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シーギリヤロックはスリランカの世界遺産!巨石の上の宮殿の遺跡は必見!

シーギリヤロックはスリランカの世界遺産!巨石の上の宮殿の遺跡は必見!
投稿日: 2017年12月13日最終更新日: 2020年10月8日

スリランカの観光スポットといえば、世界遺産のシーギリヤロックではないでしょうか。大空にそびえ立つ巨石の上の遺跡は、まるでラピュタの世界のようだと有名です。今回は、そんなシーギリヤロックのアクセスや魅力などについてまとめました。

シーギリヤロックはスリランカの世界遺産!見出し

スリランカにある世界遺産、シーギリヤロックを知っていますか?巨石の上の宮殿の遺跡は、まるでラピュタの世界のようだと人気を集めています。今回は、そんなスリランカの世界遺産、シーギリヤロックのアクセス方法や魅力、シーギリヤロック周辺の観光地など、一挙ご紹介をいたします。スリランカ観光の参考にしてみてください。

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インド洋に浮かぶ小さい国「スリランカ」には、海や世界遺産、そして世界で有名な紅茶畑など数々の魅力あふれる観光スポットが点在しています。そんなスリランカで自然の景色に癒されながら、歴史や世界遺産と触れ合えるおすすめ観光スポットを厳選して紹介していきます。

スリランカのシーギリヤロックとは?見出し

スリランカの代表的な観光スポット、世界遺産のシーギリヤロックは、世界的に有名な遺跡です。地上200メートルの巨大な岩山で、遠くから見るよりも、近くから見るとダイナミックで大変迫力があります。シーギリヤロックの歴史をお話しします。5世紀頃、スリランカのかつての王であるカーシャパ王は、自分の父を殺害してしまいました。

父を殺害してしまった話の流れは、平民出の生母を持つカーシャパは、王族の母が生母の異母弟モガラナに王位継承権を奪われてしまうことを恐れ、異母弟モガラナを追放、父王ダッセナを監禁し、財宝を自分に渡すよう迫ったところ、からかわれたと思い、激怒したカーシャパは父を生き埋めをし、殺害しました。その後、カーシャパは王になりました。

カーシャパ王は、父を殺害後、弟からの報酬を恐れて巨岩の上に宮殿を築き、逃げるように過ごしたものの、弟の捕虜になることを恐れ、最期には自殺をし、11年の短い王都は幕を閉じました。シーギリヤロックに登ってみると、謎の美しい美女のフレスト画や雄大な自然を楽しめます。シーギリヤロック周辺はかつて人々が暮らしていた場所でした。

シーギリヤロックは高さ約200メートル、南北約180メートル、東西約100メートルの大きさを持つ岩山です。山頂には階段状に庭園が築き上げられ、宮殿と貯水池が造られています。シーギリヤロックは、もともとは仏教僧たちの修行の場だったそう。カーシャパ王が亡くなった後、坊さんに寄進され13世紀頃まで寺院として使われていました。

シーギリヤロックには、石窟寺院には多くの壁画がありましたが、寺院として使われていたため、お坊さんの瞑想の妨げになるということで、剥がされてしまったそうです。その後世から忘れられたシーギリヤロックは、1875年にイギリス統治下だった頃、イギリス人によって、このシーギリヤロックを発見されたと言われています。

スリランカのシーギリヤロックへのアクセス見出し

ローカルバスでのアクセス

シーギリヤロックは、ローカルバス、もしくはトゥクトゥクでアクセスすることが可能です。最寄りの街はダンブッラです。ダンブッラのメインバスターミナルから、バスで約40分程でアクセスが可能です。40分も乗って料金は50ルピー程と、リーズナブルです。シーギリヤロックの遺跡の敷地内には入らず、バスは入り口前の道路で停まります。

トゥクトゥクでのアクセス

シーギヤロックへは、トゥクトゥクに乗ってアクセスすることも可能です。ダンブッラからシーギリヤロックまで、往復で500ルピー前後だそうです。所要時間は20分から30分ほどと、ローカルバスでのアクセスよりも早くに到着します。トゥクトゥクでのアクセスは晴れている日などにおすすめです。値段はドライバーと交渉することも可能です。

シーギリヤロックは午前中の観光がおすすめ見出し

シーギリヤロックは、日中を過ぎると大変暑くなるため、シーギリヤロックを観光をするのであれば朝から午前中のうちの観光をすることをおすすめいたします。シーギリヤロックは朝7時から開園します。通常の観光地よりも早い開園ですよね。暑くならないうちにシーギリヤロックに登頂し、他の観光地へ向かうスケジュールがおすすめです。

