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石鎚山への登山は人気!ロープウェイもあり4つのルートで土小屋へ

石鎚山への登山は人気!ロープウェイもあり4つのルートで土小屋へ
投稿日: 2017年6月18日最終更新日: 2020年10月7日

愛媛県の石鎚山は、毎年多くの登山客が訪れる人気の山です。登山口へは、ロープウェイや石鎚スカイラインを利用すると初心者でも登山しやすくなります。ここでは、石鎚山で人気のある4つの登山ルートと、土小屋地区をご紹介したいと思います。

愛媛県の石鎚山登山!人気ルートをご紹介!見出し

愛媛県の石鎚山は、四国山地の西部に位置し、西条市と久万高原の境にあります。標高は1982mで、西日本では最高峰とされています。ロープウェイや石鎚スカイラインなどを利用すれば、上級者だけでなく初心者でも比較的登りやすい山です。石鎚山の登山ルートは数多くありますが、ここでは登山しやすく人気のある4つのルートをご紹介したいと思います。

1.昔ながらの表参道・成就社登山ルート見出し

成就社ルートは昔から参道として使われている石鎚山のメインルートです。初心者でも登れる人気の登山ルートでもあります。成就社の登山口へは、ロープウェイを利用するルートのほか、古くから使われている古道と呼ばれるルートなど様々あります。

ロープウェイを使って登山口へ

ロープウェイを利用する場合、山麓下谷駅から登山口のあるロープウェイ山頂までは所要時間7分30秒程です。ロープウェイを降りて石鎚神社の頂上社がある弥山までは、約4kmの道のりで大体3時間半から4時間くらいかかるそうですよ。

石鎚神社の成就社

登山口から歩いて20分ほどのところに石鎚神社中宮成就社があります。境内には見返り遥拝殿があり、晴れた日には御神体の石鎚山を拝むことができますよ。成就社には、石鎚山開山の祖である役小角が一人の老人に出会ったおかげであきらめかけた行を続け、この地で見事心願成就したという話が残されています。老人は石鎚大神だったと伝えられています。

試しの鎖・一の鎖・二の鎖

石鎚山には難所と言われる、試しの鎖・一の鎖・二の鎖と三か所の鎖場があります。二の鎖を登り切れば弥山(1974m)に到着します。体力のある方や登山に慣れた方は、最短距離で行ける鎖場を通るそうですが、かなり体力が必要だということです。鎖場は無理という方には迂回路があるので大丈夫ですよ!弥山から土小屋コースをたどれば石鎚山の裏側、土小屋地区にたどり着きます。

2.初心者向けの裏参道・土小屋登山ルート見出し

石鎚山の裏参道になる土小屋登山ルートは、登山道が整備されているので初心者に人気のあるルートです。約4.6kmの距離を2時間から2時間半ほどかけて登ります。頂上との標高差はおよそ400mと少ないので、体力に自信のない方や初めての登山の方はこちらのルートを登ってみてくださいね。

石鎚スカイラインを利用して登山口へ

石鎚スカイラインは、面河渓の入り口を右折して土小屋遥拝殿までの山道を車で通ることができます。冠岳トンネルを抜けると、西日本最高峰の天狗岳が現れるので、景色もよくドライブにもいいですよ。冬場は積雪のため全面通行止めになります。また、石鎚スカイラインを利用する際は、ガソリンを満タンにしておきましょう。

石鎚神社の土小屋遥拝殿

土小屋遥拝殿は、石鎚スカイライン終点のところにあります。4月1日から11月末頃まで職員の方が常駐されていますが、冬の間は閉鎖されています。月々の祭典や行事なども行われ、御祈願なども受け付けているそうです。表参道の成就社と同じく、石鎚山を参拝登山するための重要な拠点となっています。

3.石鎚山を満喫・面河登山ルート見出し

面河登山ルートは、登山口から山頂までおよそ6.9kmの道のりで、標高差も1200mとなかなかのロングコースです。成就社ルートや土小屋ルートとは違い、あまり整備されていない山道を登ります。面河渓の途中にある五色河原には国民宿舎があり、そこまでは車が入れるようになっていますよ。

