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ゲントの観光スポット紹介!古城・聖堂やボート遊びなど楽しみ方色々!

ゲントの観光スポット紹介!古城・聖堂やボート遊びなど楽しみ方色々!
投稿日: 2017年10月26日最終更新日: 2020年10月8日

ベルギー中部に位置するゲントという町は、日本での知名度こそ高くないものの、ベルギー国内ではブリュッセル、アントウェルペンに次ぐ第3の都市として知られ、美しい教会や世界遺産登録の史跡が数多く存在し観光にもおすすめです。今回はそんなゲントについてご紹介します。

ベルギー第3の都市、ゲントとは?見出し

皆さんはゲントという都市の名前を耳にされたことはあるでしょうか?ベルギー中部に位置するこちらのゲントという町は、日本での知名度こそあまり高くないものの、ベルギー国内ではブリュッセル、アントウェルペンに次ぐ第3の都市として知られています。また美しい教会や古城、世界遺産登録の史跡が数多く存在し、観光にもおすすめです。今回はそんなベルギーのゲントについてご紹介します。

ゲントとはどんな町?見出し

ベルギー内でブリュッセル、アントウェルペンに次ぐ第3の都市として知られるゲントは花の栽培や園芸で栄えるベルギー中部の町。5年に一度花の祭典である「ゲント・フロラリア」が開かれるため、“花の都市”という異名をも持っています。またゲントはベルギーを流れるレイエ川とスヘルデ川が合流する地点に位置し、船での観光も観光客には人気となっています。

今でこそ欧州内での知名度は低いゲントですが、中世後期には織布業で栄え、当時の人口はパリに匹敵するほどであったと伝えられています。そのためゲントには史跡も数多く残されており、世界遺産に登録されている建築物も多数存在します。中世の時代に建てられた古城であり、ゲントで最も人気の高い観光地の一つであるフランドル伯の城からは、400以上にも及ぶ歴史的建造物を一望することが出来ると言わています。

歴史ある町ゲント見出し

数多くの歴史的建造物や史跡が残ることで知られるベルギー・ゲントの歴史は古く、現在のゲントが存在する場所にはローマ時代から都市が存在したそうです。その後7世紀に起こったヨーロッパ諸国のキリスト教化により現在のゲントの地の周辺には2つの修道院が建設され、その一つであるシント・バーフ修道院の周辺には9世紀より複数の集落が誕生することとなりました。

シント・バーフ修道院の周辺の複数の集落は1000年頃に淘汰統合され、それが現在のゲントの基盤となったと言われています。その後ゲントでは商工業が発展。さらに12世紀以降には毛織物産業が発展したことにより、ゲントが位置するフランドル地方のみならず、ヨーロッパにおける商業の中心地の一つとしてゲントは重要な位置を占めることとなりました。

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ゲントが誇る美しい史跡の数々見出し

ベルギーのみならず欧州の中でも歴史ある都市として知られるゲントでは、中世以降には多くの城や教会が建設され、それらは史跡として今も残っています。現在でも人気の観光地として知られる古城・フランドル伯の城や、青みがかかった外観が特徴的で美しい聖ニコラス聖堂などの歴史的建造物はそれらのほんの一部。ゲントやその周辺には100以上の教会、そして400以上の歴史的建造物がいまだ現存しています。

商業の中心から転落も芸術の町として再起したゲント見出し

中世以降には毛織物産業が発展したことなどにより、ゲントはヨーロッパにおける商業の中心としての地位を獲得しました。しかしその後の16世紀後半、ゲントはオランダ独立戦争(80年戦争とも言われる)に巻き込まれたことや、毛織物産業における欧州内の独占的地位を失ったことにより、徐々に衰退していくこととなりました。

16世紀後半以降、商業においては衰退することとなったベルギーのゲントですが、それと前後するかのようにゲントには変化が訪れました。ゲント固有の文化が花開き、初期ネーデルラント派の芸術家達が活躍し始めたのです。さらに時を経て1830年にはゲント大学が開設され、以降現在までゲントは芸術都市、そして大学都市としても知られています。

水辺の町としても知られるゲント見出し

ベルギー中部に位置するゲントはレイエ川とスヘルデ川に合流地点に位置し、船が行き交う水の都としても知られています。ゲントの旧市街を流れるレイエ川では小さな船でのクルーズを楽しむことが出来、ゲント旧市街に位置する多くの史跡や観光名所を船上から眺めることが出来、観光客にはおすすめです。

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ベルギーの観光おすすめはココ!グルメやお土産・行き方も紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
中世の街並みが美しいベルギーには、おすすめの観光スポットが数多く点在しています。歴史や建築物を眺めながら、ベルギーおすすめのグルメやお土産、そしてベルギーへの行き方までどんどん紹介していきます。ベルギー観光で素晴らしい思い出を作りに行きましょう。

