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おしゃれな街ブリュージュとは?
ブリュージュという呼び名はフランス語のBrugesから来ています。フラマン語(オランダ語)では本来ブルッヘまたはブリュッヘと発音し、ブルージュは英語のBrugesから来ています。観光業の分野ではフランス語と英語のブリュージュもしくはブルージュが多く使われていて町のシンボル「橋」を意味しています。この町を流れる運河には50以上の美しい橋がかかっているのが特徴です。
おしゃれな街ブリュージュの歴史
Someone please just take me to Bruges. pic.twitter.com/6hqpdLiZAq
— Scorpius (@95SCRPS) October 25, 2017
北海と水路で結ばれていたブリュージュは12、13世紀には西ヨーロッパ第一の貿易港となり、中世ヨーロッパの商業の中心でした。しかし15世紀に入ると、ブリュージュと北海とを結ぶ水路が沈殿のために浅くなり、商船が出入りできなくなってしまいました。水路を閉ざされたブリュージュは、都市としての機能まで失ってしまいます。しかしそのおかげでブリュージュは中世の街並みをそのまま維持する事ができました。
Arriving in Bruges, the capital and largest city of
— Hamilton Academy (@HamiltonLeics) October 25, 2017
the province of West Flanders. It is so stunning! pic.twitter.com/ndUyEO6VIf
旧市街から、北海の沿岸沿いにある港までは15キロ程度。この港はブリュージュまで運河で繋がっています。おしゃれな街ブリュージュでは伝統的なレース産業のほかに造船業が盛ん。数多くの世界遺産の恩恵もあり、観光産業も発展しています。ここはベルギーのブリュッセルをはじめ、イギリスや人口密度の高い工業都市にも近く大変アクセスし易いため、物流の重要な港にもなっています。
大津波から再生したブリュージュの街
Bruges, Belgium pic.twitter.com/w4z1DIyb5x
— Jessica (@Itaggleon) October 25, 2017
ベルギーのおしゃれな町ブリュージュは9世紀ボードゥアン1世によって建てられた城塞が起源とされています。12世紀には海から10キロ以上も離れたブリュージュの街を大津波が襲い、その時に残された大きな溝に運河を作り水路が整備され船での交易に便利な港町をつくったといわれています。特産の毛織り物を中心に金融・貿易の拠点として栄えました。
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— Little Miss Katy :sunny: (@MissKatyEnglish) October 25, 2017
こうした繁栄を背景にし、15世紀に入ったベルギーのおしゃれな町ブリュージュには黄金時代がやってきます。各国の貴族や商人がこの街に豪華な建築物を建て芸術活動も盛んに行われました。フランドル絵画を代表する巨匠ヤン・ファン・エイクがブリュージュを活動の拠点にしたことでもよく知られています。ヨーロッパを旅行する喜びや醍醐味は、人間の才能にあふれた街並みや文化と歴史に触れられる瞬間かもしれません。
ブリュッセルからのアクセス
ブリュッセルのフラワーカーペット(Tapis de fleurs) - ベルギー pic.twitter.com/PCUob4poaE
— 世界は美しい (@beautiful_imgs) October 23, 2017
ベルギーでもう一つのおしゃれな町ブリュッセルには主要な鉄道駅が3駅(中央駅・南駅・北駅)があり、空港から市内への移動やオランダ、フランス、イギリスなどヨーロッパの国からタリスやユーロスターでベルギーのブリュッセルに来る場合はこの駅を利用します。中央駅からおしゃれな町ブリュージュまでは国際都市鉄道のICEで約1時間、1時間に2本ほどはしっています。
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— ZOE (@thezrw) October 24, 2017
ゲントのセント・ピータース駅からはICで20分から35分、1時間に3本。アントワープ中央駅からはICで約1時間20分、1時間に1本はしっています。アントワープからゲントで乗り換える列車は1時間に1本、所要時間は約1時間25分となっています。この他にもベルギーのおしゃれな町ブリュージュを巡る際に便利な交通手段をご紹介していきます。
