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アルゼンチンの治安まとめ!観光前に知るべき事とは?現在の情勢を調査!

アルゼンチンの治安まとめ!観光前に知るべき事とは?現在の情勢を調査!
投稿日: 2017年6月15日最終更新日: 2020年10月7日

スポーツではサッカーやバレーが強く、観光地ではイグアスの滝が有名なアルゼンチンですが、治安について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。そこで今回は快適な旅行などが出来るように、アルゼンチンの治安に関する情報をまとめていきます。

アルゼンチンはどんな国?見出し

アルゼンチンといえばあのサッカー界のレジェンドであるリオネル・メッシの出身地であり、観光地ではイグアスの滝やロス・グラシアレスなどの雄大な自然が有名です。ですがその反面治安の悪さも世界では有名となっています。今回はアルゼンチンの治安や情勢などから注意すべき点や、現地の犯罪に巻き込まれないための対策をまとめます。

アルゼンチンの治安見出し

アルゼンチンの治安は元々中南米諸国内でも良い方で、生活水準は高い方でした。ですが、2001年末の政治、経済危機以降略奪や貧困拡大によるスラム街の発生などで情勢や治安は著しく悪化してしまいました。ある程度経済が回復したこともあって、治安も少しづつ回復していますがまだまだ犯罪発生は増加の傾向にあります。

とりわけ治安の悪いブエノスアイレス

アルゼンチンの首都であるブエノスアイレスは観光客を狙った窃盗事件が多く、旅行で訪れた日本人観光客も被害に合っているので注意しましょう。窃盗の手口も数人の集団が計画的にやるケースが多いので、あまり大事なものは持ち歩かない方が良いようです。比較的治安が良い場所でもでも事件が多いので警戒はしましょう。

アルゼンチンの犯罪発生率見出し

まずアルゼンチンの殺人発生率は世界で76位となっていました。次に殺人発生件数ですが2014年の統計では世界17位の3277件という結果が出ており、世界でも上位になっています。世界ではトップ層が殺人件数が4万を超えており突出していますが、それでも3000件という件数は低いものではないので観光や旅行をする際は注意が必要です。

アルゼンチンの傷害事件数

アルゼンチンの傷害事件件数は、世界でも高い傾向となっています。2014年の暴行、誘拐、強盗、性的暴行 - 国家レベルでの暴行件数の統計では、178611件とフランスの次に高い結果となっています。観光や旅行で外出する際には犯罪に巻き込まれないようにある程度の対策が必要となります。人通りの少ない所は避けましょう。

ブエノスアイレス市内で治安が悪い場所見出し

アルゼンチンでは様々な観光地がありますが、人がいるところであってもスリなどの窃盗があります。特にオベリスコやフロリダ通り、5月広場などで被害に合うようです。最近は減ってきたといわれていますが、全くないわけではないので注意しましょう。観光に来た旅行者や外国人などが狙われやすいようです。

アルゼンチンでの窃盗の特徴

観光をしに来た旅行者や外国人が窃盗に合いやすいのですが、その手口の一つにマスタード強盗などがあります。これは狙った人に匂いのする液体を衣服にかけて、それを数人の男女が親切を装って拭くふりをしながらパスポートや金銭を盗むといった感じです。この手法はケチャップスリとも呼ばれています。妙な親切心には注意が必要です。

アルゼンチンでの犯罪傾向と治安情勢見出し

アルゼンチンでは犯罪者側からの被害だけではなく、強盗やひったくり等を目撃した一般人が犯人をその場で捕まえて集団で暴行を加える事件も発生しています。日本では聞かないような犯罪が起きている傾向があり、治安に関する情報を持っていないと対策が出来ません。そこでこれからどんな犯罪があるのか書いていきます。

アルゼンチンの一般治安情勢

アルゼンチンの治安情勢ですが未成年犯罪の増加や麻薬関連犯罪の増加、そして経済の悪化などによるビジャといわれるスラム街の拡大によってブエノスアイリスを中心に治安が悪化しています。2016年の治安省による犯罪統計では犯罪発生件数が増えています。従来治安が良かった街でも武装強盗事件が頻発しており注意が必要です。

アルゼンチンの治安や経済の悪化による混乱

経済や政策の影響による治安の悪化に対しての大規模な抗議活動や、2013年に起きたマーケットでの略奪行為など情勢の不安定による一時的な混乱も問題となっています。このような治安の状態のときは旅行や観光などは控えた方がいいでしょう。

アルゼンチンでの犯罪傾向

アルゼンチンの犯罪では殆どの犯人が拳銃を所持しているので、一般の観光客や旅行者では対策や対処が難しいです。多い犯罪としては強盗関連です。モトチョロスと呼ばれるバイクを使用したひったくりや車両強盗、さらに武装集団による侵入強盗など様々です。現金を引き出した直後の人物を狙った路上強盗もあります。

