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二本松城の観光なら桜や紅葉シーズンがおすすめ!アクセス情報や見所も紹介!

二本松城の観光なら桜や紅葉シーズンがおすすめ!アクセス情報や見所も紹介!
投稿日: 2017年8月10日最終更新日: 2020年10月7日

福島県にある二本松城は日本の城100選にも選ばれている自然豊かな城です。二本松城がある霞ヶ城公園一帯は、春には桜で秋には紅葉で彩られ、まるで絵葉書の中を散歩しているような気分になります。この記事ではそんな二本松城について解説します。

二本松城で歴史に思いを馳せる見出し

日本100名城にも選ばれている二本松城。自然豊かな県立霞ヶ城公園の中にあり、春には桜を、秋には紅葉を楽しむことができる人気の観光地です。この記事ではそんな趣ある二本松城について、アクセス情報やおすすめの見所、二本松城のスタンプを手に入れることが出来る歴史資料館も含めてご紹介します。

二本松城の基本情報見出し

日本の100名城にも選ばれている福島県二本松市にある二本松城。標高345メートルの白旗が峰に築かれていることから白旗城とも言われたり、霞ヶ城と言われたりしています。2007年に国の史跡に指定された他、二本松城のある霞ヶ城公園は日本さくら名所100選にも選ばれている景勝地です。

二本松城の歴史は古く、室町時代である1414年に畠山満泰が二本松城を築いたとされています。その後、安土桃山時代に入り1586年に伊達政宗により畠山氏が滅ぼされました。それからは蒲生氏、下條氏と次々と城代を変え、明治維新のころには丹羽氏の居城でした。

1868年の戊辰戦争においては二本松の戦いの舞台になり、二本松少年隊と呼ばれる少年兵も動員されました。1872年に廃城令により建物がすべて壊されましたが、1982年には箕輪門と附櫓が、1995年には本丸が復元されました。現在は県立霞ヶ城公園として一般に無料で公開されています。 住所:福島県二本松市郭内3丁目、4丁目 電話番号:0243-23-1111(二本松市役所観光課)

二本松城へのアクセス見出し

JRと徒歩で行く場合のアクセス方法

二本松城へのアクセスですが、まずはJRを使っていく方法からご紹介します。東京方面からアクセスする場合には、まずは郡山駅を目指してください。東京からだと東北新幹線に乗ることになります。そして、郡山駅で東北本線に乗り換えて二本松駅で下車をします。東京から二本松駅までは約2時間かかります。

秋田や仙台方面からのアクセスの場合は、まずは福島駅を目指してください。山形からの場合は山形新幹線、仙田からアクセスの場合は東北新幹線になります。そして福島から東北本線に乗り換えて二本松駅で下車をすることになります。仙台からの所要時間は約50分です。

そして二本松駅から二本松城へのアクセスですが、徒歩だと約20分かかります。もちろんタクシーに乗ってもいいですが、天気のいい日だと町の散策がてら歩いてみるのもおすすめですね。特に桜の季節や紅葉の季節は歩いているだけで気持ちがいいものです。二本松駅を出ると二本松少年隊士像が迎えてくれますよ。

駅前の道を二本松神社のある突き当りまで直進してください。突き当りを右に進むと、少しずつ城下町っぽい雰囲気が漂ってきます。久保丁坂入口の信号を左折し、久保丁坂をのぼっていくと右手に見えるのが二本松歴史資料館です。二本松歴史資料館を過ぎて上り坂を越え、下り坂に差し掛かるころには奥手に丘が見えてきます。

秋には見事な紅葉、春には桜で満開の丘ですが、それが二本松城のある霞ヶ城公園です。霞ヶ城公園の中に入るとすぐに公園の案内図があるのでそれに従って二本松城までアクセスすることができます。駅には二本松観光協会二本松駅案内所があるので、そこで二本松城までのパンフレットを貰っておくと地図も付いているのでおすすめです。

車で行く場合のアクセス方法

車で行く場合のアクセス方法ですが、東京方面からの場合は東北自動車道の浦和IC経由で二本松ICでおりてください。仙台方面からのアクセスの場合は東北自動車道仙台南ICから二本松IC、新潟方面からのアクセスの場合は、磐越自動車道の新潟ICから二本松ICというルートになります。

二本松城のパンフレット&スタンプ見出し

二本松城は先に触れたように県立霞ヶ城公園の中にあり、無料で公開されています。従ってパンフレットやお城のスタンプなどは二本松城にはありません。パンフレットやお城のスタンプを手に入れたい場合は、二本松観光協会二本松駅案内所に行くか、駅からお城までの途中にある二本松歴史資料館に行くことになります。

