久保田城は秋田市のおすすめ観光スポット！千秋公園の見どころも紹介

秋田県･秋田市に位置している千秋公園内に、久保田城があります。現在、城跡となっている久保田城は、いくつかの特徴を持つ城跡で、国内外から注目を集めています。今回は、久保田城や千秋公園にスポットを当ててみました。久保田城の特徴や歴史、千秋公園の見どころもご紹介します。

秋田･千秋公園は、秋田駅から近く、徒歩で移動することができるくらいの距離にあります。移動時間は10分ほどで、秋田駅からお散歩するくらいの距離です。車の場合ですと、秋田中央インターチェンジから15分ほどの移動で済むので、アクセスしやすい場所に位置しています。

千秋公園は、久保田城の城跡を整備した公園です。城跡を眺め、公園内を歩き、自然の中を散策すると、気持ちも落ち着いてきます。四季によって様々な顔を見せてくれる千秋公園は、秋田の観光スポットとして人気が高い場所でもあります。見どころの多い公園なので、人々が絶えず訪れる癒しスポットです。

千秋公園は、四季折々の顔を見せてくれるので、見どころ満載の公園として、注目を集めています。訪れる方は、国内の方だけではなく、海外からもたくさんの方が訪れます。歩いているだけでも心地良いとの声がたくさん聞かれる公園です。ゆっくりと散歩をしたい方が、朝から何人も訪れています。

平安時代の末期には平家側の大名となり、一部からは疎まれることもありましたが、鎌倉時代には、武勲を上げ、地位を確立し、戦国大名まで地位を上げたと言われています。関ケ原の合戦で、2万騎以上の兵力を動員したとされ、大名の中でもトップクラスになるほどでした。その後、常陸54万石から、20万石に減封されました。

石田三成と通じていたとされたとも言われ、中立を保った罰が、秋田へ転封となったと言うことです。その後、佐竹氏は、秋田藩を統治したということもあり、知名度はあまり無いものの、平安時代から第一線で活躍した名門のある家柄です。江戸時代を乗り切った大名がほとんどないため、歴史上、大変珍しい存在となっています。

周辺の大名と姻戚関係をつなぎ、周辺に大きな影響力を与える力を持っていたとされている佐竹氏の歴史は長く、上杉家とは古い血縁関係もあったとも伝えられています。様々な場所で名を上げ、周辺に影響を与えた佐竹氏は秋田へと移りましたが、秋田から移転することがなく、明治天皇に譲渡するまで、秋田藩を統治したと言うことです。

佐竹氏の居城となっていた久保田城は、神明山の丘陵に建てられ、40mほどの山には頂が3か所と3段の平地を上手く使って、最小限の労力で建築したと言われています。二重隅櫓と御出書院が立てられました。明治維新があった1880年に大火が原因で、建物のほとんどが焼失し、御物頭御番所だけが残りました。

久保田城の大きな特徴は、石垣をほとんど使わないで、土塁が使われているのが特徴です。堀はありますが、天守と三重櫓が無い、とても質素な城となっておりました。久保田城の特徴となっている、石垣を使わずに土塁となった背景は、いくつかの理由があるようです。

減封となったため、財政が厳しかったと言うことが理由とされています。他の理由として、徳川幕府への配慮があったものだとも伝えられています。石垣作りに精通した方がいなかったとも言われていますが、本当の理由としてささやかれているのは、義宣が、土塁の築城が得意であったと言われているようです。

久保田城内で、焼失せずに残った建物が、御物頭御番所(おものがしらごばんしょ)で、藩時代の唯一の建物を見ることができます。秋田市の指定文化財とされています。御物頭御番所は、門の開閉や警備、火災が起こった時の消火のために動いていた方のために建てられて詰め所のような場所です。

久保田城は、土塁のみが残り、城跡が残っている状態でありましたが、残った文献や資料などを調べ、発掘調査等で分かった建物の一部が復元されています。表門は2度の火災にあったため、現在の表門は復元されたものです。大隅櫓も復元されたもので、史料館となっています。

