ブルージュ（ベルギー）を観光！有名なチョコレートでグルメも満足！

ベルギーのフランダース地方にあるブルージュは、格子状に広がる運河とチョコレートの甘い香りが漂うグルメでおしゃれな街。「北のベニス」とも称されたブルージュには、世界遺産に登録された歴史ある建築物が3つもあります！今回は、おすすめの観光地や人気グルメ情報等、見どころいっぱいのブルージュの魅力をご紹介していきます。

ベルギーブルージュの世界遺産1は、ブリュージュ歴史地区です。ブリュージュ（Brugge）とは「橋」の意味で、その名の通り、この歴史溢れる街には50以上の橋が架かっています。張り巡らされた水路と中世の美しい街並みを讃えたブルージュは「北のベニス」とも呼ばれ観光客にも人気の世界遺産の街となっています。

ブルージュは中世には貿易拠点として繁栄した街で、水路を使って商人たちが活躍していました。その後、貿易拠点としての重要性を失って経済が衰退したことから、中世の面影を残す町並みが数多く残されることとなりました。市街の随所に幅の狭い運河が通じ、赤煉瓦の家屋の並ぶ美しい町並みを、ボートクルーズで巡るのもおすすめです。

この歴史地区には、この後ご紹介する2つの世界遺産の他、13世紀に建造されたブルージュで最も古い聖教会をはじめ、第一回十字軍の際、フランドル伯が持ち帰ったとされるキリストの聖血が祭られた聖血寺院等もあります。また、グルニング美術館 、聖ヨハネ病院（現在は美術館）など歴史と文化が楽しめる建造物も多く残されています。

ベルギーブルージュの世界遺産2は、ベギン会修道院です。ベギン会修道院は、1245年にフランドル伯爵夫人により創設された歴史ある修道院。橋を渡り門をくぐると、静けさの中にたたずむ中世の世界がそこに広がっています。1998年に世界遺産に登録されたペギン会修道院では、フランダース建築と宗教建築を見ることができます。

ベギン会は北西ヨーロッパに広範にみられた信仰をベースとした互助会のようなものから始まり、ベギンとよばれる半聖半俗の女性たちの生活の場所としてベギンホフが生まれました。こちらの修道院では、木々のしげる中庭があり、外界から隔絶された別世界。都会のオアシスとなっています。専用の礼拝堂や、施療院なども建っています。

住所:Wijngaardstraat, Bruges, Belgium 電話番号:50-330011

ベルギーブルージュの世界遺産3は、ベルギーとフランスの鐘楼群です。ブルージュの中心部にあるこの鐘楼は、鐘の高さ８８メートルあります。巨大な鐘楼は三つの層から成っていて、下層部は１３世紀、中層部は14世紀、上層部は１５世紀に建造されました。その歴史は古く、中世に描かれた絵画の中にも登場しています。

世界遺産に登録されたこの鐘楼は、焼失や破壊が繰り返され、何度も再建されてきました。塔の上には47個の鐘があり、18世紀に作られた仕掛け時計が美しい音色と共に、時を伝えてくれます。鐘楼には、誰でも登ることができますが、階段しかなく狭い部分もあるため注意が必要です。366段の階段を登ればブルージュの絶景が一望できます。

ベルギーとフランスの鐘楼群へのアクセスは、ブルージュ駅から徒歩15分ほどです。街の中心部にある一番高い建物を目指して歩きましょう。入場料は、大人10ユーロ、6歳から26歳または、65歳以上は8ユーロ、6歳以下は無料となっています。塔の通路は狭いため、入場制限を行っている場合もあります。会館直後に行くのがおすすめです。

住所:Markt 7, 8000 Brugge, Belgium 電話番号:50-448743

ブルージュのチョコレート店1は、チョコレート・ラインです。ベルギーグルメと言えば、チョコレート！ブルージュでも、有名なベルギーチョコレートが買えるお店があります。中でも観光客に人気ナンバー1のお店が、チョコレート・ライン。代表のドミニク・ペルソーヌ氏は、世界5大ショコラティエの一人にも選ばれた実力者です。

