ブエノスアイレス観光のおすすめスポット！『ラボカ』や墓地が人気！

日本から飛行機を乗り継いで旅行すること約30時間。地球のほぼ反対側に位置するアルゼンチンの首都ブエノスアイレスは、私たち日本人からすると比較的馴染みのない遠い存在かもしれません。でも世界的にみるとブエノスアイレスは人気の観光地です。そんなアルゼンチン･ブエノスアイレスの魅力あふれる観光名所の数々をご紹介します。是非参考にして旅行を計画してみてください。

「南米のパリ」とも呼ばれるブエノスアイレス市は人口289万人の大都市でアルゼンチンの首都です。ブエノスアイレスという言葉はスペイン語で「良い空気」という意味があり、その都市名の通りラ･プラタ川から流れ込む風が爽やかで、年間を通じて暑すぎることもなく寒すぎることもない温暖な気候です。人気のある観光地なので一度は旅行して名所を訪れてみたいですね。

この街は、たくさんの移民が定住していることに加え、南米の玄関口と呼ばれるほど、他の様々な国の人々が立ち寄ることもあり、様々な国の文化が入り混じって独自の発展を遂げた文化が魅力的です。アルゼンチン人の気質は基本的にはおおらかで、人間味があるので、数々の名所や観光地をめぐりながら人々との触れ合いを楽しむこともできます。きっとこの旅行を通して日本ではできない素晴らしい経験ができるはずです。

まずご紹介したいおすすめスポットは7月9日大通りに位置するコロン劇場。イタリア･ミラノのスカラ座に次ぐ世界二位の大きさを誇る劇場で、フランス･パリのオペラ座と合わせて世界三大劇場となります。5月から7月のシーズン中は世界的に有名なオペラの公演などが見れます。歴史を感じさせる外観は見るだけでも圧巻です。劇場内を見学するツアーに参加するとルネサンス様式の劇場内の様子も見ることができます。

住所:Toscanini 1180 電話番号:4378-7100

観光地として有名な大統領府は、カサ･ロサーダ(ピンクの家)という愛称で知られていてブエノスアイレスを象徴する建物と言えます。1894年に建設が終了して以来街の歴史を見守りながら、近代的な要塞としての威厳を保っています。正面にある5月広場のベンチに座ってゆっくりと外観を眺めることもできますし、土日は建物の中を無料で見学することもできます。また夜はライトアップされるので綺麗です。

住所:Balcarce 50

観光地や名所を巡るのは楽しいですが、旅行の疲れをふと感じることもありますね。そんな時に立ち寄ってホッとできるカフェを紹介します。といってもその辺にあるただのカフェではなく、1858年に創設されたブエノスアイレス最古の歴史あるカフェです。アルゼンチンの様々な著名人がこよなく愛したといわれるこの場所は行列ができるほど人気で、観光名所の一つともなっています。大統領府から歩いて行ける距離にあります。

店内に入るとまず目を引くのが、壁に掛けられたたくさんの絵画や写真。カフェというよりもミニ美術館のようです。また大理石と樫でできたテーブルは高級感を漂わせています。店内に流れる音楽を聴きながらコーヒーとケーキを味わって、優雅でレトロな時間を楽しみましょう。きっと旅行の疲れを癒すことができるはずです。また夜にはディナーと共にタンゴショーを楽しむこともできます。超おすすめのスポットです。

住所:Av. de Mayo 825 電話番号:4342-4328

街の中心地からは少し離れた場所にあるラ･ボカという名の地区は、あの有名なアルゼンチンタンゴの発祥の地といわれていて見所もたくさんあり、ぜひ立ち寄ってほしい名所の一つです。以前この地区にはアルゼンチン随一の港があり、ヨーロッパからの移民や船乗りなどであふれかえっていたそうです。そんな背景の中、情熱的なタンゴのステップが生まれたそうです。一見の価値があるおすすめのスポットです。

