼観光!不思議な色はSNS映え間違いなし!見どころまとめ!

五色沼観光!不思議な色はSNS映え間違いなし!見どころまとめ!
投稿日: 2017年10月5日最終更新日: 2020年10月8日

福島県の裏磐梯に位置する五色沼は、大小数十もの沼が点在するエリアです。沼は水中の成分やバクテリアの作用で様々な色を呈しています。美しい色を写真を撮れればSNS映えすること間違いなし。そんな五色沼と周辺の見どころについてまとめました。

観光に人気の五色沼を紹介見出し

福島県の裏磐梯にある五色沼は大小合わせて数十に上る沼や池が点在するエリアの総称で、「五色沼」という沼があるわけではありません。近い場所にありながら驚くほど色の違う数々の沼は見どころも多く、美しい色がSNS映えすると人気上昇中です。五色沼の観光やアクセス、周辺の見どころなどについてご紹介します。

五色沼の見どころ見出し

五色沼観光の見どころは、何といっても沼によって違う水の色です。エメラルドグリーン、コバルトブルー、青白色など、自然のものとは思えない鮮やかで美しい色に驚かされます。沼は水中に含まれる微粒子やバクテリアの働きで違った色に見えるほか、季節や時刻による光の加減でも表情を変えます。その時々の美しい色を写真に残したいと思うのは当然です。

五色沼の美しさは沼の色だけではありません。周囲の自然にマッチしているからこそ、その美しさが一層際立ちます。特にこれからは紅葉の季節。五色沼周辺は、福島県屈指の紅葉の人気スポットです。紅葉の目安は10月中旬から11月上旬ですが、年によってずれることも多いので、紅葉狩りを兼ねて観光を考えている方は、紅葉情報をこまめにチェックするようにしましょう。

五色沼と周辺の観光スポット1:自然探勝路見出し

自然探勝路は、五色沼湖沼群のうち8つの沼に沿って伸びる自然の小道です。この道を歩けば五色沼の主だった見どころの沼の観光ができるばかりでなく、秋は美しい紅葉を眺めながらのハイキングが楽しめます。比較的アップダウンが少なく、ハイキング初心者でも歩きやすいコースです。しかし、途中歩きにくいところや、道幅が狭くなっている所があるので注意が必要です。

自然探勝路は片道約3600メートル、所要時間は70分から90分です。往復すると結構な時間と体力を使うので、片道はバスなど車を使うのも一つの方策です。探勝路は特別保護地区に指定されているので、探勝路以外に踏み込むこと、自転車などの乗り入れ、植物や昆虫の採集などが禁止されています。厳密には落ち葉の採取も禁止なのでご注意を。

五色沼と周辺の観光スポット2:毘沙門沼見出し

毘沙門沼は自然探勝路の東側の入口近くにある、五色沼の中で最大の沼です。湖とも言えるほど大きいので、場所によって水の色も違って見えます。晴れた日には沼の向こうに、裏磐梯のシンボルである磐梯山の荒々しい火口壁が見えるビュースポットです。また、紅葉の季節は紅葉狩りに絶好の場所でもあります。

毘沙門沼は五色沼の中では一番アクセスが容易で売店なども整っているので、シーズンは多くの人で賑わいます。売店では緑やオレンジ色など、沼の色をイメージした「五色沼ソフトクリーム」が人気です。バニラの白も入れ、3色を組み合わせて色々なバリエーションがあり、楽しみながら選ぶことができます。

毘沙門沼の売店の近くには鯉がたくさん泳いでいますが、その中に白い体に赤いハートマークのある鯉がいます。その鯉を見つけられると願いが叶うそうなので、ぜひ探してみて下さい。また、毘沙門沼では手漕ぎボートに乗ることもできます。ゆったりとボートに揺られながら美しい沼と磐梯山を眺めるのは贅沢なひと時です。

五色沼と周辺の観光スポット3:赤沼見出し

赤沼と聞いて赤い沼を想像しながら訪ねた人はちょっとがっかりするかもしれません。なぜなら、赤沼の水の色は赤くないからです。しかし、赤沼は小さいながらもとても特徴のある沼なのです。他から水の流入はなく、湧き水だけでできており、水深4メートルで透明度も4メートルです。そして他の沼に比べて極端に酸性なのです。

赤沼の酸性度はpH3.8で、かなりの強酸性です。そのため沼水の中の鉄イオンが酸化して赤茶になり、周囲の葦に付着して赤く見えます。これが「赤沼」と付いた名前の由来なのですが、東側には水の流れで堆積した鉄さびの泥が赤い色を呈している場所があります。赤沼は水が赤いのではなく、周囲が赤いのでよく観察してみてください。

五色沼と周辺の観光スポット4:深泥沼見出し

深泥(みどろ)沼はとても不思議な雰囲気を漂わせている沼です。水の色が何色にも分かれているのです。ざっと見ただけでも青、赤、緑の3色で、見方によってはさらにたくさんの色に見えます。この沼は流れ込む水と湧き出る水が合わさり、さらにバクテリアの働きもあってこのような複雑で神秘的な色合いになるのです。