ゲントのおすすめ観光スポット1.フランドル伯の城見出し

それではここからはゲントのおすすめ観光スポットを紹介していきます。数多くの史跡や古城を有することで知られるゲントですが、その中でも観光客に人気の高い観光地の一つがこちらの古城、「フランドル伯の城」。城の起源は848年に猛威をふるったバイキングの侵入を防ぐために建設された城塞だそうですが、その後の1180年に城はフランドル伯によって再建。以降18世紀までフランドル伯支配の中心となりました。

フランドル伯の城にはモデルが存在し、なんでも当時のシリアにあった十字軍の要塞が見本とされたそうです。そのためかはわかりませんが、中世ヨーロッパの古城というよりは堅牢な要塞といった趣となっています。さらに古城の内部では拷問器具や牢獄の展示も行われており、ヨーロッパの華やかなお城の雰囲気を期待していくと、少々冷や水を浴びせられることになるかもしれません。

古城自体もゲント内で人気の観光スポットとして知られるフランドル伯の城ですが、その頂上からの景色は絶景。100以上の教会、400以上の歴史的建造物を擁するゲントの美しい街並みを古城から一望することが出来ます。古城内部にある拷問器具や牢獄を見学するのは少々気が引ける、という方でも頂上からの眺めは一見の価値があります。

ゲントのおすすめ観光スポット2.聖バーフ大聖堂見出し

数々の史跡をはじめとする観光スポットに恵まれたゲントですが、その中でもこちら「聖バーフ大聖堂」は外せない観光スポットの一つ。12~16世紀にかけて建築されたという聖バーフ大聖堂は、当初はロマネスク様式で建築が開始されたものの、長きにわたる建設期間の中で教会建築の主流がゴシック様式へと変化していったため、ゴシック様式の特徴をも併せ持っています。

ロマネスク様式とゴシック様式を併せ持つ美しい教会建築自体も見どころの聖バーフ大聖堂ですが、なんといっても目にしておきたいのはベルギー7大秘宝に数えられるという祭壇画、「神秘の子羊」です。20枚のパネルによって構成されたこちらの絵画はファン・エイクによって15世紀に描かれ、初期フランドル画の最高傑作とされています。

20枚のパネルによって構成される「神秘の子羊」は、第二次世界大戦の際にナチスドイツ側の手にわたるなどし、それぞれ散り散りになっていました。最終的に教会にパネルが戻ってきたのは1945年の第二次世界大戦終結後となりましたが、その前の1943年に盗難にあった「正義の裁判者達」という1枚のパネルだけはいまだに見つからず、複製のままといいます。

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ゲントのおすすめ観光スポット3.聖ニコラス教会見出し

多くの史跡が存在するゲントの旧市街に入りすぐに目に飛び込んでくるのがこちらの「聖ニコラス教会」です。聖ニコラス教会は11世紀に建築された後、19世紀に大規模な修復作業が行われたため、現在でも美しい外観を見ることが出来ます。またトゥルネー産の青みがかった石が使用されたその姿はゲント内の他の教会と圧巻で、スヘルデ・ゴシック様式における最高傑作とまで言われています。

聖ニコラス教会の名前の由来となった聖ニコラスという人物は漁師の守護聖人とされており、船による海運で栄えたオランダやベルギーを含むフランドル地方では現在でも最も崇拝されている聖人の一人とされています。一方、こちらの聖ニコラスという人物はサンタクロースのモデルになったともされており、そんなエピソードに思いを馳せながら見学しても面白いかもしれません。

ゲントのおすすめ観光スポット4. 鐘楼見出し

聖バーフ大聖堂、聖ニコラス教会と併せてゲントの3塔の一つとされ世界遺産にも登録されている史跡の一つがこちらの鐘楼。14 世紀初頭に建設が開始されたというこの鐘楼は90メートルを超える高さを持ち、上部には50個を超える鐘が設置されていて美しい音色を聞かせてくれます。また鐘楼内は見学することもでき、エレベーターで上ることが出来る最上部からはゲントの町を一望することが出来ます。

ゲントのおすすめ観光スポット5. ラーケンホール(繊維ホール)見出し

中世以降毛織物産業で発展したというゲントの歴史について知ることが出来るのがこちらの「ラーケンホール(繊維ホール)」です。鐘楼の東側にに位置し、鐘楼同様に史跡として世界遺産にも登録されているこちらは1425年に建設され、当初は毛織物業関係者のギルドとして建設されたものの、その後には刑務所として利用された時代もあったとのこと。現在はゲントの歴史に関わる資料が展示されています。

ゲントのおすすめ観光スポット6.市庁舎見出し

世界遺産に登録されている史跡である鐘楼の向かいに構える市庁舎は、1518 年に建設が開始されたものの、完成は18世紀に入ってから。そのため後期ゴシック様式とルネサンス様式が混在し、印象的な外観となっています。またカトリックとプロテスタントの和約締結の場となったことでも知られています。こちらは現在でも市庁舎として機能しているため、内部を見学したい場合にはガイドツアーに参加しなければなりません。