この地区にはカミニートと呼ばれる有名な通りがあり観光地として賑わっています。通り沿いの家々の壁や屋根を原色を使って塗り分け独特の雰囲気を醸し出しています。実はこのアイデアはこの地区出身の画家キンケラ･マルティンによるもので、まさに通り自体が一つのアートであり美術館のようです。この通りにはたくさんの露店やレストラン、バーなどが立ち並びタンゴショーなども楽しむことができます。

ラ･ボカ地区に寄ったついでにぜひ立ち寄ってほしいもう一つのおすすめのスポットはこの地区にあるサッカースタジアム。アルゼンチン旅行をするならサッカー関係の観光地にもぜひ寄ってみたいというあなたにおすすめです。アルゼンチンとサッカーは切っても切り離せないくらい、サッカー文化は色濃く根付いています。タクシーの運転手にサッカーの話題を振ろうものならきっと話がとまらないことでしょう。

そんなサッカー大国のアルゼンチンの中でも、このラ･ボカ地区から生まれたボカ･ジュニアーズは最も人気のあるクラブチームです。ブエノスアイレスの労働者階級の人々に人気があるこのチームは南米のクラブ選手権などで沢山のタイトルを獲得してきました。もしタイミングが合えば試合観戦をしてアルゼンチンのサッカー熱を肌で体感してみてください。また試合がない日はスタジアム内を見学することもできます。

18世紀に建てられたこの大聖堂はネオ･クラシック様式の建物です。ブエノスアイレスの中にあるカトリック教会の中心地のような場所で教会内は厳粛な空気が漂っています。入場は無料なので中に入ってみることをおすすめします。パイプオルガンの音を聞きながら街の歴史を感じてみてはいかがでしょうか?

住所:Av. Rivadavia y San Martin 電話番号:4331-2845

街の名所としてぜひ立ち寄っておきたい場所の一つがこのレティーロ駅。ブエノスアイレスの中には6つの鉄道駅がありますがその中でも街の一番中心にある重要な駅です。実際に電車を利用して旅行する用事がなくても一見の価値がある観光地です。ただこの駅の周辺は犯罪などが多い危険地域と言われているので早朝や夜などは避けた方がよいかもしれません。

駅の外観はネオ･ゴシック様式の立派な建物で魅力で見る人を惹きつけます。中に入ってみると天井が高く広々としています。また歴史を感じさせるような装飾も見ごたえがあります。平日は通勤客でごった返しているので、すりなどには注意が必要ですが、雰囲気を味わうためだけでも訪れてみることをおすすめします。数々の出会いと別れの歴史を見守ってきたこの場所で新たなドラマが生まれるかもしれません。

別の観光名所はレティーロ駅を出てすぐの場所にあるこの広場。ブエノスアイレスの中で最も美しい公園の一つといわれています。この広場にはスペインから南米各国を独立するために活躍したアルゼンチン出身のサン･マルティン将軍を讃えて将軍像が建てられているので、この像を見ながら南米の歴史に思いを馳せることができます。

天気のいい日にはたくさんのカップルや子供連れの家族また観光客などで賑わう広場なので、現地の人々との交流を楽しむこともできるかもしれません。また、そのすぐ隣にはアルゼンチン空軍広場という別の公園もあり、この広場には有名なモニュメントである英国塔がそびえたっています。時間があればぜひ合わせて立ち寄ってみたいおすすめスポットです。

住所:Florida y Av. Santa Fe

旅行中に墓地に行くの?と思われるかもしれませんが、世界的にも有名な芸術的な墓地として観光名所にもなっているので、立ち寄ってみることをおすすめします。アルゼンチン人にとってお墓はとても大切で、どの場所に葬られるかによって階級が評価されます。このお墓地はブエノスアイレス最古のもので、見事な彫像や伝統的な装飾が施された観光地としておすすめの場所です。

この墓地には、歴代大統領を含め大勢の著名人が眠りについています。特に有名なのがエビータという人のお墓です。エビータは女優でもあり、大統領夫人の座を得た人としても有名で、ミュージカルなどでもその波乱に満ちた人生が語り継がれています。エビータのお墓の前には一年中花が絶えません。屋外美術館といっても過言ではないこのスポットを訪れてノスタルジックな気分を味わってください。

