モロッコ旅行に必要な基本情報をチェック!
モロッコ旅行といえば、イスラム文化のエキゾチックさとかわいい物価や美味しい料理、海沿いのリゾート地から砂漠まで、魅力がいっぱいです。そんなモロッコ旅行を満喫するために、きちんと事前準備をしましょう。モロッコ旅行前に知っておきたい、モロッコの物価や通貨、おすすめの行き方や服装などについてご紹介します。
モロッコ旅行の基本情報①国土について
モロッコは、アフリカ大陸の北西部に位置する、マグレブ諸国の一つです。北は地中海・西は大西洋に面し、東はアルジェリア・南は西サハラと接しています。国土の真ん中を東西にアトラス山脈が横断し、北側と南側で大きく気候が異なります。モロッコ北部のセウタとメリリャは、飛び地といってスペイン領です。
モロッコ旅行の基本情報②宗教について
モロッコ国民のほとんどがイスラム教スンニ派です。イスラム教が国教ですが、他の宗教も禁止されることはなく、寛容的です。昔から一夫多妻制ですが、現在の国王・ムハンマド6世になってから一夫多妻制について厳しい条件が設けられ、国王自体も一夫一妻を維持しています。イスラム諸国の中でも旅行しやすい国なのです。
モロッコ旅行の基本情報③言語について
モロッコの公用語は、アラビア語とベルベル語です。ベルベルとは先住民のことです。ちなみにモロッコのアラビア語はモロッコ方言と言われ、各方言によって単語が違ったりするとのこと。昔フランス領であったため、フランス語を話せる人も多いですが、訛りがやや強めです。地中海沿岸ではスペイン語、観光地では英語が通じやすいです。
モロッコ旅行の基本情報④治安について
アフリカ大陸のイスラム教徒の国・モロッコは、観光業が盛んです。アラブ諸国の中でかなり旅行しやすい国です。旅行者が巻き込まれやすい犯罪は、スリや強盗。そしてテロについても注意が必要です。現在外務省の危険情報で、モロッコ全土がレベル1「十分注意してください」となってます。日本人は目立つので、華美な服装は避けましょう。
モロッコ旅行の基本情報⑤服装について
モロッコ人の服装
イスラム教徒の女性は、外出時に肌の露出を避けます。目さえも隠すブルカが印象的ですが、モロッコ女性はそこまではせず、ヒジャブというスカーフで頭を覆う人が多いです。また、砂漠地域の男性は、フード付き長袖ワンピースのようなジュラバをよく着てます。気温が体温以上になることがある砂漠では、むしろ長袖の方が快適なようです。
おすすめの服装
モロッコにて、スターウォーズに出てきそうな人が歩いてる:eyes:
— ☆☆アラサー女子一人旅!!☆☆ (@toococco) January 24, 2017
ジュラバっていうフードつきパーカーの長いやつ…みたいな。
かわいいです:shirt:
男の人の服みたいなんですが女子もお土産に買っていくみたいです(*´ー`*) pic.twitter.com/3UeXWtDN4k
モロッコは、訪れる場所や時期によって気候がかなり違います。暑いイメージの砂漠地域でも、冬は朝夕が結構冷えます。そのため、春や秋は半袖ベースで重ね着で調節できるように長袖の羽織れるもの、冬はセーターやフリース必須で場所によってはさらに上着、夏は帽子とサングラスが必須です。砂漠に行くならターバンが便利です。
女性の服装の注意点
イスラム教の国・モロッコを旅行する間は、女性は肌の露出に気をつけましょう。肩や膝がでるようなキャミソールやショートパンツ・ミニスカートは避けましょう。また1日の寒暖の差が激しいことが多いので、現地でストールやターバンを調達するのもおすすめです。温度調節や日焼け予防、砂埃よけやハエよけまで、幅広く活躍します。
モロッコ旅行の基本情報⑥通貨について
モロッコの通貨は、モロッコ・ディルハム(DH)です。ディルハムは紙幣と硬貨があり、補助通貨としてサンチームの硬貨もあり、100サンチームが1ディルハムです。現在のレートは、1ディルハムが約11.68円です。なお、ディルハムの持ち込み・持ち出しは禁止されているので、原則的に現地通貨はモロッコ国内で両替することになります。
両替について
街中の両替商(not Bank)で、ユーロ、米ドルなどに続いて9番目に日本円がランクイン!3店舗見たけど同じボードだった。
— かずたま8/13(日)東U34a (@kazu_tama) February 6, 2015
極東アジア通貨がモロッコの地方都市で認識されているのって凄い事。諸先輩方の努力に只々感謝。 pic.twitter.com/ncYPHP3gxV
モロッコ通貨のディルハムへの両替は、空港や都市のホテル・銀行で可能です。主要都市でなら日本円から現地通貨・ディルハムへの両替もできます。一般的に空港での両替レートは悪いので最小限に留め、街中に移動してから両替するのがおすすめです。クレジットカードでのキャッシングも便利です。
モロッコ旅行の基本情報⑦物価について
モロッコの平均年収はおおよそ40万円位と言われています。そのため日本と比べると物価が安いのが魅力です。日常生活で必要なものは安く、例えば、水500mlが約26円位、屋台のサンドイッチが約100円。禁酒の国でのビール330mlは約200円など、外国人対象のものは値段高めで、素敵な高級ホテルや高級レストランもあります。
モロッコ旅行の基本情報⑧旅の費用
一番かかるのは宿泊費
物価が日本より安いモロッコを旅行するのにどれ位費用がかかかるのか。それはどのような旅行をするかによって大幅に違ってきます。特に旅行でかかるのは宿泊費です。安宿であれば500DH(約650円)位からありますが、マラケシュなどの素敵なリヤドなら3000円から数万円位までとかなり違います。