誘拐事件にも注意見出し

アルゼンチンでは短時間誘拐などが頻発しています。これは狙った人を車両ごと拘束したりして現金を要求し、現金を入手後に開放するといった手口です。ブエノスアイリス市内などで発生が多いので注意しましょう。対策としては治安が良くないと感じるところを一人で歩くなどしないことです。

狙われるのは裕福層だけではない

アルゼンチンでは裕福層だけではなく、一般のカップルも狙われたりします。その後家族に身代金を要求するなど、一般の家庭も被害に合っている状態です。さらに誘拐したと見せかけて被害者宅に電話をして身代金を騙し取るなど犯行の手口も様々です。誘拐はある程度治安の良い場所から離れたときに起きるので注意しましょう。

タクシー運転手が手を組んだ犯罪見出し

日本では珍しいですがアルゼンチンではタクシー強盗があります。タクシーと強盗が手を組んで乗客の金品を奪う犯罪です。対策としてタクシーに乗る場合は無線付きのタクシーで二人以上で利用しましょう。あるいは旅行会社に送迎の依頼をすると良いでしょう。

治安だけじゃなく両替屋にも注意見出し

アルゼンチンでは通貨の両替はドルが解禁されましたがまだまだ制限があります。低いレートで換金されたり偽札をつかまされたりするため注意が必要となります。特にフロリダ通りにはこのブラックマーケット両替屋が多いです。一部の銀行では換金が出来るようですが一日に換金出来る額に制限があります。治安以外にも注意しましょう。

じゃあどうすればいいか

換金をするときは国際キャッシングカードを利用することをおススメします。特にブエノスアイリス市内はVISApulsに対応したATMはたくさんあるので安心です。

アルゼンチンで最も治安の悪いビジャ見出し

アルゼンチンにはビジャといわれる非常に治安の悪いスラム街が存在します。ビジャはアルゼンチンに数か所あり、特にレティーロ駅の近くは最も危険だといわれています。ここの治安は無法地帯でよほどのことがなければ関わることの無い所です。アルゼンチンの観光地は中心地にあるので行く必要はありません。

治安維持どころじゃないビジャ

レティーロ駅の近くにある程度武装した警官などがいますが、彼らは基本動きません。ビジャで犯罪に巻き込まれても自己責任といった感じです。警察ですら近づきたがらない所ですので、対策以前に近づくのをやめましょう。これは他国の治安の悪い場所でも一緒です。麻薬関連の犯罪など違法ドラッグの取引も行われています。

アルゼンチンでテロはあるか見出し

1992年や1994年のイスラエル関連施設への爆弾事件以来発生していませんが、近年世界で活発な活動をしているISILに対してはある程度の懸念があるようです。今のところ爆弾テロなどの心配はありませんが、関連する情報は調べておいた方がいいです。

アルゼンチンで必要な対策見出し

これまで犯罪情勢やいくつかの犯罪事件を書いてきましたが、これだけではありません。まだまだ犯罪はありますし油断はできません。基本的に犯罪に巻き込まれないようにする対策としては、まず人通りの少ないところを一人で出歩かない。特に女性は注意が必要です。信頼できるガイドを付けるといったことです。

大切なものを持ち歩かない

大金や貴重品は持ち歩かないようにしましょう。現金などは前ポケットなど自分にとって見えやすいところに入れましょう。バックやカバンなどはなるべく持たない方がいいです。財布の中身も必要最低限のものを入れるだけにしましょう。スマホなどの携帯は尻ポケットに入れないようにしましょう。服装は目立たない方がいいです。

周りをよく見る

外出して街中を歩いているときは周りをしっかり警戒しましょう。特に後ろを定期的に確認して怪しい人がついてきていないか注意しましょう。そして自分が今どこにいるのかしっかりと確認して、治安の悪い地域には近づかないようにしましょう。行きと帰りを同じルートではなく違うルートにすると狙われにくいです。

自然災害による治安の悪化見出し

雄大な大自然の景色が美しいアルゼンチンですが、自然災害による治安の悪化もあります。アルゼンチンにまたがるアンデス山脈に近い地域では、地震が発生していますが人口が少ないので被害が大きくなることはありません。一番アルゼンチンの自然災害で被害が大きいのは豪雨による洪水といった災害です。

アルゼンチンの治安まとめ見出し

アルゼンチンの治安について書いてきましたが、日本とは治安が全然違うのは確かです。ひったくりやスリに関しは計画的に集団でやってくるので非常に厄介です。さらに誘拐も起こるので一人での行動はやめた方がいいです。ビジャと呼ばれるスラム街は治安が最も悪く警察も近づきたがらない程なので、絶対に行かない方がいいようです。アルゼンチンに旅行や観光に行く際はその時の治安状況をしっかりと確認しましょう。

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投稿日: 2017年6月15日最終更新日: 2020年10月7日

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