地域

地域から探す

  • 日本
  • 北米
  • 中南米
  • アフリカ
  • 中東
  • アジア
  • ヨーロッパ
  • オセアニア
キーワード

キーワードから探す

ジェフリー・バワのホテルをご紹介!スリランカの天才建築家のトロピカルな世界!

ジェフリー・バワのホテルをご紹介!スリランカの天才建築家のトロピカルな世界!
投稿日: 2018年1月12日最終更新日: 2020年10月8日

スリランカの天才建築家ジェフリー・バワ氏はトロピカル建築の第一人者として多くのホテル建築を手がけました。かの有名なアマンリゾートにも多大な影響を与えたジェフリー・バワ氏。そんなジェフリー・バワ氏の手がけたスリランカの人気のホテルをご紹介します。

スリランカの建築家ジェフリー・バワのホテルの魅力見出し

Photo by 8ware

天才建築家ジェフリー・バワ氏のホテルには、アジアとも西洋とも似ているようでどこか違う不思議な魅力が詰まっています。バワホテルの魅力は、ゆったりとくつろげるラグジュアリーな客室空間以外にもロビーや共有スペースなどにも見られます。そんなアマンリゾートにも影響を与えるジェフリー・バワ氏のホテルの魅力に迫ってみます。

スリランカ!言語は英語?物価・通貨・気候は?旅行前に必要な情報! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
スリランカ!言語は英語?物価・通貨・気候は?旅行前に必要な情報! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
スリランカはどのような国でどのような言語が話されているかご存知でしょうか。日本ではあまり馴染みがありませんが、世界的には人気の観光地ですので、今後日本でも人気が上昇そうな大注目の国です。そんなスリランカの言語、物価、気候など旅行前に必要な情報をご紹介します。

スリランカの建築家ジェフリー・バワとは見出し

スリランカの生んだ天才建築家、ジェフリー・バワ氏は1919年にスリランカのコロンボ市で生まれました。ヨーロッパ人とシンハラ人の子として裕福な家庭に生まれたジェフリー・バワ氏は、イギリスのケンブリッジ大学を卒業後、1度は弁護士の道を志しますが2年ほどで辞め、その後彼の人生を左右する長い世界放浪の旅にでます。

その旅先で出逢った各国の建設物、特にイタリアの庭先やヴィラに強く感銘を受け、渡英し建設を学び直してからの一般的な建築家よりも遅めのスタートでしたが38才でジェフリー・バワ氏の建築家としての人生が始まりました。スタートこそ遅めでしたが精力的な活動は続き、84才で亡くなるまで作品を残しました。

ジェフリー・バワ氏のホテルは、その土地が持つ自然の魅力を最大限に引き出すという特徴があります。もともとそこにあった木や岩などの自然を崩さずにデザインに取り入れる斬新な手法や、ドアや壁をなくし建物内から外へと自然に続く空間の演出、規則性のある柱に光と影まで計算為尽くしされた設計など独自のデザインが評価されています。

ジェフリー・バワ氏の独自のデザインは世界中からの注目を集めるようになります。その実力と名声は、かの有名なアマンリゾートのホテル設計にも多大なる影響を与えています。そして、今ではリゾートホテルの定番とも言える、プールの端と海が溶け込んで見える『インフィニティーエッジ・プール』を考案したのもジェフリー・バワ氏です。

建築家ジェフリー・バワとアマンリゾートの関係とは見出し

アマンリゾートは東南アジアを中心に欧米、中国などで人気のホテルチェーンですが、そのアマンリゾートホテルの人気の魅力は、部屋数を抑えた小規模で贅沢な空間です。1度泊まってアマンリゾートのサービスを味わうと、自然とまた次の予約を入れたくなってしまうという身も心も見せられてしまう空間がアマンリゾートです。

そんな世界中のセレブたちから人気のあるアマンリゾートですが、こちらのアマンリゾート創始者、エイドリアン・ゼッカー氏はジェフリー・バワ氏からの多大な影響を受け、リゾート発想のヒントを得たと言われています。どうしたらいいホテルができるかと、誰かに手本を示してもらおうと言って、頼んだのがジェフリー・バワ氏でした。

