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アコンカグア登山に挑戦!南米最高峰から眺める景色は絶景!難易度や服装は?

アコンカグア登山に挑戦!南米最高峰から眺める景色は絶景!難易度や服装は?
投稿日: 2017年12月31日最終更新日: 2020年10月8日

アルゼンチンの中西部、アンデス山脈に位置する「アコンカグア」は南米で最も高い山です。標高は6960mあり、高山特有の植物や生物を観る事が出来ます。1897年1月14日スイス人のマティアス・ツールブリッゲンが、「アコンカグア」の初登頂を果たしています。

アルゼンチン「アコンカグア」って?見出し

アルゼンチン・メンドーサに在るアンデス山脈の最高峰「アコンカグア」は、7大陸の最高峰「セブンサミッツ」の一つとして人気の山です。欧米からも多くの登山家がやって来るので、遠征登山の醍醐味を感じられる魅力のある山です。アルゼンチン「アコンカグア」の登山情報、服装・持ち物やメンドーサ周辺の観光スポットも併せてご紹介して行きたいと思います。

アルゼンチン「アコンカグア」への行き方見出し

アルゼンチン「アコンカグア」への行き方は、残念ながら日本からアルゼンチンへの直行便はありません。北アメリカのダラスやサン・フランシスコ、又はアトランタ等を経由してアルゼンチン「ブエノス・アイレス空港」へ向かう事になります。日本から途中の乗り継ぎ時間を含めて、約26時間から33時間はみておく必要があります。

ブエノス・アイレス空港から「メンドーサ」への移動は、毎日6から7便ヶ就航しています。所要時間は1時間40分です。又は陸路でメンドーサ迄夜行バスも運行しており、所要時間は約14時間から16時間で到着します。体力や費用と相談して、お好みの方法で行かれると良いと思います。

アルゼンチン「メンドーサ」の天気&気温と服装見出し

「アコンカグア」の在る、メンドーサの気候や服装に付いて少し触れておきたいと思います。南米アルゼンチンは南半球に在るので、日本とは季節が逆になります。砂漠気候・ステップ気候で年間を通して降水量が少なく乾燥しています。夏は日本と同じく最高気温は30度を超えますが、夜は涼しく羽織れる服装がお勧めです。冬は2℃から16度と比較的マイルドです。

メンドーサの春は8月から11月、夏は12月から1月、秋は2月から5月、冬は6月から7月となります。日本と真逆なので混乱しますが、確認しておかれる事をお勧めします。夏は日中は30℃を超えてかなり暑いですが、夜は気温がグンと下がりますのでカーディガン等の重ね着が出来る服装でお出かけ下さい。冬場は日本での冬の服装で充分です。春秋はほぼ日本の服装と同じです。

アルゼンチン「アコンカグア」ってどんな山?見出し

アルゼンチン観光の中でもメンドーサ観光は人気で、その中でも最も人気が有るのが「アコンカグア国立公園」です。南米最高峰の「アコンカグア」は標高6960m、アジア以外の大陸の中でも最高峰となります。ルートに依って、様々な登山が出来る所が魅力の一つでもあります。1953年には早稲田大学の遠征隊が、日本人で初登頂を果たしました。

「アコンカグア」はメンドーサの中でも一番人気、多くの欧米人をも魅了する人気の山となっています。「アコンカグア」には、登山客の約80%が利用する最も難易度の低い北西面ルート(ノーマルルート)や、北東面ルート(ポーランドルート)が人気です。ただアンデスの悪天候に依って、登頂に成功するのは30%程だそうです。南壁からのルートは難易度が高いです。

アルゼンチン「アコンカグア」の天気見出し

アルゼンチンは南半球に在る為、日本とは季節が逆になります。「アコンカグア」への登山に適したシーズンは、夏期にあたる12月から2月の3か月になります。6月から8月の冬季に「アコンカグア」に登るのは、かなり難易度が上がるので上級者でないと難しいと思います。お天気の良い時はまだ良いですが、悪い天気に見舞われた時は上級の知識と体力が必要です。

アルゼンチン「アコンカグア」の難易度は?見出し

アジア圏を除く大陸で最高峰の山「アコンカグア」の標高は6962m、日本の「富士山」の標高は3776mですので約2倍も有ります。とてつもなく大きな山で、山頂からの眺めは絶景です。こんなに雄大な山の難易度は、意外にもそれ程高くないので多くの登山家に開かれた山と言えるのではないでしょうか。勿論ルートによっては難易度は上がりますから上級者も楽しめます。

南壁から登ると難易度が高くなるので、楽しく登山をされたい方は北西面ルート(ノーマルルート)の利用をお勧めします。このルートを選ぶと登山の高度技術は必要としないので、「歩きだけで登れる世界最高峰の山」と呼ばれる「アコンカグア」を大いに楽しむ事が出来ると思います。但しアンデス山脈特有の「ビエント・ブランコ」(白い風)が行く手を阻む事もあります。

