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ロス・グラシアレス国立公園はアルゼンチンの世界遺産!行き方や氷河を紹介!

ロス・グラシアレス国立公園はアルゼンチンの世界遺産!行き方や氷河を紹介!
投稿日: 2018年1月5日最終更新日: 2020年10月8日

南米アルゼンチンが誇る世界自然遺産「ロス・グラシアレス国立公園」。ここでは、圧倒的迫力の氷河いくつも有し、間近で見ることができる人気観光スポットでもあります。この記事では、ロス・グラシアレス国立公園の行き方や見どころなどをお伝えします。

南米屈指の世界遺産「ロス・グラシアレス国立公園」見出し

南米アルゼンチンの南端に広がる「ロス・グラシアレス国立公園」。1981年には世界遺産にも登録されており、ペリト・モレノ氷河といった広大な氷河をいくつも有し、人気観光スポットととしても知られています。この記事では、ロス・グラシアレス国立公園の行き方や見どころなどの観光情報をたっぷりとご紹介します。

なぜアルゼンチンに氷河があるの?見出し

スペイン語圏の国・アルゼンチンにある世界遺産ロス・グラシアレス国立公園。グラシアレスとは、スペイン語で氷河郡という意味で、名前の通り47にも及ぶ氷河を有する国立公園です。氷河と言えば、南極やグリーンランドがまず思い浮かび、アルゼンチンに氷河があるとは、にわかに信じがたいかもしれません。

なぜ南米のアルゼンチンでここまで広大な氷河郡を観測することができるのでしょうか。それは、ロス・グラシアレス国立公園があるパタゴニア地域の、独特の気候が深く関係しています。このあたりの地域は、太平洋から吹き付ける湿気を帯びた風がアンデス山脈にぶつかり、大量の雪が降ります。

冬場でも最低気温が比較的高く、溶けたり固まったりを繰り返す氷に、どんどん雪が降り積もることで氷河が形成されます。積もった雪の重みで圧力がかかり、これだけ広大な氷河ができるということは、想像を遥かに越える降雪量、そして自然現象が重なった結果であることがわかります。

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美しい青さを放つ氷河郡見出し

世界遺産ロス・グラシアレス国立公園の氷河を見ると、その透き通るように美しく青い氷に目を奪われます。ここまで青さが際立って美しいのは、世界の氷河の中でもロス・グラシアレス国立公園が唯一無二と言えます。前述したように大量の雪が降り積りつもることで、圧縮されて空気が入る余地がなく、透明度が非常に高い氷になります。

透明度が高ければ、赤い光を吸収して青い光を反射するため、ロス・グラシアレス国立公園では神秘的なブルーの氷河が見られるという訳です。青さの秘密も、こうして氷河を形成する過程を知っていれば納得です。単に氷河が見られる観光スポットというだけでなく、形成の過程などの事前情報を知った上で訪れると、感動もひとしおです。

ロス・グラシアレス国立公園の氷河1: ペリト・モレノ氷河見出し

いくつもの氷河を有するロス・グラシアレス国立公園の中で、最も有名なのが「ペリト・モレノ氷河」です。約250k㎡にも広がる氷河で、最も氷の厚い場所では約700mもあるそう。南パタゴニア氷原から流れ出す氷河が、アルヘンティーノ湖へ流れ込むことで、観光スポットとしてアクセスもしやすい状況になっています。

ペリト・モレノ氷河では、なんと言っても夏場に起こる氷の崩落が見ものです。轟音と共に水しぶきをあげながら落ちる様は、一生に一度は見たい一大スペクタクルです。アルヘンティーノ湖で見られるため、対岸からのクルーズで間近に迫ったり、ペリト・モレノ氷河にアクセスして、氷の上を歩いたりと、様々な観光の楽しみ方があります。

ロス・グラシアレス国立公園の氷河2: 南パタゴニア氷原見出し

ペリト・モレノ氷河をはじめ、ロス・グラシアレス国立公園内の数多くの氷河郡は、この「南パタゴニア氷原」から流れ出ています。アンデス山脈を源とする13000k㎡の広大な氷原は、なんと世界第3位と、南極とグリーンランドに次いで広大な面積を誇っています。チリとアルゼンチンに広がるパタゴニア地方に位置しています。

ロス・グラシアレス国立公園の氷河3:スペガッツィーニ氷河見出し

ロス・グラシアレス国立公園の氷河郡の中で、一番の高さが見どころの「スペガッツィーニ氷河」。急な斜面から流れ出ている様子がよく分かり、近くで見ると迫力満点です。最も高い場所で約135mという、高層ビルにも匹敵する高さには驚きです。観光クルーズでは間近に寄ることができるので、おすすめです。

ロス・グラシアレス国立公園の氷河4:ウプサラ氷河見出し

長さ約60kmにも及ぶ「ウプサラ氷河」。南パタゴニア氷原から流れ出してアルヘンティーノ湖へ至る広大な氷河です。過去には80kmもあったそうで、昔に比べると後退していますが、今でも長さはロス・グラシアレス国立公園内一です。ウプサラ氷河でも、上陸して歩くことができるので、トレッキングツアーが人気です。