究極の隠れ家と称される、アマンリゾートの設計はエド・タートル氏、ケリー・ヒル氏、ピーター・ミュラー氏などが各地域の自然と共存できる伝統的な美しさを持ち、圧倒的な自然を味わえる場所に建設されています。そういったアマンリゾートのコンセプトにもジェフリー・バワ氏の影響が色濃く映し出されています。

アマンリゾートは一流豪華ホテル!日本やパリなどおすすめのホテルや予約方法は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
アマンリゾートは一流豪華ホテル!日本やパリなどおすすめのホテルや予約方法は? | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
世界中に点在するアマンリゾートをご存知でしょうか。ついに日本にも進出し、今話題になっているアマンリゾート。いつの時代も世界を魅了し続けており、ラグジュアリーホテルチェーンの1つとなっています。そんなアマンリゾートホテルをご紹介します。

建築家ジェフリー・バワのホテル1:ヘリタンス・カンダラマ見出し

こちらのヘリタンス・カンダラマは、リゾートホテルを多く手がけたジェフリー・バワ氏が唯一内陸に建築したホテルです。鬱蒼(うっそう)とした緑に覆われたこのホテルは200m級の岸壁の頂上にある宮殿の跡地で『天空の城ラピュタ』の原型とも言われている、世界遺産のシーギリヤロックからアクセスの良い場所に建設されています。

こちらのヘリタンス・カンダマラはジェフリー・バワ氏の建築の中でも最高傑作とも言われるホテルです。年月が経つにつれて緑に埋もれていく様子、自然と一体化を感じられる作りは、建築家ジェフリー・バワ氏の真髄とも言えます。建物内部にも岩がそのまま壁として使われていたりしているダイナミックさが人気のホテルです。

こちらのホテルはシーギリヤ・ロックとダンブッラという2つの世界遺産の近くにあるので、観光にもおすすめの場所です。夕方にホテルに到着すると美しい夕日が堪能できます。カンダラマ湖も目の前にあり、緑色に輝く山波との自然の調和が見事なホテルは、泊まる部屋によって景観が大きく変わるので、慎重にお部屋を選ぶのがおすすめです。

建築家ジェフリー・バワのホテル2:ベントタ・ビーチ・ホテル見出し

次のおすすめバワホテルは、ベントタ・ビーチ・ホテルです。ベントタの駅にも近い、ベントタ河とインド洋の間に建設されています。オランダの要塞をデザインした建物として知られるこのベントタ・ビーチ・ホテルは、スリランカで初めてのリゾートホテルで、気軽にジェフリー・バワ氏のホテルを楽しめるとあって人気のホテルです。

こちらのホテルのおすすめポイントは、レセプションのバティックの天井画です。門を開けて入ったところの車寄せの重厚感や、天井の太陽のオブジェなども必見です。また、ピーコックレストランの階段やそこにあるオブジェ、城壁のような石垣、プールも美しいのでおすすめです。そしてホテルの近くにあるベントタ鉄道駅もバワ設計で必見です。

建築家ジェフリー・バワのホテル3:ザ・ブルーウォーター見出し

こちらのザ・ブルーウォーターホテルはコロンボから南に1時間ほどの場所にあります。街中に建つこちらのホテルは、ダイナミックな魅力よりも、スタイリッシュさが際立つホテルになっています。場所の特性と、ジェフリー・バワ氏が最後に建築したホテルということもあり、洗練されていて、落ち着いた雰囲気が人気です。

こちらのホテルはビーチに近い平地に建設されており、平地に直線的な建物が置かれるデザインになっていますが、水をたくさん配することで平面の広がりが心地よく、あえて切らずに残したというヤシの木が高さを出して広がりを感じるアクセントになっています。直線と水面が、この洗練された空間を生み出していて人気のホテルです。