どこで食べるかで全然違う食費
モロッコにはたくさんの飲食店があります。タジン料理はずいぶん有名になりました。屋台や安い食堂で食事すれば300円でお釣りがきます。綺麗なレストランで食事を楽しめば、日本と同じ位かかります。さらに、禁酒のイスラム教の国ですが、ビールやワインを注文して、アルコール類を頼めば結構高くつきます。
1日の大まかな費用は
モロッコ旅行にかかる金額は、旅のスタイルによってかなり違い、安宿でとことん節約するなら1日1000円も可能。中級ホテルに泊まって、バスや鉄道で移動し、屋台もレストランも楽しむなら1日6000円前後。素敵なリヤドに泊まって、レストランでワイン飲みながら食事して、ツアーにも参加するなら1日数万円。さらにお土産代も必要です。
モロッコ旅行の基本情報⑨モロッコへの行き方
日本からの行き方
合計19時間くらい飛行機に乗ってモロッコまで来ました。疲れたー(´`:)
— niko *またの名はnuko* (@nikonyan_) January 21, 2017
今日はマラケシュのジャマ・エル・フナ広場でミントティーだけ飲んで、ホテルへ。 pic.twitter.com/4tdCkCXERr
日本からモロッコへの行き方は、飛行機の直行便がないため、どこかを経由する必要があります。カタールやドバイなどの中東や、ヨーロッパでのトランジットが一般的です。フライト時間は16時間以上に加え、乗り換えの待ち時間がかかります。飛行機でのモロッコ入国はカサブランカが多いですが、マラケシュにも空港があります。
ヨーロッパからの行き方
【海外移動情報】スペインからフェズまでのバス、フェリーでの移動方法@モロッコ https://t.co/ZgGz6s7DQR pic.twitter.com/AxO9lZnXPY
— なんとか_夫婦世界一周 (@Nantokanaru1_2) April 2, 2017
ヨーロッパからモロッコへの行き方は、飛行機・バス・フェリーがあります。スペイン南部の港からモロッコへフェリーが出ています。所要時間は数時間ですが、天候によってかなり変わります。バスはフランスやスペインから出ていて、バスごとフェリーに乗りこみます。時間があればフェリーでの国境越えもおすすめです。
モロッコ旅行の基本情報⑩おすすめの観光地
サハラ砂漠
モロッコ旅行で一番人気があるのは、サハラ砂漠かもしれません。サハラ砂漠にあるのが、メルズーガとマーミドという町です。サハラ砂漠へ行くにはアトラス山脈越えが必要で、その景色の移り変わりの素晴らしさは圧巻です。滞在日数が限られている場合は、あらかじめ砂漠行きのツアーを利用した方が良いかもしれません。
マラケシュ
内陸にあるマラケシュは言わずと知れた有名な観光地です。特に世界遺産の旧市街はエキゾチックでおすすめです。ショッピングや屋台での食べ歩きも楽しめます。モロッコらしい活気を感じられる場所です。サハラ砂漠に行くなら、先にいろんなものが溢れているマラケシュを満喫してからアトラス越えをするのがおすすめです。
エッサウィラ
実はモロッコで一番行きたかった街エッサウィラ。
— Yuki Sugimura (@sugjchan) March 22, 2017
海の匂い、カモメの鳴き声、メディナ中に流れるアラビアンな音楽。
そして、僕に対してのモロッコ人の挨拶。
言葉に例えることができない不思議な雰囲気がこの街に充満しています。 pic.twitter.com/VWrul3BjY2
大西洋沿岸には素敵なところがたくさんあります。その中で音楽好きにおすすめなのがエッサウィラです。毎年初夏にグナワフェスティバルという音楽フェスがあることで有名です。夏は涼しく冬は暖かいので過ごしやすく、獲れたばかりの魚介類を堪能できます。街全体の雰囲気も良く、マラケシュからバスで数時間なのでおすすめです。
シャウエン
青の街として人気のあるシャウエンは、モロッコの北西部の山間にあります。旧市街は家も階段も壁も、薄い水色から濃い青まで様々な「青」に染められています。街全体が絶景で、まるでおとぎの国のようです。シャウエンにもリヤド(古い邸宅の宿泊施設)があります。モロッコでのんびりと過ごしたいならシャウエンがおすすめです。
その他おすすめ観光地
世界一の迷宮都市モロッコの街路はハンパない!世界遺産フェズの歴史
— Amazing ニュース動画 (@kanndo_naita) April 18, 2017
⇒https://t.co/jljUip2U5c pic.twitter.com/FagpQq57za
その他おすすめの観光地はたくさんあります。有名なのはフェズで、世界遺産の旧市街は「世界一の迷宮都市」として多くの観光客が訪れます。古都のメクネスはワインの生産地としても有名です。セウタやメリリャなどスペイン領に行くのもおすすめ。首都・ラバトやカサブランカにも見どころはありますが、街はやや都会的な印象です。
モロッコ旅行を満喫しよう
いかがでしたか。モロッコは3ヶ月以内ならビザ不要で、物価も安く、とても旅行しやすい国です。イスラム教への敬意をはらって、服装や人前での飲酒など気をつけるべきことを理解すれば、旅はより深く楽しいものになります。海も山も高原も砂漠も楽しめて、ショッピングや世界遺産など魅力がいっぱいのモロッコ旅行を満喫してきてください。
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