ロス・グラシアレス国立公園の楽しみ方1:クルージング見出し

大迫力の氷河を楽しむために、ぜひ参加したいのが氷河クルーズです。アルヘンティーノ湖畔の港から観光客用のクルーズ船に乗り込み、ペリト・モレノ氷河をはじめ、ウプサラ氷河、スペガッツィーニ氷河へと向かいます。多くの旅行社がツアーを組んでおり、氷河に接近するための人気の行き方のひとつになっています。

ペリト・モレノ氷河は比較的近く、所要時間1時間程度のクルーズで間近まで接近し、20分から30分の滞在で氷河観測を十分に楽しめます。ペリト・モレノ氷河は現在でも年間700m、1日にして約2m成長を続けており、「生きた氷河」とも呼ばれています。まさに大自然の神秘を目の前で感じることができる、とっておきのクルーズです。

ウプサラ氷河やスペガッツィーニ氷河へは、アルヘンティーノ湖の港から約1時間から2時間弱のクルーズで氷河に接近します。スペガッツィーニ氷河では、山の斜面を流れ出る形になっているため、山と氷河の境目を見ることができたり、流れ出る過程で大地を削ったため黒くなった氷の部分も見ることができます。

ロス・グラシアレス国立公園の楽しみ方2:トレッキング見出し

クルーズでも氷河観光を十分に楽しむことができますが、より近くで見たいという方は、ぜひトレッキングツアーに参加してはいかがでしょうか。ペリト・モレノ氷河では、多くの観光客がトレッキングで氷河の上を歩くという、極上の体験を楽しんでいます。氷河へアクセスできる、人気の行き方となっているのでおすすめです。

まず、アルヘンティーノ湖の港から対岸へミニクルーズで渡ります。この時も間近でペリト・モレノ氷河を見ながら進むことができ、実際に氷河の上と歩いている人も見えるので、トレッキングに向けてますます気分が上がります。対岸に到着したら、ガイドによるペリト・モレノ氷河の説明があり、湖畔をしばらく歩くとトレールヘッドに到着。

氷河を歩く時に必須アイテムのアイゼンもここで装着してもらい、歩き方の注意点を説明され、いざ出発です。美しい広大な氷河の山を歩いていると、ところどころにクレパスが現れ、神秘的な青さを目の前で見ることができます。クルーズで氷河の断面を見るのとは一味違い、氷河を見渡しながら楽しむトレッキングも旅のハイライトになります。

ロス・グラシアレス国立公園の楽しみ方3:写真撮影見出し

神秘的な青さを持つ世界遺産ロス・グラシアレス国立公園の氷河は、行く場所すべてがフォトジェニックです。遠くから全体を見渡すアングル、クルーズなどで氷河の先端に迫るアングル、さらには上陸して氷河に触れるようなアングル、様々な撮影スポットや方法があるので、ぜひカメラを持参して撮影しましょう。ただし、カメラを落とさないよう注意が必要です。

氷の崩落を楽しむなら、氷の溶けやすい夏場がベストシーズンです。注意点は、ロス・グラシアレス国立公園のアルゼンチンは南半球に位置しているため、日本とは季節が逆になるということです。アルゼンチンが夏を迎える1月から2月頃が、氷の崩落を目撃しやすい時期で、観光客にも人気です。迫力のある写真が撮影できること、間違いなしです。

ロス・グラシアレス国立公園への行き方見出し

世界遺産ロス・グラシアレス国立公園への行き方を紹介します。公園のあるアルゼンチンへは、日本からの直行便がないため、まずアメリカ合衆国の主要空港を経由して南米へと向かう行き方が主流です。日本からアメリカは、11時間から12時間程度かかり、目的地のアルゼンチンまでは、乗り継ぎなど含めると30時間前後になります。

旅の日程に余裕があるなら、アメリカで1日滞在してゆっくり身体を休めてから、もしくはアメリカで観光を楽しんでから、アルゼンチンへ向かうのもおすすめです。アルゼンチンの首都ブエノス・アイレス郊外にあるエセイサ国際空港へと到着後は、タクシーや空港バスを利用して、国内線が発着するホルヘ・ニューベリー空港へと移動します。

ホルヘ・ニューベリー空港からは、ロス・グラシアレス国立公園への玄関口となるエル・カファラテへと向かいます。エル・カファラテへは長距離バスでの行き方もありますが、時間と身体の負担を考えると国内線での行き方がベストと言えます。エル・カファラテ空港からタクシーかシャトルバスで市内へ行き、ここで滞在するといいでしょう。

氷河を見にロス・グラシアレス国立公園へ行こう見出し

氷河という大自然の神秘を間近で体験できる、アルゼンチンの世界遺産ロス・グラシアレス国立公園。クルーズやトレッキングなど、いろいろな氷河観光の楽しみ方があります。氷河の見どころや、氷河への行き方など、ぜひ記事を参考にして旅の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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投稿日: 2018年1月5日最終更新日: 2020年10月8日

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