鹽竈神社(宮城)は桜の名所・パワースポットとしても有名!ご利益やアクセスは?

2019年6月10日 (2019年9月1日最終更新)

鹽竈神社は日本三景の一つである松島にあり、陸奥国一宮という格式の高い神社です。またここにしかない鹽竈桜という桜も有名で、お花見を楽しむ方も多いです。鹽竈神社のアクセスやご利益、御朱印情報や鹽竈桜の見頃などについて紹介します。

目次

  1. 鹽竈神社とは?
  2. 鹽竈神社の特徴や魅力
  3. 鹽竈神社の見どころ
  4. 鹽竈神社のご利益・御朱印
  5. 鹽竈神社の基本情報
  6. 鹽竈神社の周辺観光スポット
  7. 宮城県のパワースポット鹽竈神社へ行こう!

鹽竈神社とは?

日本三景の一つに数えられる松島観光に行ったとき、神社に参拝したという方もいらっしゃるでしょう。その神社が鹽竈神社なのですが、実はこの神社そのものがすごいパワースポットであり、ご利益が期待できる神社です。そんな鹽竈神社の見どころやアクセスなどについて紹介します。

宮城県塩竈市一森山にある神社

鹽竈神社があるのは塩釜港に突き出した一森山の尾根上になります。この塩釜港は古くは千賀ノ浦と呼ばれる古代の国府津(国府の外港)で、松島湾の入り組んだ入り江の一つです。住所でいうと宮城県塩釜市一森山となります。

国府の外港と言いましたが、この地には奈良時代に陸奥国府多賀城が置かれ、11世紀中ごろまで東北地方の政治、軍事、文化の中心としての役割を果たしていました。鹽竈神社はそんな陸奥国の一宮としてこの地域の精神的支柱の役割を果たしたと言われています。

鹽竈神社の最寄り駅:JR本塩釜駅

鹽竈神社に行く場合の最寄駅はJR「本塩釜」駅です。アクセスについては後で詳しく紹介しますが、本塩釜駅からタクシーもしくは徒歩でのアクセスとなります。

駅からアクセスする場合なのですが、表参道の方に行くか、東参道の方に行くかで所要時間が変わります。東参道の方は半分の時間で到着できるのです。それなら東参道の方に行けばいいのか、と簡単にいかない理由は後で詳しく紹介します。

鹽竈神社の特徴や魅力

鹽竈神社は武甕槌命と経津主神が東北を平定した際に、この神様を先導した塩土老翁神がこの地で製塩を教えたことに始まるといわれます。820年の「弘仁式」に「鹽竈神」と出ており、これが初見と言われます。そして中世から近世にかけては藤原氏、伊沢氏、そして伊達氏の崇敬を集め今に至るのです。

桜の名所:国の天然記念物「鹽竈桜」

特に神社への信仰がないという方でもよく知られているのが桜です。日本には桜の名所はたくさんありますが、鹽竈神社にある桜は「鹽竈桜」と言い、なんと国の天然記念物に指定されているのです。

後で詳しく紹介しますが、この鹽竈桜はふつうのソメイヨシノとは違います。シオガマザクラという八重桜の一種で、なんと平安時代に遡るとされています。現在では宮城県塩釜市の木にもなっています。

江戸時代中期の価値が高い神社建築として評価

鹽竈神社は2002年に、社殿14棟と鳥居1基が国の重要文化財に指定されています。現在の社殿は1695年から9年の歳月をかけて造られ、1704年に竣工しています。

この社殿を造り始めた時の藩主である伊達綱村は、その前に日光東照宮の改修を命ぜられた時に自ら現地に赴くなどしていました。その事業が済んだ後でその職人たちを呼びよせてこの社殿を造営したと言われます。日光東照宮に様式や彫刻が似ているそうです。

パワースポット:男坂と呼ばれる表参道

先ほど、最寄り駅である本塩釜駅からのアクセスのところで、東参道のほうが近いと述べました。ところが実は表参道は鹽竈神社のパワースポットとしてよく知られている場所で、駅から遠くてもこちらを目ざすという方が多いのです。

