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ミーソン遺跡へ行こう!世界遺産への行き方や歴史に見どころもご紹介!

ミーソン遺跡へ行こう!世界遺産への行き方や歴史に見どころもご紹介!
投稿日: 2017年12月30日最終更新日: 2020年10月8日

ベトナムの中部にある世界遺産、ミーソン遺跡は、かつてチャンパ王国として栄えた宗教の聖地です。今回は、そんなミーソン遺跡への生き方や歴史、おすすめの見どころなどをまとめましたので、一挙ご紹介をいたします。観光へ行く前に参考にしていただければ嬉しいです。

世界遺産ミーソン遺跡へ行こう!見出し

Photo by Tagosaku

ベトナム中部にある世界遺産、ミーソン遺跡を知っていますか?ホイアンから車で一時間ほどの場所にある遺跡群で、かつてチャンパ王国として栄えた宗教の聖地です。日本人観光客からも人気の観光スポットとなっているミーソン遺跡への行き方、歴史、見どころなどをまとめましたので、行こうか検討している方、行く予定の方、参考にして下さい。

ベトナムのミーソン遺跡とは?見出し

ミーソン遺跡とは、ベトナム中部にある1999年に登録された世界遺産で、6世紀から13世紀頃までの間、この土地で栄えたチャンパ王国の遺跡群が数多く発掘されています。チャンパ王国の歴史を感じることのできる貴重な遺産として、世界遺産に登録されました。あまり日本人は耳にしないチャンパ王国とは、チャム族が築いた王朝です。

ミーソン遺跡は世界遺産の街ホイアンから車で一時間ほどの場所に位置しているので、ホイアンとあわせて世界遺産巡りができます。ミーソン遺跡は、ベトナム戦争によって一部破壊されてしまった場所もあります。しかし接着剤などは一切使っていない煉瓦造りの寺院などを見学することができ、ベトナムの歴史を感じることができる貴重な場所です。

ミーソン遺跡への行き方見出し

ホイアンより西に37キロの場所に位置しているミーソン遺跡への行き方をご紹介いたします。ミーソン遺跡への行き方は、個人で行くよりも、山中に佇んでいる遺跡のため、ホイアン発のツアーに参加をするか、団体ツアーに参加をして行くことが一般的です。バスなどの公共交通機関がないため、ツアーに参加をした方が簡単な行き方と言えます。

ホイアンからミーソン遺跡への一般的な行き方は、ミニバスによるツアーにで行く行き方が一般的です。ホイアンから1時間半ほどで到着します。ツアーによっては、宿泊ホテルからの送迎が付いているツアーもあり、便利です。タクシーで行く行き方も可能ですが、復路のことを考えると、現地で待機してもらった方が帰りも簡単に帰れるでしょう。

ミーソン遺跡は、2時間程の観光が出来れば一般的に十分だと言われております。よくある日本のツアーの行き方としては、朝8時にホテルでピックアップをし、現地で2時間ほど観光し、昼過ぎにはホテルに戻るという内容です。ツアーの料金的なことを考えると、ホイアンからミニバスで行く行き方が一番リーズナブルで便利なので、おすすめです。

チャンパ王国の歴史見出し

チャンパ王国は、6世紀から13世紀頃にチャム族によって栄えたという歴史があります。チャム族は現在となっては少数民族となってしまっていますが、チャンパ王国が栄えていた時代は、北ベトナムよりも高度な技術を持っていたそう。現在では初期の頃の遺跡は残念ながら残っておらず、8世紀以降に作られた遺跡が残っている歴史が深い場所です。

チャンパ王国は主にヒンドゥーシヴァ派となっていますが、インドの文化を取り入れた柔軟な王国でした。チャンパ王国は、海沿いに王国を築いたため、インドや中国、オランダなどの海外との交易によって栄えました。海外の技術を参考に、高いレベルの技術をものにしてきました。フランス統治時代になる前では、森林でしかなかったそうです。

ミーソン遺跡の入場料金と営業時間見出し

ミーソン遺跡の入場料金と、営業時間についてお伝えいたします。ミーソン遺跡に個人で入場するときの料金は、2018年1月現在、15万ドン(約744円)です。以前は10万ドンで入場ができたのですが、値上がりしたそうです。しかし送迎付きのツアーなど、ツアーによって料金が異なりますがので、いくつかのツアーを比較してみてください。

またミーソン遺跡の営業時間は、6時から17時までとなっています。定休日は特にありません。観光スポットとしては珍しく、早朝から営業をしているので、朝一で観光してみるのもおすすめです。ミーソン遺跡は、時間帯や天気によって表情が異なるのも魅力の1つなので、何回か行ってお気に入りの時間帯を見つけてみてはいかがでしょうか。

