「ぜんや」の塩ラーメンはやみつきの美味しさ！ついにカップ麺も登場？

｢ぜんや｣というラーメン店をご存知でしょうか。このお店の塩ラーメンは行列ができるほど絶品でカップラーメンになるほど有名です。その口コミ評価は食べログでも高評価がついていて、塩好きなら絶対行くべきといわれるおすすめ店。どんなラーメンなのか、またメニューは?今回はラーメン｢ぜんや｣についての情報をまとめました。

そのおすすめらーめん店ぜんやは一体どこのお店でしょうか。店舗は埼玉県新座市にあります。2014年までは住居とらーめん店を兼ねた店で営業をしていましたが、その後移転しました。移転後も埼玉県から離れておらず、200メートルほど離れた場所に新店舗を構えています。

そのラーメンは並ばないと食べられないほど大人気。連日連夜行列ができるほどの賑わいぶりをみせています。レベルの高い埼玉県のラーメンの中でも｢県内ナンバーワン｣の呼び声も高く、絶品塩ラーメンを食べに日夜大勢のお客さんがやってきます。その味は一度食べたら忘れられない味わいで、訪れた人は｢塩ならぜんや｣と必ずおすすめするようになります。

そんなぜんやの特徴ですが、カウンターが8席しかありません。そしてメニューの種類も｢塩ラーメン｣ただ一つ。店主の飯倉洋孝さんはいろんなラーメンに手を出す経営より、独自の路線で成功を掴みました。塩専門でこのぜんやを埼玉屈指のラーメン店に築き上げたことで、いまでは埼玉ラーメン界のレジェンドとも呼ばれる存在です。

メニューは塩ラーメンだけ。それだけ聞くとネガティブな印象をもつ人もいるかもしれません。たしかに様々なラーメンが食べられるお店のほうが、幅広いお客さんを満足させることができるでしょう。しかしそうしたお店では、一つ一つのメニューにこだわる時間を奪われてしまうデメリットも併せ持っています。

｢もう少し味付けを改良したい｣｢こっちの材料のほうがもっと美味しくもっとコストを圧縮できるかも｣向上心の強いラーメン店の店主であれば日々そんなことを思っています。しかしメニューが増えれば増えるほど仕込みにかかる時間も増え、やるべきタスクに追われます。メニューが多いメリットは、こうしたデメリットと背中合わせなのです。

しかし、一つのメニューに特化しているぜんやラーメンでは、店主が一品料理に集中して取り組むことができます。複数のタスクに追われることなく一つのラーメンスープに取り組むことができます。店主の情熱を一つに絞って作り上げた塩ラーメンが美味しくないわけがないのです。

ぜんやはななぜ塩ラーメンにこだわっているのでしょうか。それをひも解くにはまず店主について解説しなければなりません。店主であるの飯倉洋孝さんは今風のラーメン店主ではなく、中華料理シェフのようなスタイルで厨房に立っています。通産省のキャリア官僚の座をやめてぜんやラーメンを1999年にオープンという一風かわったキャリアの持ち主です。

当時飯倉さんは、とんこつやしょうゆや味噌の専門店はあるものの、塩の専門店はないところに目を付けます。そこで塩ラーメン専門店を独学ではじめたのです。しかし安易に塩専門店と息巻いても順風満帆とはいきません。鶏ガラでスープをとろうとしても、自分好みのコクが出ない。かといって豚ガラでダシをとるとこんどはしつこくて食べられない。

理想は毎日でも食べられるラーメン。そこで飯倉さんは豚と鶏の両方からダシをとるダブルスープ製法にたどりつきました。失敗してはスープを作り直す日々。時には店を休んで研究に研究を重ねついに黄金のスープが完成しました。いまは弱火で丁寧に煮込んだ豚ガラで澄んだスープをとり、そこで別で煮込んだ濃厚昆布ダシをあわせています。