おしゃれな街ブリュージュの歩き方
まず駅構内にある観光案内所に行けば街の地図が手に入ります。その他ザンド広場にある案内所ではパンフレットやホテルとレストランのリストが無料で手に入り、役に立つ資料がここに揃っています。駅から街中に入るには公園にそって伸びている緑地を抜けて歩いていきます。真ん中に大きな噴水のあるザンド広場では土曜の午前中蚤の市が開かれます。
ここから10分ほど歩けば、水曜に青空市が開かれるマルクト広場に到着です。駅からマルクト広場とを結ぶシャトルバスも利用することができ、切符は駅前にある案内所か券売機で購入可能です。ザンド広場とマルクト広場を結ぶストリートがベルギーのブリュージュ1の繁華街となっているのでブランド品を扱うお店が並びお土産屋も多く、買い物にはおすすめです。
ブリュージュやフランドル地方の交通
マルクト広場から南東にはしるストリートを行くと運河に突き当たりブリュージュらしい美しい光景が広がります。運河巡りをする際の船もこのあたりから出ています。ここは、ブリュージュの芸術的地域になっているため美術館や教会などが集まっています。運河に沿って歩けばかつて黄金時代の大邸宅が並び、散策をするだけでも楽しいおしゃれエリアです。
ブリュージュでは日本語ガイドによる説明付きのミニバスツアーから、運河クルーズ、修道院の見学時間も含む所要時間30分で巡る馬車ツアーが揃い、市内や近郊を貸し自転車で巡る自転車ツアーも実施されています!貸し自転車はブルージュ駅で借りられ鉄道の券とセットにすることもできます。フランドル地方のバス・トラム・地下鉄を利用する場合運転手からの切符購入は割高なので駅の窓口で回数券を買うのがおすすめです。
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光1:マルクト広場
ブルージュの中心であるマルクト広場は、ヨーロッパでも屈指の美しい広場。南側には広場のシンボルである鐘楼(時を告げる鐘)、東にはネオゴシック様式の州庁と郵便局、北側と西側にはレストラン、カフェ、みやげ物屋、銀行などが並んでいます。中心に立っている像はブリュージュの英雄ヤン・ブレーデルとピーテル・デ・コーニングです。
この銅像からは、フランスの圧政に対して立ち上がった14世紀のブリュージュ市民の心意気が伝わってきます。マルクト広場に面して建つ州庁舎水曜の青空市が観光のおすすめスポット。もし道に迷ったらマルクト広場にある13から15世紀に建てられた鐘楼を目印にすると良いでしょう。このひときわ目立つ鐘楼には366段の螺旋階段で上ることができ、パノラマや鐘の音色、コンサートが楽しめおすすめです。
住所:Markt 8000 Bruges
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光2:聖地礼拝堂
フランダース公爵家のチャペルとして建てられ12世紀に十字軍に参加したフランドル伯のティエリー・ダルザスが、コンスタンティノープルから持ち帰った「聖血の遺物」がこの聖地礼拝堂の奥の祭壇に収められています。礼拝堂はロマネスク様式の二重構造になっていて、下部は聖バシリウスに献納された納骨堂になっています。
となりにある聖血博物館には、1617年に作られた聖血の聖遺物箱、礼拝式用の衣装や絵画などが展示されています。毎年開かれる街のお祭り、キリストの昇天祭では、中世を再現した行列が街を練り歩く姿がおすすめの見どころです。午前中は礼拝堂で崇拝式と大聖堂でミサが。午後は聖歌隊と市民の歓声の中聖血が収められているクリスタルの容器が登場します。
住所:Burg 13 8000 Bruges 電話番号:050-336-792
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光3:市庁舎
聖血礼拝堂と隣り合わせでそびえ立つこの市庁舎は、1376年から1420年にかけて建てられたもの。ペルギーで最も古い市庁舎の1つとして知られ、石の彫刻とも言うべきゴシック様式の装飾が見事で建築好きの方におすすめです。正面の像やレリーフは聖書の物語や登場人物、出来事が彫られ見ごたえがありおすすめ、心が洗われます。
日本では2階にあたりますが1階の内部に入るとホールがありここでも、街の歴史を描いた壁画を見ることができ、壁画も素晴らしいですが歴史好きの方には必見、マルクト広場からは徒歩3分の位置にあります。ここのゴシックホールと自由ブルージュ博物館の共通チケットは2.50ユーロ。1階内部なら無料で見学する事ができます。