実は表参道は別名表坂もしくは男坂、東参道は裏坂と言います。男坂という名前でわかるように、本来は健脚な男性が参拝する場合に使う坂なのです。この参道を使うとパワーがつくと言われているので、ぜひチャレンジしてみましょう。どんな参道なのかは後で紹介します。

鹽竈神社公式サイトで最新情報を発信

宮城県外など遠方からアクセスしようと考えている方にとってとてもありがたいのは、鹽竈神社には公式サイトがあり、最新情報が発信されているということです。神事などの行事がいつ、どのような形で行われるのか、またそれに伴って交通規制などはあるのかなど、前もって知っておきたい情報がたくさんです。

ですから、鹽竈神社そのものに参拝に行く場合はもちろん、松島観光や宮城観光に行くという場合でも、これを確認して、鹽竈神社を加えるかどうかを決めることもできます。参拝を考える方にとても親切な神社と言えるでしょう。

鹽竈神社の見どころ

それではここまで述べた中から、鹽竈神社の見どころとしておすすめのところをもう少し詳しく紹介していきましょう。なんといっても陸奥国一宮ということもあって、鹽竈神社には見どころが多く、また知っておくとよりそのすごさがわかるというものもあります。そのあたりを紹介していきます。

202段の石段

まずは先ほどパワースポットとして紹介した男坂です。先ほどここを登るとパワーがつくと言いましたが、それもそのはず、この男坂はなんと202段の石段があるのです。しかも意外と傾斜がきついため、まさに健脚の方でないとしんどいかもしれません。登ってから坂を見下ろすとそのすごさがよくわかります。

そこまで足に自信がないという方は神社の駐車場の方から境内に入ることもできます。こちらのルートは「女坂」とも呼ばれており、その名の通り足の弱い女性でも参拝ができるくらいの緩やかな石段を登るようになっています。

総本社

境内に入るといよいよ社殿に行きつきます。鹽竈神社の社殿は不思議に感じることがたくさんあります。まず唐門を入ると目の前にあるのが左右宮拝殿、向かって右手に別宮拝殿があります。ふつうの神社なら主祭神が目の前に祀られているのですが、鹽竈神社の主祭神は別宮拝殿に祀られているのです。

これは仙台城および仙台藩を護ることに関係するからです。まず左右宮拝殿に祀られているのは鹿島、香取の宮です。この神様たちは仙台藩主伊達家の守護神で、仙台城の方角を向いて祀られています。ですから伊達氏は仙台城から鹽竈神社を遥拝することができます。

そして主祭神である塩土老翁神は別宮拝殿に祀られ、松島湾を背にして西向きに建ちます。こちらは海難を背負ってもらえるように松島湾、つまり海に背を向ける形で建っているというのです。別宮の「別」とは「スペシャル」という意味だそうです。

またもう一つ珍しいのは、それぞれの拝殿の奥に御祭神を祀る本殿があるのですが、普通の神社は本殿のほうが荘厳な造りになっていますが、鹽竈神社の場合、本殿は檜皮葺、素木仕上げ、拝殿が銅板葺、朱漆塗りとなっています。

本殿はその建築様式などから京都の賀茂社を参考にしていると言われ、素木仕上げも全国の著名な神社の造りに沿っていると言われます。一方拝殿のほうは朱のもつ魔よけの意味のほか、江戸時代に法蓮寺という神宮寺があったために僧侶の場と神職の場を分けるためとも言われます。

ちなみに、先ほど社殿ができるのに9年かかったと述べました。実はこの間に領内で天候不順による不作が続き、さらには仮殿が火災に遭うという事件が起こりました。そのため、工事を始めた伊達綱村が45歳で隠居するまでに終えることができず、跡を継いだ伊達吉村が完成させたのでした。

鹽竈桜

宮城県塩釜市の木であり、鹽竈神社の社紋にもなっている鹽竈桜は、先ほど述べたように八重桜の一種です。八重桜と一口に言っても、鹽竈桜のすごいところは花弁が約40片もある大輪だということです。それだけに花のボリュームもすごく、とても豪華な花です。

鹽竈桜は八重桜であり、しかも宮城県ということで、桜の見ごろは遅めです。だいたい4月下旬ごろが目安となるでしょう。このあたりの時期になると宮城県を含む東北各地に桜前線がやってきて、桜の名所はにぎわいますが、ここにも多くの花見客が訪れます。