二本松歴史資料館は2階建ての歴史資料館で、1階には福島県にゆかりの芸術家の作品が、2階には古式鉄砲や中世から近世までの歴史資料が展示されています。歴史資料館は駅から二条城へ行く途中にありますので、立ち寄って歴史について勉強していくのがおすすめです。料金は大人100円、高校生50円、小中生30円です。 住所:福島県二本松市本町1-102 電話番号:0243-23-3910

二本松城観光の見所①箕輪門見出し

当時の城主であった丹羽氏は門の建築も行いました。そしてその門の材料となる樫の木を箕輪村(現在の二本松市にあたります)から手に入れ、この立派な門を造ったことから箕輪門と名付けられました。残念ながら戊辰戦争によって破壊されてしまいましたが、1982年に再建されました。

また、箕輪門を観光する時には忘れずに箕輪門北側にある石垣に注目してください。見事に枝を張る赤松の古木がが見えるはずです。樹齢はおよそ350年、長い枝が石垣の下まで垂れ下がっている姿は見事!こちらは「二本松城跡箕輪門のアカマツ」として、市から文化財の指定を受けています。

二本松城観光の見所②本丸跡見出し

2007年に「二本松城跡」として国指定の史跡となりました。本丸跡に残る天守台の見事な石垣は、穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる石工達の手によるものです。1993年から2年を掛けて行われた積み直し工事は、その石工達の末裔によって行われました。天守閣はありませんが、もしここに天守閣があったらその迫力は素晴らしいものだったでしょう。

また、駅から本丸跡まで歩くと結構な距離と坂道ですが、ここからの360℃のパノラマは絶景です。二本松の街並みが一望できるほか、高村光太郎の著作『智恵子抄』に登場する安達太良山も天気が良ければ見ることができます。本丸を少し下ったところには、高村光太郎が智恵子を想って読んだ「「樹下の二人」の冒頭の句を彫った碑もありますよ。

二本松城観光の見所③桜や紅葉見出し

4月下旬から5月上旬には「二本松の桜祭り」が実施されます。日本の桜100選にも選ばれている霞ヶ城公園がピンクに染まる美しい時期で観光するのにおすすめの時期です。桜の数はなんと約1700本!また紅葉の見頃は11月でお城への道は赤や黄色に彩られます。毎年10月中旬から11月中旬には「二本松の菊人形」というイベントも開催されますよ。

桜や紅葉の時期はもちろん素晴らしいのですが、その時期以外におすすめなのが、藤の季節に訪れること。箕輪門をくぐってお城の敷地に入ったところには、智恵子の生家にあっと藤棚があります。後ろにある霞池と満開の藤の組み合わせはなんとも言えずしみじみと美しいです。

二本松城観光の見所④二本松少年隊群像 見出し

駐車場を横切り、正面入り口である箕輪門のほうへ進むと見えてくるのが二本松少年隊群像です。戊辰戦争で故郷を守るために自分達の命を犠牲にした少年達。そしてその横にあるのは少年の出陣服を仕立てる母親の像です。二本松市の市民である橋本氏によって1996年7月に製作されました。

二本松城観光の見所⑤大石垣搦手門跡見出し

お城巡りの醍醐味の一つは石垣ではないでしょうか?二本松城にも様々なところに石垣が残っています。大石垣は二本松城に築かれた石垣の中でも最も古いものの一つです。積み方は「穴太積み(あのうづみ)」と呼ばれる方法です。搦手門跡は城の裏側にあたる門で、現在は石垣と門柱の礎石が残っています。

二本松城観光の見所⑥日影の井戸見出し

日本の3大井戸のうちの一つがここ二本松城にある日影の井戸です。あとの2つは、千葉県印西市にある「月影の井戸」と神奈川県鎌倉市にある「星影の井戸」です。建築されたのは畠山氏が城主であったころの1400年ごろと言われています。井戸の深さは約16メートルです。

二本松城観光の見所⑦蘇る天守閣見出し

残念ながら天守閣のない二本松城ですが、実は数年前に一夜限りで天守閣が蘇るというイベントがありました。それが「二本松一夜城」というイベントで、2015年の10月10日から10月18日まで二本松市合併10周年を記念して実施されました。期間中は、天守台に足場が組まれ、LED電球を使って天守閣が再現されたというものです。

点灯時間は午後6時から午後9時まででしたが、天守閣に使われたLEDの数はなんと4万3000球。天守閣への道や周辺もライトアップされて非常に美しい姿が見られ、「二本松の菊人形」の期間中であったこともあり、観光客も多く訪れました。今は見られないのが残念ですが、また復活してほしいものですね。

自然豊かな二本松城見出し

県立霞ヶ城公園という豊かな自然に包まれている二本松城。駅から歩くと少し距離がありますが、のんびりと散策をしながら城下町の名残を探したり、二本松歴史資料館に立ち寄って歴史を学んでからお城に行くと理解が更に深まるのでおすすめです。次のお休みにはぜひ二本松城へどうぞ。

投稿日: 2017年8月10日最終更新日: 2020年10月7日

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