アントワープのおすすめ観光スポット15選！ファッションの街は見どころ満載！

北ベルギーの街、アントワープ。皆さんご存知名作「フランダースの犬」でネロが最後に行きつく「ノートルダム大聖堂」があることで有名です。また近年「クール・キャピタル宣言」をし、ファッション、アート、食などにおいて注目されています。また、世界のダイヤモンドがこの町に集まることでもよく知られています。日本からはベルギーには直行便がないのでトランジットが必須。まずは町の治安から見ていきましょう。

アントワープは多くの観光客が訪れる都市であるため、人気観光スポット周辺には治安を配慮し警備員がしっかりと配置されています。アントワープ中央駅以外の駅周辺は治安が悪いそうです。アントワープ中央駅は比較的治安はよいそう。しかし治安が良いからと言って気を抜かず気を付けましょう！観光スポットから離れた王立アカデミー周辺や細い路地はひっそりとしていて人も少ないので夜間は気を付けた方がよいでしょう。

再開発地区のエイランチェという場所にあるこの近代的な建造物が「Museum aan de Stroom」（通称MAS）です。こちらは美術館というよりも歴史博物館のイメージが強いです。世界中でこの町がどのような歴史を歩んできたのかを知ることができます。歴史マニアさんにはとってもおすすめですよ。

階ごとにテーマの違う展示を存分に楽しんだ後には屋上でなんと無料でパノラマビューを体験することができます。波を打つように湾曲したガラス張りのフロアでアントワープの街を見渡し、開放感を味わいましょう。

住所:Hanzestedenplaats 1, 2000 Antwerpen, ベルギー

アントワープ現代アートミュージアム(通称ミュカ）は、ベルギーを代表する現代アートの美術館で、2017年4月にリニューアルされたばかり。館内には約5,000点もの現代アーティストの作品が展示されています。

ミュージアムの改装のコンセプト設計を手掛けたアクセル･フェルフォールド氏は実は大の日本好きだそうで、今回のリニューアルも「禅」をテーマにしているとのことです。1階にはアートやデザインに関する本を40,000冊も収容した図書館も併設しています。静かで落ち着きを感じる空間でアートに没頭してみては？

住所:Leuvenstraat 32, 2000 Antwerp

アントワープ郊外になりますが、アントワープ観光の際にはぜひ訪れていただきたいおすすめのスポットです。とても広い公園内には綺麗に整備された芝が広がり、様々なアーティストの作品が展示されています。中にはユニークなモニュメントもあるので見ていて飽きないですね。

なんと公園への出入りは営業時間内であれば無料です！晴れた日にはぜひ、足を運んでみてください。暑い夏の日には全てを見学するのはすこし厳しいかもしれないので、やはり「芸術の秋」くらいに訪れるのがよいかもしれませんね。

住所:Middelheimlaan 61 2020 Antwerpen

フランダースの有名な画家の美術品を所蔵しています。実は1890年に開館して以来、時代を重ねるにつれて建造物は駆逐してしまい、2011年から2019年まではリニューアルのため閉館されています。ただ、フランダース政府が巨額の改装費を投じたので期待をしてよいでしょう。リニューアルオープンまではノートルダム大聖堂に一部の作品が展示されています。

モードナシーというこちらの建物の中にはアントワープのファッション業界の振興を支援する機関が入っています。ファッション専門学生の出入りが多いですが、旅行者でも見学できるのがアントワープ観光ファッション編の一番の見どころ、MoMuモード博物館です。

モード博物館では年に2回、ファッションに関する展示会が開催されます。2016年に開催されたMartin Margiela (マルタン・マルジェラ) の大規模回顧展は大盛況を収めました。ファッションインスピレーションの宝庫に足を踏み入れてみては？

住所:Nationalestraat 28, 2000 Antwerp, Belgium

「Clouds of Fashion」はモードナシーから南北にまっすぐ伸びるナショナルストラートにある海外ファッション好きにおすすめのセレクトショップです。セレブの部屋のような店内でゆっくりとお買い物を楽しめます。

住所:buurt: Nationalestraat Nationalestraat 79 2000 ANTWERPEN

「Frankly」はザイト地区というモードナシーから徒歩15分ほどのファッションディストリクトにあるセレクトショップです。落ち着いたシンプルかつモードな雰囲気の店内は静かで落ち着きます。

住所:KLOOSTERSTRAAT 87 - B 2000 ANTWERPEN

旧市街地から中央駅に向かって伸びるメイール通りは歩行者天国になっているショッピングストリートです。「スタッツフェーストザール」は国内外のブランドが集結する大規模なショッピングモール。ネオクラシック様式の建物内はとても賑やかです。格安電化製品のお店も入っているので変換器などはここで買ったほうが安いかもしれません。