もともと鹽竈桜は既に堀河天皇の和歌に出てくるほどで、平安時代には既にあったと考えられており、古くから著名な桜でした。1940年には早くも天然記念物に指定されたほどだったのです。ところがその後高齢のため枯死し、いったんは天然記念物指定が取り消されます。

しかし枯死する直前、鹽竈神社の庭師が接ぎ木を行っており、それが生き残ります。京都の桜研究家の指導のもと苗木の育成が行われ、鹽竈桜は見事に生き返りました。1987年、この苗木のうちの31本が天然記念物に再指定され、現在に至るのです。

Shiogama hanamatsuri 2鹽竈(塩竈)神社はパワースポット!塩竈桜が有名な神社を徹底解説! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
宮城県の鹽竈神社(塩竈神社)は古くから多くの人々に崇められてきた由緒ある神社です。国の天然記...

鹽竈神社のご利益・御朱印

それでは次に、鹽竈神社のご利益と御朱印について紹介します。先ほど少し触れたのですが、鹽竈神社の主祭神は塩土老翁神という、ちょっと珍しい神様です。どんなご利益があるのでしょうか。また近年の御朱印ブームで、どのような御朱印が授与されるのか知りたいという方も多いかもしれません。

海上安全・大漁祈願・安産守護などのご利益

主祭神の塩土老翁神の「しおつち」は「潮つ霊」「潮つ路」から来ていると言われます。そのため潮流をつかさどる、航海の神様と言われます。実際記紀神話に出てくる時、この神様は登場人物に情報提供をしてとるべき行動を示しています。

このことから鹽竈神社は航海に関するご利益があるとされ、海上安全や大漁祈願などに特にご利益があると言われています。ですから漁業に携わる人にとっては見逃せないご利益があり崇敬される神様なのです。

また、一緒に祀られる鹿島の宮(武甕槌神)、香取の宮(経津主神)は、塩土老翁神に先導され諸国を平定し、鹽竈にやってきました。二人は去っていきましたが、塩土老翁神はこの地に残り、塩の作り方や漁業を教えたと言います。

そのため、鹽竈神社ではお守りとして安産などのほかに大漁旗や海上安全なども授与しています。進むべき道を教え、海の安全を守る鹽竈神社は、周囲の人々を護るご利益が期待できる神様として信仰を集めているのです。

どのような御朱印なの?

鹽竈神社の御朱印について紹介する前に、鹽竈神社にはもう一つ神社が鎮座しています。志波彦神社というのがその神社です。もともとここには鹽竈神社だけがあったのですが、明治時代になり、志波彦神社が境内に遷座したのです。

志波彦神社はもともと冠川河畔に降臨された志波彦神を祀る神社です。しかし中世には衰微し、1675年には岩切村にあった牛頭天王社に合祀されていました。それが明治時代になり、国幣中社に列せられたことで社殿を造営しようという機運が起き、そこでここに遷座したのです。

そういう経緯があることから、鹽竈神社では志波彦神社の御朱印と両方を見開きでいただくことができます。同じ境内にあるわけですからぜひ両方参拝し、御朱印とご利益をいただくとよいでしょう。

さて、鹽竈神社の御朱印から紹介します。鹽竈神社の御朱印は「奥州一ノ宮」「鹽竈神社」の御朱印が中央に捺され、中央に大きく「一之宮」と揮毫がされます。一方志波彦神社の方は「延喜式内名神大社」「志波彦神社」の御朱印と「東北」もしくは「陸奥国」という揮毫があります。

「延喜式内名神大社」というのは「延喜式神名帳」という書物にあるもので、当時日本にあった2861社の中でこのランクに該当するのはわずか225社しかありません。それだけ朝廷からの崇敬も篤く、特別な神社であったことになります。

なお、鹽竈神社にはオリジナル御朱印帳もあります。格式高い志波彦神社をあらわす薄紫の地に、国の重要文化財となっている御社殿と鹽竈桜が刺繍された上品なデザインで、性別、年齢層を問わず持ちやすいものです。御朱印巡りをしている方にはおすすめです。