ゲントのおすすめ観光スポット7.レイエ川クルージング見出し

水の都ゲントの町を観光する際には、船での観光もおすすめです。ゲントの旧市街を流れるレイエ川のクルーズは所要時間も40分からと短めな上、大人一名6.5€とお安くなっているおり気軽に楽しむことが出来ます。また旧市街の史跡や観光名所を船上から巡る際には、英語をはじめとした各国言語での説明が聞けるので、語学が得意な方は船上から史跡を眺めつつガイドの方の説明に耳を傾けてみてはどうでしょうか。

レイエ川を船で巡る際には、スパークリングワインをはじめとするお酒の提供込みのクルーズもあるそうです。個人で参加する際には正午初のスパークリングワイン提供のクルーズに参加することが出来ますが、団体で参加する際には地ビールやシャンパンなどが飲めるプランも用意されており、複数名での場合にはこちらもおすすめです。クルージング自体は年中無休で、ナイトクルージングンぐのプランもあるそうです。

ゲントのおすすめ観光スポット8. コーレンレイとグラスレイ見出し

水の都として知られるゲントの町中でも川辺のエリアは西岸が「コーレンレイ」、そして東岸が「グラスレイ」と呼ばれています。船による交易が行われていた時代から残るギルドハウスが立ち並ぶこのエリアはゲントの町でも最も美しい場所の一つとして知られており、人気の観光地の一つとなっています。

コーレンレイとグラスレイに立ち並ぶギルドハウスの多くは現在ではレストランやカフェへと改装されており、ゲントの観光に疲れたら立ち寄るのにも最適の場所です。また夜にはライトアップも行われるため、船が行き交うレイエ川をバックに美しくライトアップされたギルドハウス内でナイトライフを楽しまれてもよいのではないでしょうか。

ゲントのおすすめ観光スポット9.聖ミハエル橋と聖ミハエル教会見出し

ゲント旧市街を流れるレイエ川にかかるのが「聖ミハエル橋」です。大天使ミハエルを祀り、その名も「聖ミハエル教会」との名がつく教会が橋のふもとにあるため、この名がついたとのことです。また大天使ミハエルにちなんで橋の途中には大天使ミカエルの像も建てられています。

レイエ川にかかるこの聖ミハエル橋からは、ゲント旧市街の主要な観光スポットが見渡せるため、観光客からは非常に人気の高い場所となっています。また橋の周辺地区であるコーレンレイとグラスレイは夜になるとライトアップされるため、聖ミハエル橋からもライトアップされた美しい街並みを眺めることが出来ます。

ゲントでおすすめのイベント1. ゲント・フロラリア見出し

花の都市ゲントでは、5年に一回花の万博とも言うべき花の祭典「ゲント・フロラリア」が開かれ、欧州では高い知名度を誇っています。ベゴニアの生産地であるゲントの園芸家により1808年に開始されたこちらのイベントは、今では開催期間には国内外から30万人もの人が訪れる一大イベントとなっています。直近では2016年に開催されたため、次回の開催は2021年になりますが、それに合わせてゲントを訪れるのもおすすめです。

ゲントでおすすめのイベント2.ゲント・フェスティバル見出し

毎年7月にゲントで開催される「ゲント・フェスティバル」は、10日間の開催期間中には200万人が訪れるという知る人ぞ知るビッグイベントです。1843年に開始された当初は労働者が家族と過ごす時間を確保する、という目的で始まったそうですが、現在ではクラシックからポップミュージック、パレードから人形劇まで大人も子供も楽しめる多彩なプログラムで展開しており、観光客にも人気となっています。

ゲントへのアクセス見出し

気になるゲントへのアクセスについてです。ベルギーのブリュッセルからゲントまでは比較的近く、現地の鉄道ICで30分~1時間(途中に停車駅がある場合)で着くことが出来ます。またブリュッセルからゲントまでの電車は1時間に数本出ているので、比較的簡単に着くことが出来るでしょう。ちなみにベルギーで電車に乗る際、車内で乗車券を購入すると7€も追加料金が課されるので、乗車券の購入は鉄道駅で済ませておきましょう。

歴史的建造物に恵まれた水辺の町ゲント見出し

ゲントというと欧州の中でも日本人にとってはなじみが薄く、ご存知ない方も多いかもしれません。しかしゲントは欧州内では歴史ある町として知られ、また船で廻ることのできる水辺の景色も美しいため観光客にも人気の場所となっています。ベルギーを巡る際にはブリュッセルやアントウェルペンだけではなく、美しい古城や水辺の街並みを見ることの出来る水の都ゲントをも訪れてみてはいかがでしょうか。

投稿日: 2017年10月26日最終更新日: 2020年10月8日

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