日本三景とは？松島・天橋立・宮島の絶景と観光スポットもまとめて紹介！

日本三景は、誰もが一生に一度は訪れてみたい景勝地ではないでしょうか。日本三景は、みなさんもご存知のように、広島県の宮島と京都府の天橋立、宮城県の松島になります。どこも甲乙つけがたい景勝地です。海に囲まれた日本ということもあり、日本三景はすべて海岸にある景勝地です。日本三景へのアクセスや絶景、観光スポットをご紹介します。

日本三景について少し詳しくお話をしていきましょう。日本三景の歴史を紐解いてみると、なんと江戸時代の初めまで遡ります。儒学者であった林春斎という人が、全国を行脚する中で心に焼き付いた3つの場所を日本三景として、「日本国事跡考」に記述した時から、松島と天橋立、宮島は日本人の心のよりどころとして伝えられてきました。

日本三景である松島も天橋立も宮島も、海に囲まれた景勝地にあるということもあり、海との絶景コラボを楽しめるスポットとしても人気が高いです。今も昔も変わらぬ絶景を見せてくれています。島国である日本の独特な風景は、海外の絶景とは一味も二味も違う侘び寂びも併せ持った絶景を楽しめるのでおすすめです。

江戸の時代よりもさらに時代を遡った時から、きっと、その地域の信仰や心のよりどころとして伝えられてきた日本三景は、古代の人により詩が詠まれてきた場所でもあります。人間がかたどることのできないその美しい景観は、きっと神様から我々へのプレゼントではないでしょうか。そんな日本三景をひとつひとつ詳しくご紹介します。

日本三景のひとつである広島県の宮島は、宮がある島ということで宮島と言われています。安芸の宮島とも言われることも多いです。また、厳島神社があることから厳島とも呼ばれています。古代から神が住む島、海は神の通る道として信仰されてきた島です。平安時代に平清盛の庇護のもと、その権威を大きくしていったと言われている厳島神社があります。

皆さんもご存知の通り、日本三景の中では唯一、世界遺産に登録されている日本三景でもあります。信仰深い日本人の心のよりどころとして、今も昔も変わらぬ荘厳な雰囲気がある日本三景です。四季折々の景観を楽しめる宮島は、日本人としては一度は訪れて、目に焼き付けたい絶景がそこにはあります。世界遺産ということで観光スポットも多くおすすめです。

日本三景のひとつである宮島へのアクセスですが、まずは車でのアクセスですが、山陽自動車道の大野ICや廿日市ICまでアクセスして、フェリー乗り場の宮島口へとアクセスします。フェリー乗り場の宮島口からは、フェリーでおよそ10分で宮島へアクセス可能です。高速船では、広島港より高速艇でおよそ22分でアクセス可能です。

電車でのアクセスですが、JR宮島口から徒歩5分で、広島電鉄宮島口から徒歩1分でフェリー乗り場へアクセスして、フェリーでおよそ10分でアクセスできます。フェリーは、JR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船が宮島までの運行をしています。宮島松大汽船ですと、宮島まで大人往復360円で、子供往復180円でアクセス可能です。

日本三景のひとつである宮島は、四季折々の景観を楽しめる日本三景としても知られ、いつ行っても荘厳な雰囲気を楽しめるのでおすすめです。冬の時期に曇りで今にも雨が降りそうなときにもさえ、厳かな気持ちにさせてくれるのが、ここ宮島です。そんな宮島の絶景を楽しめるポイントやスポットをご紹介しましょう。

世界遺産でもある宮島で、絶景の時間帯は、やはり夕方から夜にかけてではないでしょうか。夕方に日が落ちて周りがオレンジ色に染まるころ、神も眠りにつくためにこの島へと戻ってくるかのような雰囲気を味わえます。夕陽で朱色に染められた鳥居と海はまさに絶景ここにありです。もうひとつは、原始林のある弥山からの海の絶景もおすすめです。

日本三景の宮島でおすすめの観光の1つ目は、広島ベイクルーズ銀河です。広島ベイクルーズ銀河は、広島港を出発して、日本三景である宮島を海の上から楽しめるちょっと贅沢な観光です。船の上でランチやディナーを楽しめるので、宮島観光にもおすすめです。お子様用のランチやディナーセットもあるので、子連れでも楽しめます。

