英彦山の登山ルートをチェック！初心者におすすめのコースもご紹介！

最近は空前のアウトドアブームが到来しており、それに伴って登山に興味を持つ人が増えています。少し前までは登山というと年配の人たちの趣味というイメージが強かったですが、いまでは若い人たちにも登山を趣味とする人が多いです。今回はそんな登山者の間で高い人気を誇っている福岡県の英彦山についてご紹介します。

登山をできる山は福岡県には英彦山以外にもたくさんあるわけですが、そのなかでも英彦山は特に多くの人に支持されています。

その最大の理由が登山ルートの種類の豊富さで、初心者向けのルートから上級者向けの本格ルートまでバリエーションが多いです。

英彦山に限ったことではありませんが登山をする時には入念な準備が必須で、それをするかしないかで安全性が大きく変わります。

そこで英彦山で登山をする際には事前にルートや難所をチェックしておき、安全に登山できるようにしましょう。

とは言え最近は登山がブームということもあって情報はインターネット等で簡単に手に入れることができます。

英彦山は福岡県添田町と大分県中津市をまたがるように位置している標高1199mの山です。ちなみに名前の英彦山は「ひこさん」と読みます。

英彦山は北岳・中岳・南岳の3つの峰から構成されており、福岡県のなかでは2番目に標高が高い山となっています。

福岡県にある英彦山は日本百景にも選ばれており、さらには日本二百名山にもなっている非常に風光明媚な山です。

さらに新潟県にある弥彦山と兵庫県にある雪彦山とともに日本三彦山にも数えられていて、国の史跡にも指定されています。

福岡県にある英彦山は登山ができる山としても人気で、最近では「山ガール」と呼ばれるような若い女性も多いです。

ここ英彦山が登山で人気なのは難易度の異なるルートが複数あるからで、初心者から上級者まで幅広い層が登山を楽しめます。

福岡の英彦山に限った話ではないですが登山の難易度は季節によって変わります。初心者向けのルートでも夏場と冬場では難易度が違うのです。

基本的に福岡の英彦山を登山するのにおすすめの時期は夏から秋にかけてで、この間のシーズンなら初心者も気楽に登山できます。

福岡県にある英彦山はシンプルに自然を見ながら登山するのもいいですが、その途中にある見所ポイントに立ち寄ってみるのもおすすめです。

特に初心者の場合は普通に登山をすると気持ちが滅入ってしまうことも多いでしょうからこういった場所で気分転換するのもありです。

福岡の英彦山の登山道入り口には『銅鳥居』と呼ばれる大きな鳥居が設置されており、その高さは何と7mもあります。

さらに柱の周囲は3mもあり、1637年にこの場所に建てられて以来多くの登山者を見送ってきて歴史ある鳥居です。

青銅製の大きな鳥居はほかの鳥居とは明らかに雰囲気が違い、最近ではインスタ映えスポットとして写真を撮る若い人も多いです。

時間帯に関係なく『銅鳥居』は見学することが可能なので、英彦山で登山をする時にはぜひともおすすめしたいスポットとなります。

英彦山を登山していると途中に『財蔵坊』と言われる古民家を見ることができます。この『財蔵坊』は江戸時代後期まで修験者たちが住んでいた建物です。

ここ『財蔵坊』は福岡県の有形民俗文化財にも指定されており、週末の午前10時から午後3時までの間限定で一般公開もされています。

ちなみに嬉しいことに『財蔵坊』の一般公開は料金が無料で、お金がかからないところもおすすめの理由です。

かつての修験道に関する建物のなかでも全景を止めている非常に貴重な建物で、それを考えると絶対に立ち寄っておきたいポイントと言えます。

福岡県の英彦山にある『旧亀石坊庭園』は室町時代から伝わっている庭園で、国指定の名勝天然記念物に登録されています。

この『旧亀石坊庭園』は広さが約700平方メートルもあり、あの有名な雪舟が作庭した庭園とも言われています。

ちなみに『旧亀石坊庭園』は午前9時から午後4時30分までの間に公開開放をしており、可能ならばこの時間帯に訪れるのがおすすめです。

『旧亀石坊庭園』は見学するだけなら無料ですから、英彦山を登山する時にはぜひ立ち寄っておきたいスポットです。

『英彦山神宮』は英彦山霊仙寺の大講堂として作られ、英彦山で修験をする際の中心的な建造物として活躍しました。

ちなみに現存している『英彦山神宮』は1616年に小倉藩主の細川忠興によって再建されたもので、国指定重要文化財にも登録されています。

ここ『英彦山神宮』は農業の神様が祀られていると言われていて、農業生産や鉱山や工場の安全にもご利益があると評判です。

実際『英彦山神宮』には登山者だけでなく全国各地からこれらの御加護を受けるために多くの人が参拝しています。

ここでは福岡の英彦山に用意されている登山ルートは大きく表参道ルート・ロングルート・豊前坊ルート・鬼杉ルートの4つです。

それぞれの登山ルートの総距離や所要時間、ほかにも難易度についてもご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