鹽竈神社の基本情報

それでは、鹽竈神社の基本情報として、アクセスや開門時間などについて詳しく紹介します。アクセスについては先ほど最寄り駅を紹介しましたが、車でのアクセスを考えている方のために、最寄りICや、確認しておきたい駐車場情報などについても合わせて紹介しましょう。

最寄り駅から鹽竈神社へのアクセス

まずは公共交通機関を利用してアクセスする方法です。先ほど紹介したように、鹽竈神社の最寄駅はJR仙石線「本塩釜」駅です。東北本線の「塩釜」駅からもアクセスできますが、こちらは本塩釜駅よりも距離があります。

本塩釜駅からのアクセスですが、基本的には徒歩となります。しかし、本数は少ないのですが、バスでのアクセスも可能です。使うのは「しおなび100円バス」というバスです。このバスの南まわりに乗車すると、本塩釜駅から塩釜駅を経由し、鹽竈神社まで行くことができます。

その名の通り100円で乗れますし、帰りは北まわりに乗車すればいいのでわかりやすくていいのですが、1時間に1本しかありません。ですから利用する場合は時間を確認してうまく計画をたててください。

鹽竈神社の電話番号・開門時間

次に鹽竈神社の電話番号と開門時間です。鹽竈神社が開門している時間は5時から20時までと、かなり長い時間となります。ただ、御朱印や祈祷などをお願いする場合の受付時間は9時から16時30分となっているので、こちらに合わせて行きましょう。

また、質問や問い合わせなどがある場合は、電話での問い合わせとなります。電話番号は022-367-1611となります。基本的には祈祷などの受付時間にあわせて電話するとよいでしょう。

駐車場情報

鹽竈神社に車でアクセスするという場合は三陸自動車道「利府中」IC、「利府塩釜」IC、「仙台港北」ICが最寄りとなります。ここから約10分から15分で鹽竈神社までアクセスすることができます。鹽竈神社は宮城県内でも観光スポットとして知られる松島にありますが、駐車場はあるのでしょうか。

実は鹽竈神社は駐車場がとても広いので、車でのアクセスに便利な神社です。境内の東側から北側にかけて参拝者専用の駐車場が4ヶ所もあるのです(うち1つはバス専用)。合計300台が収容できる駐車場です。

これだけ収容台数が多い駐車場があるため、桜の時期など混雑が見込まれる時期でも駐車場が利用できる可能性は高いですし、日常ならばのんびり参拝しても駐車場の心配はいりません。ぜひ安心して駐車場を利用して参拝することをおすすめします。

鹽竈神社の周辺観光スポット

最後に鹽竈神社の周辺観光スポットを紹介します。まず、鹽竈神社には博物館があり、そこには鹽竈神社所蔵の武具や古文書、主祭神のご利益にかかわる塩業や漁業に関する展示などがあります。こちらも見学するとより鹽竈神社への理解が深まります。

また、鹽竈神社のあるあたりは、最初に述べたように日本三景の一つ、松島です。松島は宮城県内でも代表的な観光地ということで、観光スポットも多く、また遊覧船を利用して海から景色を楽しむこともできます。鹽竈神社参拝と組み合わせてみてはいかがでしょうか。

Original日本三景とは?松島・天橋立・宮島の絶景と観光スポットもまとめて紹介! | 旅行ガイドTravelNote[トラベルノート]
皆さんは、日本三景はすぐに頭に浮かぶでしょうか。そうです、松島と天橋立、宮島です。どこの日本...

宮城県のパワースポット鹽竈神社へ行こう!

陸奥国一宮である鹽竈神社はパワースポットとして古くから知られ、信仰を集めてきました。見どころも多く、電車でのアクセスもよいですし、車の場合も駐車場が広いため、手軽に参拝に行くことができます。春の鹽竈桜とともにぜひ鹽竈神社のご利益をいただきに行ってみませんか。

関連記事

2237.thumb
この記事のライター
よしぷー
青森出身、京都在住の歴女です。歴史が感じられる場所を旅するのが好きで、寺社巡りや博物館巡りを楽しんでいます。

TravelNoteの公式SNSをフォロー

公式SNSではおすすめの特集記事やトレンドを発信中!こちらもチェックしよう!

Instagram logoInstagramをフォローLine友達登録する