シーギリヤロックの地上200メートルの山頂から朝日を見たい!という方が時々いらっしゃいますが、残念ながら現在は、朝7時より前に入場することは出来かねます。朝日を見ることは出来ませんが、スリランカの有名な世界遺産というだけあり、大変混み合う場所なので、朝早くから行って遺跡の散策や、周辺の自然を堪能しましょう。

シーギリヤロックの魅力1:謎のフレスコ画の美女見出し

シーギリヤロック観光の魅力の1つは「謎のフレスコ画の美女」です。彼女らの名前はシーギリヤレディといいます。シーギリヤロックの石段を登って行くと、鉄の螺旋階段が現れます。その螺旋階段に上ると、洞窟があり、洞窟内にはシーギリヤレディが描かれています。シーギリヤレディはもともと500体描かれていたそうですが、現在は18体です。

シーギリヤレディは、アサプラと呼ばれる天女ではないかという謎がありますが、明確な証拠はありません。注目していただきたいのは、胸の辺りに薄く手が描かれている画です。その画は描くときに失敗し、消すことができない絵の具を使っているので、絵の上に女性を描いています。それ以外のシーギリヤレディは失敗せずに描かれています。

シーギリヤロックの魅力2:ミラーウォール 見出し

シーギリヤレディを見学した後、ミラーウォールと呼ばれる鏡の回路を通ります。鏡のようなツルツルの光沢を持つ土壁は、王が自らの姿を映すためにつくられたと言われています。ミラーウォールをよくみてみると、古代スリランカ人による詩や落書きが描かれています。何百年も前からある落書きだと思うと、感慨深いと思いませんか。

ミラーウォールの落書きをよくよく見てみると、「皆がシーギリヤロックが美しい、すごいと書いているから、私は何も書かない」と書いてあるそうです。面白い文章だと思うので、探してみてください。古い落書きなので現在は薄くなってしまっているので、ミラーウォールに自分の顔が映るくらい近づいて探してみてみましょう。

シーギリヤロックの魅力3: ライオンテラス見出し

シーギリヤロックの遺跡を登っていると、中腹に現れるのはまるで鋭い爪を持ったライオンのような巨大な足が現れます。もともとはライオンの頭もあったという話がありますが、ライオンの頭らしき遺跡などが残っていないことから、完成した当時から頭はなかった可能性が高いとも言われています。喉に飲み込まれるよう足の脇から入ります。

ライオンの足の間にある階段を登って行くと、シーギリヤロックの頂上に到着します。頂上に到着するまでの階段は急で狭いので、足が悪い方、年配の方は少しキツいかと思います。階段に登る前にライオンテラスと呼ばれている広場で少し一休みし、一気に頂上を目指してみてはいかがでしょうか。下から見上げるだけで迫力があります。

シーギリヤロックの魅力4:頂上の景色 見出し

シーギリアロックの頂上は、地上200メートルから周辺の絶景を楽しめます。スリランカの大自然を遥か彼方まで見渡せることができる、まるで空中宮殿のようです。こんな素晴らしい宮殿を人間の手で作り上げたと思うと、かつての王の力の強さを改めてすごいと感じざるを得ません。頂上は広く、一通り歩くだけで30分はかかるでしょう。

世界遺産、シーギリヤロックの頂上は風が吹き、遠くの方までジャングルが続く大自然を眺めることができ、大変気持ちが良いです。前述で午前中の観光がおすすめの旨をお伝えいたしましたが、午後の3時頃に上り始めると4時頃に頂上に着きます。そこでゆっくりと過ごし、シーギリヤロックからサンセットを眺めるということもおすすめです。

シーギリヤロックの魅力5: 巨岩のふもとの遺跡見出し

シーギリヤロックに入場する前に見ていただきたいのは、麓にある遺跡です。また掘に掛けられた橋があるので、その橋を渡って内側へ入ります。かつて堀には、ワニがいたそうです。岩山の正面には水の庭園があります。周辺には小さな噴水や貯水池の跡があり、かつてこの場所で人々が暮らしていたということが、それらを見てわかるでしょう。

かつて存在した貯水池は、当時カーシャパが父に権力を自分に渡すよう頼んだところ、父がこの場所にあった貯水池を見せ、私が持っているのはこの貯水池だけだと伝えたところ、からかわれたと思ったカーシャパは激怒し父を殺したと言われています。そんな歴史のある場所なので、シーギリヤロックと合わせて観光をしてみてください。