チョコレート・ラインの人気の秘密は、常に新しい味が楽しめるオリジナルチョコレートが豊富なことです。店内には、一口サイズのプラリネと呼ばれる中身入りのとってもおしゃれなチョコレートが、ぎっしりと並んでいます。わさび、レモン、ベーコンなど、一瞬目を疑うようなフレーバーがずらり！一風変わったグルメが楽しめます。

住所:Simon Stevinplein 19, 8000 Brugge, Belgium 電話番号:50-341090

ブルージュのチョコレート店2は、デュモンです。デュモンは、言わずと知れたブリュッセルで人気のベルギーチョコレート専門店。ベルギーチョコレートランキングで、常にトップを走りつづける超有名店でありながら、家族経営で伝統の味を守っている職人気質なお店としても知られています。

デュモンのオーナーであるステファン・デュモン氏は「悪い素材からは、決して良いチョコレートを生み出せない」という精神の元、新鮮で厳選された素材のみを使ってチョコレートを作っています。先ほどご紹介したチョコレート・ラインと同じサイモン広場にも店舗があり、そちらでは、チョコレートと一緒にカフェで飲み物も楽しめます。

住所:Eiermarkt 6, 8000 Brugge, Belgium 電話番号:50-346282

ブルージュのチョコレート店3は、ル・コントワ・ドゥ・マチルダです。フランス語で「マチルダのカウンター」という意味のこのお店は、実は、ベルギーチョコレートの専門店ではなく、フランスの高級食材店です。現在では、ベルギー国内に数店舗を構えるこのお店では、チョコレート以外にもかわいいお土産が買えるのでおすすめです。

お土産に人気なのが、小分けにパッケージされたチョコレートやミニサイズのチョコレートの他、ブルージュの街並みを再現した可愛らしい缶に入ったチョコレート等、カラフルでおしゃれなお土産がいっぱいです。観光客にも人気なのは、カラフルなシロップで作られたキュベルドンというベルギー地方のお菓子。お土産にもおすすめです。

住所:Breidelstraat 10, 8000 Brugge, Belgium 電話番号:50-341939

ベルギーのブルージュは、古くからレースの街として有名です。数あるレース店の中でも創業1883年のROCOCOは、ブルージュの伝統を受け継ぐ素敵なレースのお店です。一口にレースといっても編み方によって、ボビン、リボン、ニードルポイント、バテンなど、様々なレースがあり、それぞれに特徴があります。

ROCOCOでは、店内でボビンレース作成のデモンストレーションも行っていますので、繊細なレース作りを見学するのもおすすめです。品揃えも豊富で、観光客にも人気のレースは、安い物だと5ユーロぐらいから。一点一点手編みで製作しているので、大きなものになると数百ユーロもしますが、旅の記念に一枚購入したい一品です。

住所:8000, Wollestraat 9, 8000 Brugge, Belgium 電話番号:50-340472

ブルージュのおしゃれなグルメ1は、ベルギーワッフルです。ワッフルといえばベルギーと言うほど、日本でも有名になったベルギーワッフルは、ブルージュでも人気のグルメ。ベルギーワッフルは、通りやマーケット売られているものなら1ユーロから買うことができます。ブリュージュに行ったら、ぜひ専門店で本場の味を試しましょう。

ブルージュで人気のお店はGo.freです。生地はプレーンのみで、トッピングを組み合わせてオーダーします。6種類のチョコレートソースと15種類のトッピングからお好みのものを選べます。また、こちらのお店では、お土産用にトッピングしたワッフルも販売しています。常温で1週間から2週間程日持ちしますので、お土産にもおすすめです。

住所:Breidelstraat 11, 8000 Brugge, Belgium 電話番号:50-950010

ブルージュのおしゃれなグルメ2は、カフェで楽しむベルギービールです。ドゥ・ハルブ・マーンは、創業1856年の家族経営のビール醸造所で、カフェも併設されたおしゃれなお店です。ベルギービールの中でも人気の地ビール「ブルフセ・ゾット」と「ストラッフェ・ヘンドリック」は、グルメな観光客なら必ず飲みたいビールです。