福岡の英彦山の表参道ルートは正面登山口（銅鳥居）をスタートし、英彦山神宮の奉幣殿や中宮を経て中岳を目指すルートです。

英彦山にはいくつかの登山ルートが用意されていますが、小さい子供から年配の方まで初心者でも安心して登れるのがこのルートです。

数ある英彦山の登山ルートのなかでは起伏がそこまで激しくなく、さらに一本道で迷う心配がないので難易度は非常に低いです。

この英彦山の表参道ルートは登山道の総距離がだいたい6000mほどで、スタートからゴールまでの所要時間は2時間くらいと言われています。

英彦山の自然を余すところなく楽しみたいという人におすすめの登山ルートが「ロングルート」で、数あるルートのなかで総距離が最長です。

また単に距離が伸びるだけでなくところどころに難所も用意されており、本格的に英彦山で登山したい人にもおすすめです。

当然距離が長いので「ロングルート」には見所も多く、とりわけ手の加えられてない自然が大好きな人にはたまらないルートでしょう。

四季折々の英彦山の自然を満喫したいのであれば、数あるルートのなかでも「ロングルート」が最適です。

英彦山の登山道のひとつであるロングルートはかなり難易度が高いです。登山道の途中にはクライミングするポイントもあり、初心者には少し敷居が高いです。

もし初心者でこのロングルートに挑戦したい時は難易度をきちんと理解している上級者と一緒に登山するのが必須です。所要時間も6時間は必要です。

高住神社駐車場をスタートして北岳・中岳・南岳と進んでいくのが「豊前坊コース」で、数ある登山ルートのなかで総距離が最短です。

この英彦山の豊前坊ルートは急勾配が続くルートで、体力に自信のある方や本格的な登山が好きな方にはおすすめです。

豊前坊ルートは途中鎖場を通過する登山ルートで、難易度は決して低くはないですが初心者でも頑張れば挑戦できます。所要時間は4時間くらいでしょう。

とは言え何が起こるかわからないのが登山の魅力であり恐ろしさです。難易度を考えると初心者が挑む場合は入念な準備が必要です。

英彦山の登山ルートのなかでも特に「見所が多い」として評判が高いのが「鬼杉ルート」で、大権現駐車場をがスタート地点です。

ここから大南神社・南岳をとって中岳を目指します。この鬼杉ルートは見晴らしのいい展望ポイントが多く、写真を撮るのにも最適です。

この英彦山の鬼杉ルートは標高さが600m近くあり、難易度は少し高めです。総距離は6000mくらいで、所要時間は5時間は見ておきましょう。

登山道の途中には鎖につかまって崖を登るポイントもあり、初心者の場合は難易度を理解した上で挑むべきでしょう。

福岡にある英彦山は普通の登山道と比べると途中にゴロゴロとした岩が多く落ちており、距離の割りに非常に体力を使います。

そのため英彦山で登山をする際には服装にも気を付ける必要があり、特に初心者は怪我や事故にもつながる大事なポイントなのできちんと準備しましょう。

福岡の英彦山で登山をする時、服装のなかで最も注意しないといけないのが靴です。理想を言うと本格的な登山靴がベストです。

また雨が降ると岩が滑りやすくなるため滑り止めが靴についていると安全に登ることができます。少なくともスニーカーはダメです。

英彦山を登山する時にはかばんのなかにレインコートを忍ばせておくと安心です。山は天気が変わりやすく、一見晴れているようでも雨になることが少なくありません。

また英彦山の登山では道具はリュックサックで持ち運ぶのが基本です。途中に鎖場のような両手を使わないといけないポイントがあるからです。

福岡県にある英彦山は適度な難易度で、さらにレベルの違う登山道が複数用意されているので子供からお年寄りまでみんなが楽しめる山と言えます。また英彦山では四季折々の自然に加えていろいろな歴史的史跡も見ることができ、見所が多いのを考えると非常にコストパフォーマンスがいい山です。ぜひ英彦山で登山を満喫してみてください。