スリランカのアーユルヴェーダとは！心と体をリフレッシュ！おすすめ施設も紹介！

「アーユルヴェーダ」とは古来インドの言葉であるサンスクリット語で、「生命の科学」という意味を持ちます。紀元前1000年前にできたヴェーダ聖典が起源です。ヨガと平行してアーユルヴェーダを行うと、心と体の調和をはかることができると記されていました。

心と体の調和をはかるために、体内エネルギーのバランスをとることを大切にしているアーユルヴェーダでは、施術の前の問診で3つの体質「風タイプ:ヴァータ」「火タイプ:ピッタ」「土タイプ:カパ」に分類分けされ、その性質にあった施術を行います。人それぞれに合った施術を行えるのは嬉しいですね!

風のエネルギーが強い人は、じっとしていられない性格です。発想力がよく、芸術家気質に人に多いタイプ。乾燥しやすく自制心にかけるところがあるので、温かいものを食べる、リラックスし規則正しい生活をするなどで緩和されるそうです。

火のエネルギーが強い人は、頑張り屋さんの努力家です。リーダー気質で頭がよく、情に厚く、チャレンジ精神の強いタイプと言えるでしょう。心の状態は、よくイライラしやすく、欲求を抑えがちです。汗もかきやすいので、クールダウンさせるために野菜やフルーツを多く摂って、アロマを焚いたり、月光欲をするとよいでしょう。

水のエネルギーが強い人は、穏やかで落ち着きのある性格です。持久力があるので集中しやすく、こだわりがあり、平和すぎな性格です。これが強すぎると、頑固になったり、体がだるくなったりします。対処としては、日光を浴びて運動をすること、軽い食事を心がけましょう。

体内エネルギーとか、聖典にのっていると聞くとスピリチュアル的かと思われがちですが、アーユルヴェーダは長い年月をかけ試行錯誤をしながら沢山の実証データを収集、不調改善策を導き出した統計医療学です。なので効果があり、今でも根強く使われ続けています。

アーユルヴェーダはどんなことをするのか?内容は呼吸法、食事や薬、生活習慣を整える「鎮静療法」と、体内の老廃物の排出を促す「浄化療法」があります。有名な施術は、仰向けにねている人の額にオイルを垂らす「シローダーラー」ですかね。第三の目の位置に垂らし続けることで何とも言えないリラックス癒し効果が期待できるとか。そんなアーユルヴェーダが受けられる本格的な施設が、スリランカにはたくさんあるのです:bangbang:

施設紹介の前に、スリランカという国について少しご紹介。スリランカはインドの下にある小さな島で、その形と位置から「インドの涙」又は「インドの真珠」と言われています。スリランカの正式名称は、スリランカ民主社会主義共和国。紅茶の産地であるセイロンがある国として有名ですね。第二次世界大戦後の日本と、最も早く友好関係を築いた国でもあります。

インド発祥のアーユルヴェーダをですが、なぜスリランカで有名なのでしょうか。インドは13世紀頃、西洋人の進出でアラビア医学がインドに侵食。アーユルヴェーダは衰退してしまいました。スリランカではその影響は受けず、むしろ元々あった伝統医療とアーユルヴェーダが結びつき、インドに比べ国に広く定着していきました。

スリランカのアーユルヴェーダの特徴は、独自のハーブを使うこと。インドでは気候の関係上、同種のハーブを使うことが難しかったのでオイルなどにいれて保存・使用していたが、スリランカは薬草を生で使うことができました。又、インドはヒンドゥー教でスリランカは仏教。日本人にとってはスリランカの方が馴染みやすく、気軽にアーユルヴェーダを体験できるというわけです。

コロンボ空港からタクシーで2時間という場所で、本格的なアーユルヴェーダを受けることができる施設です。問診、トリートメント、食事、部屋で休息という流れで行っていきます。施術中、耳を澄ますと庭から鳥の声などの自然の音が聞こえてきて、とても癒し効果があります。部屋も狭いものでも十分の開放感。贅沢な時間を過ごせますよ。

