高雄から墾丁・台北から墾丁への交通手段と行き方！高速バスでの所要時間は？

墾丁は台湾最大級のビーチリゾート。台湾にはビーチリゾートが少ないので、海外からはもちろん、台湾国内からも毎年たくさんの人が訪れます。リゾートとは言っても、世界のリゾートのような高級なイメージではなく、安い宿や食堂などもあり、台湾らしい親しみやすい雰囲気も感じられます。これから台湾旅行を計画中の方のために墾丁へのアクセス方法と交通手段をご紹介します。

やっぱり台湾と言ったら夜市ですよね?墾丁にも夜市があります!台北や高雄だけじゃないんです。墾丁にも墾丁大街夜市という夜市があります。墾丁行ったらビーチで海水浴だけでなく、ぜひ墾丁大街夜市でグルメも楽しんでみてください。

日本から墾丁へのアクセスは、日本から直行便が出ている台北観光に便利な桃園国際空港、台湾南部の観光に便利な高雄国際空港のどちらかを経由していくことになると思います。それぞれの空港からは、鉄道やMRT、バスなどを乗り継いで行きます。そこで今回は台北から墾丁へ行くルートの交通手段と高雄から墾丁へ行くルートの交通手段を紹介します。

鉄道と空港の無い墾丁へは、高速バスが便利です。高速バスの乗り場は「台湾高鉄左営駅」にあるので、まずは台湾高鉄左営駅へ行き、そこから高速バスで墾丁へ向かうことになります。バスがめんどくさい!という方はタクシーで行くこともできます。それでは詳しい行き方を紹介します。

高雄国際空港から左営駅へ行くには、MRTを使います。乗り換えもなく乗っていれば着くのでとても楽チンです。高雄国際空港のホームページで調べたところ、乗車時間は約30分、片道50元です。高雄国際空港からもバスで墾丁へ行くことができるのですが、高雄国際空港からのバスは高速道路を走行しないので、左営駅経由で行くほうが早く便利です。

高雄国際空港から左営駅へ向かうMRTは高雄駅を経由するので、高雄市内から左営駅へ行く場合は高雄駅から乗車すると左営駅へ行くことができます。高雄市内を観光してから墾丁へ行く場合などはこちらのルートとなります。

左営駅に到着したら、高速バスに乗り換えます。墾丁快線（9189線）に乗ります。高速バスのバス停は左営駅の1番出口を出たところにあります。バス停の横に高鐵左営駅が見えると思います。墾丁快線のチケットは高鐵左営駅の2階で買うことができます。MRTの左営駅とは違う駅なので間違えないように注意してください。しかしこの2つの駅は隣接しているので、看板の案内に従って移動すれば迷う心配はありません。

MRTの左営駅には1出口と2出口の２つの出口があります。墾丁快線乗り場へは1出口から出ます。1出口を出るとすぐ目の前にタクシー乗り場とバス停があるのでここからバスに乗ります。バス停の横に「高鐵左営駅」が見えると思います。この駅の2階に墾丁快線のチケット売り場があるのでまずはそこでチケットを買います。左営駅から墾丁の行き方を紹介する前にまずは台北から左営駅までのアクセス方法について紹介します。

ここまでは高雄から左営駅までの行き方を紹介してきました。次は台北から左営駅までの行き方を紹介していきます。左営駅まで行けばその後の高速バスは高雄、台北どちらから行っても同じバスに乗ることになります。

台北から墾丁へのアクセスのアクセスは、まずは台北駅から台湾高鐵に乗って「台湾高鐵左営駅」に行きます。高雄からのルートで紹介した「MRT」とは違う電車なので間違えないように注意してください。左営駅からは高雄から行くルートと同じく高速バスに乗って墾丁へ行きます。「台湾高鐵」とは台湾の新幹線のことです。

台北駅からまずは高速鉄道に乗り、台湾高鐵左営駅へ向かいましょう。高雄からの行き方のところでも説明しましたがMRTの左営駅と高鐵左営駅は隣接している違う駅なので高雄から行くときとは到着する駅が異なります。到着したら高鐵左営駅の2階で高速バスのチケットを買います。左営駅から墾丁へは高雄からの行き方と同じになります。