このスープの美味しさと透き通ったスープの見栄えが口コミで広まり、埼玉のラーメン好きの間で大人気。開店後一か月後にはすぐにテレビに特集され、人気店に。一過性にとどまらずその後もさまざまな媒体に特集され続け、今や埼玉県にとどまらず、県外からもぜんやのラーメンを食べに行列ができる県内屈指の人気店になったのです。

それではぜんやで食べられるおすすめメニューを紹介しましょう、と従来のラーメン店なら色々紹介できるのですが、前述のようにぜんやには｢塩らーめん｣しかありません。ですがベースとなるメニューは塩ラーメンのみで、具材のトッピングでいくつかのメニューがあります。今回はそれを紹介しましょう。

まず紹介しなくてはいけないのが定番のぜんやラーメンです。値段は750円。そのぜんやラーメンの美味しさの全てが凝縮されているのがこの黄金色のスープ。豚ガラと濃厚昆布だしでしっかりダシをとっていて、それだけ濃密なスープなのにおどろくほど澄んでいるのが最大の特徴。

温度調整をしっかり丁寧に仕込んでいるからこそこの美しい黄金色が実現できるのです。コクの深い極上スープに負けないように、麺は塩ラーメンとしては珍しい太目のちぢれ麺。この麺の歯ごたえが極上スープに絡みつき奇跡ともいえるバランスを生みだしています。ぜんやラーメンは、シンプルですが絶妙なバランスの上で成り立ったラーメンなのです。

そしてチャーシューにも注目しましょう。チャーシューは脂身たっぷりのぷるるんとしたバラ肉チャーシューと、実がプリっと引き締まったモモ肉チャーシューの二種類入り。口の中でとろけるような脂身と、噛めば噛むほど味が出てくる凝縮された肉質の両方を楽しむことができます。

濃厚スープに絶品チャーシュー、コシが最高の麺が調和しあってあっという間にたいらげてしまう魅力的なラーメンを作り出しています。

続いてぜんやラーメン以外にあるラーメン、そのメニューの一つがこのメンマラーメン、値段は900円です。もちろんベースとなっているのは塩ラーメンですが、メンマが大量に乗っているトッピングメニューです。

コリっとしたメンマ特有の食感、特に辛くもないので食べていてしつこくありません。ツルツルとした麺と交互に食べるといいアクセントになる絶品メンマです。

そしてこちらはぜんやのおすすめメニューのチャーシューメン。値段は950円。締まったチャーシューのうまみを一度に何度も味わえるぜんやおすすめの人気メニュー。一口大のおおきさのチャーシューは次から次へと口に運びたくなるクセになる味わい。ちょっと空腹がすぎる日はチャーシューメンがおすすめです。

そしてメンマラーメンとチャーシューメンを組み合わせたのがこのチャーシューメンマラーメンです。値段は1100円と少し高くなりますが、濃厚チャーシューとプリップリのメンマのボリュームにお腹が満たされる贅沢なメニューです。仕事を頑張った日はこんなトッピングで自分にご褒美をするのもおすすめです。

またラーメンといえばやっぱりサイドメニューは餃子でしょう。ぜんやにも餃子があります。値段は380円。こちらも美味しいと評判です。カリっとした歯ごたえに野菜と肉の旨味がジュワァっとあふれてきます。ついつい食べ過ぎてしまう絶品餃子だと評判です。こちらはお持ち帰りもできるので、家で食べるのもいいかもしれません。

その他はミニチャーシューメンマ丼などのサイドメニューもあります。また、ライスが220円で小ライスが170円。お腹が空いた日はこうしたラーメンライスも悪くありません。また、プラス100円で全てのメニューを大盛にすることもできるので、お腹がぺこぺこな日はガッツリ大盛を食べましょう。食券を購入の上で注文してください。

そんなおいしい塩ラーメンが食べられるぜんやには県内外から多くのお客さんがやってきます。奥さんと店主の2人体制で店を切り盛りしていることもあり、待たされることもしばしば。カウンターが8席しかないため、お店の前には常に行列ができています。一体どれくらい待てば食べられるのでしょうか?