こちらの醸造所では、事前に予約をすればビールの醸造工程の見学をすることもできます。併設されているカフェでは、地ビールだけでなく、食事も楽しめます。ビールとハムが使われた珍しいスープ等も味わえます。街歩きで疲れたら、ベルギービールで一休みしましょう。ドゥ・ハル・マーンは、世界遺産べギン会修道院から徒歩5分です。

住所:Walplein 26 8000 Brugge 電話番号:50-444222

ブルージュのおしゃれなグルメ3は、鶏肉のワーテルゾーイです。鶏肉ワーテルゾーイとは、ベルギーの名物料理で、鶏のクリームシチューです。日本のシチューとは違って、薄味のあっさりした味わいです。ベギン会修道院に程近いマクシミリアン・ファン・オーステンレイクは、日本人でも気軽に入れるおすすめのベルギー料理店です。

こちらのお店では、日本語メニューもあります。おすすめは、観光客に人気のセットメニュー。セットメニューは、前菜・メイン・デザートが基本です。これにベルギービール１杯つけて料金約30€くらいから。キャンドルライトと暖炉がおしゃれなお店で、ぜひベルギー名物「鶏のワーテルゾーイ」をご堪能下さい。

住所：Wijngaardplein 17, Bruges, Belgium TEL：050-334723

ブルージュでおすすめの観光1は、運河クルーズです。北のベニスとも言われるベルギーのブルージュは周囲を運河で囲まれた水の街です。張り巡らされた運河を下るボートクルーズはブルージュ観光のハイライトといえます。中世の街並みをいつもとは異なる低い角度から見れば、また違った美しさを再発見することでしょう。

ボートクルーズでは、現在ではレストランとして使われているブルージュ商人の邸宅跡等、壮麗な建築物を見ることができます。ボートを運営する会社はいくつかありますが、乗り場は5か所あり、どこから乗っても料金やルートは変わりません。大人8ユーロ、子供（4歳から11歳）4ユーロ、幼児（3歳以下）無料です。

ブルージュでおすすめの観光地2は、ダイヤモンド博物館です。ダイヤモンドの研磨技術は、15世紀にブルージュの金細工師ロドウェイク・ヴァン ベルクエムによって開発されたといわれています。こちらの博物館では、当時のダイヤモンドの研磨に使われた道具類や資料など、ダイヤに関する珍しい展示を見ることができます。

また、こちらの博物館では、昔の採掘の様子や、15世紀のダイヤやおしゃれな鳥の形にカットを施したダイヤ等の他、研磨のデモンストレーションの見学もできます。500年の伝統を持つ、ブリュージュのダイヤモンドの歴史と技術を知ることができるダイヤモンド博物館も、世界遺産べギン会修道院から徒歩5分。入場料は8から10ユーロです。

住所:Stationsplein 5, 8000 Brugge 電話番号:050-342056

ベルギーのブルージュには、オランダにも負けない伝統的な風車があります。右手に運河、左手に旧市街の街並みを眺めながら、木漏れ日の中の遊歩道を自転車や徒歩で散策しながらの風車めぐりは、観光客で賑わう街から離れて、のんびりとした時間を楽しみたい方におすすめです。

ブルージュにあるゲントの城門を越えて、十字の門が見えたら、その後方に最初の風車が見えてきます。ボンヌ・シエール（Bonne Chiere)風車です。ボンヌ・シエール風車を過ぎると、すぐに聖ヤンハイス（St. Janshuismolen）風車が見えてきます。この風車は有料ですが、時期によっては中を見学できます。

ベルギーの都市ブルージュの観光情報はいかがでしたか？世界遺産が3つもある歴史ある街並みは、まるでおとぎの国に来たような気分を味わえます。おしゃれな街並みは散策するだけでもロマンチックな気分が味わえます。ベルギーへ行ったら、ぜひブルージュを訪れて、人気のベルギーチョコレートやローカルグルメをぜひ堪能してください！