さらに、季節や天気によっても深泥沼の水の色はデリケートに変化します。例えば冬、沼の奥の方の水は雪山を映すのと、太陽の入射角が低いのとで水の色が薄くなって見えます。また、天気の良い日は赤い水に青空が写って紫がかって見えることもあります。訪れるたびに違う表情を見せてくれる深泥沼です。

五色沼と周辺の観光スポット5:弁天沼見出し

弁天沼は湖岸をヨシに覆われた、美しい緑色の沼です。毘沙門沼に次いで五色沼では2番目に大きな沼になります。面積が大きいので風が当たりやすく、水面が波立ってなかなか水中を見たり、鏡になって周囲の風景を映すということができません。しかし、遠くに吾妻連峰の山々が見える景色の良い沼です。

弁天沼は近くの瑠璃沼、青沼と水質や植生が似ています。瑠璃沼の水が青沼と弁天沼に流れ込んでいるためです。弁天沼には展望台があり、手前に簗部山、奥に西吾妻山をのぞむことができます。雄大な山々と清々しい沼の景色を楽しんでください。弁天沼は冷たい風が沼面に当たるため、冬には凍結します。

五色沼と周辺の観光スポット6:瑠璃沼見出し

瑠璃(るり)沼は、複雑な色合いが見どころです。30年ほど前は青緑色だったそうですが、現在では冬は青く春は濃い緑色に見えます。植生も少しずつ変わっているとのことです。水がとてもきれいで、その透明度は21メートルと、北海道の摩周湖よりも高くなっています。2017年、この瑠璃沼に展望台が完成しました。

瑠璃沼には強酸性の水が湧いています。沼の中にはウカミカマゴケという酸性の水に強い苔が大量に繁殖しています。全国的にこれだけのウカミカマゴケの群生がみられるのは瑠璃沼だけだそうですから、植物学上貴重な沼なのです。湧き水の温度が高いため、弁天沼と違って冬でも凍結しません。

五色沼と周辺の観光スポット7:青沼見出し

青沼は五色沼の中では小さい沼ですが、その美しい青色からファンの多い沼でもあります。青沼は青色の濃い部分とその奥に広がる2つの部分からなっており、色のコントラストも五色沼散策の見どころの一つです。沼の周辺には灌木が多く、伸びてくるとなかなか写真スポットを探すのに苦労するようです。上手に撮影スポットを見つけてください。

青沼の酸性度はpH4.6とかなり高く、水につかった葉は成分が付着して白く変色していきます。6月に色が変わり始め、夏から秋にかけて白が濃くなっていきます。そのような様子にも注意して見てみましょう。青沼は冬には凍結する部分と凍結しない部分があります。ウカミカマゴケが多く生えているところは凍りにくいです。

五色沼と周辺の観光スポット8:柳沼見出し

柳沼は自然探勝路の西の入口近くにある五色沼の中では3番目に大きな沼です。近くにある弥六沼から水が流れてきて柳沼を形成しています。プランクトンが豊富なので、フナやウグイ、ワカサギなど魚がたくさん生息しています。冬は完全に凍結し、裏磐梯のワカサギ釣りの有名スポットになります。

父沼と、その周辺の弥六沼、父沼、母沼の4つは紅葉がきれいな場所です。水面が静かな日は鏡になって色が2倍に広がりますので、色々な角度からカメラを構えてください。この時期、特に父沼は日本庭園のような美しさです。柳沼からちょっと足を延ばして是非周辺の沼にも行ってみてください。

五色沼と周辺の観光スポット9:諸橋近代美術館見出し

諸橋近代美術館は、自然探勝路の毘沙門沼側入り口近くにある美術館です。個人が収集した、シュールレアリスムの巨匠、サルバドール・ダリのコレクションを常設展示しています。見どころはダリの彫刻で、ここのコレクションは世界に類を見ないほど充実しています。ダリの作品346点をはじめ、西洋絵画などを収蔵しています。

駐車場は200台分あるので、車でのアクセスでも便利です。裏磐梯には美術館のような芸術を楽しむ施設があまりないので、自然を楽しむ五色沼とセットで訪問の計画を立てるとバランスが取れます。カフェではスイーツが食べられるので、五色沼観光の後に一息入れるにも良い場所です。ミュージアムショップも併設されています。

住所:福島県耶麻郡北塩原村桧原剣ケ峯1093-23 電話番号:0241-37-1088 

五色沼と周辺の観光スポット10:キャンプ場見出し

五色パラダイスキャンプ場

五色パラダイスキャンプ場は、敷地の中を自然探勝路が通る、五色沼の中にあるキャンプ場です。設備は最新というわけではありませんが、よく手入れされており、清潔に使えると評判です。「裏磐梯ユースホステル」が宿泊施設として併設されているので、キャンプが苦手な人にも対応しています。泊りがけでじっくり五色沼を堪能するのも良いでしょう。