面河登山口から石鎚山へ

五色河原から橋を渡ると、面河渓に沿って遊歩道があります。約1kmほど歩くと登山口が見えてきます。面河渓はきれいなエメラルドグリーンの水が流れています。面河ルートにも石鎚神社の祠があるので、安全を願ってから登山するといいですね。標高1340m辺りまで山深い登山道を登ります。

山深く水場の豊富な登山道

石鎚山の山肌を上に登っていくと、緑でおおわれていた登山道にも少しづつ青空が見え始めます。面河ルートは、石積みの道や、倒木、木道がたくさんありますが、水場も豊富にあるので自然を満喫することができます。周りが明るさを増してくると辺りには笹が多くなり、石鎚山の山頂も見え始めます。裏石鎚ですね。この登山ルートは移動距離が長いので、余裕のある登山を計画してくださいね。

4.堂ヶ森・二ノ森縦走登山ルート見出し

堂ヶ森・二ノ森縦走登山ルートは上級者向けで、約10kmの道のりです。ご紹介する4つの登山ルートの中で一番のロングコースとなります。堂ヶ森までは、はしごやロープを使うポイントもあり、滑りやすい急な登りです。コースを外れないようテープをチェックしながら登ってください。それを過ぎれば見通しの良い稜線歩きを楽しむことができます。移動距離が長く、急な登りもあるので体力が必要なルートです。

路線バスを利用して保井野登山口へ

堂ヶ森への登山口は、路線バスでアクセスしやすい保井野登山口を利用する方が多いようです。1日に4本から5本の運行状況なので、利用する場合は事前に確認してくださいね。バスを降りて林道を40分ほど歩くと保井野登山口に到着します。車で保井野まで行くという方もいらっしゃると思いますが、保井野登山口から土小屋までは距離が長いので不便です。

堂ヶ森から二の森へ

堂ヶ森から二の森は笹原が続き、見晴らしもよいので気持ちの良いルートです。堂ヶ森と二の森の中間付近にある鞍瀬の頭からの景観もファンが多いようです。鞍瀬の頭へはルートを少し外れてしまうので、足場や天候に注意してくださいね。歩きやすいのは稜線伝いの方が良いそうですよ。

二の森から山頂まで

二の森までたどり着けば石鎚山の山頂もあと少しですが、ロングコースのため疲れを感じる地点でもあります。途中の西冠岳は険しく足場が悪いので、状況によっては迂回すると安心です。面河登山ルートとは違い、水場が少ないので準備が必要です。迷ってしまいがちな分岐点では、慌てず太い道を選べば石鎚山まで行くことができますよ。山頂から土小屋ルートをたどれば石鎚山の縦走は成功です。

4つのルートを登って弥山へ見出し

ご紹介した4つのルートを無事に登り切れば、弥山に到着します。弥山の頂上には、石鎚神社の頂上社、山頂小屋、トイレがあります。山頂小屋の1階には、売店、食堂があり、2階は宿泊所になっているそうです。宿泊は完全予約制となっており、大部屋に雑魚寝スタイルです。天候が良ければ、お昼の休憩にぴったりの平地もありますよ。

石鎚山脈を一望できる天狗岳へ見出し

弥山から石鎚山の山頂である天狗岳へ行くことができます。石鎚山はいくつもの山が連なっている山脈で、一番高い山が天狗岳です。弥山は標高1974mで、天狗岳が標高1982mになります。

天狗岳までの道のりは険しく命がけと言ってもいいほどです。鎖を使って尾根を伝い、岩壁をよじ登り、断崖絶壁の道を行くことになります。雨上がりのときは足元が滑りやすいので立ち入らないようにしてください。山頂制覇を断念することも大切です。

日本七霊山の一つである石鎚山見出し

石鎚神社の頂上社

愛媛県の石鎚山は、古来より山岳信仰が盛んな霊峰で、奈良時代には修行道場としての役割もありました。修験道の開祖・役小角や空海も修業したとされます。現在では日本七霊山や日本百名山に選ばれています。七霊山とは、日本三大霊山の「富士山・立山・白山」に「大峰山・釈迦ケ岳・大山・石鎚山」の4つの山を加えたものですが、主に石鎚山を差すときに使われています。