ノートルダム大聖堂近くのマルクト広場にある、ルネサンス様式の建造物。1560年代に建てられたこの市庁舎のあるマルクト広場を囲むギルドハウスは、中世からの繁栄の証です。市庁舎には様々な国の国旗が掲げられています。以前なかった日本の国旗も国交が回復した現在、正面左上にあるようです。

また、夜のアントワープ市庁舎は隠れた見どころです。治安を不安される方は、現地のガイドさんなどにお願いすると良いでしょう。市庁舎はライトアップされており、幻想的な雰囲気に。市庁舎手前の「ブラボーの像」も昼と夜では雰囲気が違います。

住所:Grote Markt 1, 2000 Antwerpen　※通常、観光者は市庁舎内には入場できません

「大聖堂のような駅」と呼ばれるこのアントワープ中央駅は、ブリュッセルからの電車を迎え入れるために90年代に大規模なリノベーションが行われました。高い天井と広い駅構内は鉄とガラスでできたアーチに覆われており、その荘厳な様子には息をのみます。夜のアントワープ中央駅も見どころですよ。

そして駅の中にはカフェやショップが並んでいます。駅の中にいることを忘れてしまうくらい素敵なお店ばかり。中でもおすすめの「ロイヤルカフェ」は名前の通り王室のカフェをイメージした白を基調とした高貴な店装で、まるで高級ホテルにいる気分になります。

住所:Koningin Astridplein 27, Antwerp 2018, Belgium

ベルギー最高のゴシック建築である聖母大聖堂は、1352年からなんと170年もの年月をかけて建てられました。入り口の浮彫は一つ一つが精巧に彫られており、見事な芸術品となっています。大聖堂の中にはルーベンスによる絵画が飾られており、こちらは「キリスト十字架降架」キリストが十字架から降ろされる場面を描いたものです。名作「フランダースの犬」でネロが見たがっていた絵画ですね。

聖母大聖堂のみどころはルーベンスの絵画だけではありません。宝石のような美術品や名画の宝庫なのです。そしてこの巨大なステンドグラスも大聖堂の見どころのひとつです。聖堂の中は基本は光が行き届かず薄暗いのですが、そのほのかな日光が逆にステンドグラスの優美な色合いを引き立たせています。

住所:Groenplaats 21, Antwerp 2000, Belgium　※聖堂内にはトイレがないので周辺の施設で済ませてから見学しましょう。

ルーベンス（Peter Paul Rubens、1577-1640）はかつてアントワープで工房を設立し、大作となる作品を多く残してこの世を去りました。この「ルーベンスの家」は数々のルーベンス作品を展示したミュージアムです。ルーベンスがこの家をデザインし、数年間住んでいたので実際の「ルーベンスの家」でもあります。アート巡りがメインの方には外せないおすすめスポットですね！

住所:Wapper 9-11, 2000 Antwerpen

ご家族で旅行に行かれる方にはとてもおすすめのベルギー最古の動物園です。場所はアントワープ中央駅のすぐ近く。入園料は普通の入園料は大人€22(約2,800円) 子ども(3～17歳)€17(約2,200円)と少々お高め。この動物園の見どころはなんといっても動物の種類の多さ！

ライオンやトラなどの日本でも人気の高い動物、水中で生活する動物たちも多く見ることができます。なかなか日本では会えないような動物も多数いるそうですよ！そして、この動物園のいいところは、動物園独特の匂いがしないこと。飼育方法になにか工夫をされているのでしょうか･･･。匂いが気になる方にもおすすめです！

住所:Koningin Astridplein 26, Antwerp 2018, Belgium　※中央駅から動物園側の治安があまりよくないのでお子様連れの方は目を離さないようにしてくださいね。

このお城は日本の旅行ガイドブックにはあまり取り上げられていない少しマイナーな観光スポットです。そのせいか日本人が少なくて、ちょこっと得した気分になれます。小ぢんまりとしたお城ですが、中は意外と広々としていて展示品がたくさんあります。お子さんが遊べるスペースもあるので子連れの方にもおすすめですよ！

住所:Steenplein 1, Antwerp 2000, Belgium

中世のヨーロッパにタイムスリップしたかのような気分を味わえるこの小道は、知る人ぞ知る、秘密のおすすめスポットです。1590年代に靴職人の住居が連なっていましたが、その後荒廃し取り壊されることになった際に、地元のアンティークディーラーが住居を買い取り再生させたのがこのフラーイケンスガング。入り口がとても見つけにくいです。

住所:oude Koornmarkt, Nr 16, Antwerp

いかがでしたでしょうか？見どころがたくさんのアントワープですが、せっかく観光に訪れたからには見どころを逃したくないですよね。そんなときは各観光スポットについて下調べをしてから旅に出ましょう。アートや建造物などの背景や歴史を知っている状態なら、実物を見たときに感動が増すはずです。ぜひ、芸術の街アントワープを訪れてみては？