鯉魚潭は台湾・花蓮のおすすめレジャースポット！自然豊かな湖で絶景を楽しもう

鯉魚潭は、台湾の言葉で「リーユイタン」、日本の言葉では「りぎょたん」です。鯉魚潭は台湾東部最大の淡水湖です。鯉魚山と遠くにそびえる山々と鯉魚潭が織り成す雄大なパノラマに魅せられて多くの観光客が訪れます。

自然豊かな鯉魚潭の夏の時期、6月から8月はホタルを見ることができます。また、岸辺にはボート乗り場やサイクリングロードが完備され人気のレジャースポットとなっています。それでは台湾、花蓮にあるおすすめレジャースポット鯉魚潭をご紹介します。

鯉魚潭は湖の東部にある鯉魚山と周辺の山々の間を流れる川が堰き止められ自然に出来た湖です。南北の長さが約2km東西の幅は約1.5kmで面積は約104ヘクタールです。水深は最も深いところで15mあり湖底から水が湧き出ていて1年を通じて透んでいます。鯉魚山から見下ろした形が鯉が飛び跳ねているようで鯉魚潭と呼ばれています。

花蓮県寿豊郷池南村鯉魚山のふもとにある鯉魚潭は台湾東部の花蓮、台東、宜蘭の3つの県の中で最も大きな湖です。鯉魚潭は花蓮県の観光スポットのひとつで太魯閣(タロコ)渓谷に次ぐ観光地となっていて花蓮(ホワリエン)市からは約18kmの距離です。古くから知られた景勝地で年配の人は大陂(ダポ)、アミ族の人は巴閙(バユ)と呼んでいます。

鯉魚潭は花東縦谷国家風景区の最北端に位置し、木瓜渓(もっかけい)と花蓮渓(かれんけい)を流れる水が堰き止められて自然にできた湖です。台湾東部最大の都市である花蓮市から南西へ約18kmの距離で車で30分程で着きます。花蓮市は台北市から164kmの距離があり車で3時間ほどで着きます。

レジャースポット鯉魚潭へのアクセスは、まず花蓮市を目指します。鯉魚潭は先にも述べたように花蓮市から南西へ約18kmの距離で車で30分程で着きます。花蓮市は太魯閣渓谷をはじめとする山々と太平洋の青く美しい海や海岸線の絶景観光スポットの起点になっていて花蓮市から鯉魚潭へバスツアーも人気があります。

台北市から花蓮市へのアクセスは、車と電車、飛行機があり、また、バスと電車を乗り継ぐコンポチケットもあります。台湾東部には高鐵と呼ばれる日本の新幹線にあたる高速鉄道は通っていませんので特急の自強号に乗車すると海岸線を走りますので大海原をのんびりと眺めながら列車の旅を楽しむことができます。

花蓮市は台北から164kmの距離があり車で3時間ほどで着きます。電車ならば特急の自強号で2時間44分です。特急は3種類あり普悠瑪(プヨマ号)と太魯閣(タロコ号)が2時間ほどなので自強号よりも早く着きます。全席指定席で日本からでもインターネットで予約できクレジット決済が可能です。値段は全て349TWDです。

バスと電車を乗り継ぐコンボチケットは、台北市と羅東(ルオドン)の間を高速バスを使い、羅東と花蓮市の間を普通列車または、普通快速で移動するもので所要時間は約2時間30分程で値段も特急よりもかなり安いです。

特急の予約がとれない時にこのコンポチケットを使う人が多いようです。コンボチケットは台北市、花蓮駅、新城駅の窓口で当日に購入することができます。羅東の街並は、日本統治時代の建築物を再現していて家族で一日中楽しめる観光地として人気です。

飛行機でのアクセスは、便数が1日に2便と少ないですが所要時間は40分ですから直ぐに着いてしまいます。台湾の国内線が多く就航する台北にある松山空港から華信航空(Mandarin Airlines)でフライトします。値段は飛行機ですから特急の倍です。松山空港は台北市駅と地下鉄で直結しているのでアクセスも良いです。

台湾南部にある人気の高雄市から花蓮市へのアクセスは、特急の自強号で約4時間30分で着きます。全席指定席で日本からでもインターネットで予約できクレジット決済が可能です。台北市と花蓮市間よりも予約しやすいです。飛行機は、1日に1便で所要時間は55分です。高雄空港から華信航空のフライトです。

花蓮駅からレジャースポット鯉魚潭へのアクセスは、鯉魚潭は花蓮駅から南西へ約18kmの距離があり車で30分程で着きます。タクシーもバスもあり、路線バスだと40分ほどで着きおすすめです。バスは「花蓮客運」でバス停「鯉魚潭」で下車です。日本人の観光客はタクシーを使うことが多くおすすめです。

レジャースポット鯉魚潭は、南投県の有名な日月潭と同じように綺麗な湖で「東部の日月潭」とも呼ばれています。豊かな自然が育んだ動植物も鯉魚潭の魅力のひとつでボートやサイクリングなどで何気なく目に触れる木々の緑や蝶々、鳥のさえずり、虫の声がほっと一息、忙しい日々を忘れさせてさせくれます。

どちらかと言うと観光客も少なめで台湾の自然を満喫するにはもってこいです。鯉魚潭は太魯閣渓谷とセットになったバスツアーで訪れる賑やかな団体観光客が去った後は、遠くに3000mを越す雄大な太魯閣の山々が雲をたなびかせ時折、霧に包まれる美しい湖が風にさざ波を立てています。