建築家ジェフリー・バワのホテル4:ヘリタンス・アフンガラ見出し

ヘリタンス・アフンガラのおすすめポイントはなんと言っても豪華なビーチフロントです。こちらのホテルはコロンボとゴールの間にあり、コロンボから車で約2時間、ゴールからは約1時間程度かかる場所にあります。ホテルの周りには美しいビーチがあり、ロビーから見える景観は圧巻としか言いようがありません。

ヘリタンス・アフンガラホテルの周りには美しいビーチ以外何もありません。ですからここに訪れるゲストは、ホテル周辺で観光を楽しむためではなく、こちらのホテルを楽しむためだけにアフンガラを訪れるのです。そしてまた、ヘリタンス・アフンガラはビーチリゾートホテルとして先駆者的な役割を果たしたとして人気のホテルです。

こちらのホテルで滞在する場合に気をつけていただきたいのはチェックインの時間です。インド洋に沈む美しい夕日をロビーやプールサイドから眺めるのがヘリタンス・アフンガラの最もおすすめしたいポイントなので、ぜひチェックインを16時までに済ませて、夕日が沈むのをゆったりと待つ、という贅沢で崇高な時間を楽しんでください。

コロンボ(スリランカ)のおすすめ観光スポット紹介!空港からのアクセスも! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]のイメージ
コロンボ(スリランカ)のおすすめ観光スポット紹介!空港からのアクセスも! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
インドの涙と表現される、南アジアの島国スリランカの首都コロンボは、自然豊かなスリランカの中心都市です。スリランカの玄関口であるコロンボは、最近話題の観光地となっています。スリランカ旅行の拠点となるコロンボのおすすめスポットをご紹介します。

建築家ジェフリー・バワのホテル5:ネプチューン・ホテル見出し

現在ではヘリタンス・アーユルヴェーダマハゲダラホテルという名前になっているネプチューンホテルですが、こちらはコロンボから南に約2時間の西海岸ベルワラにあります。1970年代に建てられたジェフリー・バワ氏の初期の作品です。こちらはホテル棟とアーユルヴェーダ棟に分かれています。

しかし、メインのホテル部はスマトラ島沖地震の津波被害の影響があり、ジェフリー・バワ氏の設計はほどんど残っていません。アーユルヴェーダ棟の方はそのまま残されていて、バワ設計を楽しむことができます。中庭に広がる水面と生い茂る木々が古き良きスリランカを感じさせてくれるおすすめの人気ホテルです。

建築家ジェフリー・バワのホテル6:ライトハウス・ホテル見出し

こちらのライトハウス・ホテルは今はジェットウィング・ライトハウスという名称になっています。こちらのジェットウィング・ライトハウスは海のバワホテルとして名高く、バワ氏の代表作の一つでもあります。インド洋に面したこのホテルは上から見ると船のような形をしていて、岩にぶつかる波の音が心地よい人気のホテルです。

ホテルのエントランスは少し暗く、控えめな作りになっていています。しかし、そのエントランスから彫刻の飾られた美しい螺旋階段を登ると目の前に飛び込んでくる広大なインド洋に心が奪われます。このコントラストがまさにジェフリー・バワ氏の演出の素晴らしさでしょう。まるで絵画の中に飛び込んでしまったような感覚が味わえます。

こちらのホテルには他にも人気の秘密があります。プライベートビーチや緑が美しい芝生に、インフィニティーエッジ・プールもありスリランカの南国リゾート気分を存分に味わえます。このジェットウィング・ライトハウスのエントランスにある彫刻はスリランカの独立を表しているそうです。こちらもぜひ見て欲しいおすすめポイントです。

ホテル以外のジェフリー・バワ建築1:スリランカ国会議事堂見出し

ジェフリー・バワ氏はホテル以外の建設にも携わっています。こちらのスリランカ国会議事堂は湖の中心に建っている迫力のある建物です。国会議事堂の内部の見学はできませんが、市内観光などでは立ち寄る人気のスポットになっています。こちらはコロンボから約15分ほどでつくスリ・ジャヤヴァルダナプーラ・コッテにあります。

