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ノルウェーの国旗の秘密に迫る!意味や由来・特徴やデザインが似ている国は?

ノルウェーの国旗の秘密に迫る!意味や由来・特徴やデザインが似ている国は?
投稿日: 2019年5月8日最終更新日: 2020年10月8日

赤と青と白の三色を十字で配したノルウェーの国旗には色にも十字にも意味や由来があります。それがノルウェーの国の成り立ちであり文化の象徴ですので、国旗の意味や由来や秘密を知ることはノルウェー観光をさらに楽しくできます。ノルウェー国旗の意味、由来、秘密を紹介します。

ノルウェーとはどんな国?見出し

Photo by *saipal

ノルウェー(通称)は北ヨーロッパのスカンジナビア半島西岸の国で、日本語の表記では「ノルウェー王国」と記し、国王のいる立憲君主制国家です。スウェーデン、フィンランド、デンマークの北欧諸国と同様、高負担高福祉の福祉国家として有名になっています。OECDの人生満足度ではスイスに次いで世界第2位です。こんな国ノルウェーを紹介します。

ノルウェーの国の首都や人口

Photo by Sergey Tchernykov

ノルウェーの国の首都はスカンジナビア半島南端の港湾都市オスロです。北海に面しているのですが、入り組んだ湾(フィヨルド)を進んだ奥に位置します。デンマークのコペンハーゲンからクルーズ船も入港するノルウェー観光の玄関口でもあります。

ノルウェーの人口は約500万人で面積は日本(人口1億2千万)とほぼ同じです。いかに人口密度が低く、自然が豊かかがわかります。ちなみにノルウェーの人口は東京の人口の約半分です。

ノルウェー男女平等な国

Photo by *saipal

ノルウェーは高負担高福祉の福祉国家であると同時に、世界の男女平等ランキング(2018年)でも上位にあり、アイスランドに次いで世界2位です。上位は北欧諸国が占めていますが、北欧諸国のなかでノルウェーはトップになっています。

よく知られていることですが日本はこの男女平等ランキングで110位で、しかも先進国(G7)でダントツ最下位です。主に政治的参加度や経済的参加度での差と言われています。日本もあくせくせずスイスやノルウェーを見習いたいものです。

ノルウェーの産業の秘密見出し

Photo by つんつん

北欧諸国ではスェーデンは自動車のボルボ、最近存在感があるH&M、IKEAなどがあり、フィンランドには通信機器のノキアなどがあり日本に似ている高度な技術を伴う産業が発達しているイメージがあります。高福祉で高度な産業はうらやましい限りです。

これに対してノルウェーは石油・ガスなどの資源産業や電気多消費のアルミニウム,シリコン,化学肥料等加工産業、そしてノルウェーサーモンで知らる水産業が盛んです。水が豊富で発電量の95%が水力発電と電力が豊富なため電気多消費産業が発達しています。

ノルウェーの国民性は真面目で地味と言われており地に足をつけた第一次産業が盛んと言えます。これがノルウェーの産業の秘密です。北欧諸国の産業は似ているようで少し違います。スウェーデンはおしゃれで、フィンランドは日本人に似ていると言われています。

ノルウェーの国旗はどんな色・形の特徴?見出し

Photo by jafsegal (Thanks for the 4,5 million views)

それでは、さっそくノルウェーの国旗について見ていきましょう。ノルウェーには波乱の歴史があります。デンマークの配下になったり、ナポレオンの影響を受けスウェーデンの配下になったこともあります。

20世紀初頭にスウェーデンから独立したのち第一次世界大戦では中立国でした。第二次世界大戦でドイツに侵略されたものの中立の立場を続け大きな戦禍をうけることなく今に至っています。このように欧州の様々な国の影響を受けていることが国旗に反映されています。

ノルウェーの国旗は『赤・青・白色が使われている』

Photo by wisegie

ノルウェー国旗には赤・青・白色が使われています。この三色はヨーロッパの多くの国の国旗に使われています。代表的なのがトリコロールカラーでおなじみのフランスの国旗です。ほかにもオランダで使われていますが、アジアのタイやインドネシアでも使われています。

そしてフランス国旗と配置が違いますが同じトリコロールカラーのオランダ国旗やタイの国旗があります。そして同じ北欧の国のデンマークが赤色一色の十字、フィンランドが青色一色の十字です。このようなことからノルウェー国旗が他の国に似ていると言われます。

ノルウェーの国旗は『スカンディナヴィア十字』

Photo by freddie boy

「スカンディナヴィア十字」とは北欧の地域にみられる十字で、交点が左側に寄った横長の十字です。国旗や地域の旗、さらには軍旗などにも用いられています。デンマークの国旗がもとになっています。

先ほどの項でご紹介したデンマークやフィンランドの他に色は様々ですがスウェーデンやアイスランドの国旗にも「スカンディナヴィア十字」が採用されています。

ノルウェーの国旗の意味・由来見出し

Photo by fleno.de

それではノルウェーの国旗の意味と由来を紹介します。「由来」とはこのような国旗になったいきさつ(歴史)です。ノルウェーには紆余曲折の歴史があります。

「意味」はこのような国旗のデザインや色が何をあらわすかですので、歴史とは少し違います。ノルウェーの国旗に似ている他の国の国旗も意味や由来が似ているのでしょうか。

ノルウェーの国旗の意味とは?

