ダナンのビーチ特集！サーフィンやシュノーケリングがおすすめ！

ベトナムと言えば日本からも近く、物価も安いので大人気の旅先です。そんなベトナムの中心辺りに位置するダナンのビーチリゾートはここ近年、海の透明度で魅せるシュノーケリングや、波の質もいいことからサーフィンの穴場として知名度が上がってきています。今回はまだあまり知られていないダナンの見所をご紹介します。

ダナンを語る上で外せないのがその海の透明度。いわゆるホワイトサンズと呼ばれる白い砂浜のビーチが、ソンチャ半島からホイアン方面まで約50km以上続きます。圧倒的な長さを誇る海岸沿いはダナンを代表する観光スポットで、大きく4つのビーチエリアに分けられており、それぞれのスポットによって特徴があります。

有名なダナンの海の透明度も、時期や天気によって異なってきます。例えば雨季(9月から2月)は透明度が低く、乾季(3月から8月)は透明度が高くなります。しかしながら、乾季でも前日に雨が降ったりすると川の泥水が海へ流れることから、残念ながら濁って見えてしまうこともあります。

東南アジアでサーフィンというと、インドネシアのバリ島やタイのプーケット等の名前が思い浮かぶかと思いますが、実はベトナムのダナンもかなり良い波が立つと評判なんです。しかも、まだあまり知られていないのでサーファーの数が少なく波に乗れるチャンスがいっぱい！サーフィン上級者はもちろん初心者まで楽しめる環境が整っています。

ベトナムのサーフィンの歴史は意外と古く、時は1960年代のベトナム戦争の頃まで遡ります。戦争でベトナムに来ていたアメリカ兵が余暇でサーフィンを始め、そこから地元の人達へ伝わったという説が有力です。もしかしたらサーフィン文化が持ち込まれたのは日本よりもベトナムの方が早かったかもしれないと言われています。

ダナンの一般的な波情報ですが、前述の海の透明度と反比例します。つまり11月から4月頃のベトナムの雨季を挟む時期がサーフィンが可能となる波が立ちます。波のサイズとしては雨季期間であれば、常に肩から頭程度で割れています。波が大きくなりすぎることもあるようですが、広いビーチですのでかわせるポイントもたくさんあります。

前述の通り、ダナンには大きく分けて４つのビーチエリアに区切ることができます。北部より順に下りながら各スポットをご紹介していきます。まずはファムヴァンドンビーチ。波は比較的穏やかで、ホテル所有でないビーチチェアも多く並ぶエリアです。日光浴を楽しむ旅行者から、早朝や夕方からは多くの地元民で賑わいます。

ビーチ沿いのリゾートホテルに宿泊しなくても、シャワー、更衣室、トイレ、浮き輪のレンタル等の公共設備も整っているので、ダナン市街地からも気軽に遊びに行けそうです。また、他のビーチより波も穏やかですのでお子様連れの旅行客も多く見られます。イベント広場も併設されているので、人がよく集まるスポットでもあります。

ダナンを代表する最も美しいビーチがミーケです。US版フォーブス誌の「世界の綺麗なビーチ6選」に選ばれたことがあるので、名前くらいは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？ここミーケビーチはまさにエメラルド色の海が約1kmほど続きます。また、良い波が割れることが多いのでサーフィンのメインポイントとも言えます。

ビーチ沿いにはリゾートホテルやレストラン、カフェが並び、夜になるとシーフードレストランも開店して賑わいを見せています。大きな歩道もあるので、散歩したりサイクリングするのに最適なエリアと言えるでしょう。ダナン中心部から車で5分程なのでアクセス抜群ですが、公共シャワーや更衣室は1箇所しかないようですのでご注意を。

ダナン市の中心からおよそ7km離れた所に位置するのがバクミーアンビーチです。このエリアは有名な5つ星リゾートホテルが建ち並ぶことでも知られています。各ホテル所有のプライベートビーチになっているので、ホテルの宿泊者のみが利用が可能です。一般客が立ち入る心配がないので、とてもゆっくり過ごせそうな空間が広がっています。