久保田城大隅櫓内は、歴代の藩主の功績が記されている史料館で、久保田城の模型、書物が展示されています。展望台室もあり、4階へ上がると、城内の緑や秋田市内を一望でき、天候が良い時は、男鹿半島なども眺めることができます。秋田の絶景を見ることができるのでおすすめです。

久保田城大隅櫓を観覧することができる時間は、9時から16時30分までとなっています。市立小中学校の夏季休業日になると、9時から17時までに変更となります。観覧料は一般の方100円で、高校生以下は無料で観覧することができます。20名以上の団体になると、観覧料は80円となります。

大隅櫓は、見張り場や武器の保管庫としての役目があったたてものです。休館日は少々長く、12月1日から翌年3月31日までとなっています。冬季期間は観覧できないので、春から秋までの間に観覧することをおすすめします。翌月の4月になると観覧することができるようになります。

久保田城二の丸には、佐竹資料館があります。大隅櫓でも佐竹氏の功績が紹介されていますが、佐竹資料館でも、資料の展示や秋田の藩政時代の事が紹介されています。大隅櫓とともに、観覧されてはいかがでしょうか。観覧料は一般の方100円、高校生以下は無料となります。200円で大隅櫓共通の年間パスポートも発行できます。

千秋公園では、四季によって、見どころが違ってくるので、一年中、自然を楽しめるスポットでもあります。春はたくさんの桜が咲き誇り、公園をピンク色に染めていきます。桜の花を愛でるために、たくさんの方が訪れます。散策はもちろんのこと、桜の木の近くで写真を撮る方、お花見やピクニックに来る方も多い公園です。

季節が移り変わると、今度はツツジが見頃を迎えます。その数は2600株以上もあり、ツツジは美しく咲きます。多種類のツツジが咲く季節には、ツツジまつりも開催され、夜間のライトアップでは、日中と違う雰囲気のツツジを感じることができます。お堀端と胡月池周辺に咲いています。

秋には紅葉が季節の移り変わりを教えてくれ、少しずつ冬に向かいます。紅葉の色づき始めは10月中旬から、紅葉の見頃は11月上旬が例年に見頃です。公園内の様々な場所で紅葉を楽しめます。紅葉の見どころスポットとして人気があるのは、久保田城御隅櫓辺りです。お堀の中の蓮の花や、雪景色となった公園内も素敵です。

久保田城跡に鎮座している八幡秋田神社です。八幡秋田神社は、秋田藩を統治した初代藩主の佐竹義宜宣をお祀りするために建てられた神社です。公園内を散策し、歴代の藩主を参拝するもの良いものです。八幡秋田神社のご利益は、厄除け･交通安全があります。結ぶと鳩みくじがかわいいと評判が良いです。

久保田城跡には、彌高神社があり、胡月池近くに鎮座しています。お祀りされている神様は、学問の神様だということで、受験を控えている方が参拝に訪れます。慣れ親しんでいる公園の神社で結婚式を挙げる方、人生の岐路に立つ方も参拝に訪れます。人生を結ぶことで縁結びの神社としても広まっていったようです。

広い敷地を持つ千秋公園ですが、駐車場が極端に少ないので、公園へ訪れる前に駐車場の確保が先になることを念頭に置きましょう。千秋公園の駐車台数は、14台とかなり少ないのです(有料)。朝早くから千秋公園駐車場を目指して来るか、公園の周辺で有料駐車場を探すか、どちらかになります。

リパークやタイムズ、立体駐車場など、様々な駐車場があります。数十か所の有料駐車場がありますが、車両の大きさによっては、入庫制限がある駐車場もありますので、事前に確認をしておくことをおすすめします。千秋公園の駐車場が、すぐにいっぱいになることを見越して、最初から有料駐車場を探す方が多いです。

秋田県･久保田城と千秋公園をご紹介しました。整備された千秋公園内には、城跡や久保田城御隅櫓、彌高神社もあり、広い公園内をゆっくりと散策しながら、気持ちを落ち着かせることができるスポットとして人気がある千秋公園。秋田へいらした際に、千秋公園にも足を運んではいかがでしょうか。