台北駅の高速鉄道の乗り場に行くと、このような券売機があるのでここでチケットを買います。言語の選択ができないので、中国語で表示されます。漢字なのでなんとなくわかるのですがどうしてもわからなくなったら窓口でも購入できます。

券売機の操作がわからない時は、窓口で購入することもできます。カタコトの日本語が話せる方がいることもあるようですが、通じなければ紙に「左営」と書いて見せれば大丈夫でしょう。

高速鉄道に乗ったらあとは左営駅で降ります。高速鉄道は、各列車で停車駅に違いがあるので所要時間に若干違いがあります。台湾高速鉄道のホームページによると、約2時間の列車と約1時間30分の列車があります。停車駅が違うと言っても左営駅は終点なので、どの列車に乗っても行けるので心配いりません。

余談ですが、日本の新幹線が初めて海外に輸出されたのが台湾高速鉄道です。そのため、正式名称は「台湾高速鉄道」ですが「台湾新幹線」と呼ばれることもあります。車内の雰囲気は日本の新幹線とそっくりです。

高雄出発、台北出発のどちらのルートも左営駅からは同じアクセス方法となります。左営駅から墾丁へは高速バス「墾丁快線」に乗って墾丁へ行きます。ここからは乗り換えはなく、墾丁まで行くことができます。タクシーで墾丁まで行く場合は、左営駅のバス停の隣にタクシー乗り場があるのでそこから乗りましょう。

高鐵左営駅2階のチケット売り場です。わかりやすく墾丁快線と看板が出ているのですぐにわかると思います。チケットは往復でも購入可能です。往復で購入しても、日帰りで使用しないといけないという事は無いのでご安心ください。一泊して翌日でも使用できます。

8時30分から19時まで、15分から30分おきに出ています。比較的たくさん出ているので、乗り遅れてしまっても大丈夫なので、次のバスを待ちましょう。所要時間は道路の混み具合によって若干変わるようですが、2時間から2時間30分くらいで到着します。

墾丁行きのバスです。墾丁快車（9189線）です。こちらは高速バスなので高速道路を走行します。9189という数字を見つけて乗り込みましょう。黄色や赤の派手目で目立つのですぐにわかると思います。乗り込むときは運転手さんにチケットを渡します。チケットと引き換えにレシートのような紙を渡されるので、降りるときはレシートのような紙を運転手さんに渡しましょう。

墾丁までは約2時間で到着です。乗る前に近くにコンビニがあるので、飲み物などを買っておくといいと思います。高速道路を走行しますが、一般道の混み具合によっては若干時間がかかる場合もあるようです。台湾のバスは日本に比べてかなりスピードを出すので揺れます。ご注意ください。

降りるときは日本の路線バスと同じように降りたいバス停に着く前に下車ボタンを押せば停まってくれます。電光掲示板に次のバス停が出るのでそれを見ていれば大丈夫だと思います。墾丁で最も有名できれいなビーチである南湾に行く場合は「南湾」で、墾丁の町の中心へ行く場合は「墾丁国小」というバス停で降りると便利です。終点の「小湾」まで行ってしまうと町の中心から少し離れてしまうのでご注意ください。

高雄からMRTで左営駅へ行き、左営駅から高速バスに乗って約2時間30分で墾丁に到着です。朝に出発すると、お昼前には到着するので高雄から日帰りなんていうこともできてしまいます。もちろんホテルに泊まって、昼間はビーチで遊んで夜は夜市でグルメを楽しむというのもおすすめです。

台北から高速鉄道で左営駅へ行き、左営駅から高速バスに乗って約4時間で墾丁に到着です。台北から墾丁へは地図で見るととても遠いように思えますが、電車とバスを乗り継いで4時間と意外と近いです。

高雄から墾丁、台北から墾丁への行き方を紹介しました。せっかく台湾へ行くなら定番の台北や高雄だけなんてもったいないです。北部の台北、南部の高雄やリゾートの墾丁など同じ台湾でもそれぞれに全く違った雰囲気を感じることができます。今回の記事が台湾旅行の参考になれば幸いです。