Fall travelers: Bruges is one of Europe's most popular destinations to visit. The city is awash in an array of au… https://t.co/4stsndtNig pic.twitter.com/QHq5rIfNhq
— Netlok (@NetlokLLC) October 24, 2017
住所:Burg 12 Bruges 電話番号:050-448-743
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光4:公文書館
この公文書館のルネッサンス様式の建物は1537年に完成。内部は自由ブリュージュ博物館となっていて、カール5世を称えるという目的のために建設されたそうです。公文書館の正面は正義、向かって右にアーロン、左にはモーゼの像があります。内部には暖炉や王族の肖像画が保管されているので歴史的絵画に興味ある方におすすめです。
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— KELLIE ROSE WICK :bird: (@KellieRoseWick) October 15, 2017
Golden Bruges :yellow_heart: #art #pretty #photography #photooftheday #lifestyle #design #nature #nofilter #belgium pic.twitter.com/d7CNp6wwTi
公文書館の外壁は金色に輝き、市庁舎ともに広場を華やかに彩っていて撮影におすすめです。近くにアーチがあり、ここを抜けると運河に出る事ができます。市庁舎や博物館、美術館は全て9時30分から17時まで開いていて最終入場は閉館の30分前。市庁舎ゴシックホールとの共通チケットは2.50ユーロ、これを使用して入場します。
住所:Blinde Ezelstraat 8000 Bruges 電話:050-448-711
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光5:グルーニング美術館
ヤン・ファン・エイク(Jan van Eyck) 「ヴァン・デル・パーレの聖母子」1434-36年頃 Groeninge Museum, Bruges #ファン・エイク #JanvanEyck pic.twitter.com/zu7YTwtahk
— 美術すき! (@fsc1234567) October 22, 2017
運河に沿って当時の邸宅が立ち並ぶブリュージュ。このグルーニング美術館もそのうちの1つと言えます。この美術館は、緑の生い茂る公園アレントパーク内にあり、絵画や美術史を鑑賞するには最高の場所です。15世紀初期のフランドルの画家、16世紀ブリュージュのルネッサンス、ボッシュなど数々の傑作が展示されています。
また、数は少ないですがマグリットやデルヴォーなどの現代ベルギー絵画も見逃せません。ここグルーニング美術館のコレクションには、ベルギーの画家ヤン・ファン・エイク作ファン・デル・パールの聖母子、ヒエロニムス作最後の審判、ニコラース・マースの4人の子供の肖像などが所蔵されています。
住所:Diver 12 B 8000 Bruges 電話番号:050-448-711
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光6:アーレンハイス美術館
ここアーレンハイス(ブランギン美術館)は18世紀の貴族の屋敷に造られた美術館になっていて英国人画家のフランク・ブランギンが自身の故郷、ペルギーのブルージュに寄付した絵画、エッチングなどのコレクションが展示されているためブランギン美術館とも呼ばれています。中庭は、中世の趣がある建物で囲まれている場所に位置しているので息をのむ美しさです。
Arentshuis toont topstukken uit de Brugse collectie https://t.co/LGX2O2UJqW pic.twitter.com/kHfWXVE5T1
— EXit Brugge (@exitbrugge) November 23, 2015
絵画以外にもカーペットや壺、家具など多彩な展示品も扱っているので美術好きの方は足を運んでみてはどうでしょう?グルーニング美術館とは同じ敷地内に建っているのでチケットも共通になっています。外観の装飾は少なめ、現代的でスマートな造りになっていますが、緑の中で心地よい時間を過ごしたい方にはおすすめです。