長い時は最大2時間程度並ぶこともあります。予約はできないので、行列を避けては塩ラーメンにありつけません。行列を避けるコツはランチタイムを避けることでしょう。なるべく11時半の開店直後に訪れるか、ピークが過ぎた14時過ぎに行きましょう。ただ、あまり遅くなりすぎても食べられないことがあります。

ぜんやのスープは一日100杯限定で作っているので、スープがなくなり次第営業終了となってしまいます。つまり夕方くらいの時間帯なら並ばずに食べられるだろうと思っていても、スープがなくなってて閉店していることもあるのです。

そのため多くの人々がスープがなくなる前に並んでいるというわけです。だいたい15時から16時までにスープがなくなるので、その前の時間帯に訪れましょう。

せっかくぜんやに行ったのに食べられなかった。行列が多すぎてあきらめた。そんな口コミもSNSで見かけます。そんな人でもぜんやラーメンを家にいながらにして食べる方法があります。それはぜんやが監修した特製カップラーメンを食べること。本場の味には敵わないとしても、他のカップラーメンを凌ぐ美味しさがあると評判です。

店主の飯倉洋孝さんが完全監修したこのカップラーメンはエースコックと共同開発したホタテだしの塩らーめん。肝心の味はぜんやで使われている最高級ラードの｢カメリアラード｣でしっかり味付け、ホタテ風味に旨味を凝縮したクセになる味わい。

カップラーメンと言えどクオリティが高く、塩分を控えようと思っていてもついついスープを飲み干してしまう美味しさがあります。店のスープ同様黄金色のスープを完全再現、油で揚げた麺はコシが強く、もっちりとした食べ応えに思わず顔もほころびます。

小さいチャーシューやメンマも入っているのでぜんやに訪れた気分を家で味わえます。カップラーメンと言えどバカにできません、大量買いしておけばいつでも食べたいときにぜんやのラーメンを味わえます。いかがでしょうか、もし店頭で販売しているのをみかけたら是非カートに入れておきましょう。

ぜんや監修のカップラーメンは税別205円でコンビニエンスストアで購入できます。ぜんやでラーメンを注文すると750円なので、そう考えるとお買い得。もし近くのエリアに置いてない場合はアマゾンなどのネット通販で購入することをおすすめします。内容量は90グラムで日清カップヌードルビッグとほぼ同じくらいです。

カップラーメンは少し苦手、という人向けには生ラーメンも販売しています。こちらはお湯をいれればできあがるカップラーメンと違い、鍋で調理する必要がありますが、煮卵やチャーシューを用意しておけばそれっぽい出来につくれます。

スープもぜんやの美味しさに近いハイクオリティな味わいです。生ラーメンやカップラーメンさえあれば埼玉県新座市に訪れる手間、行列に並ぶ手間を省けます。まずはこれらのインスタント麺を実食してみてはいかがでしょうか。

さてぜんやまでのアクセスですが、お店は埼玉県新座市にあります。最寄り駅はJR新座駅で、南口を出たら県道40号を南西へ進みましょう。約500メートルほど離れた場所にあります。東京駅から新座駅までは京浜東北線で南浦和まで行き、南浦和から武蔵野線で新座駅を目指す形になります。約一時間弱で550円で到着です。

駐車場に関してですが、店の前に駐車場があります。ただし5台しか駐車スペースがありません。行列が絶えないぜんやでは車で訪れても駐車できないこともあるため、車でのアクセスはあまりおすすめできません。また近隣住民のトラブルになることもあるため、違法駐車は絶対にやめましょう。電車で遠方から訪れてでも食べる価値がぜんやにはあります。

埼玉県新座市にあるおすすめ塩ラーメン店｢ぜんや｣についての紹介でした。公務員という安定を捨ててラーメン屋に転職した飯倉さん。人懐こい笑顔で毎日大勢のお客さんに絶品ラーメンを提供して現在進行形でファンを増やし続けています。もし新座市周辺を訪れた際は、是非このぜんやまで足を運んでみましょう。