Photo by Julian-G. Mehler

ノルウェーの国旗の意味に関して、まず色があります。赤、青、白の三色ですが、赤は情熱を表すといわれています。次に青はノルウェーの海と国土を表しているとのことです。

最後に白は純潔と思われがちですが、雪を意味するとのことです。フランスやアメリカの国旗にも使われている赤、青、白の組み合わせは自由を象徴しています。ノルウェーはデンマーク、スウェーデンから独立、アメリカもイギリスから独立して自由を願っています。

そしてノルウェーの国旗のデザインである十字は北欧を象徴する「スカンジナビア十字」でデンマークが起源になっています。どのような経緯で北欧に「スカンジナビア十字」が広まったかは謎です。

ノルウェーの国旗の由来とは?

Photo by lostajy

ノルウェーの国旗の由来はノルウェーの歴史と切り離せません。ノルウェーは長くデンマークの支配下にありましたので、その時代はデンマークの国旗を使っていました。
 

その後スウェーデンの支配下になった時は一時的にデンマークとスウェーデンの旗を融合したような形になりました。しかし当時独自の国旗を使っているとバイキングに襲われますのでスウェーデン国旗を使っている時期がありました。その後今のデザインになっています。
 

ノルウェーの国旗の秘密見出し

Photo by michaeljohnbutton

ノルウェーの国旗の意味と由来を紹介してきましたが、さらにこのデザインに隠された秘密があります。1つは切り口により様々な国の国旗に見えることです。どのような国が隠されているか、その秘密を紹介します。

もう一つは「スカンジナビア十字」を使っていることから他の北欧諸国の国旗のデザインがノルウェーの国旗に似ているということです。

ノルウェーの国旗は「あらゆる国の包括?」

Photo by fdecomite

世界、特にヨーロッパには国旗に赤、青、白の三色を使っている国が多く、また多くが三色を直線的に塗り分けていますので、横のストライプか縦のストライプか十字かということと、色の配置の組み合わせで多くの国を表現しています。

ノルウェーの国旗はまず青の十字を取るとデンマーク国旗になりますが、一部を切り取ることにより縦に青、白、赤が並んでいる部分があり、これはフランス国旗になります。また横に赤、白、青が並んでいるところがあり、これがオランダ国旗になります。

さらに横に赤、白、青、白、赤というストライプになっているところもあり、これはタイの国旗です。そしてノルウェーの国旗から赤い部分を除くとフィンランドの国旗になります。このように多くの国が内包されるようになったのが意図的かどうかは秘密の領域です。

ノルウェーの国旗は「国旗のデザインが似ている国が多い」

Photo by CraigMoulding

ノルウェーの国旗は「国旗のデザインが似ている国が多い」と言われていますが、その要因は2つあります。1つはノルウェーのあるスカンジナビア半島特有のデザインである「スカンジナビア十字」を使っているということです。

2つ目が多くの国が自由の象徴として使っている赤、青、白の三色を直線的なデザインで採用していることです。これにより多くの国の国旗がノルウェーの国旗に似ていると言えます。

ノルウェーの国旗にまつわるエピソード見出し

Photo by Erling A

ノルウェーの国旗にまつわるエピソードを紹介します。ノルウェーには国旗を厳格に扱う文化があります。

ノルウェー以外の国でも国旗の扱いは厳格ですが、ノルウェーでは国旗の扱いに関して法律にも記されています。ノルウェーの国旗の扱いは非常に厳格で、たとえば国旗の降納の際に少しでも地面に触れただけで、焼却処分になるケースもあるとのことです。

ノルウェーは「旗を厳格に扱う国」

Photo by Marco Zanferrari

どの国も国旗の扱いは厳格でしょうがノルウェーでも国旗の扱いに厳格なルールがあります。国旗の掲揚・降納をする時は起立し静粛にし、男性は脱帽するのが基本です。

さらに政府職員は国旗掲揚・降納を告げるラッパを聞けば、作業の手を止めて旗のポールの方を向かなければいけません。制帽の軍人は敬礼をしなければいけません。旗を降納する場合もたたみ方は決まっていて、地面に触れてはいけません。

ノルウェーは「他国の国旗にも敬意を払う」

Photo by Julian Carvajal

ノルウェーの法律では「自国の国旗に敬意を払うだけでなく、他国の国旗にも敬意を払うべき」という文面があります。

このような文面からわかりますように、ノルウェーでは国旗を単なる「旗」ではなく聖なるもの、国民の心のよりどころというとらえ方をしていることがわかります。日本で天皇が日本国民の心のよりどころであるのと似ているところがあります。