ミーソン遺跡の見どころ1:移動の車と自然見出し

ミーソン遺跡の見どころは、歴史的なチャンパ王国の遺跡群だけではありません。主役の遺跡群に辿りつくまでの区間では、移動するためのカードに乗って楽しむことができます。その間歩かなくて良いため、足が悪い方、小さなお子様連れの方、疲れている方などには最適ではないでしょうか。カートかジープに乗って5分ほどで到着します。

ミーソン遺跡に到着するまで、楽チンのカートに乗って移動をします。左右窓なしのオープンとなっているので、自然の風を感じることができます。周囲は木々以外何もない、大自然となっているので、これから遺跡群を鑑賞するワクワク感を感じることができるでしょう。5分程歩いたら徒歩で野鳥のさえずりが聴こえる自然の中を歩きます。

ミーソン遺跡の見どころ2:ダンスショー見出し

ミーソン遺跡へ行ったら、遺跡鑑賞だけではなく、ダンスショーの見学もおすすめです。ダンスショーは、1日3回行われているイベントで、料金も無料となっています。ダンスの内容は、チャム族の民族舞踊と、楽器演奏です。チャム族の歴史を遺跡とは別の視点でダンスを通して学ぶことができるので、絶対に見ていただきたいおすすめです。

ミーソン遺跡のダンスショーは、1回につき15分ほどの公演となっています。笛がメインの民族楽器演奏や、女性3名による民族舞踊が行われる内容です。チャム族の民族舞踊、民族演奏が鑑賞できる機会は滅多にないかと思うので、ミーソン遺跡へ観光に行ったら、遺跡群とあわせて見学していただければと思います。良い思い出になるでしょう。

ミーソン遺跡の見どころ3:世界遺産ミーソン遺跡群見出し

ベトナムの世界遺産、ミーソン遺跡は、集合体ごとにグループに区分けされており、AグループからHグループまで分かれています。その中でも保存状態が良いと言われているのはB・C・Dグループで、破損により修復工事が行われているのはA・E・F・Gグループです。その時の状況によって公開されていたり公開されていない場合があります。

ミーソン遺跡は煉瓦造りとなっておりますが、モルタルなどの接着剤は一切使わずに積み上げたという高度な技術が使われております。煉瓦を少しずつずらしながら積み上げているので、高さのある空間を作り上げているのが特徴です。ヒンドゥー教ならではのレリーフが刻まれていたり、リンガとヨニという男性器と女性器の象徴も刻まれています。

世界遺産のミーソン遺跡は、1955年から勃発したベトナム戦争によって多くの部分が破壊されてしまったり、人によって盗まれてしまったそうです。また現在発掘されている遺跡は、ほんの一部だそうで、まだ発掘されていない遺跡もあるそうです。その広大な敷地と、遺跡群を見ても、チャンパ王国の当時の勢力が伝わってくるでしょう。

ミーソン遺跡の見どころ4:チャンパ王国の発掘品見出し

ミーソン遺跡の祠堂では、内部に入ることができるのでおすすめです。歴史的で貴重な発掘品が数多く展示されているので、大変見ごたえがあるでしょう。しかし残念ながら、発掘品の多くがベトナム戦争によって欠けてしまっています。ベトナム戦争により負った深い傷跡と、チャンパ王国の栄えた歴史を改めて鑑賞できるおすすめのスポットです。

祠堂内部の発掘品は、8世紀前後に作られたものとは思えないほど、目を見張るような美術品ばかりです。女性の像であったり、破損されて人間の足だけが残っていたり、リンガの一部があったり、様々な美術品があります。その中でもシヴァの神像は、綺麗な状態で保存されています。遺跡を通して、当時の面影を感じられるスポットです。

ミーソン遺跡の見どころ5:これから発掘される遺跡群見出し

ミーソン遺跡は、まだまだ発掘されていない遺跡があると言われています。現在でも、周辺の森林にては発掘途中の遺跡が点在しています。何と言っても、ミーソン遺跡周辺は大自然。まだまだ遺跡が眠っていると言われているので、今後ますますの新しい発掘が楽しみですね。いつかミーソン遺跡の広大な全貌が見られることを期待しましょう。

チャム族の文化や歴史などは、現在であってもまだ謎に包まれています。石碑などにチャンパの字が刻まれておりますが、未だに解読されていない部分も多いそうです。何故なら、チャム族を専門に熱心に研究をしている人がいないためだそう。今後ミーソン遺跡で新しい遺跡が発掘され、新たな一面を知ることができることを期待します。