シーギリヤロックに適した服装見出し

シーギリヤロックに登る時は、出来るだけスニーカーなど動きやすい靴、動きやすい服装をおすすめいたします。急な階段などがあるため、女性の方はスカートなどは避け、ズボンで行くようにしましょう。現地の人々は裸足で登っている人もいるのですが、実際歩いて見ると石も多く岩は熱く、裸足は危険です。またサンダルだと脱げやすいです。

サンダルの場合、万が一階段を登っているときに脱げてしまった場合、下の方まで落ちてしまう可能性があります。危険を避けるためにも運動靴がベストです。動きやすい格好であれば問題ないので、足元だけは気をつけましょう。また日中は日差しが強く暑いので、帽子やサングラスがあれば便利です。日焼け止めもつけたほうが良いでしょう。

シーギリヤロックの登り方見出し

シーギリヤロックへの登り方をお伝えいたします。一見簡単に登れてしまいそうな岩山だと思いきや、地上200メートルの高さがあり、且つスリランカは大変暑いので、途中でバテてしまう可能性もあります。初めのうちは遺跡などをみてのほほんとしていられるのですが、途大きな岩の階段などが続くので、水分補給はしっかりするようにしましょう。

シーギリヤロックの特徴は、階段が多いことです。岩の階段や鉄の螺旋階段など、様々な種類の階段が登場するので、覚悟をして登りましょう。普通の登山と比べると辛くはないかと思いますが、登りが苦手な方、体力に自信がない方は、自分のペースでゆっくり休みながら登ってください。ライオンテラスで一休みするのもおすすめです。

シーギリヤロック観光でかかる時間見出し

シーギリヤロックで掛かる時間は、往復で2時間みておけば十分かと思います。登って行く途中で所々見所があるため、立ち止まって観光をする時間を見て、通常は一時間半くらい掛かることが一般的です。頂上でゆっくりと過ごしたいという方は、二時間位掛かるのではないでしょうか。休日はとても混み合うので、その分時間がかかります。

スリランカの休日の中でも、5月にあるヴェサック祭りの時期に登ると、大変込み合います。往復で3時間くらい掛かってしまうことがあるので、できれば休日を避けたほうがスムーズに観光を楽しめるでしょう。往路は登りが多いので時間がかかるのですが、復路は歩く距離も短く、距離も短いので、あっという間に戻れます。大変なのは行きだけです。

カーシャパ王はここで何を思ったのか見出し

シーギリヤロックは、人の手で作られたスリランカの大いなる遺跡です。頂上からは大変美しい自然を一望でき、現在となっては素晴らしい世界遺産として讃えられているのですが、当時、この遺跡をつくったカーシャパ王は、頂上の上で何を思っていたのでしょうか。シーギリヤロックは王の悲しみや孤独を表す史跡とも言われています。

当時カーシャパ王は、多くの人々を使って大きな城をつくらせ、頂上まで召使いを使い食べ物などを運ばせ、物質的には満足していたかもしれません。しかしハーレムの女性に囲まれながら王妃はいませんでした。結局誰にも心を許せず、孤独に過ごしていたのではないでしょうか。最期は自殺という、悲しく寂しい人生だったことが伺えます。

シーギリヤロックの頂上から、どこまでも続く長い長いジャングルを見ていると、王はきっと孤独を感じていたのではないかということが想像できます。現在も周囲には何もなく、ジャングルだけです。大変静かで聞こえるのは風の音だけ。色々と思いふけていたに違いありません。そういうことも想像し、観光してみてはいかがでしょうか。

シーギリヤロック周辺の観光地:ピドゥランガラ ロック見出し

「ピドゥランガラ ロック」は、シーギリヤロックからほど近く、歩いて20分前後の距離にあります。ピドゥランガラロックからは、シーギリヤロックを別の角度から眺められることができ、且つシーギリヤロックからとは少し異なる絶景を楽しむことが出来るので、おすすめです。所々登りづらい場所はありますが、年配でも登れるレベルです。

ピドゥランガラロックの麓には、トゥクトゥクのドライバーが待ち構えてくれています。帰り道、足に困った場合にはトゥクトゥクを利用するようにしましょう。シーギリヤロックよりも段差がきつい箇所がいくつかあるので覚悟をしたほうが良いですが、子供から年配まで登山を楽しんでいます。景色が最高なので、行く価値があり、おすすめです。

世界遺産シーギリヤロックに登ろう見出し

いかがでしたか?今回は、スリランカの世界遺産、シーギリヤロックのアクセス方法や魅力、歴史などについてご紹介をいたしました。シーギリヤロックはアクセスも不便ではなく、多くの観光客で賑わっている世界遺産です。頂上から眺める風景は絶景なので、スリランカの思い出に、見逃せないスポットです。

投稿日: 2017年12月13日最終更新日: 2020年10月8日

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