鯉魚潭は1周4kmの遊歩道があり1時間ほど回れますのでサイクリングや散歩を楽しむことができます。また湖畔の西の道沿いには飲食店や土産物店も多数あります。なんだか日本の昭和の時代のようなレトロな雰囲気があって自然に落ち着けます。昔は、鯉の料理を出す店が軒を連ねていたそうですが鯉を乱獲しすぎていなくなったそうです。

鯉魚潭のボート乗り場の近くの岸辺には子供さんが喜びそうな可愛い巨大カモ(紅面番鴨)のオブジェが浮かべてありますます。また、土産物屋では海老を使ったえびせんがあり美味しいと人気があります。楽しい夏のイベントでは、花火大会や蛍狩りが行われ夜の期間中はライトアップもしています。

鯉魚潭で人気のアクティビティと言えば、サイクリングと水上レジャーのペダルでこぐスワンやボート、カヤックやSUP、小さめの遊覧船にモーターボートもあり、鯉魚潭の湖上の豊かな自然を満喫しながら、ゆったりとした時間を過ごせます。

レンタサイクルは花蓮駅でもレンタルでき健脚ならば50分ほどで鯉魚潭に着きます。サイクリングは、湖を周回するサイクリングロードが整備されているため誰でも簡単にレンタルで本格的なサイクリングができます。「鯉魚潭環潭自行車道」は全長5.2kmあり1周約30分ほどで回れますので初心者でも楽しくサイクリングを楽しむ事ができます。

「サップ」は専用のオールでパドリングして水上を進むアウトドアスポーツです。Stand Up Paddleboardの略でサーフボードより大きいよく似たボードに立って行います。静かな湖上を滑るように進めば空と山々と水面とひとつになって清々しい気持ちになります。花蓮でツアーに申し込むと水上レジャー「サップ」を楽しめるそうです。

水上アクティビティーは定番のペダルでこぐスワンやボートが誰でもできるので一番人気です。カヤックは少し練習してからですが慣れてくれば家族で鯉魚潭の豊かな自然の探検に出かけることができます。また、おすすめは八人乗りの相乗りのモーターボートで湖上を疾走して遊覧するコースです。結構スピードが出ていますので爽快感があります。

水辺のレジャーの岸辺からの釣りも人気で割と簡単に魚を釣り上げています。魚はほとんどがテラピアです。アフリカ、アラビア原産のテラピアは食用の淡水の白身の魚で姿はクロダイに似ています。一匹丸ごと唐揚げにして甘酢あんをかけて食べると美味しいです。

他の魚は、中国原産の草魚(ソウギョ)でこの魚も白身の切り身をフライにして食べるのが一般的です。また、草魚は成長すると大きくなり2mにも達するそうです。

鯉魚潭の湖畔には、ホテルや民宿、レストランやカフェもありますので鯉魚潭を眺めながらゆっくり食事を楽しめます。街道沿いにずらっと並ぶレストランなどの飲食店では「東方美味餐廳」の中華料理が人気がありパパイヤミルクも美味しいと評判です。鯉魚潭では小海老が獲れ小海老の踊り食い(活跳蝦)ができます。

おすすめの莫內花園咖啡農莊(モネガーデンコーヒーファーム)は、鯉魚潭から1.1kmの距離があります。印象派のモネの花園カフェ「莫內花園咖啡農莊」は、新聞社に勤めていたオーナーのコーヒー好きが高じて始めたもので民宿もあり宿泊もできます。

鯉魚潭のそばにある小高い丘の上の幾つかある民宿の内の1軒で、のどかなカントリー風の木造の建物です。コーヒーは美味しいと評判でオーナー自らが中南米のグアテマラに出向き農園から豆を仕入れ自家焙煎したコーヒーを飲ませてくれます。

おすすめの池南樹屋餐廳(チャイナツリーハウスレストラン)は、鯉魚潭から1.1kmの距離があります。見晴らしが良くゆったりと食事を楽しむことができます。予約が必要ですがテラピアの塩釜焼きが人気です。塩釜焼きは卵白に塩を混ぜて魚全体をおおいオーブンなどで焼き上げる人気料理です。

また、地元の食材を使った台湾の家庭的な中華料理は野菜炒めや小海老の炒め物、スープがありローストチキンも美味しいです。

おすすめの迷路私宅料理(道の分かりにくい民家の料理)は鯉魚潭から9kmと少し距離がありますが、ヘルシーで本格的な西洋料理、地中海料理のお店です。周りを山に囲まれた自然に恵まれたレストランはホスピタリティもよいです。

オーナーのご夫婦が新鮮な食材で手間暇かけて作るコース料理は、やさしい味わいでワインもあり旅の思い出になります。ワンちゃんもいてアットホームな雰囲気で癒されます。

鯉魚潭の観光案内のビジターセンターは年中無休で8時30分から17時30分まで開いています。

観光ツアーは、鯉魚潭のホテルや民宿などでも申し込めますが、花蓮の花蓮火車駅ビジターセンターやホテルなどでも観光ツアーを予約できます。

おすすめの観光コースは、鯉魚潭から 雲山水、鳯林(芳草古樹)、 林田山林業文化園區、 瑞穗牧埸、大農大富森林園区と豊かな自然を訪ねるツアーで花蓮火車駅ビジターセンターで予約できます。また、花蓮から鯉魚潭、日本統治時代の豊田(日本人移民村)、瑞穂温泉などを訪ねるツアーがおすすめです。

いかがでしたか。豊かな自然にめぐまれた台湾、鯉魚潭はゆっくりと心身をリフレッシュするにはもってこいの所です。夏は水上アクティビティーのカヌーやサップ、スワンにボートがあります。冬はモーターボートで鯉魚潭を遊覧したり、美味しいご当地グルメも沢山ありますのでおすすめです。