住所:Av. Quintana y Junín 電話番号:4803-1594

ここで紹介するのは、何か特定の物を見る目的で立ち寄る観光地というよりは、歩きながら地区全体の雰囲気を楽しんで欲しい場所です。この地区は、ラ･ボカにあった港に変わって新しく作られたブエノスアイレス港がある、おしゃれでゴージャスな場所です。港の保税倉庫を再開発して作られたこの場所はおしゃれなレストランやカフェテリアが立ち並ぶ注目のスポットで若い人をはじめとして大勢の人で賑わっています。

日本にも、みなとみらいなど、港を再開発しておしゃれな街にしている場所はいくつかありますが、ここはやはり南米の街で、日本とは違うラテンの雰囲気を味わえる場所です。ジョギングしている人や観光客、若いカップルなど大勢の人が行きかう場所ですので、もちろんスリなどには用心する必要がありますが、治安はいいので、安心して散歩できます。夜には船や橋などがライトアップされるのでおすすめです。

この地区のレストランは他の場所と比べると少し高めですが、立地条件を考えると納得です。ラ･プラタ川から吹く心地よい風を感じながらテラスなどで食事やカフェなどを楽しむことができます。またこの地区にはラ･プラタ川にちなんだいくつかの記念碑やモニュメントもあるので、のんびり歩きながらそれらの記念碑を巡ってみることもできます。

ここではブエノスアイレスにきたらぜひ立ち寄って欲しい本屋さんを紹介します。といってもただの本屋ではありません。2008年にイギリスのガーディアン紙で「世界で2番目に美しい本屋さん」として選ばれたことで一躍有名になった観光スポットです。以前劇場だった場所を改装していて、ゴージャスで贅沢な空間の中で読書を楽しむことができます。

以前劇場の舞台だった場所がカフェテリアになっているので、ここでカフェを飲みながら読書をすればいつもより集中して本を読めるかもしれません。読書が好きなあなたにはぜひ一度は立ち寄ってほしいスポットです。また3階にはミニ美術館があり絵画を楽しむことができます。また3階のバルコニーから天井を見上げると天井に描かれたフレスコ画を楽しむこともできます。まさに芸術を堪能できるおすすめの名所です。

住所:Av. Santa Fe 1860 電話番号:4813-6052

ここで紹介するおすすめの観光名所は動物園です。一見普通の動物園のように見えます。でもただの動物園ではありません。動物たちと触れ合える動物園です。といってもただの動物たちではありません。ライオンやトラなどの猛獣たちと触れ合うことができるんです。ライオンやトラと触れ合うなんて、きっと誰もが一度は子供のころ夢見たことかもしれません。それが実現してしまう夢のような場所なんです。

この動物園、実際にはブエノスアイレスの隣町ルハンにあるのですが、バス一本で行けるので、ブエノスアイレスに旅行する際には絶対行ってみたいスポットです。もちろん猛獣たちと触れ合うということで100％安全が保障されているわけではないので、自己責任になってきます。でも日本では決してできないスリリングなそして夢のような経験ができるので興味がある方はぜひ。

少し不安になったあなたにもう一言。なぜこの動物園のライオンやトラが人間と触れ合っても何も害を加えないのか。飼育員さんいわく、生まれた頃から犬を親代わりにして育てさせるので、自分の事を犬だと思っているらしいです。そして犬が人間とどう接しているのかを見て学ぶそうです。実際、赤ちゃんライオンが犬とじゃれあっている光景も目にすることができるので、説得力があります。でもあくまで自己責任でどうぞ。

住所:Acceso Oeste Km 58, Luján 電話番号:02323-435738

ブエノスアイレスおすすめの観光スポット情報はいかがでしたか?ブエノスアイレスにはその名の通り良い風が吹いています。魅力的な観光地がたくさんあります。また観光を楽しむだけでなく、明るい気質のアルゼンチン人と触れ合って友達になれます。今度の休暇に思い切ってアルゼンチンへ旅行してその風を実際に感じてみてください。人生観が変わるような素晴らしい経験ができるはずです。