ジェフリー・バワ氏の『国政・宗教・民族にかかわらずアジアのどの国の人もこの場所に親しみを感じられるように』というコンセプトで作られたその建物は日本人から見ても親しみの持てる建物になっています。またこちらの木工家具はスリランカ人の得意とする彫刻で装飾されています。スリランカに訪れた際は是非行きたいおすすめの場所です。

ホテル以外のジェフリー・バワ建築2:パラダイスロード見出し

こちらの正式名称はパラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェですが、こちらのカフェはスリランカでは非常に人気のおすすめスポットとなっていますので、スリランカに訪れた際は是非訪れてみてください。ジェフリー・バワ氏のオフィスを改装した空間は独特の世界観で、自分のセンスも磨かれていくような気分になります。

開放的で生い茂る草木が見え、木漏れ日が差し込む穏やかな雰囲気のこのパラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェの人気メニューはスリランカカレーです。プレートの食材を全てごちゃ混ぜにして食べるのがスリランカスタイルです。そしてスリランカといえばセイロンティーですから、本場スリランカの紅茶も是非味わってみてください。

ホテル以外のジェフリー・バワ建築3:ヌルフ大学見出し

スリランカのヌルフ大学もジェフリー・バワ氏が設計した建築物として有名です。街道から入るとまず大きな池とグラウンドが目に入ります。その向こうにあるの校舎は、斜面を利用して建てられています。ですが、ローコストで作られた公立学校なのでぱっと見は普通のキャンパスとさほど違いのあるものではないかもしれません。

しかし、ジェフリー・バワ氏は一筋縄ではいきません。建物内にはバワ氏の魅力が散りばめられています。各校舎が地形に合わせて幾何学的に配置されているのですが、ぴったりと地形に合わせるわけではなく、かといって合っていないわけでもない、バワ氏の独特の原則で建物と道が配置されているのです。

ホテル以外のジェフリー・バワ建築4:シーマ・マラカヤ寺院見出し

コロンボの中心部、ベイラ湖の湖上に建つこのシーマ・マラカヤ寺院は観光客の訪れるスポットとして人気の場所です。風通しに考慮した作りの寺院はモダンなデザインで青い屋根が印象的な涼しげな佇まいです。仏教で寺院ですがヒンズー教をモチーフとした像が並び、神仏の融合を感じることのできるジェフリー・バワ氏らしい作りになってます。

建築家ジェフリー・バワの原点はヌルガンガ見出し

ヌルガンガはコロンボを拠点に置いていたジェフリー・バワ氏が週末に訪れる別荘として建てられました。コロンボから南に60キロほどのベントタにあり、バワ氏のリゾートホテルなどとは違い、内陸に入った湖のほとりにひっそりと建てられています。バワ氏が自分自のために建てた個人的な色彩の強い別荘になっています。

おすすめはヌルガンガに宿泊することですが、宿泊できない方は見学のみや、見学とランチのみという楽しみ方もできます。見学できる時間は10時から17時で、1時間ぐらいあれば見学できますので、時間があまりない方もぜひ行ってみてほしい場所です。コロンボからの日帰り見学も十分可能ですのでランチがてら行ってみてはいかがでしょうか。

一度は泊まってみたいジェフリー・バワ建築見出し

Photo by12019

いかがでしたでしょうか。天才建築家ジェフリー・バワ氏のホテルは、大柄だったバワ氏がゆったりとくつろげるように広々としたスペースが魅力です。スリランカに遊びに行く際はぜひバワ氏のホテルに泊まって優雅な時間を味わいたいものです。自然と開放感を味えるスリランカでバワ氏の魅力を体験してみてください。

投稿日: 2018年1月12日最終更新日: 2020年10月8日

アイコン

RELATED

関連記事

アイコン

人気記事ランキング

アイコン

公式アカウントをフォローして最新の旅行情報をチェックしよう!


  • instagram
  • line

公式アカウントをフォローして
最新の旅行情報をチェックしよう!

旅行や観光スポット・グルメ・おでかけに関する情報発信メディア

©TravelNote