おすすめはトリートメント。一日最低2時間かけるため、長いと午前と午後分けて行う場合があります。写真のシロダーラーは宿泊6日以上から利用できます。時間をかけて心身をゆっくりほぐしてくれるので、非日常を味わえ、スッキリすること間違いなしです。

住所:Heritance Ayurveda MAHA Gedara.Beruwela, Sri Lanka 電話番号:34-5555-000

緑に囲まれ、心地の良い風がよく通るとても素敵な場所にある施設「アーユピヤサ」。チェックインするとまずは問診、体質診断をします。そこで今の自分に合った食事やトリートメントメニューがきまり、滞在中の施術を彩ってくれます。一週間ほどの滞在がおすすめです。

アーユピヤサのおすすめポイントは、世界遺産シーギリヤなどの観光スポットから近いところです。なので、アーユルヴェーダでのんびりした後にスリランカの名物を楽しむこともできちゃいます。星を見るオプショナルツアーもあるので、昼夜ともに癒し尽くしにできます!

住所:Ovil Pitiya,Estate Ovilla,Matale,Sri Lanka 電話番号:66-2225-486

スリランカで有名なアーユルヴェーダ製品の会社、シッダレーバ社が経営しているホテル。短いプログラムで7日から、医師としっかりプランを立てるので、とても本格的です。朝はヨガをして、朝食後ドクターとの問診、オイルマッサージやホテルが提供しているイベントなどを楽しんで、夕食という流れです。食事はビュッフェスタイルなのも嬉しいポイントですね。

住所:Samanthara Rd | Pothupitiya, Wadduwa, Sri Lanka

これぞアーユルヴェーダという雰囲気を体験できるリゾートホテル。きれいなホテルに、クラシカルな家具、所々に美しい花が飾られています。食事は野菜と果物中心でとても新鮮。もちろんホテル内のプログラムも充実していますので、退屈せずに過ごせますよ。効果をより実感したいなら、2週間以上の滞在をおすすめします。

住所:Beruwala KT12070, Sri Lanka 電話番号:34-2276-036

他ホテルと比べ割安ですが、しっかり心体ともに癒されるアーユルヴェーダホテルです。トリートメント時間が午前午後合わせて180分と長いのが特徴です。他のホテルと同様にアクティビティも充実。食事はアーユルヴェーダ用のものもあれば洋風の料理もあるので、気軽にアーユルヴェーダを体験したいならここがおすすめですね。

一日の流れとしては、6時に起床し処方された薬を飲みます。7時30分までヨガをして、8時から美味しい朝食。9時から医師による診察があり、トリートメントへ移ります。そして昼食。再度トリートメントをしフリータイムになります。夕焼けを見ながらヨガをして、夕飯、薬を飲み、ゆっくりのんびりして眠りにつく。という感じです。スローライフで癒しに浸れること間違いなしです。

住所:Jesu Nasarenu Mawatha Thoppu Thota, Waikkal, Sri Lanka

マータレーにあるアーユピサヤ。緑と癒しが溢れる本格リゾート施設です。部屋にテレビはなく、風に揺れる葉の音や動物たちの鳴き声しか聞こえないので、心身が落ち着いてきます。料理もおいしく、スタッフの人も親切、最高のアーユルヴェーダを堪能できますよ。

住所:Ovil Pitiya,Estate Ovilla, Sri Lanka

スリランカのアーユルヴェーダ、いかがでしたでしょうか。海から高原まで、さまざまな施設がありましたね。どれも癒されること間違えなしの本格的な施設なので、今度の旅行の参考にしてみてください。因みに、上の動画はスリランカの広大な景色が楽しめます。そして4分05秒からアーユルヴェーダの紹介もありますので、ぜひ見てみてください。