石鎚神社の御朱印

石鎚神社は、山頂の頂上社、中腹の成就社と土小屋遥拝殿、麓の本社を合わせた四社があります。頂上のお社で御朱印をいただけるのは、5月1日から11月3日までは神職が常駐となっています。冬場は石鎚山のふもとにある本社でいただくことができますよ。

石鎚山の御山開き

石鎚山でも毎年7月1日から10日までに「御山開き」が行われ、多くの参拝登山者が訪れます。御山開きでは、白装束に身を包んだ修験者や参拝登山者が石鎚山に駆け付け、盛大な神事が執り行われます。この期間は普通の登山のスタイルよりも、白装束で参加した方が周囲に溶け込みやすいそうですよ。

石鎚山でも人気の土小屋地区情報!見出し

土小屋地区は、愛媛県の上浮穴郡久万高原町にあります。登山ルートの名前が土小屋なので住所も土小屋だと思いがちですが、久万高原町という名前の住所です。石鎚山の山頂を境に成就社側が愛媛県の西条市になります。土小屋地区の住所が「上浮穴郡久万高原町」となっているとビックリしますよね。間違いではないので大丈夫です!

白石ロッジと岩黒レストハウス

「土小屋・白石ロッジ」と「岩黒レストハウス」は同じ場所にあります。それぞれ宿泊施設と食堂・お土産店で分かれていますが、どちらも同じ会社が経営しているんですよ。食堂のメニューには、おでん、カレーライス、うどんなどがあり、お土産物や登山グッズも取り揃えています。岩黒レストハウスの笹餅が人気で、登山後の笹餅はいつも以上に美味しいですよ。

知っておきたい石鎚山ロープウェイ情報!見出し

石鎚登山のロープウェイは、愛媛県西条市にあります。駐車場は500円で、往復運賃は大人1950円、子供980円です。ロープウェイの運行は、1時間に三本で季節によって運行時間が変わります。山麓下谷駅と登山口のロープウェイ山頂は標高1300mなので、気温の差に注意してくださいね。

山登りで気をつけること見出し

石鎚山には所により険しいポイントがあります。登山をするには、準備をしっかりとしてくださいね。天候が変わりやすいため、悪いときには無理をしないでください。道具や防寒の準備をしっかりと行い、何よりも自分の身の安全を大切にしてください。

石鎚山登山の楽しみ!高山植物や秋の紅葉見出し

標高の高い石鎚山には可愛らしい高山植物が咲いています。普段の生活ではお目にかかることのできない花たちが所々で見る人の目を楽しませてくれます。高山植物にちょっとだけ詳しくなっておくと、登山の楽しみが増えますね。

石鎚山は、何と言っても秋の紅葉が美しく人気があります。標高差で紅葉の時期が異なり、山頂付近が一番早く通常9月下旬から木々が色づき始めます。登山口付近になると少し遅く10月の中旬辺りになるそうですよ。登山道に落ちている落ち葉も赤や黄色に色づいていて、落ち葉とは思えないほどのきれいさです。

愛媛県の石鎚山で神々を近くに感じよう!見出し

いかがでしょうか。同じ石鎚山でも登山ルートによって、様々な表情を持っているので、登山する度に石鎚山の魅力にはまってしまう方も多いようです。日本七霊山の側面を持つ石鎚山には、日常では感じることのできない神様を近くに感じることができますよ。雄大な景観を眺めながら、心のエネルギーチャージをしてくださいね。

石鎚山登山!ロープウェイの時刻表・料金など!登山ルートの時間や宿泊は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
石鎚山登山!ロープウェイの時刻表・料金など!登山ルートの時間や宿泊は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
愛媛県石鎚山の登山情報について、ご紹介します。愛媛の石鎚山は登山の名所として愛媛の方では有名な山だそうです。そんな登山にピッタリの石鎚山について詳しくご紹介します。石鎚山では、ロープウェイも運行しています。ロープウェイの運行時間や料金もご紹介します。

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投稿日: 2017年6月18日最終更新日: 2020年10月7日

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