広島ベイクルーズ銀河の船上では、銀河ブリッジの見学もできるので、子供も大喜びです。また、船上のデッキからお参りができるように、宮島厳島神社の大鳥居沖で船を停泊してくれます。ディナークルーズでは、ウェルカムドリンクで始まり、ピアノなどの生演奏を楽しめたり、ライトアップされた宮島大鳥居を楽しめるのでおすすめです。

日本三景の宮島でおすすめの観光の2つ目は、人力車えびす屋宮島です。人力車えびす屋宮島は、今や人気観光スポットには必ずと言っていいほどあるのでおなじみにはなっていますが、やはり日本古来の文化に触れる観光スポットでは特に、この人力車はおすすめです。宮島の歴史を知り尽くした俥夫の話もまた面白いです。

人力車えびす屋宮島は、面白系の方から歴史好きの方まで俥夫さんの個性もあり観光の思い出に彩を加えてくれることでしょう。また、地元出身の方の街並みや歴史の話は、とても興味があります。宮島の桟橋から厳島神社への一区画でしたら、おひとり3000円で、2名で4000円ととてもリーズナブルなので、ぜひご利用ください。

日本三景のひとつである天橋立は、その言葉通り天への上がる橋のようにと古代からたとえられてきました。自然が作り出す造形美とは、なんと美しいことでしょうか。この天橋立は、天へと昇っていく昇り龍として、地元でも昔から信仰されて、古代から詩にも詠まれてきました。天橋立は、古代の人から現代人へと大切に継承されてきた神聖な場所です。

天橋立には、5000本にものぼる松が生い茂り、それがまた、人の手によるものではないというのですから驚きです。ここ天橋立も神様からのプレゼントと思わずにはいられないほどの絶景がここにはあります。四季折々の景観を楽しめることから、四季を通してたくさんの観光客が訪れる場所でもあります。

日本三景のひとつである天橋立へのアクセスですが、車では京都縦貫自動車道の宮津天橋立ICからおよそ10分ほどでアクセスが可能です。近隣には、智恩寺駐車場や市営天橋立駐車場などの有料駐車場もあります。電車でのアクセスですが、京都丹後鉄道の天橋立駅から徒歩5分ほどでアクセスできます。

天橋立へとアクセスしたら、次はどのビュースポットで天橋立の絶景を楽しむかを考える必要があります。もっとも有名なのは、「飛龍観」と呼ばれる天に舞う龍が如く美しい絶景を楽しめる「天橋立ビューランド」です。天橋立ビューランドでは、リフトも完備されていますので、楽々山頂まで行くことが可能です。

日本三景のひとつである天橋立の絶景ポイントは、3か所ほどあるのはご存知でしょうか。ひとつはもっとも有名な旅行パンフレットには必ずと言って表紙を飾るこちら天橋立ビューランドからの絶景です。ここからは、それはもう、龍が天に舞うような絶景を楽しめます。2か所目は、天橋立を北側から眺めれる傘松公園です。

傘松公園からは、天に昇る龍のように見える絶景スポットです。また、ここからは「股のぞき」といって、股の間から天橋立を覗くと天地が逆転したように見えるスポットとしても人気です。最後の1か所は、雪舟が室町時代に描いたと言われる国宝の「天橋立図」が似ていると言われている天橋立雪舟観展望休憩所です。

日本三景の天橋立でおすすめな観光の1つ目は、天橋立観光船です。天橋立の観光で、海上移動として便利に利用できるのが天橋立観光船です。桟橋は、宮津桟橋と天橋立桟橋、一の宮駅と3か所あり、天橋立近隣の観光に便利に利用できるのでおすすめです。各桟橋付近には、駐車場も完備されていますので、車での観光でも利用可能です。

天橋立観光船は交通だけでなく、海から松が生い茂る天橋立を見るのもおすすめです。天橋立桟橋の周辺観光スポットは天橋立ビューランドや智恩寺で、一の宮駅周辺の観光スポットは傘松公園や元伊勢籠神社、宮津桟橋周辺にはショッピングセンターミップルなどがあります。夕刻になるとオレンジ色に染まった空を背景に天橋立を見ることもできます。