アルゼンチン「アコンカグア」からの絶景見出し

世界7大陸の最高峰「セブンサミッツ」の一つ、「アコンカグア」登頂制覇は多くの登山家の夢でもあります。コースを選べば難易度が高く無く、歩きで登頂する事も可能な「アコンカグア」ですが天候等に依って頂上まで行ける確率は決して高くありません。登頂出来た時の喜びは、如何ばかりかと想像します。そして頂上には、息を呑む絶景が待っています。

歩いて登れる山、難易度がそれ程高くない山「アコンカグア」であっても、登頂するにはかなりの時間と体力を要する物です。運よく天候にも恵まれ登頂出来た暁には、南米の山々を眼下に見下ろす事が出来ます。今自分は南米で天に一番近い場所に居るんだなって感慨深い気持ちになる事間違いありません。

登頂からの絶景以外にも天気の良い日には、ベースキャンプから素晴らしい夕陽を観る事も出来ます。日本でも美しい夕陽が観れるスポットが沢山在りますが、南米大陸の天に限りなく近い場所で眺める夕陽は格別です。この様な絶景を観れるなら、多少の苦労をしても山頂を目指す意味があります。一生心に残る想い出が作れる事でしょう。

植村直己も登頂した「アコンカグア」見出し

あの登山家として有名な植村直己さんも、1968年2月の27歳の時に「アコンカグア」の登頂に成功しています。登頂して下山する時に標高5700mの処女峰にも登頂しました。その山は後に、「明治峰」と名付けられたそうです。植村氏は現地で20日はかかるだろうと言われていた「アコンカグア」の登頂に、何と単独で15時間で達成しました。

兵庫県出身の登山家・冒険家植村直己氏は、1984年に生涯の功績を称えられて国民栄誉賞を受賞されています。植村氏は故郷をとても愛していて、生涯で冒険に使った装備品や世界中を旅した時にコレクションした物を故郷豊岡市に残しました。冒険の記録映像等も冒険館に展示されていて、植村氏の功績を興味深く観る事が出来ます。

住所:兵庫県豊岡市日高町伊府785 電話番号:0796‐44‐1515

アルゼンチン「アコンカグア」登山の服装見出し

次に、「アコンカグア」へ登山に行く時の服装の一例をご紹介したいと思います。登山では、天候や気温に応じて脱ぎ着が出来る重ね着が基本となります。基本的には下着とインナー、そして上着です。どれも速乾性の軽い素材がお勧めです。インナーは暖かい裏起毛の物が良いと思います。冬は特に汗をかく前に熱を放出出来る、ワキの下が開いたデザインの服がお勧めです。

次に履物についてですが、「ダブルブーツ」と言う登山用のブーツがあり重宝します。軽くて防水の効いているタイプが使い易いと思います。ダブルの良い所は、雨でぬかるんだ地面や雪が積もっている状況で、脱ぎ履きをした時に泥や雪が靴の中に入って不快になる事が避けられる事です。一重だとどうしてもブーツの中が湿ってしまいますので、ダブルは重宝します。

アルゼンチン「アコンカグア」登山必須アイテム見出し

登山には服装や装備品が重要ですが、装備品を担いで歩く為のリュックも重要です。ピクニック用のリュックとは何処が違うのでしょうか。軽量で丈夫、防水性のある物事が重要なのは言うまでもありません。登山用にはショルダーハーネスだけでは不十分、腰で重量を支える為にウエストベルトが付いています。背中面にはパッドが付いていて、より快適に背負う事が出来ます。

登山では、例え夏山でも手袋は必需品となります。一般的に手袋と言えば寒さから手を守る物と言ったイメージですが、登山の場合は寒さから守るだけではなく怪我から手を守る役割も大きいのです。山には尖った岩も有りますし、転んだ時に手をついて怪我をしてしまう事も無いとは言えません。勿論冬山では防寒の為に必ず必要な装備となります。

寒い冬山で重宝するのが、ブーツの中に敷く保温効果のあるインソールです。足の指先や手の指先は、特に寒さに弱い部分ですので保温インソールは役に立ちます。その他に必ず持参して頂きたいのが、サングラスです。山の上では地上と違って、太陽の光が思ったより強いので必須となります。寒さからの防寒にもなりますし、一石二鳥です。

アコンカグア州立公園「展望ハイキング」見出し

「アコンカグア」は、アコンカグア国立公園に属しています。登山は苦手だと仰る方にお勧めなのが、アコンカグア国立公園の散策です。アコンカグア展望台からの絶景も素晴らしいので、麓からアコンカグアを眺めるのもお勧めです。「アコンカグア」に登らずとも、高山植物や野鳥などを鑑賞出来て山の雰囲気を大いに満喫出来ます。