ミーソン遺跡おすすめの持ち物見出し

ミーソン遺跡へ観光に行く際、おすすめの持ち物をご紹介いたします。ミーソン遺跡に限らず、ベトナムは暑いです。特にミーソン遺跡は屋根などが少ないので、日差しを防ぐための帽子や日傘は持って行った方が良いでしょう。また日差しが強いので、日焼け止めも持参することをおすすめいたします。ベトナムは湿気が強くジメジメとした暑さです。

また汗拭き用のタオルや、水分も必要です。意外と歩く場所もあるので、歩きやすい服装を心がけてください。気温的には半袖がベストですが、日差しの強さを考えると、薄めの羽織などを着用した方が良いでしょう。また蚊や虫などもいるので、虫除けスプレーなども持っていたら便利です。以上、ミーソン遺跡におすすめの持ち物をお伝えしました。

ミーソン遺跡周辺の観光スポット1:ホイアン見出し

世界遺産の街、ホイアンは、ミーソン遺跡から車で1時間30分ほどの場所に位置しています。ホイアンは、ベトナム、日本、中国の建設様式がミックスされ、古い街並みが残っているのが特徴的です。歴史保護区として指定されている観光スポットなので、世界中から多くの観光客で賑わっています。小さな街なので、徒歩で観光ができる規模です。

またホイアンの見どころと言えば、夜になると煌びやかなに照らし出されるランタンです。様々なお店でランタンが灯り、ホイアンの街を美しく灯します。お気に入りのランタンを見つけて、ご自宅や友達などへのお土産として購入をしてみてはいかがでしょうか。おしゃれなレストランや雑貨屋さんなどがあるので、町歩きを楽しみましょう。

世界遺産の街、ホイアンはデートスポットとしてもおすすめです。ボートに乗って川を遊覧し、川から美しい煌びやかなランタンを流すことができます。とてもロマンチックなので、一度体験をしてみてください。観光客用のレストランは、日本とあまり変わらない物価ですが、地元の方用のレストランは激安で、とても美味しいのでおすすめです。

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ミーソン遺跡周辺の観光スポット2:ダナン見出し

ダナンは、ミーソン遺跡から車で2時間ほどの場所に位置しています。ダナンはビーチリゾートとして有名で、多くの観光客がビーチで海水浴やマリンスポーツを楽しんでいます。街へ行くと若者から人気のショッピングモールがあったり、お土産屋さんがあったり、飲食店があったり、数多くの見どころがあって、散策していても飽きません。

また夜になると、有名なダナンのドラゴン橋で地味ではありますが、花火が打ち上がります。とても小さな花火なので、日本人からしてみると、「え、それだけ?」と思ってしまいそうですが、ベトナム人にとっては大イベントとして人気で、多くの若者で賑わっています。ビーチも街散策なども楽しめる、人気の観光スポットなので、おすすめです。

ダナンには、アジアパークという遊園地があります。実はこの遊園地、とても楽しいのです。規模も意外と大きく、ジェットコースターや観覧車など、定番のアトラクションがあります。日本と違って規制が緩いので、ジェットコースター系の絶叫系アトラクションのスピードが早く、とても迫力のあるアトラクションを楽しめます。

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ミーソン遺跡周辺の観光スポット3:フエ見出し

古都フエは、ベトナム最後の王朝があった場所です。世界遺産としても登録されていて、フランスから学んだ西洋風の建築物や、王宮など、フエ独特の建築物が魅力です。街の雰囲気は落ち着いていて、都会のハノイやホーチミンとは全く異なる静かで大人な雰囲気があります。建築物を見たいという方にはおすすめできる観光スポットです。

フエは、人口が30万人程と少なめなので、田舎のような落ち着いた雰囲気です。ベトナムというと、街中がガヤガヤしていてバイクや車でごった返している場所が多いのですが、フエは比較的静かなのえ、他の都市とは違ったベトナムの顔が見られるでしょう。フエならではの宮廷料理が有名で、美味しいグルメを食べてみてはいかがでしょうか。

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ミーソン遺跡でベトナムの歴史に触れよう!見出し

Photo by archer10 (Dennis) 147M Views

いかがでしたか?今回は、ベトナムの世界遺産、ミーソン遺跡への行き方やチャンパ王国の歴史、見どころなどを一挙ご紹介いたしました。ベトナムというと、主要都市が主な観光スポットとして人気ですが、少し足を伸ばして、ミーソン遺跡を探索しに行ってみてはいかがでしょうか。ベトナムの歴史を学ぶことができるので、とてもおすすめです。

投稿日: 2017年12月30日最終更新日: 2020年10月8日

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