日本三景の天橋立でおすすめな観光の1つ目は、天橋立ホテルです。天橋立ホテルは、一人旅も歓迎なホテルで一人旅用のプランも用意されています。宮津燈籠流し花火大会のプランは夏には、最高の思い出になるのではないでしょうか。赤ちゃんグッズの無料貸し出しも行っていますので、子連れファミリーにもおすすめです。

天橋立ホテルは、宿泊だけではなく日帰りで温泉大浴場と昼食がセットになったプランもあり、おすすめです。天橋立の観光の合間に温泉と昼食を楽しめるので人気があります。和食会席から京風弁当、フレンチコースまでプランがあります。足湯の設備もあり、足湯に浸かりながら、目の前の天橋立を眺めることのできるリゾートホテルになります。

日本三景のひとつである宮城の松島は、宮城県の松島湾に浮かぶ大小合わせて260余りにも及ぶ島々のことです。ここ松島の島々の造形もまた、神のいたずらとしか思えない美しい景観を楽しむことができます。大小それぞれの島は、長い年月をかけて海水による浸食を受けて、実に様々な形をした島々を見ることができます。

大小ある島々の中で、千貫島は一本松が立っていて、あの戦国武将であった伊達政宗お気に入りの島だったと言い伝えられています。そのほかにも、見た目の形がカエルのかえる島や有名な仁王島などがあります。また、松島は月見の名勝としても有名で、伊達政宗をはじめ、松尾芭蕉も松島での月見を楽しんでいたようです。

宮城の松島へのアクセスですが、車では三陸自動車の松島海岸ICからおよそ5分で、東北自動車道の大和ICからはおよそ30分の場所にあります。盛岡方面からは仙台北部道路の利府JCTを経由して松島海岸へとアクセスします。松島海岸の遊覧船乗り場付近には、有料駐車場も数多くあるので、車での観光も問題ありません。

松島への電車でのアクセスですが、東京方面や盛岡方面からは東北新幹線を利用して、仙台駅までアクセスしてJR東北線で松島駅までアクセスするか、JR仙石線で松島海岸駅までアクセスする方法があります。松島観光で利用する観光船乗り場へは、JR松島駅からは徒歩15分で、JR仙石線の松島海岸駅からは徒歩5分ほどの場所にあります。

日本三景のひとつである松島の絶景ビューポイントはいくつもありますが、その中でももっとも有名な4つのビューポイントが、「松島四大観」として知られています。すべてを回るには、車で回ることが必要になります。レンタカーを借りて回るのもいいかもしれません。それだけの価値のある景観を楽しめます。

もっとも有名なビュースポットは、大高森という標高100メートル越えの場所からの眺めです。ここは、前を遮るものもないため、松島の絶景を一望できるのでおすすめです。そのほかには、朝日を眺めるのにぴったりな「扇谷」、富山観音のある富山展望台、多聞山にある毘沙門堂からの眺望などがあります。

日本三景の松島でおすすめな観光は、松島さかな市場です。松島さかな市場は、松島近郊で獲れる新鮮な魚介類を楽しめる市場として、地元の人からも観光客にも人気のスポットです。松島名物である牡蠣を焼きガキ食べ放題ができることで有名な市場です。その場でどんどんと焼かれる牡蠣を思う存分楽しめるのでおすすめです。

松島さかな市場は、焼きガキだけでなく、牡蠣丼や焼きガキ、カキのスープなどのセット定食や鮪あぶり漬丼、鮪大漁丼、上まぐろ寿司、海鮮ちらし丼などの海鮮料理のほかに、まぐろ担々麺などの変わり種のラーメンも楽しめます。また、松島かきバーガーやめかじきメンチかつバーガーもあるので、子供連れファミリーにもおすすめの観光スポットです。

日本三景である、松島や宮島、天橋立のアクセス方法や観光スポットなどをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。松島も宮島、天橋立、どの日本三景も神の島、日本を体感できる観光スポットです。島国にっほんの海の絶景を思う存分堪能できます。一生に一度は、ぜひ、日本三景を訪れてみてはいかがでしょうか。