ホテル内のプールがビーチ側に隣接していることが多いので、プールからダナンの美しい海を一望することも可能です。また、連泊でご宿泊の方にはスパやエステ込のプランも充実しています。その分お値段高めにはなりますが、興味のある方はまずバクミーアンエリアのホテルから当たってみることをおすすめします。

五行山に沿った浜辺にあるのがノンヌォックビーチ。ダナンから見て五行山を過ぎた左側に入口があります。既に名だたるリゾートホテルに面していますが、現在も尚、開発途中のエリアです。他のビーチと比べるとまだ昔からの自然が垣間見えるスポットでもあり、ダナン中心部から離れているのでゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。

まだ自然が残るノンヌォックビーチでは、朝日や夕陽がとてもキレイな絶景スポットでもあります。こちらもバクミーアンビーチ同様、ホテル所有のビーチチェアやサンベッドが並びホテル宿泊者のみの利用が可能ですが、一般の方でも入れる道があります。お天気の良い日に早朝や夕方を狙って行かれると最高の瞬間に出会えるかもしれません。

ダナンにはシーアクティビティの種類も豊富！シュノーケリングでは、沖合の珊瑚ポイントまでボートで移動出来るツアーがあります。またダナンのお隣、世界遺産の街ホイアン(詳細後述します)からも、シュノーケリングが出来る「チャム島」まで船(約20分)で連れて行ってくれるツアーもあります。どちらもたくさんのお魚に会えると評判です。

シュノーケリング以外にも、ミーケビーチ、ファムヴァンドンビーチのいくつかのポイントでウォータースポーツが出来ます。パラセーリング500,000ドン(約2,500円)や、バナナボート1,000,000ドン(約5,000円)等、シーズン中ですと予約無しでそのまま利用可能です。※オフシーズンは休業しています。

ダナン市内にある公共ビーチの施設利用料金は、どのビーチも一定の料金で使えます。ホテル敷地内でない公共ビーチと、簡易更衣室の利用は無料です。シャワーは1回1,000ドン(約5円)します。自転車やバイクを近くに駐輪する場合は、駐輪代にシャワー代も含まれているので、ダナン市中心部に泊まっていてもアクセスしやすい条件が整っています。

前述でご紹介したように、ダナンの海は乾季となる3月から8月にかけて透明度が高くなります。やはり8月が透明度も空の青さもピークとなり、雨季が始まる9月からはだんだんと海も濁って見えるようになります。ビーチやシュノーケリング等をメインに楽しみたい方には、7月から8月の夏休みを使ってのご旅行をおすすめします。

ビーチに人があまりいない時間帯は9時から15時くらいの昼間がいいでしょう。涼しい時間帯の早朝と夕方には地元の人達がどっと押し寄せ、混み合うことが予想されます。と言っても、7月から8月の昼間は日差しが大変強く、体感温度も42℃近くまで上がることがあるので、熱中症などにならないよう水分をたくさん摂るよう心がけて下さい。

ダナンに行かれた際には、街全体が世界遺産として認められたホイアンにも足を伸ばしてみるのもおすすめです。ダナンのお隣で、車で約20分でアクセス可能です。歴史的建造物が建ち並び、趣きのある風景が続きます。まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を味わえます！

また毎月、満月の夜には提灯の明かりだけが町を照らすランタン祭りが開かれています。ホイアンの住宅はみな電気を消すという演出もあって、一晩中提灯の明かりだけが灯ります。毎月多くの人で賑わいますが、晴れた夜なら満月と提灯のみのライトアップで幻想的な景色の中を散歩することが出来ます。

人気急上昇中のベトナムリゾート：ダナン。ビーチを中心にご紹介してきましたが、シュノーケリングやサーフィンだけでなく、市街地では評判のベトナム料理やショッピングも楽しめますし、ナイトスポットもたくさん点在しています。まだあまり知られていない今が狙い目！次の休暇には是非、最旬アジアリゾートのダナンへ！