ノルウェーの観光地見出し

Photo by Giuseppe Milo (www.pixael.com)

ノルウェーの観光といえば氷河の浸食で出来た大規模な海の入り江である「フィヨルド」と北極圏特有の「オーロラ」です。そして大自然だけでなく北欧らしい風情の街並みもあります。

ここではノルウェーで代表的なフィヨルドの「ソグネフィヨルド」と世界遺産の三角屋根の倉庫街がある「ベルゲン」、そして比較的気軽にオーロラを観測できる街「トロムソ」を紹介します。

ソグネフィヨルド

Photo by Leo-setä

フィヨルドとはいわゆる「入り江」ですので海ですが、標高1000m以上の山々が迫る内陸地にまで入り込んでいるのが特徴です。氷河の浸食により形成されていますので北欧によく見られ全長200kmに及ぶものもあります。

ソグネフィヨルドは世界最大級のフィヨルドで入り江の全長は204kmで、周囲の山々は標高1700mを超え、水深は1308mに及びます。フィヨルドの魅力の秘密の一つは内陸にもかかわらず海だということでカモメがいることです。

ソグネフィヨルドはフィヨルド観光船、山岳鉄道(フロム鉄道)、鉄道(ベルゲン鉄道)を乗り継いで楽しむことができ、観光船の港としてはグドバンゲンとフロムがメジャーです。オスロやベルゲンなどの都市からアクセスできます。夏でも寒いので服装に要注意。

ベルゲン

Photo by jafsegal (Thanks for the 4,5 million views)

ノルウェーの首都オスロに次ぐ規模の都市がベルゲンです。日本でいえば大阪のような都市ですのでオスロとベルゲンの間をベルゲン鉄道という幹線鉄道が走っています。ベルゲンはかつてはノルウェーの首都でした。

ソグネフィヨルドへの玄関口としても知られていますが、ベルゲンの町で有名なのがブリッゲンと呼ばれる三角屋根の木造倉庫群です。色とりどりの三角屋根の建物が港の海岸沿いに並ぶ姿が美しいことから世界遺産になっています。冬の雪をかぶった姿も風情があります。

デンマークのコペンハーゲンにある人工港のニューハウンにもベルゲンのような色とりどりの三角屋根の建物が並ぶ風景に似ている場所を発見できます。この2か所につながりがあるかは秘密の領域です。

トロムソ

Photo by Kabacchi

ノルウェーの観光といえばフィヨルドと並んで有名なのがオーロラです。ツアーではなかなか日程の関係で足を延ばせないケースが多いですが、オーロラといえばノルウエーの北端にあり北極圏に入るトロムソという町の名があがります。

トロムソはオーロラの出現率が高く、オーロラシーズンの秋から冬では17時ごろの生活時間帯でも見ることができますので、古くからオーロラの研究拠点にもなっています。

オーロラが見えるのは地の果てというイメージがありますが、トロムソは北極圏にもかかわらずインフラも揃っており、宿に宿泊して気軽にオーロラ鑑賞ができるのが特徴です。地の果てではないところでラップランドと呼ばれる北の果てを体験してはいかがでしょうか。

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トロムソは、ノルウェー北部にある都市で、北極圏にあります。オーロラや犬ぞりなどノルウェーならではの楽しみがいっぱいのトロムソは、日本では味わうことのできない雪の世界と自然が織りなす絶景が人気です。今回は、トロムソへの行き方やおすすめの観光地をお伝えします。

オスロ

Photo by jimg944

ノルウェーのオーソドックスな観光も忘れてはなりません。ノルウェーの首都であり観光の玄関口のオスロです。

オスロで最初の見どころはフログネル公園です。有名彫刻家のユニークな彫刻が並んでいます。そして次が国立美術館です。あの有名な「ムンクの叫び」を見ることができます。その他にもピカソ、モディリアーニ、ルノワールなどの有名画家の作品が展示されています。

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北欧の国ノルウェーと言えばオーロラや浸食でできたフィヨルドなどの大自然が魅力ですが、歴史と文化の中心地であるノルウェーの首都オスロにも魅力がある観光スポットが数多くあります。中世からの歴史を感じさせるお城や教会など、首都オスロの見どころをご紹介します。

観光がより楽しくなる!ノルウェー国旗の意味や由来を知ろう見出し

Photo by *saipal

ノルウェーの国旗の意味や由来や秘密を探るとノルウェーという国の成り立ちや文化がわかります。デンマークの支配下から始まり、フランスの影響も受けてスェーデンの支配下になり、その後独立を果たしています。自由の追求などヨーロッパの各国と同様に自由の象徴の赤青白が使われています。これらの由来を知って観光を楽しみましょう。

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投稿日: 2019年5月8日最終更新日: 2020年10月8日

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