The Arentshuis museum in Bruges... Read the story. @StadBrugge @VisitBruges https://t.co/hqxmlFiYNv pic.twitter.com/f2ZMevPUeA
— Amazing Belgium (@AmazingBelgium) May 2, 2017
住所:Diver 16 Bruges 電話番号:050-448-711
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光7:レースセンター
今日は時間を作って、ブルージュのレースセンターに行ってきました:bouquet:
— アサミ Anutrof (@asamianutrof) April 12, 2017
展示物のレースはとても古くて魅入ってしまいました。日本語の解説も付いていて、本当に素晴らしい施設だと思った:sob::sob::sob: pic.twitter.com/h60UR1xH0v
ベルギーの誇る伝統工芸といえば、宮廷文化と共に発展していったボビンレースがあります。中世以来ベルギー、ブリュージュの特産品となった、ボビンレースのコレクションがこのレースセンターに展示されています。センターの中にはレース学校があり、午後であればその市民講座を見学することが可能、手芸やレース好きの方におすすめです。
ベルギーも現在は機械化で量産化が進みましたが、数は少ないもののハンドメイド作品や手仕事の伝統が現在でも受け継がれています。ここにはその文化が色濃く残り、中でもアンティーク・レースは根強い人気があるそうで、世界中からベルギーのブリュージュにボビン編みを学びに来る人も多いそうです。すぐ隣にはエルサレムの聖母教会が建っています。
ブルージュの中世の街並みには伝統工芸がよく似合う。ブルージュにある「レースセンター」を訪ねた。レースはベルギーを代表するクラフトのひとつ。宮廷文化とともに発展し、輸出品としてベルギー経済に貢献してきた。 https://t.co/1p71AUxIWU
— 柏原光太郎 (@kassie0328) September 25, 2017
住所:Balstraat 16 Bruges 電話番号:050-330-072
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光8:ベギン修道院
1245年にフランドル伯爵夫人によって設立された、ユネスコの世界遺産にも認定されたベギン修道院。現在はベギン会修道女でなく、15世紀そのままの修道服を身に着けたベネディクト派の修道女たちが暮らしているそうです。ベギンホフが本来の住居者を失ったあとベネディクト会の修道女によって買い取られ現在修道院として活用されています。
敷地内では、修道女たちの住まいである建物が博物館になっていて、彼女たちの質素な生活の場が観察できるようになっています。ベルギーには13の修道院が世界遺産として登録され、ここはルーヴェンの修道院とならび静寂にみちた美しい修道院としても知られています。修道院周辺には大きな木々やレストラン、おしゃれなレースのお店などが点在しています。
世界遺産やレストラン点在!ブリュージュ観光9:Maximiliaan van Oostenrijk
マクシミリアーン・ヴァン・オーステンレイクは、ベギン会修道院に入る橋の手前にある、おしゃれでブリュージュらしいレストラン。運河と水門でしきられた、白鳥の遊ぶ愛の湖近くの緑の多い敷地内に建っています。営業は10時から22時30分まで。ドレスコードがないので観光の途中で気軽に来店することができ、日本語と英語のメニュー両方が用意されているのでおすすめです。
お値段はやや高めとなりますが、野菜スープやムール貝のガーリックバター焼き、ホワイトソースが美味しくクリームシチューにも似たワーテルゾーイ、ベルギービールなど数々のベルギー料理が堪能できます。高級からカジュアル店まであるので予約が必要な場所もありますが、ここは予約をせずに入店できます。
住所:Wijngaardplein 16-17 電話番号:050-334-723
水の都ブリュージュの街並みを堪能
美しい街並みの景観を作っている重要な歴史的遺産や美術館、修道院をご紹介してきました。このほか300種類ものベルギービールが揃う有名なお店や運河に面した郷土料理の食べられるレストラン、手作りレース専門店からチョコレート屋、見学も可能なビール醸造所などみどころはまだまだ沢山あるのでご自分にあった街歩きを是非堪能してみてください!
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