住所:福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093 電話番号:0241-32-2811

庄助キャンプ場

庄助キャンプ場は、五色沼から徒歩約20分、小野川湖のほとりにあるキャンプ場です。周辺にはコンビニや日帰り温泉もあり、快適に過ごせます。小野川湖はバスがたくさん生息していて、キャンプをしながら釣りも楽しめます。レンタルのボートやカヌーもあるので、家族で過ごすのに良いキャンプ場です。

その他のキャンプ場

五色沼周辺からは少し離れますが、裏磐梯エリアにはこの他にも「松原キャンプ場」「休暇村裏磐梯キャンプ場」「早稲沢浜キャンプ場」などなど、たくさんのキャンプ場があります。どこを利用しても裏磐梯の素晴らしい自然を堪能できますが、設備も使用条件もそれぞれですので、ニーズに合ったところを探してください。

五色沼と周辺の観光スポット11:裏磐梯温泉 香の湯見出し

日帰り温泉の「香の湯」は、毘沙門沼近くの入口から徒歩約20分ですが、五色沼ハイキングの汗を流すのに良いところです。カルシウムや塩化物が多く、疲れを取ってくれ、筋肉痛などにも効きます。浴槽は3つで、いずれも露天風呂です。料金は大人800円小学生500円ですが、休息室は無料で使用できます。

住所:福島県北塩原村檜原剣ヶ峯1093 電話番号:0241-32-3189

五色沼へのアクセス見出し

公共交通機関でのアクセス

五色沼へ公共交通機関を使ってアクセスする場合は、新幹線の発着駅である郡山からJR磐越西線に乗り換えて猪苗代駅へ。猪苗代駅から磐梯東都バス「桧原行き」や「裏磐梯高原行き」など「五色沼入口」経由のバスで25分、「五色沼入口」で下車して徒歩3分です。バスは本数が限られているので、事前に時間をよく調べておくことをおすすめします。

車でのアクセス

車でアクセスする場合は、磐越自動車道猪苗代磐梯高原ICから裏磐梯方面へ国道115号、459号を経由し約25分です。道路が整備され、首都圏からも3時間ほどで到着できるようになりました。五色沼には自然探勝路の両側に無料駐車場があり、かなりの台数の車を収容できますが、紅葉シーズンなどは大変混み合います。

五色沼から足を延ばして見出し

猪苗代湖

五色沼とセットで観光できるエリアをご紹介します。猪苗代は、五色沼に行くのにほとんどの人が通過するエリアです。猪苗代湖の広々とした景色を見ているだけでも爽快ですが、遊覧船に乗ればゆったりと湖上散歩ができます。また、湖のほとりには「野口英世記念館」があり、彼の業績や生い立ちについて知ることができます。周辺には「世界ガラス館」などの見どころもあります。

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会津若松

五色沼に泊りがけで行くなら、会津若松に宿泊するのもおすすめの選択肢です。戊辰戦争の舞台になった鶴ヶ城や白虎隊の悲劇を生んだ飯盛山、会津武家屋敷、さざえ堂などの見どころがあります。また、東山温泉という古くからの温泉地と、そこにある数々の由緒ある宿も健在です。

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喜多方

ラーメンで有名な喜多方は蔵の町です。ラーメンの製造過程が見学できる「会津喜多方ラーメン館」、金色の如来像がある「願成寺」、古い蔵や民家を移築して資料を展示している「喜多方蔵の里」などの見どころがあります。もちろん、本場の喜多方ラーメンも心ゆくまで食べられます。

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安達太良山

安達太良(あだたら)山は福島県中部にある標高約1700メートルの、磐梯山と共に福島県を代表する山です。いくつかの登山ルートがあり、初心者でも挑戦しやすくなっています。安達太良山は紅葉の名所でもあり山が真っ赤に色づく絶景が見られます。ロープウェイもあり、誰でもが容易に紅葉を楽しむことができます。

二本松

五色沼の東に位置する二本松は、西の会津ほど知名度はありませんが、福島の代表的な城下町の一つです。「本当の空」で知られる高村智恵子のふるさとであり、秋の提灯祭りや菊人形で有名です。市内には鬼婆伝説が残る黒岩や、美しい里山を再現した「ふるさと村」、岳温泉など観光スポットがたくさんあります。

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五色沼へ出かけよう見出し

五色沼と周辺の観光などをご紹介しましたが、いかがでしたか。首都圏からも3時間ほどでアクセスできる五色沼は、裏磐梯の美しさを凝縮したエリアです。ぜひたっぷりと時間を取って自然探勝路を歩いてください。これからの紅葉の季節はオオモミジ、ハウチワカエデ、ヤマウルシなどが美しく色づいて私たちを迎えてくれます。五色沼や紅葉の美しい色をカメラと思い出に収めてみんなでシェアしましょう。

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投稿日: 2017年10月5日最終更新日: 2020年10月8日

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