バスでアコンカグアのビジターセンター迄登ると、そこからは歩いて散策する事が出来ます。広大なトレイルが整備されていて、ゆっくりと景色や山の空気を感じながら楽しめます。道中ロバが荷物を運んでいる所に出会ったり、アコンカグア川の流れを眺めたりしながら展望台へと登って行きます。

アコンカグアは標高6960mの山、アコンカグア展望台でも3000mの高さに在ります。高山植物の一例はカディロやロアサ、セイヨウヒルガオ等、野鳥はヒバリチドリ、パタゴニア・シェラフィンチ等の小鳥を観る事が出来ます。展望台の付近にはオルコネス湖も観る事が出来、目の前に絶景が広がります。

アルゼンチン「アコンカグア」周辺の見所1:Pulenta Estate Winery見出し

メンドーサの気候と天気は、湿度が年間を通して低く冬も比較的温暖なお天気の為ブドウの栽培が盛んです。ブドウ作りが盛んと言う事は、美味しいワイン作りも盛んでワイナリーも数多く点在しています。2月から3月の秋シーズンになると、収穫祭が行われるのでその時期に訪れるのがお勧めです。お天気はまだ暑めなので重ね着の服装で行かれると良いと思います。

広大なブドウ畑の広がる絶景を眺めながら、ワイナリー見学を楽しめます。メンドーサのお天気は年間を通して雨が少ないので、お天気の良い日に当たる確率が高いのが嬉しいです。もし雨が降ってもワイナリーの内部を見学したり、ワインの試飲などをしていると充分楽しめると思います。ワイン好きの方には是非ともお勧めの観光スポットです。

住所:Ruta Provincial 86km 6,5Alto Agrelo,5509 Luian de Cuyo,Mendoza,Argentina 電話番号:261-440-0066

アルゼンチン「アコンカグア」周辺の見所2:サン・マルティン将軍公園見出し

Portones del Parque San Martin

「サン・マルティン将軍公園」は、アルゼンチンをスペインから独立国に導いたサン・マルティン将軍の功績を称えて作られた公園です。公園の入り口には豪華で繊細なデザインのゲートが立っていて、訪れた人がカメラを向けたくなる様な素敵なゲートが迎えてくれます。サン・マルティン将軍は現在でもアルゼンチンの人々に広く尊敬されているのです。

「サン・マルティン将軍公園」には、豪華な噴水があり夏場には涼を求めて観光客や地元の人々の憩いの場となっています。サン・マルティン将軍率いる軍隊のモニュメントが有ったり、園内には整備された並木道や遊歩道があって景色を楽しみながら散策する事が出来ます。園内ではイベントが行われたり、家族連れやカップル等で訪れるのにお勧めです。

「サン・マルティン将軍公園」の敷地内には、大きな湖もあってボート遊びを楽しむ事も出来ます。ボートを漕ぎながら西にそびえ立つアンデス山脈や、園内の美しい自然を眺めながらのんびり過ごす事が出来てとても癒されます。時間を忘れてゆっくりするのにお勧め、特にお天気の良い日には絶好の癒しスポットとなります。

住所:Av.de las Palmeras,Mendoza,Argentina

アルゼンチン「アコンカグア」周辺の見所3:Potrerillos Dam見出し

メンドーサ川に在るダム周辺では、絶景を眺めながらトレッキングを楽しむ事が出来ます。お天気の良い日にアンデス山脈やその姿がダム湖の水鏡に映る光景は、うっとりする様な絶景です。自然をダイレクトに感じたい人に、是非ダムと周囲の自然を満喫して頂きたいと思います。野鳥のさえずりや、湖から吹く風を感じて下さい。

メンドーサ川のダム湖では、様々なウォーター・アクティビティを楽しむ事が出来ます。泳いだりカヤック、ラフティング等のアクティビティ、パラグライダー等も楽しむ事が出来ます。絶景を楽しむだけではなく、身体を使ってダイレクトに自然を楽しみたい方にもお勧めのスポットです。

住所:Cacheuta,Mendoza,Argentina 電話番号:9261‐592‐5230

アルゼンチン「アコンカグア」へ登ろう見出し

アルゼンチン「アコンカグア」をご紹介して来ましたが、興味を持って頂けましたでしょうか。難易度の高い上級者コースから、難易度の比較的低いコースまで揃った絶景を楽しめる山です。あの有名な植村直己さんも登頂に成功した有名な山でもあります。ぜひ遠征登山を計画されている方には、「アコンカグア」登山をお勧めしたいと思います。

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投稿日: 2017年12月31日最終更新日: 2020年10月8日

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